「ジュネーブ3」開催に向けたデミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表による個別折衝続く(2015年5月19日)

クッルナー・シュラカー(5月19日付)は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が、シリア政府と反体制派の和平交渉(ジュネーブ3)開催に向けた個別協議を、シリア政府代表、反体制派代表、諸外国代表と行っていると伝え、その写真を掲載した。

写真が公開されたシリア政府および反体制活動家は以下の通り:

フサームッディーン・アーラー駐スイス・シリア大使

ハイサム・マンナーア、ワリード・ブンニー、ハーリド・マハーミード、アブドゥルカーディル・サンカリー(カイロ大会準備委員会)

ルワイユ・フサイン、ムナー・ガーニム(シリア国家建設潮流)

ランダー・カッスィース(多元社会運動)

アマル・サッラージュ(シリア政治研究戦略センター)

サミール・タキー(シャルク・センター)

ハイサム・マーリフ(シリア革命反体制勢力国民連立)

リーム・トゥルクマーニー、ミシェル・シャンマース、イブラーヒーム・ダッラージー、ファーイク・フワイジャ(無所属)

ジハード・マクディスィー(無所属)

カドリー・ジャミール(シリア変革解放人民戦線)

ハサン・アブドゥルアズィーム(民主的変革諸勢力国民調整委員会)

なお『ハヤート』(5月20日付)は、パリの複数の反体制筋の話として、エジプト政府が5月末に、シリア革命反体制勢力国民連立を主導するシリア・ムスリム同胞団を除く反体制派の代表を招聘し、シリア政府との和平交渉への対応を協議するための大会の開催を準備していると伝えた。

しかし、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アサド政権の存続につながるようないかなる解決策も拒否するとの姿勢を改めて示した。

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AFP, May 19, 2015、AP, May 19, 2015、ARA News, May 19, 2015、Champress, May 19, 2015、al-Hayat, May 20, 2015、Iraqi News, May 19, 2015、Kull-na Shuraka’, May 19, 2015、al-Mada Press, May 19, 2015、Naharnet, May 19, 2015、NNA, May 19, 2015、Reuters, May 19, 2015、SANA, May 19, 2015、UPI, May 19, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)は米特殊部隊の急襲作戦をめぐってメンバー25人以上を逮捕(2015年5月19日)

「ダイル・ザウルは沈黙のうちに惨殺される」(https://www.facebook.com/dierezzore5、5月19日付)は、米特殊部隊「デルタフォース」によるダイル・ザウル県ウマル油田でのダーイシュ(イスラーム国)幹部アブー・サヤーフ氏急襲作戦に関連して、ダーイシュが17日、アブー・サヤーフ氏らを見殺しにしたとの嫌疑により、ウマル油田一帯でメンバー25人以上を逮捕したと伝えた。

AFP, May 19, 2015、AP, May 19, 2015、ARA News, May 19, 2015、Champress, May 19, 2015、al-Hayat, May 20, 2015、Iraqi News, May 19, 2015、Kull-na Shuraka’, May 19, 2015、al-Mada Press, May 19, 2015、Naharnet, May 19, 2015、NNA, May 19, 2015、Reuters, May 19, 2015、SANA, May 19, 2015、UPI, May 19, 2015などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュ(イスラーム国)によるスワイダー県フクフ村の急襲を撃退(2015年5月19日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、SANA(5月19日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)がフクフ村を三方から包囲し、襲撃を試みたが、同村に駐留するシリア軍が周辺の村々からの増援部隊や国防隊の支援を受け、これを撃退した。

この戦闘で、シリア軍兵士・国防隊戦闘員5人、住民(女性)1人が死亡、10人以上が負傷した。

またカスル村一帯でも、シリア軍、国防隊がダーイシュと交戦し、双方に人的被害が出た。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市郊外一帯でシリア軍、国防隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、シリア軍が同地のほか、アーラーク油田一帯を空爆した。

一方、SANA(5月19日付)によると、アーラーク油田周辺、ラサーファ・スフナ市街道、アブー・ハワーディード村、ザイン・バカル村、東サラーム村、ハタムルー村、ヒブラ村、ムシャイリファ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地の包囲を続けるダーイシュ(イスラーム国)が、シリア軍、国防隊と交戦し、シリア軍が同地一帯を空爆した。

一方、SANA(5月19日付)によると、アレッポ市東部郊外の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵、サナーディード軍からなる合同部隊が、有志連合の空爆による援護を受け、タッル・タムル市南部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(5月19日付)によると、シャッダーディー市中心部でバイクに仕掛けられた爆弾が爆発し、住民2人が死亡した。

さらに、ARA News(5月19日付)によると、人民防衛隊は、ダーイシュとの戦闘の末、ハサカ市西部に位置するアブドゥルアズィーズ山を制圧した。

一方、SANA(5月19日付)によると、ハサカ市西部に位置するアブドゥルアズィーズ山東方のシューラ村、サフーフ村一帯、ハサカ市北部郊外のキブル・シャーミヤ村で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

このほか、マルクス・レーニン共産党がラアス・アイン市に民兵組織「殉教者サルカーン大隊」の事務所を設置した。

殉教者サルカーン大隊は、ラアス・アイン市郊外で人民防衛隊とともにダーイシュとの戦闘を続けてきた組織で、ドイツ人など多くの外国人を擁しているという。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(5月19日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるブー・ウマル村を空爆し、子供6人と女性1人を含む住民8人が死亡した。

AFP, May 19, 2015、AP, May 19, 2015、ARA News, May 19, 2015、Champress, May 19, 2015、al-Hayat, May 20, 2015、Iraqi News, May 19, 2015、Kull-na Shuraka’, May 19, 2015、al-Mada Press, May 19, 2015、Naharnet, May 19, 2015、NNA, May 19, 2015、Reuters, May 19, 2015、SANA, May 19, 2015、UPI, May 19, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織の攻勢を受け、シリア軍がマストゥーマ市(イドリブ県)郊外の野営キャンプを放棄(2015年5月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動やシャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍作戦司令室の戦闘員約1,300人が、マストゥーマ村近郊の野営キャンプ(マストゥーマ基地)を、シリア軍、国防隊との数日にわたる戦闘の末に制圧した。

Kull-na Shuraka', May 19, 2015
Kull-na Shuraka’, May 19, 2015

複数の反体制活動家によると、18日に野営キャンプ周辺の哨所複数カ所を制圧し、同基地の第一防衛戦を突破していたファトフ軍作戦司令室は早朝、基地に対して総攻撃を行い、制圧したという。

またスィラージュ・プレス(5月19日付)によると、ファトフ軍作戦司令室は、熱誘導式の対戦車ミサイルを使用して、基地内で戦車2輌を破壊するとともに、オートストラード・アリーハー一帯を迫撃砲で攻撃し、突入を援護したという。

シリア人権監視団によると、この戦闘でシリア軍兵士15人が死亡した(しかしファトフ軍作戦司令室は、この戦闘でシリア軍兵士120人を殺害したと発表)。

また基地に駐留していたシリア軍、国防隊は、シリア政府の支配下にある県内最後の都市アリーハー市方面に撤退、SPC(5月19日付)によると、その際、基地内の武器庫2棟を爆破したが、ファトフ軍作戦司令室は撤退中のシリア軍戦車3輌を捕獲、兵士10人を捕捉した。

一方、シリア・アラブ・テレビ(5月19日付)、SANA(5月19日付)は、野営キャンプ陥落に関して、「基地で戦ってきた軍部隊は守備強化のためアリーハー市に移動した」、「マストゥーマ基地およびその周辺に展開する我らが軍部隊は、アリーハ市一帯の拠点を強化するための防衛戦を確保した」と伝えた。

またSANAによると、クマイナース村・マストゥーマ村回廊で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

『ハヤート』(5月20日付)によると、野営キャンプは、ファトフ軍作戦司令室のイドリブ市、ジルス・シュグール市、煉瓦工場基地などの制圧を受けて撤退していたシリア軍部隊のほとんどが再展開していた基地で、カファルヤー町、フーア市、アリーハー市、アブー・ズフール航空基地、ジスル・シュグール国立病院とともにイドリブ県におけるシリア政府の最後の拠点の一つと目されていた。

こうしたなか、シリア人権監視団は、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動やシャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍作戦司令室がイドリブ市を制圧した3月28日から5月19日までの間に、シリア軍がイドリブ県で行った空爆の回数が2,053回におよんでいると発表した。

このうち1,226回が戦闘機による空爆、827回がヘリコプターによる「樽爆弾」投下で、子供99人を含む401人が死亡、2,500人以上が負傷したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線と、アレッポ市カースティールー地区、ザフラー協会地区(空軍情報部一帯)、バニー・ザイド地区、ハンダラート・キャンプ一帯、カフルハムラ村一帯で交戦、シリア軍が同地一帯のほか、アレッポ市バーブ・ナイラブ地区を砲撃、空爆した。

またヌスラ戦線らが撃った迫撃砲が、アレッポ市ムーカンブー地区、ハムダーニーヤ地区、マサーキン・サビール地区などのシリア政府支配地区に着弾した。

一方、SANA(5月19日付)によると、スーラーン町、マッラーン村、ダーラト・イッザ市、アレッポ市バーブ・ハディード地区、ザフラー協会地区、アンサール地区、旧市街、ジスル・ハッジ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイスラーム軍による第39旅団基地制圧(18日)を受け、ジャウバル区を空爆する一方、またアッバースィーイーン地区に迫撃砲弾1発が着弾した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイスラーム軍による第39旅団基地制圧(18日)を受け、ハラスター市を空爆した。

シリア軍はまた、カラムーン地方無人地帯、ザバダーニー市、タイバ村などを「樽爆弾」で空爆する一方、ザバダーニー市で反体制武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(5月19日付)によると、イスラーム軍は第39旅団基地に近い検問所2カ所を制圧した。

一方、SANA(5月19日付)によると、アーリヤ農場、フーシュ・ファーラ村、タッル・クルディー町、マルジュ・スルターン村南部入口、ザバダーニー市東部山岳地帯、フライタ村郊外無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(5月19日付)によると、ズラーキーヤート村、ザッリーン村、アブー・ウバイダート村、ラターミナ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月19日付)によると、マスハラ村東部、ブザーク丘東部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 19, 2015、AP, May 19, 2015、ARA News, May 19, 2015、Champress, May 19, 2015、al-Hayat, May 20, 2015、Iraqi News, May 19, 2015、Kull-na Shuraka’, May 19, 2015、al-Mada Press, May 19, 2015、Naharnet, May 19, 2015、NNA, May 19, 2015、Reuters, May 19, 2015、SANA, May 19, 2015、Siraj Press , March 19, 2015、SPC, March 19, 2015、UPI, May 19, 2015などをもとに作成。

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米ロ高官がモスクワでシリア情勢への対応を協議(2015年5月18日)

米国務省のダニエル・ロビンスタイン・シリア問題担当特使がロシアを訪問し、ロシア外務省のセルゲイ・ヴェルシヒン中東北アフリカ局長と会談し、シリア情勢などについて意見を交わした。

『ハヤート』(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 18, 2015、AP, May 18, 2015、ARA News, May 18, 2015、Champress, May 18, 2015、al-Hayat, May 19, 2015、Iraqi News, May 18, 2015、Kull-na Shuraka’, May 18, 2015、al-Mada Press, May 18, 2015、Naharnet, May 18, 2015、NNA, May 18, 2015、Reuters, May 18, 2015、SANA, May 18, 2015、UPI, May 18, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織がイドリブ県マストゥーマ市一帯で、イスラーム軍がダマスカス郊外県で攻勢を強める(2015年5月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織からなるファトフ軍作戦司令室が、マストゥーマ村の野営キャンプ(マストゥーマ基地)に向かって進軍を続け、同市周辺およびマクバラ村でシリア軍と交戦、シリア軍が同地を激しく空爆した。

スマート・ニュース(5月18日付)によると、この戦闘でファトフ軍作戦司令室はマクバラ村を制圧した。

クッルナー・シュラカー(5月18日付)によると、シリア軍はマクバラ村の奪還を試みたが、ファトフ軍作戦司令室はこれを撃退、兵士20人以上を殺害したという。

またシャーム自由人イスラーム運動広報局によると、ファトフ軍作戦司令室は、マストゥーマ村内外のシリア軍検問所10カ所以上を制圧したという。

一方、SANA(5月18日付)によると、マストゥーマ高地、ファイルーン村一帯、ファイルーン村、クマイナース村、クーリーン村・ファイルーン村回廊、バシュラームーン村、下カスタン村、アイン・スーダ村、カフルナジュド村、ナリラヤー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、マストゥーマ村に潜入しようとした「テロリスト」を撃退した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍がマイダアー町近郊のシリア軍第39旅団基地への兵站路を遮断と同基地制圧に向けた軍事作戦を開始し、フーシュ・ファーラ村とマイダアー町を結ぶ戦略的要衝に位置するアズム・モスク、サフィール哨所、バワーイク哨所などを制圧した。

一方、SANA(5月18日付)によると、ナシャービーヤ、ドゥーマー市郊外のフーシュ・ファーラ村、アルバイン市、ムーサー丘周辺の丘陵地帯(ラアス・マアッラ町郊外無人地帯)、フライタ村郊外無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ラフマーン軍団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(5月18日付)によると、シリア軍が、ラヤーナ村、バイト・ウユーシュ村、マズラア町およびどうち周辺の丘陵地帯を、シャームの民のヌスラ戦線との戦闘の末に制圧した。

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ハマー県では、SANA(5月18日付)によると、ラターミナ町、アンカーウィー村、マラーナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月18日付)によると、ガントゥー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(5月18日付)によると、アアザーズ市、アブティーン村、アッザーン山、ハーン・アサル村、アーミリーヤ村、マンスーラ村、ハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市バーブ・ハディード地区、カルム・マイサル地区、カルム・タッラーブ地区、ラーシディーン地区、サイフ・ダウラ地区、シャイフ・サイード地区、シャッアール地区、サラーフッディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、スッカリー地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月18日付)によると、ヤードゥーダ村、ヌアイマ村、サイダー町、ウンム・マヤーズィン町、ヒルバト・ガザーラ町、ダルアー市東部入口一帯、カラク地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月18日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 18, 2015、AP, May 18, 2015、ARA News, May 18, 2015、Champress, May 18, 2015、al-Hayat, May 19, 2015、Iraqi News, May 18, 2015、Kull-na Shuraka’, May 18, 2015、al-Mada Press, May 18, 2015、Naharnet, May 18, 2015、NNA, May 18, 2015、Reuters, May 18, 2015、SANA, May 18, 2015、SMART News, May 18, 2015、UPI, May 18, 2015などをもとに作成。

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アレッポ市北東部のシャイフ・ナッジャール市郊外の丘陵地帯にダーイシュ(イスラーム国)が進軍し制圧(2015年5月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区東部郊外にダーイシュ(イスラーム国)が進軍し、シリア軍、国防隊、外国人部隊と交戦、反体制消息筋によると、ダーイシュはマクバラ村、ラフマーニーヤ村および同地周辺の丘陵地帯を制圧した。

一方、SANA(5月18日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(5月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、有志連合による援護空爆を受け、ラアス・アイン市郊外のウンム・マサーミール・アラブ村、西ウンム・マサーミール村、ハッジーカドリー村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

人民防衛隊はまたタッル・タムル市郊外のカーヒラ村からもダーイシュを放逐し、制圧した。

また、シリア人権監視団によると、有志連合がタッル・タムル市一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを空爆する一方、タッル・タムル市・ハサカ市間一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵、サナーディード軍(シャンマル部族の民兵組織)からなる合同部隊がダーイシュと交戦、進軍を続けた。

一方、SANA(5月18日付)によると、シリア軍、国防隊がハサカ市郊外のスィッリーン村に対するダーイシュ(イスラーム国)の侵入を撃退、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ内の複数カ所で、激しい戦闘が行われた。

AFP, May 18, 2015、AP, May 18, 2015、ARA News, May 18, 2015、Champress, May 18, 2015、al-Hayat, May 19, 2015、Iraqi News, May 18, 2015、Kull-na Shuraka’, May 18, 2015、al-Mada Press, May 18, 2015、Naharnet, May 18, 2015、NNA, May 18, 2015、Reuters, May 18, 2015、SANA, May 18, 2015、UPI, May 18, 2015などをもとに作成。

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タドムル市周辺でダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍の交戦が続くなか、ダーイシュが同市近郊の油田を制圧(2015年5月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がスフナ市・タドムル市間に位置するアーラーク油田、ハイル油田を、シリア軍、国防隊との交戦の末に制圧した。

この戦闘で、シリア軍兵士・国防隊隊員56人(うち士官9人)が死亡、その一部は斬首により殺害されたという。

これにより、5月13日のダーイシュによるスフナ市、市攻撃以降のシリア軍側の死者数はこれで167人にのぼった。

これに対して、シリア軍は、タドムル市周辺各所のダーイシュ拠点に対して、少なくとも14回にわたって、「樽爆弾」などを使用して空爆を行った。

マサール・プレス(5月18日付)によると、シリア軍の空爆はタドムル市北部郊外のヴィーラート地区などに対して行われ、住民2人が死亡したという。

またダーイシュがタドムル市が撃ったと思われる迫撃砲弾複数発が、タドムル市内の国立博物館近くなどに着弾し、子供2人を含む住民5人が死亡した。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ダーイシュがタドムル市を迫撃砲で集中的に攻撃したのはこれが初めて。

これに対して、AFP(5月18日付)は、シリア治安筋の話として、シリア軍がタドムル市北東部一帯でダーイシュを駆逐、戦闘員らはスフナ市方面に敗走したと伝えた。

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Kull-na Shuraka’, May 18, 2015

一方、SANA(5月18日付)によると、タドムル市周辺、スフナ市・フライヒラ村回廊、アーミリーヤ村北部、サッド検問所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタドムル市への潜入を試みたダーイシュ戦闘員を撃退、複数を殺傷した。

このほか、ラジャム・カスル村、ヒブラ村、ウンム・サフリージュ村、東サラーム村、ウンム・サフリージュ村、アブー・ハワーディード村、ガジャル・アミーン村、ムシャイリファ村東部丘陵地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県に隣接するマフカル村一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

また、SANA(5月18日付)によると、マフカラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 18, 2015、AP, May 18, 2015、ARA News, May 18, 2015、Champress, May 18, 2015、al-Hayat, May 19, 2015、Iraqi News, May 18, 2015、Kull-na Shuraka’, May 18, 2015、al-Mada Press, May 18, 2015、Masar Press Agency, May 18, 2015、Naharnet, May 18, 2015、NNA, May 18, 2015、Reuters, May 18, 2015、SANA, May 18, 2015、UPI, May 18, 2015などをもとに作成。

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トルコとヨルダンでのシリアの「穏健な反体制派」への軍事教練に英軍が85人を派遣(2015年5月17日)

『サンデー・テレグラフ』(5月17日付)は、英国防省の話として、英国がトルコとヨルダンにあるシリアの「穏健な反体制派」を教練するための軍事キャンプに兵士85人を派遣する見込みだと伝えた。

AFP, May 18, 2015、AP, May 18, 2015、ARA News, May 18, 2015、Champress, May 18, 2015、al-Hayat, May 19, 2015、Iraqi News, May 18, 2015、Kull-na Shuraka’, May 18, 2015、al-Mada Press, May 18, 2015、Naharnet, May 18, 2015、NNA, May 18, 2015、Reuters, May 18, 2015、SANA, May 18, 2015、Sunday Telegraph, May 17, 2015、UPI, May 18, 2015などをもとに作成。

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カーミシュリー市(ハサカ県)でシリア軍と民主統一党民兵が口論の末衝突(2015年5月17日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(5月18日付)によると、カーミシュリー市内で、シリア軍兵士と民主統一党の民兵(人民防衛隊の隊員を思われる)が口論の末、数時間にわたり衝突した。

地元の活動家によると、カーミシュリー市内で行われている学校の試験期間中の学校警備をめぐる対立が衝突の発端で、最終的には西クルディスタン移行期民政局アサーイシュが介入し、シリア軍兵士を排除した、という。

AFP, May 18, 2015、AP, May 18, 2015、ARA News, May 18, 2015、Champress, May 18, 2015、al-Hayat, May 19, 2015、Iraqi News, May 18, 2015、Kull-na Shuraka’, May 18, 2015、al-Mada Press, May 18, 2015、Naharnet, May 18, 2015、NNA, May 18, 2015、Reuters, May 18, 2015、SANA, May 18, 2015、UPI, May 18, 2015などをもとに作成。

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UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市を防衛するシリア軍(いわゆる「アサド軍」)がダーイシュ(イスラーム国)の進軍を止める(2015年5月17日)

ヒムス県では、『ハヤート』(5月18日付)などによると、シリア軍がUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市(人口約3万5,000人)北部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、その進軍を食い止めるとともに、北部郊外の複数カ所を奪還した。

ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は、AFP(5月17日付)に対して、シリア軍がダーイシュの進軍を挫折させ、ダーイシュによって占拠されていたタドムル市の北部および東部郊外から戦闘員を放逐するとともに、同市北西部の高地、テレビ・ラジオ電波塔一帯、同市入口にあるスィット検問所を奪還・制圧したと述べた。

バラーズィー県知事によると16日以降のシリア軍による作戦で、ダーイシュ戦闘員130人以上を殲滅したという。

またシリア人権監視団は、シリア軍と国防隊がタドムル市北部地区に進軍し、ダーイシュを後退させることに成功したと発表した。

同監視団によると、シリア軍はまたタドムル市の砦(パルミラ砦)一帯に進軍した。

これに先立ち、シリア軍はタドムル市北部一帯、砦周辺、タドムル刑務所一帯のダーイシュ拠点に対して、戦闘機とヘリコプターで激しい空爆を行い、タドムル刑務所一帯での「樽爆弾」による空爆と戦闘では、ダーイシュ戦闘員20人以上が死亡したという。

一方、ダーイシュによる占拠が続くスフナ市に対しても、シリア軍が空爆を行い、5人が死亡、15人以上が負傷した。

なお、シリア人権監視団は、5月13日にスフナ市、アーミリーヤ村へのダーイシュの侵攻が始まって以降のタドムル市一帯での戦闘による死者数が295人に達していると発表した。

このうちシリア軍・国防隊委員は123人、ダーイシュ戦闘員は115人、ダーイシュによって処刑された民間人は49人にのぼるという。

他方、SANA(5月17日付)は、アーミリーヤ村および周辺の丘陵地帯、アーラーク油田一帯、ハイル油田一帯、ワーディー・アブヤド・ダム一帯、タドムル市東部および北東部の農場地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと報じた。

またダーイシュ戦闘員はタドムル市内に3度目となる突入(潜入)を試みたが、シリア軍がこれを撃退し、外国人戦闘員多数を殺傷したという。

このほか、シリア軍は東サラーム村、ウンム・サフリージュ村、アブー・ハワーディード村、ムシャイリファ村近郊の丘陵地帯でも、ダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市北東部のシャフバー・ダム地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(5月17日付)によると、シリア軍がマンビジュ市内のダーイシュ(イスラーム国)拠点複数カ所に対して集中的に攻撃を加え、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、アレッポ市東部の航空士官学校一帯でもダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月17日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、農学部一帯、ガッサーン・アッブード交差点地区、カナーマート地区、工業地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、ARA News(5月17日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室が、タッル・アブヤド市西部および東部前線でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、クーラク村、カルク・シャイハーン村、シャーシュ村を制圧した。

一方、クッルナー・シュラカー(5月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市内での厳戒態勢を強化し、「軍事、治安関係の任務を放棄した」との理由で外国人戦闘員(ムハージリーン)複数名を逮捕した。

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ハサカ県では、ARA News(5月17日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がタッル・タムル市とアーリヤ穀物サイロ間の国際幹線道路上に位置するアルバイーン村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同村を制圧した。

AFP, May 17, 2015、AP, May 17, 2015、ARA News, May 17, 2015、Champress, May 17, 2015、al-Hayat, May 18, 2015、Iraqi News, May 17, 2015、Kull-na Shuraka’, May 17, 2015、May 18, 2015、al-Mada Press, May 17, 2015、Naharnet, May 17, 2015、NNA, May 17, 2015、Reuters, May 17, 2015、SANA, May 17, 2015、UPI, May 17, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織が占拠するイドリブ市をシリア軍が激しく爆撃、子供6人、女性5人を含む約50人が死亡(2015年5月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイフスィム町、カフル・ウワイド村、カンスフラ村、スフーフン区、アイン・ルーラーズ村、バサーミス村、バルシューン村、マルイヤーン村、アブー・ズフール航空基地一帯、カスタン村、ムシュミシャーン村などを「樽爆弾」などで空爆、子供6人、女性5人を含む約50人が死亡した。

これに対して、ARA News(5月17日付)によると、ファトフ軍作戦司令室は、マストゥーマ高地を制圧した。

一方、SANA(5月17日付)によると、ジスル・シュグール市国立病院一帯、ハッルーズ村、タイイバート村、イシュタブリク村、バシュラームーン村、下カスタン村、アイン・スーダ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市カルム・タッラーブ地区一帯、ナイラブ航空基地近郊のシリア軍拠点に対して砲撃を加えた。

またARA News(5月17日付)によると、シリア軍はアレッポ市サーフール地区を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(5月17日付)によると、ドゥワイル・ザイトゥーン村、ティヤーラ村、ハーン・アサル、ドゥライヒム油田で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、ザバダーニー市をシリア軍が空爆・砲撃した。

一方、SANA(5月17日付)は、シリア軍とレバノン抵抗運動(ヒズブッラー戦闘員)がラアス・マアッラ町郊外無人地帯、ムーサー丘(カラムーン地方最高峰)を制圧し、カラムーン地方での戦闘は終息に向かっていると報じた。

また、SANAによると、バイト・ジン村で、シリア軍は反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区をシリア軍が空爆する一方、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、アッバースィーイーン地区に迫撃砲弾1発が着弾した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、貨物トラックの運転手らから燃料を購入するために、ナスィーブ国境通行所のシリア・ヨルダン共同管理国境地区に押し寄せた住民数百人に対して、ヤルムーク軍戦闘員が発砲し、住民3人が負傷した。

また『ハヤート』(5月18日付)などによると、反体制武装集団がアトマーン村のシリア軍拠点、イズラア市近郊の第12旅団の拠点複数カ所を砲撃した。

これに対して、シリア軍はラジャート高地のブスターン村を空爆、またフィキーア村に「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(5月17日付)によると、ダルアー市カルク地区、バハール地区など、アトマーン村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月17日付)によると、ラスタン市などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、シャーム自由人イスラーム運動、ハーリド・ブン・ワリード旅団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 17, 2015、AP, May 17, 2015、ARA News, May 17, 2015、Champress, May 17, 2015、al-Hayat, May 18, 2015、Iraqi News, May 17, 2015、Kull-na Shuraka’, May 17, 2015、al-Mada Press, May 17, 2015、Naharnet, May 17, 2015、NNA, May 17, 2015、Reuters, May 17, 2015、SANA, May 17, 2015、UPI, May 17, 2015などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長「抵抗枢軸はカラムーン山地から過激派を断固として浄化するが、これには時間を要する」(2015年5月17日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はマナール・チャンネルを通じて演説を行い、ダマスカス郊外県カラムーン地方でのヒズブッラー戦闘員、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)などジハード主義武装集団との戦闘に関して、「我々の部隊は先週、シリア・アラブ軍と協力し、シリア・レバノン国境の多くの領地を奪還し、ジハード主義者は多くの拠点を失った」と述べる一方、「抵抗枢軸は、両国を結ぶ戦略的地域であるカラムーン山地から過激派を断固として浄化する…。しかしこれには時間を要する…。先週の戦闘で、党員13人とシリア軍兵士7人が死亡した」と述べ、ヒズブッラー戦闘員13人を失ったことを認めた。

ナスルッラー書記長はまた、「武装集団を敗北に追い込む多くの戦闘が行われた…。しかし我々は依然として戦闘のただ中にある…。武装集団は深刻な敗北を被り、すべての交戦地域から撤退した…。彼らの基地は破壊され…、彼らが爆発物を仕掛けていた車輌も爆破された…。しかし、武装集団がアルサール村郊外や、そのほかのカラムーン地方郊外各所にいる限り、安全が完全に確保されることはない」と述べるとともに、「アルサールを攻撃し、レバノン軍士官を殺害した武装集団は革命家と呼べるのか? 彼らはテロリスト、殺人者ではないか?… レバノンの国家が領土占領に甘んじて、武装集団による軍襲撃を許したとしても…、レバノン国民はそれを受け入れることはな…。国民は、国家が誤った行動をとったとしても、自らの責任を遂行するだろう…。我々は際限のない戦いのなかにいる。バアルベック、ヘルメルの住民が自らの地域からジハード主義者の根絶をめざす権利がある」と強調した。

Naharnet, March 17, 2015
Naharnet, March 17, 2015

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NNA(5月16日付)によると、レバノン軍はベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外にある武集団の拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, May 17, 2015、AP, May 17, 2015、ARA News, May 17, 2015、Champress, May 17, 2015、al-Hayat, May 18, 2015、Iraqi News, May 17, 2015、Kull-na Shuraka’, May 17, 2015、al-Mada Press, May 17, 2015、Naharnet, May 17, 2015、NNA, May 17, 2015、Reuters, May 17, 2015、SANA, May 17, 2015、UPI, May 17, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県でアル=カーイダ系組織と戦うシリア軍にフランス人が従軍か?(2015年5月16日)

スーリーヤート(5月16日付)は、ジスル・シュグール国立病院を包囲する戦闘員の話として、フランス語による無線での会話を傍受、シリア軍にフランス人が参加している可能性があると報じた。

この戦闘員によると、傍受した会話を翻訳した結果、フランス語の話者たちがトポグラフィー(地形学)関連の任務に従事していることが判明したが、彼らが民間人か軍人かは不明だという。

AFP, May 16, 2015、AP, May 16, 2015、ARA News, May 16, 2015、Champress, May 16, 2015、al-Hayat, May 17, 2015、Iraqi News, May 16, 2015、Kull-na Shuraka’, May 16, 2015、al-Mada Press, May 16, 2015、Naharnet, May 16, 2015、NNA, May 16, 2015、Reuters, May 16, 2015、SANA, May 16, 2015、Suriyat, May 16, 2015、UPI, May 16, 2015などをもとに作成。

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トルコ軍戦闘機がシリア軍ヘリコプターを撃墜、トルコがアル=カーイダ系組織を動員しタッル・アブヤド市(ラッカ県)制圧を画策(2015年5月16日)

トルコのイスメト・ユルマズ国防大臣は、トルコ領空に侵入したシリア軍ヘリコプター1機を撃墜したと発表した。

ユルマズ国防大臣によると、このヘリコプターはトルコ領内11キロの地点に約5分間にわたって侵入を続けたため、インジルリク空軍基地所属のトルコ軍のF-16戦闘機がこれを撃墜したという。

一方、複数の活動家は、F-16戦闘機の攻撃を受けたシリア軍ヘリコプターは、トルコ領内ではなくシリア領内、イドリブ県ザルズール村・ハマーマ村間に墜落したとして、その写真をインターネット上で公開した。

これに関して、SANA(5月16日付)は、シリア軍の「無人小型機」が墜落したと伝えた。image0011

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クルド戦線旅団(自由シリア軍)のアフマド・ハッスー報道官はARA News(5月16日付)に対して、トルコがアル=カーイダ系組織戦闘員などを動員して、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるラッカ県タッル・アブヤド市を制圧しようとしたが、失敗に終わったと暴露した。

ハッスー報道官によると、トルコ政府は今年2月、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員1,700人からなる「第10師団」を後援し、タッル・アブヤド市からダーイシュの放逐を試み、その後は直接介入を画策し、「トルクメン民政評議会」にタッル・アブヤド市の自治を委任しようとしたが、いずれの計画も頓挫したという。

AFP, May 16, 2015、AP, May 16, 2015、ARA News, May 16, 2015、Champress, May 16, 2015、al-Hayat, May 17, 2015、Iraqi News, May 16, 2015、Kull-na Shuraka’, May 16, 2015、al-Mada Press, May 16, 2015、Naharnet, May 16, 2015、NNA, May 16, 2015、Reuters, May 16, 2015、SANA, May 16, 2015、UPI, May 16, 2015などをもとに作成。

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米特殊部隊がダイル・ザウル県ウマル油田でダーイシュ(イスラーム国)幹部を殺害(2015年5月16日)

米国家安全保障会議(NSC)のベルナディット・メーハン報道官は、イラクに駐留する米特殊部隊「デルタ・フォース」が、ダイル・ザウル県のウマル油田で特殊作戦を行い、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部の一人で、石油の密売などを統括するとされるアブー・サヤーフ氏を含む複数名を殺害し、妻を拘束したと発表した。

『ハヤート』(5月17日付)などによると、デルタ・フォースは、アブー・サヤーフ氏を拘束するため、ウマル油田にヘリコプター複数機で降下しようとしたが、アブー・サヤーフ氏らがヘリコプターに対して発砲したため、殺害、また拘束した妻はイラク領内の刑務所に収監されたという。

メーハン報道官によると、作戦はバラク・オバマ大統領の司令のもと、イラク政府の「完全な同意」を得て実施されたが、シリア政府には事前通告はしなかったという。

しかし、シリアの複数のメディアは、ダイル・ザウル県のウマル油田近くでシリア軍が特殊作戦を行い、石油部門を統括するダーイシュの幹部1人を殺害したと伝えた。

これに関して、シリア人権監視団は、シリア軍が行ったとされる空爆により、外国人戦闘員12人とシリア人戦闘員7人が死亡したと発表した。

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アシュトン・カーター米国防長官は16日、米特殊部隊「デルタフォース」がシリア領内でダーイシュ(イスラーム国)の幹部に対する急襲作戦を成功させ、彼らに「手痛い打撃を与えた」ことを明らかにした。

この急襲作戦は、ダイル・ザウル県ウマル油田で行われ、『ウォール・ストリート』がダーイシュの「最高財務責任者」(CFO)と位置づけていたアブー・サヤーフ氏を殺害した。

『ニューヨーク・タイムズ』(5月17日付)によると、作戦は「デルタフォース」隊員約20人が実施。

戦闘ヘリ・ブラックホークや輸送機オスプレイに分乗し、アブー・サヤーフ氏らが潜伏するビル近くに着陸、銃撃線となるなかで、アブー・サヤーフ氏が「女性や子供を人間の盾」にしようとしたが、米軍は銃撃で戦闘員10数人を殺害し、アブー・サヤーフ氏夫妻の一緒にいた部屋に到達したという。

米軍はアブー・サヤーフ氏を拘束しようとしたが、応戦してきたために射殺、妻を拘束するとともに、「奴隷」として扱われていたヤズィード教徒の女性を救出した。

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シリア人権監視団は17日、米特殊部隊「デルタフォース」がダイル・ザウル県ウマル油田で実施した特殊作戦によってダーイシュ(イスラーム国)メンバー32人が殺害されたとしたうえで、アブーサヤーフ氏以外にも、「戦争大臣」と称されるウマル・シーシャーニー氏、通信部門責任者ら幹部3人が死亡したと発表した。

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一方、地元調整諸委員会によると、デルタフォースによる特殊作戦は16日深夜に開始され、有志連合の航空機が約2時間にわたって偵察飛行を繰り返した後、降下部隊が降下、約20分にわたって戦闘が行われたという。

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『ハヤート』(5月17日付)によると、有志連合はハサカ県内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して6回の空爆を行った。

AFP, May 16, 2015、May 17, 2015、AP, May 16, 2015、May 17, 2015、ARA News, May 16, 2015、May 17, 2015、Champress, May 16, 2015、May 17, 2015、al-Hayat, May 17, 2015、May 18, 2015、Iraqi News, May 16, 2015、May 17, 2015、Kull-na Shuraka’, May 16, 2015、May 17, 2015、al-Mada Press, May 16, 2015、May 17, 2015、Naharnet, May 16, 2015、May 17, 2015、The New York Times, May 17, 2015、NNA, May 16, 2015、May 17, 2015、Reuters, May 16, 2015、May 17, 2015、SANA, May 16, 2015、May 17, 2015、UPI, May 16, 2015、May 17, 2015などをもとに作成。

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UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市周辺でダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍の戦闘続く(2015年5月16日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市周辺(東部郊外および南部郊外)で、シリア軍、国防隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、シリア軍兵士・国防隊隊員12人とダーイシュ戦闘員16人が死亡した。

またラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ダーイシュはアーミリーヤ村で子供9人を含む住民23人を銃殺処刑した。

処刑された住民のなかには、公務員の家族が含まれているという。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州広報局は声明を出し、アーラーク油田、ハイル油田に近いアーラーク村を制圧したと発表した。

Kull-na Shuraka', March 16, 2015
Kull-na Shuraka’, March 16, 2015

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他方、SANA(5月16日付)によると、タドムル市一帯、アーラーク油田一帯、ハイル油田一帯、ジャズル・ガス採掘所東部、エブラー・ガス・パイプライン(ウンム・タバーリール村北東部)などで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 16, 2015、AP, May 16, 2015、ARA News, May 16, 2015、Champress, May 16, 2015、al-Hayat, May 17, 2015、Iraqi News, May 16, 2015、Kull-na Shuraka’, May 16, 2015、al-Mada Press, May 16, 2015、Naharnet, May 16, 2015、NNA, May 16, 2015、Reuters, May 16, 2015、SANA, May 16, 2015、UPI, May 16, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県内のアル=カーイダ系組織支配地域をシリア軍が「樽爆弾」などで爆撃(2015年5月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフル・ウワイド村に対して空爆を行い、女性と子供を含む26人が死亡、またサラーキブ市に対しても同様の空爆を行い、16人が死亡した。

シリア軍はさらに、バシュラームーン村、マアッラト・ヌウマーン市、アイン・ラールーズ村に対しても「樽爆弾」などで空爆した。

一方、ジスル・シュグール市一帯では、国立病院に籠城していたというシリア軍兵士2人が、ファトフ軍作戦司令室に投降した。

他方、SANA(5月16日付)によると、アルバイーン山一帯、マアッルディブサ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のラッジュ村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(5月16日付)によると、サッブーラ市・イスリヤー村間、ラターミナで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・シャルシューフ村一帯で、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(5月16日付)によると、ムシャイリファ村、ウンム・サフリージュ村、マスアダ村、ラジャム・カスル村、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カーラ市郊外無人地帯をシリア軍が砲撃する一方、フライタ村郊外無人地帯、ラアス・マアッラ町郊外無人地帯でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(5月16日付)は、カラムーン地方最高峰のムーサー丘をカラムーン・ファトフ軍作戦司令室が奪還したと報じた。

ムーサー丘は5月13日にヒズブッラー戦闘員、シリア軍が制圧していた。

他方、SANA(5月16日付)によると、タッル・クルディー町、アイン・タルマー村、ザマルカー町、アルバイン市、ハラスター市郊外、ナシャービーヤ町、ザバダーニー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの鷹旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(5月16日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月16日付)によると、フィキーア村で自由シリア軍南部戦線がシリア軍と交戦した。

一方、SANA(5月16日付)によると、ダーイル町、タッル・アイン・ファーダ、マトゥーク丘、スラヤー村、カフルシャムス町、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(5月16日付)によると、タッル・アスファルで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月16日付)によると、マスハラ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、フルカーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 16, 2015、AP, May 16, 2015、ARA News, May 16, 2015、Champress, May 16, 2015、al-Hayat, May 17, 2015、Iraqi News, May 16, 2015、Kull-na Shuraka’, May 16, 2015、al-Mada Press, May 16, 2015、Naharnet, May 16, 2015、NNA, May 16, 2015、Reuters, May 16, 2015、SANA, May 16, 2015、UPI, May 16, 2015などをもとに作成。

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反体制武装集団が南部およびアレッポ市解放に向けた大規模作戦を準備(2015年5月16日)

自由シリア軍南部戦線のイサーム・ライイス報道官は『ハヤート』(5月17日付)に対して、同戦線を構成する54の武装集団、3万5,000人の戦闘員が、ダマスカス郊外県、ダルアー県、クナイトラ県のシリア軍拠点制圧のための大規模軍事作戦の開始に向け、調整を進めていると述べた。

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また、シャーム革命家大隊のナージー・ムスタファー司令官もクッルナー・シュラカー(5月16日付)に対して、アレッポ市解放に向けた作戦の準備を進めていると述べた。

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シャーム自由人イスラーム運動のアフマド・カッラ・アリー報道官はクッルナー・シュラカー(5月16日付)に対して、ダマスカス郊外県で活動するドゥハー・イスラーム旅団が15日にシャーム自由人イスラーム運動への参加を宣言、同旅団を合併したことを明らかにした。

AFP, May 16, 2015、AP, May 16, 2015、ARA News, May 16, 2015、Champress, May 16, 2015、al-Hayat, May 17, 2015、Iraqi News, May 16, 2015、Kull-na Shuraka’, May 16, 2015、al-Mada Press, May 16, 2015、Naharnet, May 16, 2015、NNA, May 16, 2015、Reuters, May 16, 2015、SANA, May 16, 2015、UPI, May 16, 2015などをもとに作成。

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有志連合の誤爆によりYPG戦闘員20人が死亡(2015年5月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆を行う有志連合がハサカ県マナージール村一帯で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を誤爆し、人民防衛隊戦闘員20人が死亡した。

AFP, May 16, 2015、AP, May 16, 2015、ARA News, May 16, 2015、Champress, May 16, 2015、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2015、al-Hayat, May 17, 2015、Iraqi News, May 16, 2015、Kull-na Shuraka’, May 16, 2015、al-Mada Press, May 16, 2015、Naharnet, May 16, 2015、NNA, May 16, 2015、Reuters, May 16, 2015、SANA, May 16, 2015、UPI, May 16, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県、ダルアー県などでシリア軍とジハード主義武装集団の戦闘続く(2015年5月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、バルユーン村などザーウィヤ山各所、アブー・ズフール航空基地一帯、カンスフラ村、クーリーン村、ラーミー村などをシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまたアルバイーン山一帯、マクバラ村、ナリラヤー村、ファンナール検問所でも、ファトフ軍作戦司令室と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(5月15日付)によると、クファイル村方面からジスル・シュグール市に突入しようとしたシリア軍部隊をナスル運動作戦司令室戦闘員が撃退、兵士25人を殺害した。

また、クッルナー・シュラカーは、シリア軍がムシュムシャーン村で、塩素ガスを装填した「樽爆弾」を投下し、数十人が呼吸困難などの症状を訴えたと伝えた。

他方、SANA(5月15日付)によると、ムサイビーン村一帯、カフルラーター村、バザーブール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーディル村、アイス村、ハルサ村一帯をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、43人が死亡した。

一方、SANA(5月15日付)によると、アターリブ市、タームーラ村、ハーン・アサル村、ハーン・トゥーマーン村、アルド・マッラーフ地区、アレッポ市ザフラー協会地区、旧市街、ブラート地区、ブスターン・バーシャー地区、インザーラート地区、アシュラフィーヤ地区、ラーシディーン地区、サーリヒーン地区、ザバディーヤ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原のアムキーヤ町を「樽爆弾」で空爆し、5人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フィキーア村、マハッジャ町などで、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦する一方、シリア軍が同地一帯を砲撃した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(5月15日付)は、反体制武装集団がフィキーア村のシリア軍の検問所を制圧し、サナマイン市とシャイフ・マスキーン町を結ぶ兵站路を遮断したことを受けて、戦闘が激化、シリア軍による「樽爆弾」投下と反体制武装集団によるシリア軍拠点(第17師団拠点など)への砲撃が行われたと伝えた。

一方、SANA(5月15日付)によると、マハッジャ町、フィキーア村、カフルシャムス町、スラヤー村、タッル・アイン・ファーダ、マトゥーク丘、ナスィーブ村一帯、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊、サジール砲兵大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月15日付)によると、ハミーディーヤ村、マスハラ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 15, 2015、AP, May 15, 2015、ARA News, May 15, 2015、Champress, May 15, 2015、al-Hayat, May 16, 2015、Iraqi News, May 15, 2015、Kull-na Shuraka’, May 15, 2015、al-Mada Press, May 15, 2015、Naharnet, May 15, 2015、NNA, May 15, 2015、Reuters, May 15, 2015、SANA, May 15, 2015、UPI, May 15, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県各地で、シリア軍、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)拠点を爆撃(2015年5月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するタッル・マーリド村一帯(マーリア市近郊)を有志連合が空爆し、ダーイシュ戦闘員12人が死亡した。

一方、ハスィーヤ村近郊では、ダーイシュが仕掛けた地雷に触れたジハード主義武装集団戦闘員13人が死亡した。

他方、SANA(5月15日付)によると、アレッポ市東部航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(5月15日付)によると、シリア軍戦闘機と思われる国籍・所属不明の戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点の一つマンビジュ市を空爆し、住民15人が死亡した。

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ハサカ県では、SANA(5月15日付)によると、タニーニール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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シリア人権監視団は、ダイル・ザウル県にダーイシュ(イスラーム国)が設置した教練キャンプに、児童、老人、障害者などを含むシリア人160人以上と、ドイツ人1人を含む外国人8人が参加し、軍事教練を受けていると発表した。

AFP, May 15, 2015、AP, May 15, 2015、ARA News, May 15, 2015、Champress, May 15, 2015、al-Hayat, May 16, 2015、Iraqi News, May 15, 2015、Kull-na Shuraka’, May 15, 2015、al-Mada Press, May 15, 2015、Naharnet, May 15, 2015、NNA, May 15, 2015、Reuters, May 15, 2015、SANA, May 15, 2015、UPI, May 15, 2015などをもとに作成。

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UNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市に迫るダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍が交戦(2015年5月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、パルミラ遺跡(UNESCO世界文化遺産)を擁するタドムル市周辺で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦、シリア軍が同地およびスフナ市一帯を空爆した。

この戦闘で、シリア軍兵士・国防隊隊員3人とダーイシュ戦闘員10人が死亡した。

12日深夜以降の同地一帯での戦闘での死者数はシリア軍兵士73人、ダーイシュ戦闘員65人にのぼっているという。

ARA News, March 15, 2015
ARA News, March 15, 2015

一方、SANA(5月15日付)によると、タドムル市郊外一帯(カバブ村、タフハ村、ジャウラト・マズマル村、ビイル・カッタール村)、タフハ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(5月15日付)に対して、ダーイシュがタドムル市の東部1キロの地点まで近づいているとしたうえで、シリア軍が増援部隊を派遣し、同市北部、東部、南部で激しく交戦していることを明らかにした。

これに関して、タラール・バラーズィー・ヒムス県知事はAFPに、タドムル市がシリア政府によって掌握されているとしたうえで、「増援部隊が同市に向かっている」と述べた。

タドムル市は人口約3万5,000人で、うち9,000人が2011年の紛争以降、同市に流入した避難民だという。

一方、シリア軍とダーイシュの戦闘の隙をつくかたちで、ジハード主義武装集団がタイフール航空基地周辺に展開するシリア軍拠点に対して砲撃を行った。

なおダーイシュによるタドムル市方面への進軍に関して、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「アサド政権の犯罪(的行為)の代償をシリアの文明的遺産が払わされようとしている…。政権の行動は、彼らが依然として支配している都市の軍・治安拠点を守ることにあることを示しており…、ダーイシュがタドムル市で犯すであろう文明的悲劇に安堵している」と批判した。

そのうえでシリア革命反体制勢力国民連立は、UNESCOに対してタドムル市を保護するための緊急行動を行うよう呼びかけた。

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UNECSOのイリナ・ゲオルギエヴァ・ボコヴァ事務局長は、AFP(5月15日付)の電話取材に応じ、ダーイシュ(イスラーム国)によるタドムル市方面への進軍に関して、「ダーイシュがタドムルに侵入するということは、タドムルが破壊されることを意味する。もしタドムル市が陥落すれば、国際的な悲劇だ」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(5月15日付)は、複数の消息筋の話として、ダーイシュのスフナ市、アーミリーヤ村制圧とタドムル市方面への進軍の約1週間前に、タドムル市博物館に所蔵されていた展示品を持ち去り、士官らの家族も同市北部の居住地区から避難していた、と伝えた。

展示品の持ち出し先は不明だという。

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フルカーン広報機構はダーイシュ(イスラーム国)の指導者アブー・バクル・バグダーディー氏の肉声とされる声明をインターネットを通じて配信した。

AFP, May 15, 2015、AP, May 15, 2015、ARA News, May 15, 2015、Champress, May 15, 2015、al-Hayat, May 16, 2015、Iraqi News, May 15, 2015、Kull-na Shuraka’, May 15, 2015、al-Mada Press, May 15, 2015、Naharnet, May 15, 2015、NNA, May 15, 2015、Reuters, May 15, 2015、SANA, May 15, 2015、UPI, May 15, 2015などをもとに作成。

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オバマ米大統領「アサド政権が化学兵器を再び使用することに「レッドライン」は設けない」(2015年5月14日)

バラク・オバマ米大統領は、ワシンドンDC近郊のキャンプ・デーヴィッドでのGCC諸国との首脳会談後に行われた記者団との質疑応答の場で、シリア情勢について言及し、シリア政府が化学兵器を使用した場合、国際社会とともにその調査を行う意思を示すとともに、ロシアなどと「その使用を止めさせる」ために協力すると述べた。

しかし、オバマ大統領は、シリアでの戦争において化学兵器が再び使用されることに対して、「レッドラインは設けない」と答え、アサド政権に対する軍事行動に対して慎重な姿勢を示した。

AP(5月15日付)などが伝えた。

AFP, May 15, 2015、AP, May 15, 2015、ARA News, May 15, 2015、Champress, May 15, 2015、al-Hayat, May 16, 2015、Iraqi News, May 15, 2015、Kull-na Shuraka’, May 15, 2015、al-Mada Press, May 15, 2015、Naharnet, May 15, 2015、NNA, May 15, 2015、Reuters, May 15, 2015、SANA, May 15, 2015、UPI, May 15, 2015などをもとに作成。

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国籍・所属不明のヘリコプター2機がトルコ領空方面から飛来し、ハサカ県を経てイラク領空方面に(2015年5月14日)

ハサカ県では、ARA News(5月14日付)が複数の地元消息筋の話として、国籍・所属不明のヘリコプター2機がマアバダ町上空を低空飛行しているのが目撃されたと伝え、その写真を掲載した。

このヘリコプター2機は対トルコ国境に面するマーリキーヤ市方面から飛来し、対イラク国境に面するヤアルビーヤ町方面に飛行していったという。

ARA News, March 14, 2015
ARA News, March 14, 2015

 

AFP, May 14, 2015、AP, May 14, 2015、ARA News, May 14, 2015、Champress, May 14, 2015、al-Hayat, May 15, 2015、Iraqi News, May 14, 2015、Kull-na Shuraka’, May 14, 2015、al-Mada Press, May 14, 2015、Naharnet, May 14, 2015、NNA, May 14, 2015、Reuters, May 14, 2015、SANA, May 14, 2015、UPI, May 14, 2015などをもとに作成。

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ムアッリム外相がダマスカス訪問中のボルージェルディー・イラン国会国家安全保障外交委員長と会談(2015年5月14日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、ダマスカスを訪問中のイラン国会のアラーッディーン・ボルージェルディー国家安全保障外交委員長と会談し、シリアおよび中東情勢について意見を交わした。

ボルージェルディー国家安全保障外交委員長は会談後の記者会見で、「我々は、シリアの政府、国民への支援を今一度表明するために、シリアにやって来た。この支援を誇りに思っている」と述べる一方、米国による「穏健な反体制派支援」を「戦略的な過ち」としたうえで、「良いテロリストも悪いテロリストもない。テロはどこで起ころうとテロだ」と批判した。

SANA(5月14日付)が伝えた。

AFP, May 14, 2015、AP, May 14, 2015、ARA News, May 14, 2015、Champress, May 14, 2015、al-Hayat, May 15, 2015、Iraqi News, May 14, 2015、Kull-na Shuraka’, May 14, 2015、al-Mada Press, May 14, 2015、Naharnet, May 14, 2015、NNA, May 14, 2015、Reuters, May 14, 2015、SANA, May 14, 2015、UPI, May 14, 2015などをもとに作成。

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新たなパレスチナ民兵組織「ジャリール軍団」がシリア政府側に立って武力紛争に参加(2015年5月14日)

クッルナー・シュラカー(5月14日付)は、シリアで居住するパレスチナ人が新たな民兵組織「ジャリール(ガリラヤ)軍団」を発足し、シリア軍を支援するかたちで反体制武装集団との戦闘に参加したと伝え、戦闘員の写真を公開した。

ジャリール軍団は、2015年4月25日にパレスチナ帰還青年運動によって結成された武装集団で、アサド大統領を「兄」とみなし、PFLP-GCの民兵組織(人民諸委員会)のもとで戦闘に参加しているという。

Kull-na Shuraka', March 14, 2015
Kull-na Shuraka’, March 14, 2015
Kull-na Shuraka', March 14, 2015
Kull-na Shuraka’, March 14, 2015

 

AFP, May 14, 2015、AP, May 14, 2015、ARA News, May 14, 2015、Champress, May 14, 2015、al-Hayat, May 15, 2015、Iraqi News, May 14, 2015、Kull-na Shuraka’, May 14, 2015、al-Mada Press, May 14, 2015、Naharnet, May 14, 2015、NNA, May 14, 2015、Reuters, May 14, 2015、SANA, May 14, 2015、UPI, May 14, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合のジャルバー前代表は「ジュネーブ3」開催の必要なしと主張、ロシア外務副大臣は「ジュネーブ3」開催を準備するための「モスクワ3」の主催に前向き(2015年5月14日)

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー前代表は、エジプトでアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談し、シリア国内で軍事バランスなどについて意見を交わした。

ジャルバー前代表は会談後、記者団に対して「シリアの反体制派は(サウジアラビアの首都)リヤドで会し、アラブ連盟、アラブ諸国、地域諸国出席のもと、文書に合意、これがシリアの紛争解決に向けた唯一の文書となるだろう」と述べた。

一方、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が主導する紛争当時者との個別協議に関して、「デミストゥラ氏がやっていることは単なる協議だ。連立はこの協議には参加しない…。デミストゥラ氏は6ヶ月も協議を続けているが、我々はジュネーブ3が必要だとは考えていない。デミストゥラ氏と交渉することが有益だとは考えていない」と批判した。

ARA News(5月14日付)が伝えた。

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ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣は、シリア政府と反体制派による和平交渉「ジュネーブ3」開催を準備するための当事者間の協議(「モスクワ3」)をロシア政府が行う用意があると述べた。

イタル・タス通信(5月14日付)などが伝えた。

AFP, May 14, 2015、AP, May 14, 2015、ARA News, May 14, 2015、Champress, May 14, 2015、al-Hayat, May 15, 2015、Iraqi News, May 14, 2015、Itar-tass, May 14, 2015、Kull-na Shuraka’, May 14, 2015、al-Mada Press, May 14, 2015、Naharnet, May 14, 2015、NNA, May 14, 2015、Reuters, May 14, 2015、SANA, May 14, 2015、UPI, May 14, 2015などをもとに作成。

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英国警察副総監:700人以上の英国人がシリアに潜入(2015年5月14日)

英国警察でテロ対策を統括するマーク・ローリー副総監は、シリアに不法入国し、イスラーム国(ダーイシュ)やシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の戦闘に参加した英国人の数が700人以上に上っていると発表した。

ローリー副総監によると、このうちの約半数はすでに英国に帰国しており、また338人を2013年に逮捕したという。

『ハヤート』(5月15日付)などが伝えた。

AFP, May 14, 2015、AP, May 14, 2015、ARA News, May 14, 2015、Champress, May 14, 2015、al-Hayat, May 15, 2015、Iraqi News, May 14, 2015、Kull-na Shuraka’, May 14, 2015、al-Mada Press, May 14, 2015、Naharnet, May 14, 2015、NNA, May 14, 2015、Reuters, May 14, 2015、SANA, May 14, 2015、UPI, May 14, 2015などをもとに作成。

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シリア軍、ヒズブッラー戦闘員がダマスカス郊外県カラムーン地方、イドリブ県でアル=カーイダ系組織(ヌスラ戦線)と交戦(2015年5月14日)

ダマスカス郊外県では、マナール・チャンネル(5月14日付)などによると、ヒズブッラー戦闘員が、カラムーン地方の国境地帯に位置するダフル・ハワー高原で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、同地を完全に制圧した。

ダフル・ハワー高原は、レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外を一望できる戦略的要衝だという。

またシリア人権監視団によると、ランクース市郊外無人地帯、ナフラ村郊外無人地帯、ラアス・マアッラ町郊外無人地帯で、ヒズブッラー戦闘員、シリア軍、国防隊が、ヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月14日付)によると、サアサア町周辺、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ナシャービーヤ町、アイン・タルマー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム旅団、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジスル・シュグール市東部のクファイル村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アフガン人のファーティミーン旅団が、ファトフ軍作戦司令室と交戦した。

同監視団によると、シリア軍は戦闘の末にクファイル村を制圧したが、マサール・プレス(5月14日付)は、シリア軍がほどなく反体制武装集団に放逐されたと伝えた。

戦闘はまた、ムシャイリファ村近郊、ハッターブ高地一帯、ジスル・シュグール市南部の砂糖工場一帯、アルバイーン山一帯、アブー・ズフール航空基地一帯でも行われる一方、シリア軍はハーン・シャイフーン市などを「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(5月14日付)によると、イドリブ市国立病院一帯、砂糖工場一帯、ジスル・シュグール市南部入口一帯、サラーキブ市、アルバイーン山で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ブライジュ村一帯、アレッポ市サーリヒーン地区、ハンダラート・キャンプ一帯、バーシュカウィー村一帯で、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線と交戦、シリア軍が「樽爆弾」などで空爆を行った。

また、ARA News(5月14日付)によると、シリア軍が、アレッポ市ジスル・ハッジ地区、ハーディル地区、アンサーリー地区、カッラーサ地区、サーリヒーン地区、ブアイディーン地区などを「樽爆弾」などで空爆した。

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ダルアー県では、SANA(5月14日付)によると、ダルアー市カラク地区、旧税関地区、アブー・バクル・モスク一帯など、フラーク市、カフルシャムス町、ナスィーブ国境通行所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊、スジャイル砲兵大隊、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月14日付)によると、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、スマート・ニュース(5月15日付)は、シリア軍が塩素ガスを装填した「樽爆弾」をアクラブ町に投下したと報じた。

AFP, May 14, 2015、AP, May 14, 2015、ARA News, May 14, 2015、Champress, May 14, 2015、al-Hayat, May 15, 2015、Iraqi News, May 14, 2015、Kull-na Shuraka’, May 14, 2015、al-Mada Press, May 14, 2015、Masar Press Agency, May 14, 2015、Naharnet, May 14, 2015、NNA, May 14, 2015、Reuters, May 14, 2015、SANA, May 14, 2015、SMART News, May 15, 2015、UPI, May 14, 2015などをもとに作成。

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