シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のバーラ村を砲撃し、女性1人死亡(2023年7月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村を砲撃し、女性1人が死亡した。

AFP, July 5, 2023、ANHA, July 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2023、‘Inab Baladi, July 5, 2023、Reuters, July 5, 2023、SANA, July 5, 2023、SOHR, July 5, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア国民軍とともにハサカ県タッル・タムル町一帯、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市一帯を砲撃(2023年7月5日)

ハサカ県では、ANHA(7月5日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のヒルバト・シャイール村、クブール・ガラージナ村、シャイフ・アリー村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(7月5日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市南東のナウルーズ広場を砲撃し、救急チームの隊員2人が負傷した。

トルコ軍はまた市の南に位置する塗料工場を砲撃した。

AFP, July 5, 2023、ANHA, July 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2023、‘Inab Baladi, July 5, 2023、Reuters, July 5, 2023、SANA, July 5, 2023、SOHR, July 5, 2023などをもとに作成。

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ダルアー県タファス市一帯でシリア軍が指名手配者を摘発するために砲撃を開始、反体制武装集団との戦闘で2人死亡(2023年7月5日)

ダルアー県では、イナブ・バラディー(7月5日付)によると、タファス市一帯に部隊を増強させていたシリア軍が、指名手配者を摘発するため、同地を砲撃、ヤードゥーダ村に至る農場で、指名手配者らからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア人権監視団によると、この戦闘で、シリア軍は武装集団のメンバー1人を殺害、また民間人1人が巻き添えとなって死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、ナワー市では、若い男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 5, 2023、ANHA, July 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2023、‘Inab Baladi, July 5, 2023、Reuters, July 5, 2023、SANA, July 5, 2023、SOHR, July 5, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域内に位置するハサカ県ラアス・アイン市で、シリア国民軍の憲兵隊と同軍に所属するスルターン・ムラード師団が撃ち合いとなり、子供2人が死亡(2023年7月5日)

ハサカ県では、イナブ・バラディー(7月5日付)によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域内のラアス・アイン市に設置されているシリア国民軍の憲兵隊の検問所で、憲兵隊と同軍に所属するスルターン・ムラード師団が撃ち合いとなり、子供2人が巻き添えとなって死亡した。

撃ち合いは、スルターン・ムラード師団のメンバーが身分証の提示を拒否したのがきっかけ。

シリア人権監視団によると、撃ち合いでは、憲兵隊の兵士3人が死亡、女性1人を含む住民ら7人が負傷した。

AFP, July 5, 2023、ANHA, July 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2023、‘Inab Baladi, July 5, 2023、Reuters, July 5, 2023、SANA, July 5, 2023、SOHR, July 5, 2023などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、有志連合とシリア自由軍が実弾を使用した合同演習を開始(2023年7月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、米国が主導する有志連合とシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)が実弾を使用した合同演習を開始した。

演習は数日にわたって、55キロ地帯全域で行われるという。

有志連合(「生来の決意」作戦合同任務部隊(CJTF-OIR(Combined Joint Task Force – Operation Inherent Resolve))は7月1日から4日にかけて連日声明を出し、ハサカ県、ザイル・ザウル県、タンフ国境通行所一帯地域で軍事演習を行うと発表を続けていた。

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ハサカ県では、SANA(7月4日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー43輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラク領内に移動した。

AFP, July 4, 2023、ANHA, July 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2023、‘Inab Baladi, July 4, 2023、Reuters, July 4, 2023、SANA, July 4, 2023、SOHR, July 4, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループがダイル・ザウル県でシリア民主軍の検問所を襲撃し、兵士1人を殺害(2023年7月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装グループがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウシャイティフ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所を襲撃し、兵士1人を殺害した。

AFP, July 4, 2023、ANHA, July 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2023、‘Inab Baladi, July 4, 2023、Reuters, July 4, 2023、SANA, July 4, 2023、SOHR, July 4, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がアレッポ県アウラム・クブラー町一帯を砲撃し、女性1人と子供2人を含む4人を殺害(2023年7月4日)

アレッポ県では、SANA(7月4日付)によると、同県西部で活動する「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるアウラム・クブラー町一帯を砲撃し、砲弾一発が同町に近いタディール村の民家に着弾、女児2人、その母親とおじの4人が死亡、女児の父親が負傷した。




シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのは「決戦」作戦司令室。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、同監視団やホワイト・ヘルメットによると、これに対して、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、ダーラ・イッザ市一帯、カフル・アンマ村、タカード村を砲撃し、カフル・ヌーラーン村で「決戦」作戦司令室に所属する国民解放戦線(シリア国民軍)を主導するシャーム軍団の戦闘員1人が死亡、複数が負傷、ダーラ・イッザ市近郊で子供4人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村で砲撃戦を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のアンカーウィー村一帯で砲撃戦を行った。

AFP, July 4, 2023、ANHA, July 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2023、‘Inab Baladi, July 4, 2023、Reuters, July 4, 2023、SANA, July 4, 2023、SOHR, July 4, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党による6回の砲撃を確認したと発表(2023年7月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党が「緊張緩和地帯設置」内のシリア軍の拠点に対して6回(イドリブ県3回、アレッポ県2回、ラタキア県1回)の砲撃を行ったことを記録したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 4, 2023をもとに作成。

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北・東シリア自治局はロジュ・キャンプに収容していたダーイシュのフランス人メンバーの家族35人フランスの使節団に引き渡す(2023年7月3日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の渉外委員会が、ロジュ・キャンプに収容していたダーイシュ(イスラーム国)のフランス人メンバーの家族35人(女性10人、子供25人)の身柄をフランスの使節団に引き渡した。

AFP, July 4, 2023、ANHA, July 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2023、‘Inab Baladi, July 4, 2023、Reuters, July 4, 2023、SANA, July 4, 2023、SOHR, July 4, 2023などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア軍兵士2人が殺害されるなか、シリア軍はタファス市一帯での掃討作戦実施に向けて部隊を派遣(2023年7月3日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ市とザムリーン村を結ぶ街道で、総合情報部の装甲車の通過に合わせて、何者かが道路に仕掛けた爆弾が爆発、兵士1人が死亡、6人が負傷した。

また、ナワー市では、シリア軍兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

一方、シリア軍は、タファス市南部方面に増援部隊を派遣した。

部隊派遣は、タファス市からムザイリーブ町、ヤードゥーダ村に至る農場や平原での指名手配者に対する掃討作戦の実施が目的と見られる。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

AFP, July 3, 2023、ANHA, July 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2023、‘Inab Baladi, July 3, 2023、Reuters, July 3, 2023、SANA, July 3, 2023、SOHR, July 3, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県各所でスウェーデンの首都ストックホルムのモスク前でコーランがイラクからの難民とされる男性によって燃やされた事件に抗議するデモ(2023年7月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のカスラ村、シュハイル村、ムハイミーダ村、ハワーイジュ・ブーマスア村で、スウェーデンの首都ストックホルムのモスク前でコーランがイラクからの難民によって燃やされた事件に抗議するデモが行われた。

AFP, July 3, 2023、ANHA, July 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2023、‘Inab Baladi, July 3, 2023、Reuters, July 3, 2023、SANA, July 3, 2023、SOHR, July 3, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配地とトルコ占領地でシャーム解放機構に対する抗議デモ続く(2023年7月3日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のカッリー町、アティマ村、アレッポ県のカフラ村、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県のスーラーン・アアザーズ町で、神聖なるものを侵犯し、和解を口にする者が戦線を開くことはない」と銘打ったデモが続けられ、参加者は、シャーム解放機構による住民の恣意的逮捕、住居への侵入、アブ・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に抗議した。

AFP, July 3, 2023、ANHA, July 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2023、‘Inab Baladi, July 3, 2023、Reuters, July 3, 2023、SANA, July 3, 2023、SOHR, July 3, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍の装甲車3輌が、シリア民主軍の車輛1輌とシリア軍の貨物車輛1輌を伴い、ハサカ県ダルバースィーヤ市農村地帯に設置されているシリア軍の拠点に兵站物資を輸送(2023年7月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の装甲車3輌が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍渉外局の車輛1輌とシリア軍の貨物車輛1輌を伴い、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるダルバースィーヤ市農村地帯に設置されているシリア軍の拠点に兵站物資を輸送した。

AFP, July 2, 2023、ANHA, July 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2023、‘Inab Baladi, July 2, 2023、Reuters, July 2, 2023、SANA, July 2, 2023、SOHR, July 2, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カッリー町で女性らが同機構による住民の逮捕、住居への侵入などに抗議するデモ(2023年7月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるカッリー町で、女性らが同機構による住民の逮捕、住居への侵入などに抗議するデモを行い、同機構への蜂起やシリア軍との戦闘再開などが訴えられた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内に位置するバーブ市で、治安悪化や汚職に抗議するデモが行われた。

AFP, July 2, 2023、ANHA, July 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2023、‘Inab Baladi, July 2, 2023、Reuters, July 2, 2023、SANA, July 2, 2023、SOHR, July 2, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県サラーキブ市・ナイラブ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人を殺害(2023年7月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市とシャーム解放機構の支配下にあるナイラブ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町で治安機関の協力者とされる男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 2, 2023、ANHA, July 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2023、‘Inab Baladi, July 2, 2023、Reuters, July 2, 2023、SANA, July 2, 2023、SOHR, July 2, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下の「オリーブの枝地域」内に位置するアレッポ県ジュワイク村でシリア国民軍ハムザ旅団のメンバーが13歳の少女を強姦(2023年7月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝地域」内に位置するジュワイク村で、シリア国民軍に所属するハムザ旅団のメンバーが13歳の少女を強姦した。

AFP, July 1, 2023、ANHA, July 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2023、‘Inab Baladi, July 1, 2023、Reuters, July 1, 2023、SANA, July 1, 2023、SOHR, July 1, 2023などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がアレッポ県西部の第46中隊基地一帯で砲撃戦(2023年7月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部の第46中隊基地一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, July 1, 2023、ANHA, July 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2023、‘Inab Baladi, July 1, 2023、Reuters, July 1, 2023、SANA, July 1, 2023、SOHR, July 1, 2023などをもとに作成。

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スウェーデンでコーランがイラクからの難民とされる男性によって燃やされた事件に抗議するデモがイドリブ県、アレッポ県、ラッカ県で行われる(2023年6月30日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内に位置するアレッポ県のアフリーン市、「平和の泉」地域内に位置するラッカ県スルーク町で、スウェーデンの首都ストックホルムのモスク前でコーランがイラクからの難民とされる男性によって燃やされた事件に抗議するデモが行われた。

AFP, June 30, 2023、ANHA, June 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2023、Reuters, June 30, 2023、SANA, June 30, 2023、SOHR, June 30, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県とイドリブ県の各所でシャーム解放機構に抗議するデモが続く(2023年6月30日)

シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県のアアザーズ市、スーラーン・アアザーズ町、バーブ市、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のサルキーン市、アティマ村近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)、ダイル・ハッサーン村近郊のIDPsキャンプ、カラーマ・キャンプ群、カフルタハーリーム町、アレッポ県のカフラ村、サッハーラ村、アターリブ市で、「神聖なるものを侵犯し、和解を口にする者が戦線を開くことはない」と銘打ったデモが行われ、参加者は、「(シャーム解放)機構のムハーバラートは倒れる」、「(アブー・マーリヤー・)カフターニー(イラク人幹部)は倒れる」などと書かれた紙を掲げて、シャーム解放機構による住民の恣意的逮捕、住居への侵入、アブ・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に抗議した。

AFP, June 30, 2023、ANHA, June 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 30, 2023、Reuters, June 30, 2023、SANA, June 30, 2023、SOHR, June 30, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県とイドリブ県の各所でシャーム解放機構の活動に反対する抗議デモ続く(2023年6月29日)

シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県のバーブ市、スーラーン・アアザーズ町、シャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県のカフラ村、イドリブ県のカラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ群、カフルタハーリーム町で、住民が、シャーム解放機構の活動やアブ・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に抗議するデモを行い、逮捕者の釈放を求めた。

AFP, June 29, 2023、ANHA, June 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2023、Reuters, June 29, 2023、SANA, June 29, 2023、SOHR, June 29, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室の戦闘続く(2023年6月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市近郊の森林地帯の前線でシリア軍兵士を狙撃、1人を負傷させた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シャーム解放機構に所属するズバイル・ブン・アウワーム旅団がカフルバッティーフ村近郊のシリア軍の12.7mm砲の砲座を攻撃、これを破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アズバ村でダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループが住民1人を殺害(2023年6月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアズバ村にあるガソリンスタンド近くで、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られるオートバイに乗った武装グループが、住民1人を銃で撃ち、殺害した。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県各所でシャーム解放機構の活動を批判するデモが行われる一方、同機構を批判するビラが貼られる(2023年6月28日)

シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県のアアザース市、バーブ市、スーラーン・アアザーズ町、シャーム解放機構の支配下にある同県のアターリブ市、サッハーラ村、バービカ村、イドリブ県のタルマーニーン村、ダイル・ハッサーン村近郊の国内避難民(IDPs)キャンプで、住民数十人がシャーム解放機構の活動やアブ・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に抗議するデモを行い、逮捕者の釈放を求めた。

一方、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のカフルタハーリーム町、ハルブヌーシュ村、アレッポ県のアターリブ市の墓地、カフル・ヌーラーン村、アブザムー町、ジーナ村で、同機構とジャウラーニー指導者を批判するビラが何者かによって貼られていたのが発見された。

ビラには、「我々は体制に引き渡された。地上よりも土の下の方が(お前にとって)ふさわしい」、「ジャウラーニーは倒れる」などと書かれていたという。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023などをもとに作成。

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PYDに近いハーワール通信(ANHA)は、シリア人権団体・機関連合運営機構がシリア・ロシア軍によるジスル・シュグール市爆撃を非難する声明を出したと伝える(2023年6月28日)

クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)に近いハーワール通信(ANHA)は、シリア人権団体・機関連合運営機構が声明を出し、6月25日にシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ジスル・シュグール市の大衆市場に対してシリア軍とロシア軍が行った爆撃を非難、犠牲者に弔意を示すとともに、すべての暴力を即時に停止するよう呼びかけたと伝えた。

シリア人権団体・機関連合運営機構は、96の人権団体、人権機関からなる連合体だという。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県サルマダー市で住民らがシャーム解放機構の活動に抗議するデモを行い、逮捕者の釈放を求める(2023年6月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるサルマダー市で、住民らがシャーム解放機構の活動に抗議するデモを行い、同機構によって拘束された逮捕者の釈放を求めた。

イナブ・バラディー(6月27日付)によると、住民数十人はテントを設営し、抗議のための座り込みを行った。

これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関はデモが行われた地域を包囲、参加者を強制排除した。

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AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、‘Inab Baladi, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプに支援物資が輸送される(2023年6月27日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプにタンフ国境通行所の基地方面から支援物資が輸送された。

物資が輸送されるのは20日に続いて2回目。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループがシリア軍兵士1人とアサーイシュの女性隊員1人を殺害(2023年6月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られるオートバイに乗った武装グループがスバイハーン市でシリア軍兵士を銃で撃ち、殺害した。

また、ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市近郊の街道で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られるオートバイに乗った武装グループが、内務治安部隊(アサーイシュ)の女性隊員を襲撃、殺害した。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がイドリブ県ザーウィヤ山地方などを7回にわたって爆撃し、シャーム解放機構メンバー8人を殺害(2023年6月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のサルジャ村、アルバイーン山地方一帯を7回にわたって爆撃した。

この爆撃で、ザーウィヤ山地方にあるシャーム解放機構の拠点が狙われ、同機構に所属するハムザ旅団のメンバー8人が死亡、複数が負傷した。

シリア軍も、ザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村を砲撃し、住民2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフワ村とジュビーブ村を結ぶ街道に設置されているシリア軍第5軍団の検問所で、静止を振り切って通過しようとした若者2人と検問所に駐留する部隊が交戦、若者1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構は同機構の軍事部門の幹部と総合治安局の幹部複数人をシリア政府や米主導の有志連合と内通していた容疑で逮捕(2023年6月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がトルコの国家情報機関(MIT)から得た情報をもとに、同機構の軍事部門の幹部と総合治安局の幹部複数人をシリア政府や米主導の有志連合と内通していた容疑で逮捕した。

逮捕された場所は不明だが、シャーム解放機構は数日前からイドリブ市、ジスル・シュグール市、サルキーン市、アティマ村で厳戒態勢を強めていた。

AFP, June 27, 2023、ANHA, June 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2023、Reuters, June 27, 2023、SANA, June 27, 2023、SOHR, June 27, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領がグリフィス国連人道問題担当事務次長と会談、難民帰還の方途について協議(2023年6月26日)

アサド大統領はシリアを訪問したマーティン・グリフィス国連人道問題担当事務次長と会談し、シリア難民の帰還やその要件にかかる早期復旧プロジェクトへの支援に向けた取り組み、人道・道徳的な枠組みのもとでの難民問題への対処継続の方途などについて意見を交わした。

会談で、アサド大統領は、難民の帰還を政治利用しないことの必要を強調、難民の平和的な帰還がシリアにとって至上の目標であり、彼らが帰還する都市や村の住宅の復興に向けた要件を整備し、さまざまなサービス施設を復旧し、帰還に必要な早期復旧プロジェクトを実施する必要があると述べた。

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また、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣も、グリフィス事務次長と個別の会談した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0kRtU8pwuagP1VCcusRXUDnt15CqAucgSB1JGxSjdeoHVBhMNq1oEXchaUhJpT3qhl

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SANA(6月26日付)が伝えた。

AFP, June 26, 2023、ANHA, June 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2023、Reuters, June 26, 2023、SANA, June 26, 2023、SOHR, June 26, 2023などをもとに作成。

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