シリア反体制勢力の動き(2014年6月14日)

自由シリア軍参謀委員会の前線司令官9人が共同声明を出し、辞任すると発表した。

共同声明を出したのは、北部戦線司令官のアブドゥルバースィト・タウィール大佐、中西部戦線司令官のムスタファー・ハーシム大佐、ヒムス戦線司令官のファーティフ・ハッスーン大佐、東部戦線のムハンマド・アッブード中佐、イドリブ軍事評議会議長のアフィーフ・スライマーン大佐、ラッカ軍事評議会議長のムハンマド・ラスラーン大佐、ヒムス軍事評議会議長のバッシャール・サアドッディーン大佐、海岸軍事評議会議長のムハンマド・アウワード大佐、ハサカ県軍事評議会議長のアブドゥルマジード・スルターン中佐の9人。

Kull-na Shuraka', June 14, 2014

Kull-na Shuraka’, June 14, 2014

声明で9人は、辞任の理由として武器の不足をあげ、参謀委員会を離れ「革命家の戦列に復帰する」と宣言した。

また声明で、9人は「シリア国民を支援し続けてくれているすべての国に感謝するほかない」と付言、欧米諸国、湾岸諸国、トルコなどに謝意を示した。

AFP, June 14, 2014、AP, June 14, 2014、ARA News, June 14, 2014、Champress, June 14, 2014、al-Hayat, June 15, 2014、Kull-na Shuraka’, June 14, 2014、al-Mada Press, June 14, 2014、Naharnet, June 14, 2014、NNA, June 14, 2014、Reuters, June 14, 2014、SANA, June 14, 2014、UPI, June 14, 2014などをもとに作成。

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