トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県北部を砲撃(2024年8月10日)

アレッポ県では、ANHA(8月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のジャート村、アウン・ダーダート村、サイヤーダ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で、シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の第1旅団の兵士1人が死亡した。

**

アナトリア通信(8月10日付)によると、トルコ国防相はアレッポ県北部でPKK/YPGのテロリスト12人を無力化した。

AFP, August 10, 2024、Anadolu Ajansı, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のYATがダイル・ザウル県スワイダーン・ジャズィーラ村でダーイシュのスリーパーセルの指導者を殺害、セルを解体することに成功したと発表(2024年8月10日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、同軍のテロ撲滅部隊(YAT)がダイル・ザウル県スワイダーン・ジャズィーラ村で精密治安作戦を実施、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの指導者を殺害、セルを解体することに成功したと発表した。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県でシリア軍、国防隊、地元武装集団とシリア民主軍の戦闘が続くなか、シリア民主軍はハサカ県のムジャイビラ村を制圧し、シリア軍を放逐(2024年8月10日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(8月10日付)、シリア人権監視団にによると、シリア軍と国防隊が早朝、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のブサイラ市およびその一帯のハワーイジュ・ズィヤーブ村、スブハ村、ズィーバーン村を砲撃した。


また、シリア人権監視団によると、イブラーヒーム・ハフル氏が率いる地元武装集団(部族軍)がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のズィーバーン村に潜入し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

これにより、部族軍に所属するブージャーミル旅団の司令官を含む2人が死亡した。

戦闘はまた、ブサイラ市近郊のハウィージャト・フハイマーン村などでも激しく行われた。

こうしたなか、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団がさらなる戦闘激化に備えるかたちで、ブーライル村、トゥーブ村の住民らに対して退去を呼びかけるとともに、同地一帯に増援部隊を派遣した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍と北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がシリア政府の支配下にあるムジャイビラ村および同地一帯でシリア軍、国防隊と激しく交戦、村とその近くに設置されているシリア軍検問所2ヵ所を制圧、シリア軍兵士3人を殺害、8人を捕捉、それ以外の兵士や国防隊メンバーを排除した。

**

ダイル・ザウル地区(ダイル・ザウル県)のアカイダート部族とバッカーラ部族の名士ら、スィタール大会、ハサカ県タッル・ハミース市のアラブ人部族の部族長と名士ら、タブカ地区(ラッカ県)の部族、マアバダ(カルキールキー)町(ハサカ県)の部族の名士らなどがそれぞれ声明を出し、シリア軍、国防隊によるダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸地域への攻撃を非難した。




また、ハサカ市(ハサカ県)では、シリア祖国党が攻撃に抗議するデモを行い、ラッカ地区およびタブカ地区(ラッカ県)、マンビジュ地区(アレッポ県)、スィッリーン町(アレッポ県)、アイン・イーサー市(ラッカ県)、カーミシュリー市(ハサカ県)でも、シリア民主軍の支持者らがデモを行った。






ANHA(8月10日付)が伝えた。

**

シリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会は声明を出し、7日以降のシリア軍、国防隊との戦闘で、シリア軍側の兵士ら25人を殺害、10人を負傷させる一方、民間人11人とシリア民主軍の兵士2人が犠牲となったと発表した。

一方、シリア人権監視団によると、4日間での戦闘による死者は、民間人16人(うち子供7人)、シリア民主軍兵士2人、シリア軍側の兵士・戦闘員8人、負傷者は民間人35人、兵士・戦闘員7人。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国防省はシリア軍がアレッポ県、イドリブ県、ハマー県で多数のテロリストを殺傷、ドローンを撃破したと発表(2024年8月10日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、シリア軍がアレッポ県西部農村地域でテロリストの活動と集結場所を追跡・捕捉、タディール村とカフル・アンマ村にあるテロリストの拠点複数ヵ所を攻撃、シリア軍陣地複数ヵ所への攻撃を準備していたテロリスト多数を殺傷したと発表した。

また、イドリブ県農村地域でも、自爆型無人航空機多数を迎撃し、5機を破壊するなどして、撃退したほか、ハマー県北部農村地域でも、多数の車輛や設備を攻撃し、これらを破壊、多数のテロリストを殺傷したと付言した。









SANA(8月9日付)が伝えた。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯を砲撃し、シリア軍兵士3人が死亡した。

また、負傷していたシリア軍士官(中尉)が11日に死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカンスフラ村一帯を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・アンマ村、ワサータ村の農場を砲撃した。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024、August 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハトワ財団がダマスカス県のアサド文化芸術館で「祖国の夫人」と銘打った行事を催し、多数の慈善団体が参加し、アスマー・大統領夫人の支援に謝意を示す(2024年8月10日)

ハトワ財団がダマスカス県のアサド文化芸術館で、「祖国の夫人」と銘打った行事を催し、多数の慈善団体が参加し、アスマー・アフラス大統領夫人の支援に謝意を示した。

ハトワ財団は、アスマー夫人の支援を受ける慈善団体の一つで、首都ダマスカス、ダルアー県、タルトゥース県に支部を持ち、義肢の提供、患者への物心面でのケアを行っている。





SANA(8月9日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

外務在外居住者省はイスラエル軍がガザ地区北部にある学校を爆撃し、住民ら100人以上が死亡したことを非難(2024年8月10日)

外務在外居住者省は声明を出し、イスラエル軍がパレスチナのガザ地区北部にある学校を爆撃し、住民ら100人以上が死亡したことについて、「パレスチナ、レバノン、シリアで占領国イスラエルが無辜の市民の血を流し続けることは、西側の全面的な支援にもかかわらず、この地域の人々にさらなる抵抗と、イスラエルの犯罪に対する報復の決意を強めさせるだろう」と非難した。

SANA(8月9日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

外務在外居住者省はダイル・ザウル県での戦闘激化を受け、米軍の撤退を改めて要求(2024年8月10日)

外務在外居住者省は声明を出し、ダイル・ザウル県各所でシリア軍、国防隊、地元武装集団(部族軍)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘が激化していることに関して、米軍がシリア領内の一部を占領することは、主権、領土統合・保全に対するあからさまな侵害だとしたうえで、「分離主義的なシリア民主軍への支援は、シリアへの敵対的な計略を実施するための陳腐なツールだ」と非難、シリア民主軍への支援を止め、領内から即時撤退し、分離主義勢力の存在を拒否するシリア人の意志を尊重するよう求めた。

SANA(8月9日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍が違法に基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港が「攻撃型」無人航空機の攻撃を受ける(2024年8月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に対して「攻撃型」無人航空機1機が攻撃を行った。

同監視団によると、航空機は迎撃され、基地内に墜落した。

一方、ANHA(8月10日付)によると、攻撃は午前0時30分に、イラクから飛来した2機の無人航空機によって行われ、1機は米軍の迎撃により破壊されたが、1機が基地内で爆発した。

**

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで135回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:16回
CONOCOガス田の基地:40回
ハッラーブ・ジール村の基地:20回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ市とカーミシュリー市の治安厳戒地区封鎖に向けロシア軍使節団がシリア民主軍・アサーイシュと交渉:シリア民主軍側は部族軍を率いるイブラーヒーム・ハフル氏らの身柄引き渡しを求める(2024年8月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市とカーミシュリー市の治安厳戒地区への北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の封鎖解除をめざして、ラタキア県のフマイミーム航空基地からロシア軍の使節団が派遣され、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令官らと会談したが、交渉は物別れに終わった。

同監視団によると、交渉において、シリア民主軍は、ロシア軍の使節団に対して、部族軍を率いるアカイダート部族の部族長であるイブラーヒーム・ハフル氏ら攻撃の首謀者らの身柄引き渡しを、治安厳戒地区の封鎖解除の条件として求めたという。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年8月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

イスラエル軍は南部県スール市にあるアイン・フルワ・パレスチナ難民キャンプを無人航空機で攻撃、ハマース幹部の1人のサーミル・ハーッジ・ジュムア氏を殺害(2024年8月9日)

イスラエル軍は南部県スール市にあるアイン・フルワ・パレスチナ難民キャンプの四輪駆動車を狙って無人航空機1機で攻撃を行い、ハマース幹部の1人のサーミル・ハーッジ・ジュムア氏を殺害した。

マナール・チャンネル(8月9日付)などが伝えた。

**

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、8月9日の戦果について以下の通り発表した。

午前9時40分、メトゥラ町一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ハンナーウィーヤ村などに対する攻撃への報復として、キリヤット・シュモナ入植地の代769旅団司令部をカチューシャ砲複数発で攻撃。

(時刻明示せず)ハンナーウィーヤ村、ナークーラ村などに対する攻撃への報復として、レモン山の西部旅団沿岸大隊司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、確実な損害を与える。

(時刻明示せず)カフルカラー村、アイター・シャアブ村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するキリヤット・シュモナ入植地内の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ハンナーウィーヤ村、ナークーラ村などに対する攻撃への報復として、第769旅団司令部をファラク1・ロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物1棟を攻撃。

午後1時25分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、イスラエル軍が使用するドビブ入植地の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が死亡したと発表した。


**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後7時34分、イスラエル空軍が夜間、ハンナーウィーヤ村のヒズブッラーの司令部、アイター・シャアブ村地域のテロ・インフラ、上ガリラヤ地方のビラニット軍事キャンプへの攻撃に使用されたロケット弾発射装置1基を攻撃。マナラ入植地とキリヤット・シュモナ入植地で警報が発令され、多数の飛翔体がレバノンから飛来、空地に着弾。

午後12時44分、ナークーラ村地域の軍事施設でヒズブッラーのテロリスト2人が活動していることを確認、イスラエル空軍が2人を殲滅。

午後8時2分、IDF(イスラエル国防軍)とISA(イスラエル保安庁)は共同声明を出し、イスラエル空軍の航空機1機がサイダー市を攻撃し、ハマースの幹部の1人でアイン・フルワ・キャンプの武装部隊司令官だったサーミル・マフムード・ハーッジを殲滅したと発表。

午後8時36分、イスラエル空軍のジェット戦闘機複数機が先ほど、ハマーム村地域にあるヒズブッラーのロケット弾発射台1基を攻撃。またアイター・シャアブ村、ムハイビーブ村、マルカバ村、カフルカラー村地域にあるテロ・インフラを攻撃。マイス・ジャバル村地域を砲撃。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Qanat al-Manar, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を3件、55キロ地帯への侵犯を10件確認したと発表(2024年8月9日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を3件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機4機、A-10サンダーボルト攻撃機6機による領空侵犯を10件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月9日付)、タス通信(8月9日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 9, 2024、TASS, August 9, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の対艦巡航ミサイル2発、地上管制ステーション、無人水上艦艇1隻を破壊したと発表(2024年8月9日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前2時56分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間以内に、イエメン領内のフーシー派の支配地域で対艦巡航ミサイル2発とフーシ派の地上管制ステーション1つを破壊、紅海でフーシー派の無人水上艦艇1隻を撃沈することに成功したと発表した。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県タッル・リフアト市一帯でシリア民主軍傘下のアフリーン解放軍団とトルコ軍が激しく交戦(2024年8月9日)

アレッポ県では、ANHA(8月9日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のアフリーン解放軍団が、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のズィヤーラ村、アウダ国内避難民(IDPs)キャンプ、バイナ村、タナブ村、シャワーリガ村、マルアナーズ村、マーリキーヤ村一帯でシリア国民軍を迎撃し、戦闘員多数を殺傷した。

これに対して、トルコ軍は、マイヤーサ村、ブルジュ・カース村、スーガーニカ村、バイナ村、ズィヤーラ村、ダイル・ジャマール村、シャフバーIDPsキャンプ(カシュタアール村)、タナブ村、シャワーリガ村、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、アルカミーヤ村、タッル・リフアト市、マンナグ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃、これによって女児1人が負傷した。

一方、シリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会は、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市東方の農村地帯でトルコ軍の無人航空機2機を撃墜した。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所で、住民らが金曜日の午後の集団礼拝後にジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年8月9日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるカフルルースィーン村の国内避難民(IDPs)キャンプ、アルマナーズ市、アリーハー市、イドリブ市、アビーン・サムアーン村、ビンニシュ市、カフルタハーリーム町、カッリー町、カフルルーマー村のIDPsキャンプ、フーア市、ジスル・シュグール市で、住民らが金曜日の午後の集団礼拝後にアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。











またタフタナーズ市では、夜間にも抗議デモが行われた。

一方、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つ、アアザーズ市(アレッポ県)でも同様のデモが発生した。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴える(2024年8月9日)

スワイダー県では、スワイダー24(8月9日付)、イナブ・バラディー(8月9日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。



AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024、Suwayda 24, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

山岳(ジャバル)旅団は、サイル広場でのデモの主導者の1人であるマルハジュ・ジュルマーニー氏の殺害が娘とボーイフレンド、そして妻のカーミーリヤー・アブー・ファフルの犯行だったと発表(2024年8月9日)

山岳(ジャバル)旅団は声明を出し、7月17日に同旅団司令官でサイル広場でのデモの主導者の1人であるマルハジュ・ジュルマーニー氏がスワイダー県スワイダー市の自宅で撃たれて死亡した事件に関して、娘(20歳)とそのボーイフレンド、そして8月6日に同じく自宅で何者かによって殺害された妻のカーミーリヤー・アブー・ファフルさんが関与していたことが明らかになったと発表した。

また、アブー・ファフルさんの殺害についても、事件の経緯を知ったジュルマーニー氏のきょうだいによる犯行で、このきょうだいは犯行後、刑事治安課に自首したという。

スワイダー23(8月9日付)などが伝えた。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024、Suwayda 24, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府支配下のハサカ市の治安厳戒地区で、シリア民主軍による攻撃に抗議するデモ(2024年8月9日)

ハサカ県では、シリア政府の支配下にあるハサカ市の治安厳戒地区で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による攻撃に抗議するデモが行われた。


SANA(8月9日付)が伝えた。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局、ズィヌービヤー女性連合などはダイル・ザウル県ダフラ村に対する攻撃を「虐殺」と非難(2024年8月9日)

北・東シリア地域民主自治局は声明を出し、シリア軍、国防隊、地元武装集団(部族軍)によるユーフラテス川東岸各所への攻撃、とりわけダイル・ザウル県のダフラ村に対する攻撃を「虐殺」と断じたうえで、「シリア政府が主権を維持すべき地域と、安全で安定した地域への攻撃との区別を見失った」と非難した。

また同自治局の支配地で活動するズィヌービヤー女性連合、ダイル・ザウル地区の名士や部族長ら、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会、ハサカ県フール町の住民も、攻撃を非難する声明を発表した。


さらに、ハジーン市では、住民も攻撃に抗議するデモを行った。


シリア人権監視団によると、ブサイラ市、ヒサーン村、ムハイミーダ村、ダフラ村でも、住民らがダフラ村に対する「親イランの民兵」の「虐殺」に抗議するデモを行った。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県でシリア軍・国防隊とシリア民主軍の戦闘が激化、3日間で死者数は民間人14人、負傷者数は36人に(2024年8月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「親イランの地元民兵」が8日深夜から9日未明にかけて、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸のブーライル村から、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下東岸のダフラ村の民家を狙って迫撃砲や重火器で攻撃、子供6人と女性複数を含む住民11人が死亡した。

ANHA(8月9日付)によると、シリア軍と国防隊が午前2時30分にダフラ村に対してロケット弾と迫撃砲数十発で砲撃を行い、女児2人を含む一家4人が死亡、3人が負傷した。
シリア軍と国防隊はまた、ジュダイド・バッカーラ村に対しても砲撃を行い、民間人9人が死亡した。

**

シリア人権監視団によると、これを受けるかたちで、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、ブーライル村を砲撃し、「親イランの地元民兵」のメンバー2人と民間人2人が死亡した。

SANA(8月9日付)によると、シリア民主軍が発射した砲弾1発がブーライル村の民家に着弾し、女性1人と娘1が死亡、2人の家族7人が負傷した。

**

シリア人権監視団によると、シリア民主軍はまた、シリア政府の支配下にあるスバイハーン市に向けて発砲し、子供1人が負傷した。

**

戦闘激化を受けて、地元武装集団はブーライル村、ダイル・ザウル市南東のトゥーブ地区に増援部隊を派遣する一方、シリア軍はサーリヒーヤ山に陣地を設置した。

また、シリア民主軍も、ダフラ村、ジュダイド・ジュダイド・バッカーラ村、ジュダイド・アカイダート村、アブリーハ村に増援部隊を派遣した。

**

なお、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県で7日に始まったシリア軍、国防隊、地元民兵(部族軍)とシリア民主軍との戦闘での死者数は民間人14人、負傷者数は36人となった。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、Deirezzor 24, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍がヒムス県シャイーラート航空基地近くの貯蔵施設を航空攻撃、軍関係者らが負傷(2024年8月8日)

国防省は公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、8日午後8時55分頃、イスラエル軍がレバノン北部方面から中部地区の軍事拠点多数を標的として航空攻撃を行い、軍関係者4人が負傷、若干の物的損害が発生したと発表した。

SANA(8月8日付)が伝えた。

**

シリア人権監視団によると、シャイーラート航空基地の貯蔵施設複数棟で相次いで爆発が発生し、「イランの民兵」のメンバー3人とシリア軍兵士4人の合わせて7人が負傷した。

標的となったのはシャイーラート航空基地から約5キロの地点にある連隊ロケット弾貯蔵庫で、レバノンのヒズブッラーが使用していたという。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍によるシリアへの攻撃は、8月に入って3回目、今年に入って58回目(うち42回が航空攻撃、16回が地上攻撃)、これにより121あまりの標的が破壊され、軍関係者178人が死亡、103人が負傷しているという。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):23人
ヒズブッラーのメンバー:37人
イラク人:18人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):44人
「イランの民兵」の外国人メンバー:14人
シリア軍将兵:42人

また、民間人も17人(女性3人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:23回
ダルアー県:15回
ヒムス県:9回
クナイトラ県:6回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回

AFP, August 8, 2024、ANHA, August 8, 2024、‘Inab Baladi, August 8, 2024、Reuters, August 8, 2024、SANA, August 8, 2024、SOHR, August 8, 2024、August 9, 20234などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を8回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年8月8日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、8月8日の戦果について以下の通り発表した。

午後1時20分、マルジュ陣地に集結うるイスラエル軍部隊を自爆型無人航空機1機で公気kいし、兵士らを確実に負傷させる。

午後3時10分、マルキヤ入植地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後4時35分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。

(時刻明示せず)ドゥワイル村などに対する攻撃への報復として、西ガリラヤ地方のヒルバト・マヌート地区に設置されているアイアン・ドーム防空システムのミサイル発射台複数基をカチューシャ砲数十発で攻撃。

(時刻明示せず)マジュダル・ズーン村などに対する攻撃への報復として、ザルイット入植地(西部旅団所属大隊本部)をブルカーン重ロケット弾複数発で攻撃。

午後5時00分、カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)アイタルーン村などに対する攻撃への報復として、ビーラーニート兵舎をブルカーン重ロケット弾複数発で攻撃し、一部を破壊、火災を発生させる。

午後7時40分、ラミム村をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時52分、イスラエル空軍は夜間、ビント・ジュバイル市、マジュダル・ズーン村、ドゥワイル村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ多数を攻撃、解体。

午後7時20分、西ガリラヤ地方で警報が発令され、約25発の飛翔体がレバノン領内から飛来。イスラエル軍は、飛翔体が発射されたルマイシュ村、シャブアー農場地域の複数ヵ所を攻撃し、脅威を排除。イスラエル空軍は本日早く、カフルカラー村、ヤーリーン村、ラシャーフ村、ティーリー村、フーラー村にあるヒズブッラーのテロ細胞、軍事施設、インフラを攻撃。

AFP, August 8, 2024、ANHA, August 8, 2024、‘Inab Baladi, August 8, 2024、Qanat al-Manar, August 8, 2024、Reuters, August 8, 2024、SANA, August 8, 2024、SOHR, August 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を14件確認したと発表(2024年8月8日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を????件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機8機、A-10サンダーボルト攻撃機6機による領空侵犯を14件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月8日付)、タス通信(8月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 8, 2024、TASS, August 8, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の支配下にあるイエメン領内で無人航空機2機、地上管制所1カ所、対艦巡航ミサイル3発を破壊することに成功したと発表(2024年8月8日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前2時17分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間以内に、フーシー派の支配下にあるイエメン領内で無人航空機2機、地上管制所1カ所、対艦巡航ミサイル3発を破壊することに成功したと発表した。

AFP, August 8, 2024、ANHA, August 8, 2024、‘Inab Baladi, August 8, 2024、Reuters, August 8, 2024、SANA, August 8, 2024、SOHR, August 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのフィダン外務大臣は首都アンカラの外務省に、シリア国民連合のバフラ代表、シリア交渉委員会のジャームース代表、暫定内閣のムスタファー暫定首班を招き、会談(2024年8月8日)

ハカン・フィダン外務大臣は、首都アンカラの外務省にシリア反体制派の指導者らを招き、会談した。

フィダン外務大臣が会談したのは、シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)のハーディー・バフラ代表、シリア交渉委員会のバドル・ジャームース代表、シリア国民連合傘下のシリア暫定内閣のアブドゥッラフマーン・ムスタファー暫定首班。

トルコ外務省の発表によると、会談では、シリアの紛争にかかる現在の進展について意見が交わされ、トルコが国連安保理決議第2254号に沿って包括的な政治解決に向けた対話と交渉の取り組みを支援することが確認された。

**

一方、バフラ代表がX(旧ツイッター)を通じて明らかにしたところによると、会談では、トルコなど周辺諸国のシリア難民に関する問題、治安強化、シリア北部および東部における分離主義的計画や治安紊乱への対峙などについても協議された。

AFP, August 8, 2024、ANHA, August 8, 2024、‘Inab Baladi, August 8, 2024、Reuters, August 8, 2024、SANA, August 8, 2024、SOHR, August 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ国防省はロシア軍によるアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市の基地への新たな部隊展開をテロ組織の存在を弱めることにつながると高く評価(2024年8月8日)

トルコ国防省は声明を出し、ロシア軍がアレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市の基地に新たに部隊を展開させたことについて、テロ組織「PKK(クルディスタン労働者党)/SDF(シリア民主軍)/PYD(民主人民党)-YPG(人民防衛隊)」の存在を弱めることにつながると高く評価した。

AFP, August 8, 2024、ANHA, August 8, 2024、‘Inab Baladi, August 8, 2024、Reuters, August 8, 2024、SANA, August 8, 2024、SOHR, August 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会、シリア・ムスタクバル党などが声明でシリア軍、国防隊、地元武装集団(部族軍)によるダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸への進攻を非難(2024年8月8日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のマフムード・ムスラト共同議長は、前日のシリア軍、国防隊、地元武装集団(部族軍など)によるダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配地各所への攻撃について、「攻撃は、体制が和平も対話も望んでいないことを示している」と非難した。

**

北・東シリア地域民主自治局の支配地で活動するシリア・ムスタクバル党は声明を出し、この地域(自治局支配地)の部族や社会集団間の内乱を創り出そうとしている、と非難した。

**

北・東シリア地域民主自治局の支配地で暮らすアカイダート部族の名士と族長も声明を出し、攻撃を、シリア民主軍の保護の下で安全と安定を享受する地域において、混乱と殺戮を広め、宗派主義的部族主義的内乱をもたらそうとしていると非難した。


ANHA(8月8日付)が伝えた。

AFP, August 8, 2024、ANHA, August 8, 2024、‘Inab Baladi, August 8, 2024、Reuters, August 8, 2024、SANA, August 8, 2024、SOHR, August 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はフーシー派支配下のイエメン領内でミサイル1発と発射装置1基地を破壊することに成功したと発表(2024年8月3日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午後8時26分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間以内に、フーシー派支配下のイエメン領内でミサイル1発と発射装置1基地を破壊することに成功したと発表した。

AFP, August 3, 2024、ANHA, August 3, 2024、‘Inab Baladi, August 3, 2024、Reuters, August 3, 2024、SANA, August 3, 2024、SOHR, August 3, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県で前日に続き、シリア軍、国防隊、地元武装集団(部族軍)がシリア民主軍と交戦(2024年8月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のキバル村、ブサイラ市、ダフラ村、アブリーハ村、シュハイル村のシャバカ地区で、7日深夜から8日未明にかけて、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア軍、地元武装集団(部族軍)が交戦した。

シリア民主軍は、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のトゥーブ村、サアルー村、ザバーリー村、ブーライル村などを激しく砲撃、これによりブーライル村で民間人3人が負傷した。

さらに、シリア民主軍の特殊部隊が西岸のジュナイナ村の拠点複数ヵ所を機関銃で攻撃した。

AFP, August 8, 2024、ANHA, August 8, 2024、‘Inab Baladi, August 8, 2024、Reuters, August 8, 2024、SANA, August 8, 2024、SOHR, August 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍の自爆型無人航空機がイドリブ県のトルコ軍拠点近くなど各所を攻撃(2024年8月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機3機がシャーム解放機構の支配下にあるナイラブ村およびその一帯を、1機がカフルラーター村にあるトルコ軍の拠点一帯を、1機がマアッルザーフ町一帯を攻撃した。

シリア軍はまた、ナイラブ村、サーン村、マジュダリヤー村一帯を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はマジュダリヤー村一帯でシリア軍の無人航空機2機を重機関銃で撃墜した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、ジャッラーダ村を砲撃し、シリア軍兵士1人を殺害した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村を砲撃した。

AFP, August 8, 2024、ANHA, August 8, 2024、‘Inab Baladi, August 8, 2024、Reuters, August 8, 2024、SANA, August 8, 2024、SOHR, August 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.