トルコ軍はシリア・ロシア軍の攻勢が続くイドリブ県、アレッポ県に戦車、兵員輸送車など300輌以上からなる増援部隊を派遣、ロシア軍が車列近くを爆撃(2020年2月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の戦車、兵員輸送車など約40輌からなる車列がカフルルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に入った。

車列はアレッポ県アレッポ市西部に向かった。

これに対して、ロシア軍戦闘機は、車列が近づいたアレッポ県カフル・ハラブ村近郊を爆撃した。

トルコ軍はこの車列以外にも、4度にわたって大規模な車列をカフルルースィーン村からシリアに進入させ、派遣された車輌は320輌あまりとなった。

増援部隊はアレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路沿線に設置されているトルコ軍監視所などに向かったという。

AFP, February 2, 2020、ANHA, February 2, 2020、AP, February 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2020、Reuters, February 2, 2020、SANA, February 2, 2020、SOHR, February 2, 2020、UPI, February 2, 2020などをもとに作成。

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