フマイミーム航空基地のロシア軍戦闘機が米海軍哨戒機に対してスクランブル発進(2020年4月20日)

ロシア国防省は声明を出し、4月19日モスクワ時間午後3時頃(シリア時間午後4時頃)、ロシア軍のレーダー・システムがシリア領内のロシア軍施設に向かって地中海の公海上を飛行する飛行物体を捕捉、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県フマイミーム航空基地(バースィル・アサド国際空港)に配備されているロシア軍戦闘機がスクランブル発進した、と発表した。

飛行物体に接近したロシア軍戦闘機は、機体番号を特定し、米海軍に所属する偵察機であることを確認し、この戦闘機を追尾、進路を変更させて、帰還した。

タス通信(4月20日付)が伝えた。

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これに対して、米海軍第6艦隊は、ロシア軍戦闘機が日曜日(19日)、米海軍所属の航空機に対して「プロ意識を欠いた危険な」威嚇を受けたしたと発表した。

発表によると、ロシア軍のSu-35戦闘機2機が、地中海の公海上を飛行していたP-8A哨戒機に対して2時間にわたり威嚇を続けたという。

AFP, April 20, 2020、ANHA, April 20, 2020、AP, April 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2020、Reuters, April 20, 2020、SANA, April 20, 2020、SOHR, April 20, 2020、TASS, April 20, 2020、UPI, April 20, 2020などをもとに作成。

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