トルコのエルドアン大統領「世界の有力な勢力がシリアの石油を採掘し、シリア北部に帰化することなる難民のためにその収益を費やさねばならない」(2019年12月17日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、スイスのジュネーブで開催(16~18日)されているグローバル難民フォーラムに出席、米主導の有志連合が占領を続けるシリア北東部の油田に関して、「世界の有力な勢力がシリアの石油を採掘し、シリア北部に帰化することなる難民のためにその収益を費やさねばならない」と述べた。

エルドアン大統領はまた「テロリスト(クルド民族主義勢力のこと)がシリアで支配している油田の石油をともに採掘しよう。テロから解放された地域で、住宅ユニット、学校、病院の建設プロジェクトを実行しよう。我々はこれらの地域に難民を帰化させる…。我々は「樽爆弾」から逃げてくる人々に対して門戸を閉ざすことなどできない。なぜなら彼らは人間だからだ」と付言した。

アナトリア通信(12月17日付)が伝えた。

AFP, December 17, 2019、Anadolu Ajansı, December 17, 2019、ANHA, December 17, 2019、AP, December 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 17, 2019、Reuters, December 17, 2019、SANA, December 17, 2019、SOHR, December 17, 2019、UPI, December 17, 2019などをもとに作成。

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