イラクの動き(2014年6月1日)

ディヤーラー県議会治安委員会のサーディク・フサイニー委員長はマダー・プレス(6月1日付)に、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の指導者「アブー・バクル・バグダーディーは、サラーフッディーン県での大規模な戦闘で敗北し、同県からディヤーラー県に移った。複数の情報によると、バグダーディー昨日(5月31日)、サラーフッディーン県に面するアズィーム地方のアウダト・ザルカーニー地区に入ったという」と述べた。

またフサイニー議長によると、これに先立ち、ダーイシュは30日にディヤーラー県でなく終盤ディー教団の教団員8人を処刑した、と付言した。

サラーフッディーン県で発生したダーイシュとナクシュバンディー教団の戦闘で、教団側がダーイシュの指導者の一人を処刑したことを受けた動きだという。

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マダー・プレス(6月1日付)は、アンバール県作戦司令室の話として、ファッルージャ市周辺での掃討作戦で、軍はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員18人を殲滅したと報じた。

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マダー・プレス(6月1日付)は、バーブ県警察の話として、軍・治安部隊がジュルフ・サフル地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を要撃し、戦闘員4人を殺害した、と報じた。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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