ロシアはトルコにイドリブ県の監視所削減を提案したが、トルコはこれを拒否(2020年9月16日)

RIAノーヴォスチ通信(9月16日付)やアナトリア通信(9月16日付)など、ロシアとトルコの複数のメディアは、ロシア軍とトルコ軍の高級レベル会合が9月15日にトルコの首都アンカラにあるトルコ外務省本舎で開始されたと伝えた。

高級レベル会合は9月15日と16日の2日間開催され、イドリブ県情勢やリビア情勢への対応が話し合われる予定。

9月15日の会合に関して、RIAノーヴォスチ通信(9月16日付)などロシア・メディアは、トルコの情報筋の話として、ロシア軍の使節団がイドリブ県内に配置されているトルコ軍の監視所の数を削減することを提案したが、トルコ側と合意には至らなかったと伝えた。

同情報筋によると、トルコ側は、監視所の撤収を拒否し、これを維持することに固執したが、イドリブ県に駐留するトルコ軍部隊の削減を減らし、同地から重火器を撤収させることを決定した、という。

一方、トルコ国防省は、16日の会合がアンカラにある国防省本舎で行われると発表した。

AFP, September 16, 2020、Anadolu Ajansı, September 16, 2020、ANHA, September 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2020、Reuters, September 16, 2020、RIA Novosti, September 16, 2020、SANA, September 16, 2020、SOHR, September 16, 2020などをもとに作成。

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