シャーム自由人イスラーム運動との停戦をめぐりシャーム解放機構は事実上拒否するなか、ヌールッディーン・ザンキー運動の元司令官は停戦イニシアチブを歓迎(2017年7月20日)

シャーム解放機構の幹部の一人のタウフィーク・シハーブッディーン氏(ヌールッディーン・ザンキー運動の元幹部)は声明を出し、19日にイドリブ県のシャイフ3人が発表した停戦イニシアチブを歓迎し、受け入れる意思を示した。

Kull-na Shuraka’, July 20, 2017

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しかし、シャーム解放機構は声明を出し、シャイフ3人による停戦イニシアチブに関して、「分断と分裂に直面する…現状を前に持ち堪えることはできない」と主張、「分断と分裂状況を終わらせ、解放区の自治について現実的な案を提示することが真のイニシアチブである」と主張、反体制派の糾合を呼びかけた。

Kull-na Shuraka’, July 20, 2017

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県のトルコ国境地帯でシャーム解放機構がシャーム自由人イスラーム運動が交戦し、アクラバート村、バービスカー山を制圧(2017年7月20日)

イドリブ県では、シャーム自由人イスラーム運動のムハンマド・アブー・ザイド報道官によると、シャーム解放機構がトルコ国境に位置するバーブ・ハワー国境通行所を砲撃、シャーム自由人イスラーム運動と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(7月20日付)によると、バービスカー村、アクラバート村、カフル・ルーサイン村一帯でシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動が交戦、同地にある避難民キャンプが重火器による砲撃を受け、多数の避難民が負傷した。

シャーム解放機構に近いイバー通信(7月19日付)によると、砲撃を行ったのはシャーム自由人イスラーム運動で、ナワーイール避難民キャンプとアースィー避難民キャンプに身を寄せる避難民13人が負傷したという。

なお、この戦闘でシャーム解放機構は、トルコ国境に面するアティマ村近郊のアクラバート村、バービスカー山を制圧した。

これに対して、シャーム自由人イスラーム運動は、ユーチューブで砲撃の映像を公開し、シャーム解放機構によるものだと主張した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, July 16, 2017、などをもとに作成。

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ロシア軍はハマー県東部のダーイシュ拠点を激しく爆撃(2017年7月20日)

ハマー県では、SANA(7月20日付)によると、ロシア軍戦闘機が県東部のジュッブ・アブヤド地区一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して空爆を実施した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ県南部の石油採掘所多数をダーイシュから奪還(2017年7月20日)

ラッカ県では、SANA(7月20日付)によると、シリア軍が県南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、マアダーン町、ラービヤ村、ラスム・ガーニム村、ジャブラ村にある石油採掘所多数を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月20日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ハウィーカ地区、工業地区、ハミーディーヤ地区、ウルフィー地区、アルディー地区、ダイル・ザウル航空基地一帯、ザルダ山一帯、ジャフラ村、ジュナイナ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまたダイル・ザウル市南部一帯でダーイシュと交戦した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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シリア人民議会は、本会議の審議を打ち切ったアッバース議長を賛成多数で解任(2017年7月20日)

シリアの人民議会(国会)は、ハディーヤ・アッバース議長の解任動議を賛成多数で解任した。

人民議会のフェイスブック・アカウント(https://www.facebook.com/Syr.parliament/)によると、人民議会は20日、議会内規の修正に関する本会議で、アッバース議長は、一部議員の答弁を禁じ、審議を終了し、採決を行うと宣言、この「非民主的な振る舞い」により議会が麻痺した。

これに対して、一部議員はアッバース議長の決定を「無責任で違法」と批判、採決実施に反対し、審議継続を要求したが、アッバース議長はこれを拒否した。

アッバース議長は本会議を休止しようとしたが、議員らは議事堂内に留まり、164人(定数250人)が「民主主義の基礎を無視し、法律に違反した」議長の決定を拒否するとして、解任動議を出した。

これを受け、ナジュダ・イスマーイール・アンズール副議長の議事のもと採決が行われ、賛成164でアッバース議長の解任が可決され、議会内規に基づきアンズール副議長が議会内での議長選挙が実施されるまで議長代行を務めることが決定された。

SANA, July 20, 2017
al-Ahram, July 20, 2017
Sawt al-Imarat, July 20, 2017

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

 

 

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アレッポ県ダイル・ハーフィル市一帯に住民数百人が帰還(2017年7月20日)

アレッポ県では、SANA(7月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の支配から今年3月に解放されていたダイル・ハーフィル市およびダイル・ハーフィル郡の村々に、避難生活を送っていた住民数百人が帰還した。

住民の帰還は、7月16日に軍武装部隊総司令部がマスカナ市およびダイル・ハーフィル市一帯地域の住民に対して帰宅を呼びかけたことを受けたもの。

SANA, July 20, 2017
SANA, July 20, 2017
SANA, July 20, 2017

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

 

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アサド大統領はイランのアンサーリー外務副大臣と会談(2017年7月20日)

アサド大統領はシリアを訪問中のイランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリー外務副大臣と会談した。

SANA(7月20日付)によると、会談では、中東地域および国際情勢の動静などについて意見が交わされ、アサド大統領は、一部諸外国が狭量な政治目的を実現するためにテロを利用しているという状況は続いているが、シリア国内での「テロとの戦い」におけるシリア軍およびその同盟者の勝利が、地域の安定化に良い影響を与えることになるだろうとの見方を示した。

SANA, July 20, 2017

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2017年7月20日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月19日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ラタキア県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にイドリブ県の5カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,037市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 20, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月19日、ダイル・ザウル市近郊、ラッカ市近郊などで20回の爆撃を実施(2017年7月20日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月19日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して26回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は20回で、ブーカマール市近郊(4回)、シャッダーディー市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、ラッカ市近郊(8回)で実施された。

CENTCOM, July 20, 2017をもとに作成。

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ダマスカス旧市街の老舗アイスクリーム店「バクダーシュ」が閉店処分、その理由は?(2017年7月19日)

ワタン・オンライン(7月19日付)は、ダマスカス旧市街のハミーディーヤ市場にある老舗アイスクリーム店「バクダーシュ」の店舗を閉鎖する行政処分が下されたと伝えた。

ワタン・オンラインがダマスカス県行政局のアンマール・カルウー氏の話として伝えたところによると、この行政処分は、衛生管理当局が、①ピスタチオにピーナツを混入させアイスクリームに練り込んでいたこと、②アイスクリームの原料として牛乳ではなく粉ミルクを使用していたこと、そして③調理部門が不衛生な状態であったことを確認したことを受けた措置だという。

ダマスカス県衛生局のマーヒル・リヤー局長によると、行政処分はダマスカス県知事によって下され、近く関係部局が店舗の閉鎖を執行するという。

ディマシュク・アーン(7月20日付)によると、ダマスカス県当局はまた、ハミーディーヤ地区の店舗に加えて、マイダーン区にある香辛料製造所も閉鎖したという。

Durar al-‘Iraq, May 11, 2015

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、Dimashq al-An, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017、al-Watan Online, July 19, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県のシャイフ3人がシャーム自由人イスラーム運動とシャーム解放機構の停戦イニシアチブを発表、シャーム自由人イスラーム運動はこれに応じる(2017年7月19日)

イドリブ県のシャイフ3人(アブー・ムハンマド・サーディク氏、アブドゥッラッザーク・マフディー氏、アビー・ハムザ・ミスリー氏)の3人は共同声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動とシャーム解放機構の戦闘を20日0時0分に停止することを呼びかけた。

シャイフ3人はまた、シャーム自由人イスラーム運動の代表3人、シャーム解放機構の代表3人、そしてどちらにも属さない無所属の3人からなる仲裁委員会の設置も呼びかけた。

Kull-na Shuraka’, July 20, 2017

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シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、イドリブ県のシャイフ3人による停戦イニシアチブを受け入れると発表した。

Kull-na Shuraka’, July 20, 2017

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア軍とイラク人民兵が交戦、原因は米ロ停戦合意を受けたシリア軍の進駐(2017年7月19日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月20日付)によると、ダルアー市東部のナーミル村を掌握しているイラク人民兵組織(ヌジャバー運動)とシリア軍が交戦した。

交戦は、シリア軍がイラク人民兵の退去を求めてナーミル村に進入しようとして発生、砲撃戦の末、双方に複数の負傷者が出た。

地元の活動家によると、双方の戦闘は、ナーミル村から4キロの距離に位置するカルファー村を掌握するヒズブッラーの部隊も、イラク人民兵組織側について、シリア軍と交戦したという。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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トランプ米大統領はシリアの「穏健な反体制派」に対するCIAの教練プログラムの取りやめを決定(2017年7月19日)

『ワシントン・ポスト』(7月19日付)は、ドナルド・トランプ米大統領が、シリアの「穏健な反体制派」に対するCIAの教練プログラムを取りやめることを決定したと伝えた。

このプログラムはバラク・オマバ前政権下の2013年に開始されていたもの。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017、The Washington Post, July 20, 2017などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相「イランがヒズブッラーに武器を供与しようとしたら我々は攻撃するとプーチン大統領に話し、実際に数十回攻撃した」(2017年7月19日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は訪問中のブタペストでのハンガリー、チェコ、ポーランド、スロバキアの首相との会談で、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領の理解を得て、シリア国内でヒズブッラーの車列に対してこれまで数十回にわたって攻撃を行ったことを明らかにした。

ネタニヤフ首相は非公開とされた会談の席上、「我々はエジプトだけでなく、ゴラン高原でも国境を封鎖している…。これらの地域にテロの前線を構築しようとしているダーイシュ(イスラーム国)やイランとの間に問題を抱えているので、我々は壁を建設した。彼らがヒズブッラーに武器を運び込もうとしているのを発見したら、彼らを攻撃する、私は私はプーチン大統領にそう話した。すでに数十回それを行った」と述べた。

ネタニヤフ首相のこの発言は、議場内に設置されていたマイクのスイッチが誤ってオンになっていたために、会場の外に控えていた記者団にイヤホンに流れてしまったという。

マイクは数分後にオフに切り替えられた。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、Haaretz, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県北部ではアル=カーイダ系のシャーム解放機構はアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動の支配地域をダッシュ、その一部を「穏健な反体制派」に移譲(2017年7月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、18日にザーウィヤ山一帯で発生したシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘は19日も続き、双方が激しい砲撃戦を繰り広げた。

この戦闘でシャーム解放機構は、トルコ国境に近いダーナー市、アズマーリーン村、ハザーリーン村、カフルナブル市を制圧した。

シャーム解放機構はまた、ハーリム市からシャーム自由人イスラーム運動が撤退したのを受け、同地を制圧した。

両者の戦闘はサルキーン市、サラーキブ市、ジャルジャナーズ町などで続いており、シャーム解放機構が攻勢を強め、サラーキブ市南部の穀物サイロ(シャーム自由人イスラーム運動が拘置所として利用)を制圧したという。

さらに、アルマナーズ市では、シャーム自由人イスラーム運動の本部近くで爆発が発生、メンバーを含む17人が死亡した。

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シリア人権監視団によると、この戦闘で双方の戦闘員少なくとも15人と、女性1人を含む住民3人が死亡、数十人が負傷した。

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一方、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、イドリブ県カフルナブル市の地元評議会は声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動とシャーム解放機構の戦闘に与しないよう市民に呼びかけるとともに、同地の治安維持を、シャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」のイドリブ自由軍に要請したと発表した。

これを受け、イドリブ自由軍は声明を出し、カフルナブル市地元評議会の要請を受け入れると発表した。

Kull-na Shuraka’, July 19, 2017

なおシリア人権監視団によると、カフルナブル市に加えてハザーリーン市もイドリブ自由軍が治安を掌握したという。

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シャーム解放機構のアブー・ジャービル・シャイフ最高司令官は声明を出し、イドリブ県ザーウィヤ山一帯でのシャーム自由人イスラーム運動との戦闘に関して、「委員会は家に留まるシャーム自由人イスラーム運動の全戦闘員の身の安全を保障する」と呼びかけた。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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シリア・イスラーム評議会はシャーム解放機構メンバーに離反を呼びかけるとともに、反体制武装集団に攻撃を呼びかける。シャーム解放機構はこれに反発(2017年7月19日)

シリア・イスラーム評議会は声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構のメンバーに対して、組織を離反し、ほかの武装勢力に所属するよう呼びかけた。

同評議会はまた、シャーム解放機構が「革命」、なかでもシャーム自由人イスラーム運動に対して「不義」をはたらいていると指弾、シャーム解放機構に対する「不義や攻撃」を認めるとの見解を示した。

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シャーム解放機構は声明を出し、委員会メンバーに離反を呼びかけたシリア・イスラーム評議会の声明について「逸脱し、信用を欠き、最低限の正義にも基づいていない」と非難した。

Kull-na Shuraka’, July 19, 2017

また、ファトフ軍の実質的統括者でシャーム解放機構幹部メンバーと目されるサウジアラビア人説教師アウドゥッラー・ムハイスィニー氏はテレグラムを通じて声明を出し、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘を「ハラーム」と判断、シャーム解放機構メンバーに離反を呼びかけるとともに、他の武装集団にシャーム解放機構への攻撃を認めたシリア・イスラーム評議会の声明を無効だと主張した。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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トルコ国営通信はロジャヴァ支配地域における米軍基地の詳細情報を開示(2017年7月19日)

トルコ国営のアナトリア通信(7月19日付)は、米国がシリア国内に10の軍事基地を設置していると伝えた。

『ハヤート』(7月20日付)によると、報道は、トルコがPKK(クルディスタン労働者党)と同系の「テロ組織」とみなす民主統一党(PYD)が主導する西クルディスタン移行期民政局の武装組織人民防衛隊や総組織を主体とするシリア民主軍に対する軍事支援を米国が躊躇しないことを受けたもの。

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アナトリア通信によると、米国は、シリア国内に二つの航空基地を持ち、第1の基地は2015年10月にハサカ県ルマイラーン市近郊の農業飛行場に、第2の基地はアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市南西部のハッラーブ・アトウ村に設置されているという。

ルマイラーン市近郊の航空基地は貨物機の発着が可能で、シリア民主軍への支援の一大拠点である一方、ハッラーブ・アトウ村の基地はヘリコプターの離着陸用の基地だという。

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米軍はこの二つの航空基地のほか、シリア民主軍の基地や民間施設を流用した基地を8カ所有しており、有志連合の空爆にかかる情報の収集・連絡調整、シリア民主軍戦闘員の教練、そして実戦参加などを行っているという。

このうち3カ所はハサカ県のタッル・バイダル村、シャッダーディー市近郊、タッル・ターミル村にあり、そのうちもっとも最近になって設置されたタッル・バイダル村の基地には、米特殊部隊隊員約100人が駐留、またシャッダーディー市近郊の基地にも米特殊部隊隊員約150人がシリア民主軍の教練のために駐留しているという。

一方、タッル・ターミル村には米軍の指揮下のもと有志連合諸国の軍人が駐留しているが、その数は定かでないという。

ハサカ県以外では、米国は2016年にアレッポ県マンビジュ市近郊に二つの基地を設置、第1の基地であるアイン・ダーダート村近郊の基地は、「自由シリア軍」の監督を主任務とする米特殊部隊が進駐、アスリヤー村にある第2の基地は、「自由シリア軍」とシリア民主軍の衝突を回避し、シリア民主軍の安全を確保するために使用されているという。

アレッポ県には、アイン・アラブ市北西に位置するスィッリーン町にも米軍は基地を持っており、土は、シリア民主軍に供与される武器・装備の経由地として利用されているという。

ラッカ県にも米軍の基地は二つあり、第1の基地はタッル・ムスターヌール村にあり、米特殊部隊のほか、フランス軍特殊部隊が進駐しているという。

第2の基地は、アイン・イーサー市にあり、同地にも米軍特殊部隊約200人、フランス軍特殊部隊75人が進駐している。

AFP, July 19, 2017、Anadolu Ajansı, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年7月19日)

ラッカ県では、ARA News(7月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のヌズラト・シハーダ地区でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県でシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2017年7月19日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、リーハーン農場一帯、シャイフーニーヤ村一帯でシリア軍が反体制武装集団と交戦、同地を砲撃・空爆した。

一方、SANA(7月19日付)によると、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプとハラスター市近郊を反体制武装集団が砲撃し、1人が負傷した。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ県南部のルマイラーン村、ルマイラーン・ダム、ドゥバイサーン油田東部の採掘所15カ所、給水所2カ所をダーイシュから奪還(2017年7月19日)

ラッカ県では、SANA(7月19日付)によると、シリア軍が県南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ルマイラーン村、ルマイラーン・ダム、そしてドゥバイサーン油田東部の石油・採掘所15カ所、ドゥバイサーン第1給水所、第2給水所を制圧した。

シリア軍はまた、マアダーン町、ザムラ村のダーイシュ拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月19日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ウルフィー地区、ジュバイラ地区、墓地地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、パノラマ交差点一帯、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ダイル・ザウル航空基地一帯、ブガイリーヤ村でダーイシュと交戦した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(7月18日付)が、イラク国境に近いブーカマール市南部のワーディー・ワアル一帯で、ダーイシュがシリア軍部隊を襲撃し、兵士25人を殺害したと伝えた。

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ヒムス県では、SANA(7月19日付)によると、シリア軍がシャンダーヒーヤ村、ウンム・トゥワイニー村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年7月19日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月18日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
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一方、過去24時間に7ヵ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,032市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 19, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月18日、ブーカマール市近郊、ラッカ市近郊などで17回の爆撃を実施(2017年7月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月18日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(12回)で実施された。

CENTCOM, July 19, 2017をもとに作成。

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米国の支援を受ける東部獅子軍の司令官がダマスカス郊外県ドゥマイル市で暗殺される(2017年7月18日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月20日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、米国の支援を受ける東部獅子軍(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)の司令官の一人シブリー・ハリーファ氏が東カラムーン地方のドゥマイル市で何者かに撃たれ死亡した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム自由人イスラーム運動が「革命旗」を掲揚したことをきっかけにシャーム解放機構が一大攻勢(2017年7月18日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が、ザーウィヤ山近郊のハザーリーン村の近くにあるアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動の検問所を襲撃し、これを制圧した。

シャーム解放機構はまた、カフルルーマ村、ハーッス村などザーウィヤ山一帯のシャーム自由人イスラーム運動の拠点も攻撃し、両者は激しく交戦した。

シャーム解放機構はさらにイフスィム町で、シャーム自由人イスラーム運動のザーウィヤ山地区裁判所長のムハンマド・ターヒル氏を逮捕、対するシャーム自由人イスラーム運動もシャーム解放機構のメンバーを拘束した。

このほか、イブリーン村でも、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動が交戦し、住民1人が死亡、イドリブ市では「革命旗」(委任統治領シリアの国旗)を掲揚した住民が何者かの発砲を受け、3人が負傷した。

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シャーム自由人イスラーム運動のムハンマド・アブー・ザイド報道官は声明を出し、シャーム解放機構と交わしていた停戦合意(タッル・トゥーカーン村の移譲にかかる合意)を反故にし、ザーウィヤ山一帯に進軍、シャーム自由人イスラーム運動の検問所複数カ所、ハザーリーン村を襲撃、またイブリーン村に対しても「革命旗」が掲揚されていたとの理由で侵攻し、ムハンマド・ターヒル・アティーク裁判所長(ザーウィヤ山地区)を逮捕、またシャーム自由人イスラーム運動のメンバー多数を殺害したと非難した。

Kull-na Shuraka’, July 19, 2017

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一方、シャーム解放機構のザーウィヤ地区幹部の一人フサーム・アブー・ウムラーン氏は、シャーム自由人イスラーム運動との衝突に関して、シャーム自由人イスラーム運動に属す「アブー・ハフド・イブリーン」を名乗る活動家の一団が「革命旗」をイブリーン村各所に掲揚、シャーム解放機構が「タウヒード旗」(黒旗)を掲揚していた村の貯水槽一帯を襲撃し、同地に駐留していたシャーム解放機構メンバー2人に暴行を加えたことが事の発端だったと主張した。

AFP, July 18, 2017、July 19, 2017、AP, July 18, 2017、July 19, 2017、ARA News, July 18, 2017、July 19, 2017、Champress, July 18, 2017、July 19, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、July 19, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、July 19, 2017、Naharnet, July 18, 2017、July 19, 2017、NNA, July 18, 2017、July 19, 2017、Reuters, July 18, 2017、July 19, 2017、SANA, July 18, 2017、July 19, 2017、UPI, July 18, 2017、July 19, 2017などをもとに作成。

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米国とロシアはシリア南西部に続いて、ヒムス県、ダマスカス郊外県東グータ地方でも停戦を準備(2017年7月18日)

ロシアのRIAノーヴォスチ通信(7月18日付)は、シリア情勢に詳しい消息筋の話として、米国とロシアが、シリア南西部での戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意に続いて、8月半ばを目処に新たな停戦合意を結ぶ準備をしていると伝えた。

この停戦合意は、ヒムス県、そしてダマスカス郊外県東グータ地方が対象になると見られ、ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣が、米政府高官と折衝を続けているという。

ヒムス県は、5月に発効した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」において緊張緩和地帯に設置されているが、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構や、バラク・オバマ前米政権の支援を受けてきたナスル軍などの「穏健な反体制派」がシリア軍と散発的な戦闘を続けている。

ダマスカス郊外県東グータ地方も「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」において緊張緩和地帯設置に含まれていたが、ラフマーン軍団やシャーム解放機構を中心とする反体制武装集団、イスラーム軍を中心とする反体制武装集団がそれぞれシリア軍との戦闘を続け、またラフマーン軍団とイスラーム軍も交戦が絶えない状態が続いている。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、RIA Novosti, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍によるアレッポ県北西部への砲撃が続くなか、トルコとロジャヴァが捕虜・遺体交換をロシアが仲介(2017年7月18日)

アレッポ県では、『ハヤート』(7月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にある県北西部のハイヤーン町、バルサーヤー村一帯をトルコ軍が砲撃した。

またアイン・ダクナ村一帯、マンナグ航空基地一帯では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(「家の者たち」作戦司令室、あるいはハワール・キリス作戦司令室)と交戦した。

17日に激化した同地の戦闘で、少なくとも19人(ほとんどがシリア民主軍戦闘員)が死亡、またシリア民主軍戦闘員4人が負傷した。

また反体制武装集団戦闘員1人がシリア民主軍に捕捉される一方、シリア北部での「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」発効を受けてアレッポ県北西部に展開していたシリア軍兵士1人が反体制武装集団に捕捉されたという。

シリア人権監視団によると、戦闘激化を受けて、ロシアがトルコ側とシリア民主軍の仲介に乗り出し、トルコ側はロシアに対して、戦闘でトルコ軍兵士5人と反体制武装集団戦闘員約10人が負傷しているが、戦火のなかで負傷者の搬送ができない状態が続いている旨通知し、また戦闘で死亡したトルコ軍兵士や反体制武装集団戦闘員の遺体9体の返還を求めたという。

こうしたなか、シリア民主軍を主導する人民防衛隊は、アイン・タクナ村一帯での戦闘で死亡した反体制武装集団戦闘員の遺体2体を遺族に返還する用意があると発表した。

「家の者たち」作戦司令室は、革命家軍、北部民主旅団、クルド戦線、部族軍などからなる。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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YPG主導のシリア民主軍はラッカ市ヌズラ地区に新たに進軍しダーイシュと交戦(2017年7月18日)

ラッカ県では、ARA News(7月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市内のヌズラト・シハーダ地区に新たに進攻し、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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米・ロシアの停戦合意を受け、ダルアー県北部にロシア軍の「兵力引き離し部隊」が進駐(2017年7月18日)

ダルアー県では、『ハヤート』(7月19日付)が複数の反体制消息筋の話として伝えたところによると、米国とロシアによるシリア南西部での停戦合意を受けるかたちで、ロシア軍部隊が、シリア軍と反体制武装集団の戦闘を回避するための「兵力引き離し部隊」としてダルアー県北部に進駐した。

ロシア軍部隊は約400人からなるという。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室がダマスカス郊外県東部砂漠地帯で「イランの民兵」と交戦(2017年7月18日)

ダマスカス郊外県では、米軍の支援を受ける東部獅子軍(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)のサアド・ハーッジ広報局長は、殉教者アフマド・アブドゥー軍団とともに、ウンム・ルマム地区、アブー・ハシュバ・ダム、マフルーサ地区で「イランの民兵」の拠点を攻撃し、戦闘員40人以上を殺害、戦車などを破壊したと発表した。

シリア人権監視団によると、東部獅子軍、殉教者アフマド・アブドゥー軍団に加えて、シャーム解放軍も戦闘に参加しているという。

クッルナー・シュラカー(7月18日付)などが伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・タルマー村一帯でシリア軍がラフマーン軍団と交戦、同地やドゥーマー市一帯を砲撃・空爆した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(7月19日付)によると、シリア軍がアレッポ市西部郊外のザフラー協会地区を砲撃した。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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ハマー県当局はスーラーン市、タイバト・イマーム市、マアルダス村、カウカブ村、マアーン村の住民に帰宅を許可(2017年7月18日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、県治安軍事委員会が、シリア軍と反体制武装集団との戦闘が続いていたスーラーン市、タイバト・イマーム市、マアルダス村、カウカブ村、マアーン村の住民に帰宅を許可する決定を下した。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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