シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアス:「対イスラエル戦線統一は単なるスローガンではなく、我々の大地に居座る異質な存在の終焉の始まりだ」

シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスはテレグラムを通じて声明を発表し、イスラエル建国78周年が近づいていることについて、「今回の祝賀はただ屠られる者の最後の舞に過ぎない」と酷評、「テヘランから始まり、バグダード、サナア、ベイルートを経てダマスカスに至るまでの流れは、敵の首を締め上げる炎の包囲網」だとしてうえで、「戦線統一は単なるスローガンではなく、我々の大地に居座る異質な存在の終焉の始まりだ」と主張した。

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イスラエル軍によるレバノン南部への爆撃で女性記者が死亡

イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)はテレグラムを通じて声明を発表し、イスラエル軍による停戦違反に対して、レバノン南部のバイヤーダ村に設置されているイスラエル軍の砲兵陣地、カンタラ村に展開するハマー1台や拠点を攻撃、マンスーリー村でイスラエル軍の無人航空機を撃墜したと発表した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は Xを通じて、レバノンとの停戦発効前に、第769旅団の部隊が空軍の支援を受けて、レバノン南部のディッビーン村で、ヒズブッラーのテロ・インフラに対する急襲作戦を実施、数時間のうちに、70以上の目標を攻撃、また戦闘や爆撃によって20人以上の武装要員を排除していたと発表した。

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ナハールネットによると、イスラエル軍によるレバノン南部ティーリー村への爆撃によって、『アフバール』紙の女性記者アマル・ハリールさんが死亡した。

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イスラエルの入植活動家約40人がクナイトラ県に侵入、イスラエル政府がシリアでの入植を承認するまで、同地にとどまると宣言:軍がこれを排除

タイムズ・オブ・イスラエル『エルサレム・ポスト』によると、「ハルツェイ・ハバシャン(バシャンの開拓者)」を名乗るイスラエルの入植活動家約40人が、アサド政権崩壊以降にイスラエル軍が新たに占領下に置いた兵力引き離し地帯(AOS)の東に位置するクナイトラ県のハドル村郊外の建物に立てこもり、イスラエル政府がシリアでの入植を承認するまで、同地にとどまると宣言した。

これに対して、イスラエル軍が介入し、活動家らをイスラエル側に連れ戻し、警察に引き渡した。

同組織はこれまでにも何度か同様の行為を行っている。

また、レバノンでも、イスラエル人入植者団体「ウリ・ツァフォン(目覚めよ北)」のメンバー約10人がレバノンとの境界地域に集まり、レバノン南部がユダヤ人の土地だと主張、入植を呼びかけ、3人がフェンスを越え、レバノン領内に数十メートル進入、数分後に戻った。

イスラエル軍は彼らを拘束し、警察に引き渡した。

なお、イスラエル軍は2024年12月のアサド政権崩壊以降、シリア南部を新たに占領し、9ヵ所に前哨基地を設置して展開、国境防衛、敵対勢力に武器がわたることを阻止するとして、AOS東側の境界線(ラインB)から最大で約15キロメートルの深さまでの地域で作戦行動を行っている。

シリア人権監視団によると、ハルツェイ・ハバシャーンのメンバーが侵入・占拠したのはアイン・ティーナ村。


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ハルツェイ・ハバシャーンは2025年4月に設立され、バシャン山(ドゥルーズ山)およびヘルモン山(シャイフ山)におけるユダヤ人入植の推進をめざして活動している。

とりわけ、同組織は、ドゥルーズ派が多く住むバシャン山地方をイスラエルの不可分の一部であり、戦略的・安全保障的・歴史的に重要な地域と位置づけ、同地に対するイスラエルの歴史的権利を主張している。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊が県南部のサイダー・ハーヌート村周辺に侵入し、その後撤退した。

また、火曜日にトゥルナジャ村で拘束していた若者を釈放した。

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アレッポ県バーブ市アキール山地区の住民が、同山山頂で基地を設置し、駐留を続けるトルコ軍によって奪われた土地と破壊された自宅の返還を求めて平和的デモを呼び掛ける

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ市アキール山地区の住民が、同山山頂で基地を設置し、駐留を続けるトルコ軍によって奪われた土地と破壊された自宅の返還を求めて平和的デモを呼び掛けた。

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シリア人権監視団によると、トルコ軍のパトロール部隊がアアザース市方面からアフリーン郡に入り、カトマ村などを巡回した。

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アサド政権に対する反体制運動を行っていたヒムスィー元人民議会議員が自身の財産を前政権下の決定に基づいて没収されたとして、抗議デモを呼び掛ける

ダマスカス県では、シリア人権監視団ムラースィルーンによると、元人民議会議員でアサド政権に対する反体制運動を行っていたムハンマド・マアムーン・ヒムスィー氏が自身の財産が前政権下の2008年の決定に基づいて没収されたことに抗議するため、25日の午後5時から7時まで首都ダマスカスで座り込みを実施すると発表、参加を呼びかけた。

ヒムスィー氏によると、内務治安局部隊がダマスカス県財務局の職員を伴ってアズバキーヤ地区にある自身の事務所を訪れ、2008年に下された決定を根拠にこれを閉鎖したという。

同氏は以前に権利と財産を返還すると約束されていたという。

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米主導の有志連合によってイラクに移送されたイスラーム国構成員の家族らが、外務在外居住者省庁舎前、ウマウィーイーン広場、マルジャ広場で抗議デモ

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局が管理していた刑務所・収容施設から米主導の有志連合によってイラクの刑務所に移送されたイスラーム国構成員の家族らが、外務在外居住者省庁舎前、ウマウィーイーン広場、マルジャ広場に集まり、自らの家族の消息を明らかにするよう求めて抗議デモを行った。

デモは3日連続で行われた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、マンスーラ村で住民らが前年にエネルギー省に供出した軽油の代金を受け取っていないとして抗議デモを行った。

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カーミシュリー市、ハサカ市でシャルア移行期政権によって拘束されている捕虜の釈放を求めるデモ

ハサカ県では、ANHAによると、カーミシュリー市で、活動家や市民社会団体のメンバーが座り込みデモを行い、アフマド・シャルア移行期政権によって拘束されている捕虜の釈放を家族らとともに求めた。

ANHAによると、ハサカ市でも、住民数十人が同様の抗議集会を実施した。

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シャルア移行期政権の部隊がヒムス県バルカサ村にあるシャイフ・アフマド・ジャズリー廟と隣接する城塞を接収

ラタキア県では、内務省(テレグラム)によると、県の内務治安局部隊がジャブラ郡で窃盗グループを逮捕、金貨56枚、各種の金製装飾品、5万米ドルの現金を含む盗品を押収、所有者に返還した。

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ヒムス県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊が、バルカサ村にあるシャイフ・アフマド・ジャズリー廟と隣接する城塞を接収した。

一方、内務省(テレグラム)によると、麻薬撲滅局は、ヒムス市とハマー市を結ぶ国際幹線道路を移動中の旅客バスのタイヤに隠されたカプタゴン約33万5294錠を押収、密輸阻止することに成功した。

麻薬は湾岸諸国に密輸される予定だったという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハルファーヤー市出身の男性(元国防隊の志願兵)が正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。

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シャルア暫定大統領はカタール、UAEを続けて訪問、両国首脳と会談

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は前日のサウジアラビア公式訪問に続いて、カタールの首都ドーハを訪れタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長と会談した。

会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相兼外相、両国の複数の高官が同席、経済・投資分野および貿易連携の強化の方途、地域の安全と安定に向けた協力のありようなどについて協議した。

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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は続いてアラブ首長国連邦(UAE)を訪れ、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン大統領と会談した。

会談には、シャイバーニー外務在外居住者大臣、UAEのアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン外務大臣、両国の複数の高官が同席、経済的パートナーシップの強化および開発支援、地域情勢への対応などについて協議した。

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シャルア暫定大統領は Xで両首脳と会談したと綴った。

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