2014年4月15日のシリア情勢:国内の暴力

サアド・ナーイフ保健大臣は、ダマスカス県バーブ・トゥーマー地区、ドゥワイラア地区の学校(アルメニア・カトリック系のマナール学校)などに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、児童1人が死亡、60人が負傷したと発表した。

SANA, April 15, 2014

SANA, April 15, 2014

また郊外のドゥッハーニーヤ地区にある学校にも迫撃砲弾が着弾し、2人が死亡、5人が負傷した。

SANA(4月15日付)が報じた。

またSANAによると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア・アラブ・テレビ(4月15日付)によると、ヒムス市旧市街のジャウラト・シヤーフ地区、ハミーディーヤ地区、バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区で、「軍が国防隊の支援のもと重要な成功を収めた」。

これに関して、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(4月15日付)に、軍がヒムス市旧市街に14日から激しい空爆、砲撃を加え、国防隊とともにジャウラト・シヤーフ地区に突入、地区内の複数の建物を制圧した、としつつ、「この進軍にはいまだ軍事的価値はない」との見方を示した。

ヒムス市旧市街で籠城を続けるアブー・ザイドを名乗る活動家はAFP(4月15日付)に、旧市街には依然として1,200人の反体制武装集団戦闘員と、活動家60人を含む一般人180人が残っていると述べている。

また、SANA(4月15日付)によると、アイン・フサイン村、アーミリーヤ村、ダール・カビーラ村、ブルジュ・カーイー村、タッルドゥー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ヒムス市カラービース地区、バーブ・スィバーア地区、ジュッブ・ジャンダリー地区で、反体制武装集団の戦闘員14人が当局に投降した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市南部で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が同市周辺を砲撃した。

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Kull-na Shuraka', April 15, 2014

Kull-na Shuraka’, April 15, 2014

スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(4月15日付)によると、スワイダー市の県立競技場裏にある徴兵事務所近くに、迫撃砲弾1発が着弾、爆発した。死傷者は出なかった。

シャームの民のヌスラ戦線(南部地区)が14日に「イスラーム教徒の血に対する復讐」の戦いの開始を宣言したことを受けた動きだと思われる。

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ダマスカス郊外県では、SANA(4月15日付)によると、カラムーン地方に残されている反体制武装集団の拠点アッサール・ワルド町とフーシュ・アラブ村で、「テロリスト」多数を殲滅し、両市を制圧、治安と安全を回復した。

またムライハ市東部郊外、TAMICO社周辺、ザバディーン市郊外、アイン・タルマー村郊外、ハラスター市、タッル・クルディー町、アーリヤ農場、アドラー市旧市街で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャブアディーン町とマアルーラー市で反体制武装集団の戦闘員9人が当局に投降した。

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ダルアー県では、SANA(4月15日付)によると、アトマーン村、サムリーン村、カッサーラ村、ヌアイマ村、キースィーヤ村、サムジュ村、ダルアー市各所(ヤルムーク学校周辺、郵便局、ミスリー交差点)などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月15日付)によると、カフルナジュド村、ラーミー村、カフルラーター村、タッル・アスフィーン村、タッル・カリーマ村、ナイラブ村、ファイルーン村、サムリーン村、クマイナース村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(4月15日付)によると、ナブアイン地方、クーズ山一帯、マフミヤト・ラルナルク地方、ナスル山周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(4月15日付)によると、クワイリス村周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、アターリブ市、マンスーラ村、ラーイー村、バーブ市、バービース村、カフルダーイル村、アレッポ市ライラムーン地区、ジュダイダ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月15日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ジュバイラ地区、工業地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ダイル・ザウル市のムワッザフィーン地区の住宅地に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、女児1人を含む2人が負傷した。

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ラッカ県では、ARA News(4月15日付)によると、タッル・アブヤド市郊外のフライアーン村で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とラッカ革命家旅団などからなる反体制武装集団が交戦した。

AFP, April 15, 2014、AP, April 15, 2014、ARA News, April 15, 2014、Champress, April 15, 2014、al-Hayat, April 16, 2014、Iraqinews.com, April 15, 2014、Kull-na Shuraka’, April 15, 2014、Naharnet, April 15, 2014、NNA, April 15, 2014、Reuters, April 15, 2014、SANA, April 15, 2014、UPI, April 15, 2014などをもとに作成。

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