ミクダード外務在外居住者副大臣「トルコの行為はアスタナ・プロセスとソチ合意と明らかに矛盾している」(2020年2月4日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、イドリブ県に進入したトルコ軍部隊をシリア軍が砲撃し、多数が死傷したことに関して、「トルコの行為はアスタナ・プロセスとソチ合意と明らかに矛盾している」と非難した。

ミクダード副大臣は「シリア領内へのトルコ軍の進入はアダナ合意への違反でもある。トルコ政府は、シリア領にこのように進入することを認めていないこの合意を遵守していない…。国際法はいかなる国であれ他国に攻撃し、占領、植民や入植行為を行うすることを認めていない。住民を移動させ、トルコの国旗を掲げ、トルコの学校を開設することは認められない」と述べ、トルコの占領に抵抗する意志を表明した。

イドリブ県とアレッポ県に大規模部隊を派遣し、新たな監視所を設置しようとしているトルコの動きを

ワタン・オンライン(2月4日付)が伝えた。

AFP, February 4, 2020、ANHA, February 4, 2020、AP, February 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 4, 2020、Reuters, February 4, 2020、SANA, February 4, 2020、SOHR, February 4, 2020、UPI, February 4, 2020、al-Watan Online, Feburary 4, 2020などをもとに作成。

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