ミクダード外務在外居住者はジュネーブ軍縮会議にビデオ演説を行い、欧米諸国がウクライナ危機をでっちあげ、核戦争を含む全面戦争の可能性を高めていると非難(2022年3月2日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者はスイスのジュネーブで開催されているジュネーブ軍縮会議にオンラインで出席し、ビデオ演説を行った。

ミクダード外務在外居住者大臣は演説のなかで、米国とその同盟国がウクライナの危機をでっちあげ、ロシアの安全保障を脅かし、ロシアとの緊張関係を高めようと躍起だとしたうえで、そうすることでNATOの役割を復活させ、世界の安定を脅かすかたちでその範囲を拡大し、軍拡競争を行い、核戦争を含む全面戦争の可能性を高める危険を犯していると非難した。

また、現下の国際的な危機に立ち向かうには、は国際法の規則や国連憲章を見直すことを求めていると指摘、シリアは11年以上にわたり、シリアを弱体化させようとする域内および世界の周知の諸外国や当事者によって資金、武器援助がなされている前例のない「テロとの戦い」のなかにあると訴えた。

SANA(3月2日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/watch/?v=484047623229180

AFP, March 2, 2022、ANHA, March 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2022、Reuters, March 2, 2022、SANA, March 2, 2022、SOHR, March 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.