イドリブ県のM4高速道路でロシア・トルコ軍の合同パトロール部隊が住民の妨害を受ける(2020年5月12日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)やシリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がアレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路で合同パトロールを実施した。

両軍合同部隊はタルナバ村を出発し、アリーハー市近郊に向かってパトロールを実施した。

しかし、アリーハー市近郊で、住民らが道路を封鎖し、パトロール部隊の通行を妨害した。

パトロール部隊に対峙した住民のなかには、白衣を来た女性の一団もおり、彼女らはロシア軍装甲車にタマゴや石を投げる一方、「ロシアは私たちの敵、バッシャール・アサドは私たちの敵」などと言って、抗議の意思を示した。

また抗議行動が行われた現場近くでは、爆発が発生した。

爆発が何によるものかは不明。

しかし、ロシア、トルコ両国の国防省ともに、部隊が妨害を受けたことについてはコメントを出していない。

https://www.facebook.com/100991374764472/videos/553404368707937/

 

AFP, May 12, 2020、ANHA, May 12, 2020、AP, May 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2020、Reuters, May 12, 2020、SANA, May 12, 2020、SOHR, May 12, 2020、UPI, May 12, 2020などをもとに作成。

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