米政治サイトのポリティコ(4月22日付)は、ロシア軍がシリアに駐留する米軍に指向性エネルギー兵器で攻撃を行った疑いがあると伝えた。
同サイトによると、国外の米国人に対してロシアが指向性エネルギー兵器で攻撃を行ったと思われる事件の調査内容について、米国防総省の高官が今年に入って少なくとも2回、議員に対して報告を行っているという。
そのなかには、2020年秋にシリア領内に駐留する複数の米軍兵士が、インフルエンザのような症状を発症した事件の調査内容も含まれているという。
AFP, April 23, 2021、ANHA, April 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2021、Politico, April 22, 2021、Reuters, April 23, 2021、SANA, April 23, 2021、SOHR, April 23, 2021などをもとに作成。
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