ロシア軍機と思われる戦闘機がイスラーム軍の本拠地ドゥーマー市を爆撃し21人が死亡:反体制派が地下トンネルを爆破し、UNESCO世界文化遺産のアレッポ城の一部が破損か?(2015年11月7日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、イスラーム軍の本拠地ドゥーマー市をはじめとする東グータ地方を複数回にわたり空爆、ドゥーマー市では市場や商店が建ち並ぶ街区が攻撃を受け、子供6人を含む21人が死亡、東グータ地方全体で23人が死亡した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまた、ムウダミーヤト・シャーム市南部郊外一帯を空爆した。

一方、SANA(11月7日付)によると、シリア軍が、アッブ農場、ドゥーマー市、アルバイン村・ハラスター市間、ジスリーン町、ナシャービーヤ町、ダイル・サルマーン町、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯で、イスラーム軍、シャームの民のヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(11月8日付)によると、UNESCO世界文化遺産に指定されているアレッポ市旧市街に含まれるアレッポ城付近で反体制武装集団が地下トンネルを爆破、その後シリア軍、国防隊と反体制武装集団が交戦した。

これに関して、SANA(11月6日付)は、アレッポ城西部に反体制武装集団が掘削した地下トンネルを爆破し、城の入り口の一部が損傷を受けた、と伝えた。

シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊と反体制武装集団の戦闘は、アレッポ市バニー・ザイド地区、旧市街、シャッアール地区、製材所(ブライジュ村)一帯などでも発生、シリア軍側が砲撃を行った。

これに対して、反体制武装集団は、アレッポ市マサーキン・サビール地区、バーブ・ファラジュ、ティシュリーン通り一帯(いずれもシリア政府支配下)を砲撃した。

アレッポ市南部のハーン・トゥーマーン村では、反体制武装集団が米国製TOW対戦車ミサイルでシリア軍戦車を攻撃、破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月7日付)によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市南部(ダマスカス・アレッポ街道一帯)を空爆し、国内最大規模のポリエステル繊維製造工場を攻撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がハマー市とサラミーヤ市を結ぶ街道上のシリア軍検問所を仕掛け爆弾で爆破、シリア軍兵士複数が死傷した。

これに対して、シリア軍はラターミナ町、ラトミーン村を空爆した。

一方、SANA(11月7日付)によると、シリア軍がカサービーヤ村、スカイク村でシャームの民のヌスラ戦線の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、アトシャーン村東部、マアルカバ村、ムーリク市内で反体制武装集団の拠点に対し特殊作戦を行い、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員9人を殲滅した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村とその周辺の丘陵地帯を砲撃し、ガマーム村周辺の丘陵地帯、ジュッブ・アフマル村一帯で反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(11月7日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ガマーム村およびガマーム山周辺の丘陵地帯で、反体制武装集団の拠点に対する特殊作戦を行い、同地を新たに制圧し、支配地域を拡大した。

シリア軍はまた、カールーラ山、アラーフィート村、アクーバル村、ダグマシュリーヤ村、ズワイク村、ダイル・ハンナー村、カトフ・ガドル村、カトフ・ガナム村でシャームの民のヌスラ戦線の拠点を砲撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(11月7日付)によると、シリア軍がダルアー市内、アトマーン村でシャームの民のヌスラ戦線に所属するカラーマ旅団の拠点などに対して攻撃を加え、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(11月7日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、タマーニア町、マアスィラ村東部でファトフ軍所属組織の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月7日付)は、県北部に投下されたとされる巨大なミサイルの残骸の写真複数点を公開した。

Kull-na Shuraka', November 7, 2015
Kull-na Shuraka’, November 7, 2015

AFP, November 7, 2015、AP, November 7, 2015、ARA News, November 7, 2015、Champress, November 7, 2015、al-Hayat, November 8, 2015、Iraqi News, November 7, 2015、Kull-na Shuraka’, November 7, 2015、al-Mada Press, November 7, 2015、Naharnet, November 7, 2015、NNA, November 7, 2015、Reuters, November 7, 2015、SANA, November 7, 2015、UPI, November 7, 2015などをもとに作成。

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ハサカ市南部でのダーイシュ(イスラーム国)とYPGの戦闘激化に呼応するかたちでシリア軍が同地で砲撃を実施(2015年11月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がハサカ市南部郊外のサブア・サクール村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍がこの戦闘に呼応するかたちでハサカ市南部の南部ダム街道一帯を砲撃した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)の通信部門アアマーク通信は、過去1週間でのハサカ県各所の戦闘で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊戦闘員250人が死亡し、150人が行方不明となったと発表した。

なおこれに先立ち、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令部は6日に声明を出し、過去1週間での戦闘でダーイシュ(イスラーム国)戦闘員178人を殲滅し、ハサカ県内の36カ村、10農場、ガソリン・スタンド2カ所、国境監視所6カ所を制圧したと発表していた。

また、ARA News(11月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ハサカ市南部のラジャム・スィーラーン村、タッル・スィッリーン村およびその一帯を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(11月7日付)によると、シリア軍がサワーナ町、ジュッブ・ジャッラーフ村東部、フワーリーン村、マヒーン町一帯、カルヤタイン市、タドムル市郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、タドムル市郊外のヒヤール山東部での空爆では外国人戦闘員ら40人以上を殺害した。

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アレッポ県では、ARA News(11月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッルアラン村を砲撃し、住民2人(クルド人)が死亡した。

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アッシリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)は今年2月にハサカ県タッル・シャーミーラーン村一帯が拉致していた住民(アッシリア教徒)のうち、37人が新たに釈放された。

釈放されたうち27人が女性、10人が男性(そのほとんどが高齢者)だという。

クッルナー・シュラカー(11月7日付)によると、37人の釈放に際して身代金は支払われなかったという。

『ハヤート』(11月8日付)によると、ダーイシュが拉致したアッシリア教徒220人のうち、140~150人が依然として拘束されている。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月8日付)によると、南部部族自由人連合が、ラジャート高地フーシュ・ハマード地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して特殊作戦を行い、同地域を統括するダーイシュのアミール、ハーリド・シューリー氏を殺害した。

AFP, November 7, 2015、AP, November 7, 2015、ARA News, November 7, 2015、November 8, 2015、Champress, November 7, 2015、al-Hayat, November 8, 2015、Iraqi News, November 7, 2015、Kull-na Shuraka’, November 7, 2015、November 8, 2015、al-Mada Press, November 7, 2015、Naharnet, November 7, 2015、NNA, November 7, 2015、Reuters, November 7, 2015、SANA, November 7, 2015、UPI, November 7, 2015などをもとに作成。

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米空軍中央司令部「爆撃回数の減少は天候悪化と地上作戦の停滞が原因で、ロシア軍の爆撃が理由ではない」(2015年11月7日)

シリアとイラク領内でのダーイシュ(イスラーム国)掃討空爆作戦を行っている米空軍中央司令部のチャールズ・ブラウン中将はUAEのドバイで記者団に対し、米国が主導する有志連合が今後、両国での空爆を激化させるだろうと述べた。

ロシア軍によるシリア空爆開始以降、シリア領内での有志連合の空爆回数が減少していたことに関して、ブラウン中将はまた、天候悪化と地上作戦の停滞が原因で、ロシア軍の空爆が理由ではないと付言した。

『ハヤート』(11月8日付)が伝えた。


AFP, November 7, 2015、AP, November 7, 2015、ARA News, November 7, 2015、Champress, November 7, 2015、al-Hayat, November 8, 2015、Iraqi News, November 7, 2015、Kull-na Shuraka’, November 7, 2015、al-Mada Press, November 7, 2015、Naharnet, November 7, 2015、NNA, November 7, 2015、Reuters, November 7, 2015、SANA, November 7, 2015、UPI, November 7, 2015などをもとに作成。

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イランのラリージャーニー国会議長「シリアとイエメンにおける危機の同時解決に向けた政治改革は諸外国の会議ではなく、国民の意見に沿って行われるべき」(2015年11月7日)

アリー・ラリージャーニー国会議長は、イランを訪問中のマーティン・シュルツ欧州議会議長と会談し、シリア情勢などへの対応について意見を交わした。

『ハヤート』(11月8日付)によると、ラリージャーニー国会議長は会談後の記者会見で、「シリアの問題は、中東地域におけるテロ活動を増大させ、同地域の解体の始まりになっており、それによってイラク、アフガニスタン、イエメンなどといった国で多くの問題が生まれてしまっている」と警鐘を鳴らし、域内から犯罪テロ行為を排除するための計画を策定するべきだと述べた。

ラリージャーニー国会議長はまた、「イランは、シリアとイエメンにおける危機の同時解決に向けた政治改革が選択されることを信じている…。この改革が、一部の国の一部の人々の会議ではなく、各国国民の意見に沿って行われるもので…、諸外国の役割は問題解決を促すことである。これらの国はシリア国民の声にとって代わることはできない」と述べた。

さらに、アサド大統領の進退については、シリアの危機を一人の人間に結びつけることは「戦略的なあやまり」だと批判した。

一方、シュルツ欧州議会議長は、アサド大統領の進退については「すべての当事者がその進退を決定するための解決策に至らねばならない…。危機を終わらせ、国民の頭上に爆弾を投下する政府の行為を含め、戦争犯罪を処罰するための国民計画を策定する必要だ」と述べた。

AFP, November 7, 2015、AP, November 7, 2015、ARA News, November 7, 2015、Champress, November 7, 2015、al-Hayat, November 8, 2015、Iraqi News, November 7, 2015、Kull-na Shuraka’, November 7, 2015、al-Mada Press, November 7, 2015、Naharnet, November 7, 2015、NNA, November 7, 2015、Reuters, November 7, 2015、SANA, November 7, 2015、UPI, November 7, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合のハウジャ代表はフランスのファビウス外相、デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表と相次いで会談し「反体制派統合における基本的役割を担う」ことを強調(2015年11月7日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表ら一行は、英国でのフィリップ・ハモンド外務大臣との会談(6日)に続いて、パリでフランスのローラン・ファビウス外務大臣と会談した。

ハウジャ代表らはまた、ファビウス外務大臣との会談後、スイスのジュネーブでスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表と会談した。

フランス外務省によると、パリでの会談で、ファビウス外務大臣らフランス側は、「シリア革命反体制勢力国民連立が「穏健な反体制派」を糾合するうえで基本的な役割を担うべき」との意向を伝えたという。

これに関して、シリア革命反体制勢力国民連立の駐仏代表を名乗るムンズィル・マーフース氏はロイター通信(11月7日付)に対して「最終的な政治解決策を案出する可能性について検討した」と述べた。

一方、シリア革命反体制勢力国民連立は声明で、ジュネーブ合意(2012年)と国連安保理決議第2118号を原則として政治的解決をめざすとしたうえで、「全権を有する移行期統治機関を樹立するが、同機関においてアサドとその取り巻きの居場所はない」と改めて強調した。

また声明では、「シリア国民の友グループ」(米英仏、サウジアラビア、カタール、トルコなど11カ国の意味)が、シリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表」と位置づけたうえで、ジュネーブ合意を堅持し、シリアの将来においてアサド大統領に居場所がないことを確認した。

さらに、連立が「シリア情勢に関する今後のあらゆる協議において、反体制派統合における基本的役割を担わねばならない」として、反体制派の「峻別」をめざすロシアを牽制した。

なお、デミストゥラ代表は13日に予定されている「ウィーン3会議」に先立って、国連安保理に対して、シリア政府と反体制派の和平交渉(「ジュネーブ3会議」)開催準備に向けた当事者との折衝の結果を報告する予定。

AFP, November 7, 2015、AP, November 7, 2015、ARA News, November 7, 2015、Champress, November 7, 2015、al-Hayat, November 8, 2015、Iraqi News, November 7, 2015、Kull-na Shuraka’, November 7, 2015、al-Mada Press, November 7, 2015、Naharnet, November 7, 2015、NNA, November 7, 2015、Reuters, November 7, 2015、SANA, November 7, 2015、UPI, November 7, 2015などをもとに作成。

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5日のアブーカマール市(ダイル・ザウル県)中心街に設置されたダーイシュ本部への所属不明の戦闘機による爆撃での死者数は71人に(2015年11月7日)

シリア人権監視団は5日にダイル・ザウル県のイラク国境に位置するアブーカマール市に対して所属不明の戦闘機が行った空爆に関して、死者数が71人(うち民間人31人、身元不明者18人)にのぼっていると発表した。

同監視団によると、空爆は、ブーカマール市中心街の市場内に設置されたダーイシュの本部に対して行われたため、民間人の犠牲者が多く出たという。

AFP, November 7, 2015、AP, November 7, 2015、ARA News, November 7, 2015、Champress, November 7, 2015、al-Hayat, November 8, 2015、Iraqi News, November 7, 2015、Kull-na Shuraka’, November 7, 2015、al-Mada Press, November 7, 2015、Naharnet, November 7, 2015、NNA, November 7, 2015、Reuters, November 7, 2015、SANA, November 7, 2015、UPI, November 7, 2015などをもとに作成。

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「ウィーン3会議」に向け、ロシアがシリアの反体制派を「テロ組織」と「合法的な反体制組織」に峻別(2015年11月7日)

『ハヤート』(11月7日付)は、複数の消息筋の話として、13日に予定されている「ウィーン3会議」に向け、ロシアのイニシアチブのもと各国高官が、シリア国内で活動する反体制派を「テロ組織」と「合法的な反体制組織」に峻別する作業を進めていると伝えた。

これに関して、ロシア政府は、シリア紛争の解決に向けた政治的プロセスにおいてシリア政府との交渉を行う反体制派を特定するため、テロ組織を定義することを優先事項として掲げており、上記峻別作業において作成されているテロ組織のリストに、国連が国際テロ組織に指定しているダーイシュ(イスラーム国)、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線だけでなく、「武器を持つすべての者」を含めようとしているという。

なお、ウィーン2会議で採択されたウィーン声明(https://syriaarabspring.info/?p=23772)の第6項目に、ヌスラ戦線の名称を含めようとしたが、一部地域諸国がこれに反対したという。

第6項目は以下の通り規定している。

「6. ダーイシュ(イスラーム国)とそのほかのテロ組織を、国連安保理での決議および参加国の同意に基づき打倒する。」

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ロシア外務省は6日、セルゲイ・ラブロフ外務大臣がジョン・ケリー米国務長官と電話会談し、シリア政府と反体制派の交渉への対応について意見を交わしたと発表した。

AFP, November 6, 2015、AP, November 6, 2015、ARA News, November 6, 2015、Champress, November 6, 2015、al-Hayat, November 7, 2015、Iraqi News, November 6, 2015、Kull-na Shuraka’, November 6, 2015、al-Mada Press, November 6, 2015、Naharnet, November 6, 2015、NNA, November 6, 2015、Reuters, November 6, 2015、SANA, November 6, 2015、UPI, November 6, 2015などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で20回の爆撃を実施(2015年11月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月6日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は5回、フール町近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、マーリア市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, November 7, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍の爆撃支援の甲斐なくシリア軍が再び劣勢か?:シャーム自由人イスラーム運動などがハマー県北部アトシャーン村一帯、ウスマーン丘軍事基地を制圧、ヌスラ戦線などもアレッポ市南部のサービキーヤ村一帯に進軍(2015年11月6日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動、アジュナード・シャームなどからなるジハード主義武装集団が県北部のアトシャーン村をシリア軍との激しい交戦の末に制圧した。

この戦闘で、第47戦車旅団のターリブ・サラーマ准将らシリア軍側の将兵16人が死亡した。

アトシャーン村はシリア軍が10月10日に制圧していた。

また『ハヤート』(11月7日付)によると、北西部の戦略的要衝に位置するシリア軍タッル・ウスマーン軍事基地、シャナービラ村も反体制武装集団によって制圧した。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、シリア軍はこれに先だってスカイク丘一帯も喪失しており、これによりロシア軍空爆開始以降奪還していた県北部の全地域を喪失したと主張した。

一方、ジュンド・アクサー機構など武装集団によって制圧されたムーリク市一帯およびマアーン村では、シリア軍との戦闘が続いた。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)は、反体制武装集団がマアーン村の入り口まで到達したと伝える一方、シャーム軍団は、マアーン村を見下ろす戦略的要衝のスーラーン丘を制圧したと発表した。

また、シャーム自由人イスラーム運動もクバイバート・アブー・フダー村を制圧したと発表した。

他方、SANA(11月6日付)によると、シリア軍がサフサーファ村で、シャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍の拠点を壊滅し、同地を制圧した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がアレッポ市南部に進軍し、シリア軍と交戦し、サービキーヤ村一帯を制圧した。

クッルナー・シュラカー(11月6日付)によると、ヌスラ戦線はまた、シャーム自由人イスラーム運動とともに、ワディーヒー村一帯のサッルー丘、ティーナト・ハーリド丘、マクバラ丘に進軍し、これを制圧し、サービキーヤ村に迫った。

一方、SANA(11月6日付)によると、シリア軍がジャービリーヤ村、ハーン・トゥーマーン村、マフラサ村、ウンム・アルキーラ村、アーミリーヤ村、ラスム・アブド村、発電所一帯、サフィーラ市東部一帯でシャームの民のヌスラ戦線などのジハード主義武装集団拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の空爆が行われるなか、ガマーム村を制圧したシリア軍、国防隊がジュッブ・アフマル村一帯、ナビー・ユーヌス峰一帯、ダグマシュリーヤ村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月6日付)によると、シリア軍がファラク山一帯の丘陵地帯、ジュッブ・ザアルール村で反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(11月6日付)によると、ヌアイマ村、ジュライン村東部、アトマーン村、ダルアー市難民キャンプ地区一帯、ダム街道一帯でシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 6, 2015、AP, November 6, 2015、ARA News, November 6, 2015、Champress, November 6, 2015、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2015、al-Hayat, November 7, 2015、Iraqi News, November 6, 2015、Kull-na Shuraka’, November 6, 2015、al-Mada Press, November 6, 2015、Naharnet, November 6, 2015、NNA, November 6, 2015、Reuters, November 6, 2015、SANA, November 6, 2015、UPI, November 6, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍がラッカ市を爆撃し、ダーイシュ(戦闘員)15人と民間人27人が死亡(2015年11月6日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がラッカ市を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員15人、民間人27人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がシャイフ・アフマド村、クワイリス航空基地一帯、タッル・バージル村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

またクワイリス航空基地一帯では、ダーイシュとシリア軍が交戦し、シリア軍将兵3人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(11月6日付)によると、シリア軍がマヒーン町、カルヤタイン市、タドムル市のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
アレッポ県では、SANA(11月6日付)によると、シリア軍がシャイフ・アフマド村、アブー・ハンナ丘、アフマル丘、航空士官学校一帯、クワイリス航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 6, 2015、AP, November 6, 2015、ARA News, November 6, 2015、Champress, November 6, 2015、al-Hayat, November 7, 2015、Iraqi News, November 6, 2015、Kull-na Shuraka’, November 6, 2015、al-Mada Press, November 6, 2015、Naharnet, November 6, 2015、NNA, November 6, 2015、Reuters, November 6, 2015、SANA, November 6, 2015、UPI, November 6, 2015などをもとに作成。

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イスラーム過激化を主体とする「自由シリア軍」49組織は、「自由シリア軍」29組織がロシアとの会談に同意したとの報道を否定(2015年11月6日)

「自由シリア軍」を名乗る49組織集団は共同声明を出し、同じく「自由シリア軍」を名乗る29組織がUAEのアブダビでロシア側と会談することに合意したとするロシア・メディアの報道を否定した。

共同声明で、武装集団は「ロシアがシリアを占領し、民間人、病院、そしてダーイシュ(イスラーム国)とアサド政権の双方と戦っている自由シリア軍の拠点を空爆し、アサド政権を政治的、軍事的、物的に支援するなかで、ロシアと席をともにすることはできない」と主張した。

共同声明は「革命軍事組織および自由軍政治局」の名で発表され、以下の武装集団が連名しているが、そのなかにはイスラーム過激派が多く含まれている。

アジュナード・シャーム・イスラーム連合

アジュナード・シャーム

第101歩兵師団

第69歩兵師団

第13師団

第16歩兵師団

第24師団

第312師団

第1連帯

海岸第1師団

中部師団

第8歩兵師団

カシオン旅団

ダルアー部族旅団連合

タウヒード・ウンマ連合

ヒムス真実の剣連合

「命じられるがままに進め」連合

シャーム戦線

アンサール・イスラーム戦線

イスラーム軍

ムジャーヒディーン軍

ナスル軍

ヤルムーク軍

ヒムス解放運動

ヌールッディーン・ザンキー運動

山地の鷹

真実の騎士

ハムザ師団

スルターン・ムラード師団

カーディスィーヤ師団

第1特殊任務師団

サラーフッディーン師団

アームード・ハウラーン師団

タウヒードの暁師団

ラフマーン軍団

シャーム軍団

アルバイーン大隊

イスラーム覚醒大隊

シャーム革命家大隊

ジャイドゥール旅団

ハック旅団

スィッディーク旅団

ウムライン旅団

ファトフ旅団

タルビーサ旅団

アサーラ・ワ・タンミヤ戦線

ハサカ自由軍旅団

アンサール・シャーム大隊

Kull-na Shuraka', November 6, 2015
Kull-na Shuraka’, November 6, 2015


AFP, November 6, 2015、AP, November 6, 2015、ARA News, November 6, 2015、Champress, November 6, 2015、al-Hayat, November 7, 2015、Iraqi News, November 6, 2015、Kull-na Shuraka’, November 6, 2015、al-Mada Press, November 6, 2015、Naharnet, November 6, 2015、NNA, November 6, 2015、Reuters, November 6, 2015、SANA, November 6, 2015、UPI, November 6, 2015などをもとに作成。

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OPCWはアレッポ県北部(8月)とイドリブ県(3月)でマスタード・ガス、塩素ガスが使用されたと断定(2015年11月6日)

化学兵器禁止機関(OPCW)は声明を出し、シリア国内で8月にマスタード・ガスが使用されたことを示す確証を得たと発表した。

声明は、OPCWの調査チーム192人がシリア各地で化学兵器の使用に関して調査を実施したとしたうえで、8月21日にアレッポ県マーリア市に対して行われた攻撃に関して「非国家主体が化学兵器を使用したと思われる」と結論づけた。

声明によると、「この攻撃について、OPCWの調査チームは、少なくとも2人がマスタード・ガスを浴び、またこの化学物質によって幼児1人が死亡したことの確証を得ることができた」としている。

マーリア市は米トルコ両国政府が「安全地帯」を設置すると合意した地域の拠点都市で、8月以降、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム戦線などの戦闘が激化していた。

一方、OPCWは、2015年3月にイドリブ県でも、塩素などの有毒化学物質が1回以上武器として使用されたと結論づけた。

これについては、ヒューマン・ライツ・ウォッチが3月16日と31日にイドリブ県内の反体制派支配地域に対して塩素ガスを使用した攻撃が6回にわたって行われていたと指摘していた。

イドリブ県は、2015年3月に、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、シャーム軍団などからなるファトフ軍によってほぼ全域が掌握された地域で、シリア軍との戦闘が続いている。

一方、OPCWは、2015年8月29日にダマスカス県ジャウバル区でシリア軍兵士が有毒ガスによる攻撃を受けたとのシリア政府の申し立てに関しては、「化学物質が武器として使用されたことと断定するにはいたらなかった」と発表した。

AFP(11月6日付)が伝えた。

AFP, November 6, 2015、AP, November 6, 2015、ARA News, November 6, 2015、Champress, November 6, 2015、al-Hayat, November 7, 2015、Iraqi News, November 6, 2015、Kull-na Shuraka’, November 6, 2015、al-Mada Press, November 6, 2015、Naharnet, November 6, 2015、NNA, November 6, 2015、Reuters, November 6, 2015、SANA, November 6, 2015、UPI, November 6, 2015などをもとに作成。

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米主導の有志連合がYPG主体のシリア民主軍拠点を誤爆し、戦闘員45人が死亡(2015年11月5日)

クッルナー・シュラカー(11月6日付)は、米国が主導する有志連合がハサカ県フール町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と戦うシリア民主軍の拠点複数カ所を誤爆し、戦闘員45人が死亡した。

有志連合は最近になって、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への航空支援を支援してきた。

AFP, November 6, 2015、AP, November 6, 2015、ARA News, November 6, 2015、Champress, November 6, 2015、al-Hayat, November 7, 2015、Iraqi News, November 6, 2015、Kull-na Shuraka’, November 6, 2015、al-Mada Press, November 6, 2015、Naharnet, November 6, 2015、NNA, November 6, 2015、Reuters, November 6, 2015、SANA, November 6, 2015、UPI, November 6, 2015などをもとに作成。

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米主導の有志連合は、ブーカマール市(ダイル・ザウル県)などシリア領内各所で9回の爆撃を実施(2015年11月5日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月5日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回、フール町近郊(3回)、ハサカ市近郊(2回)、ブーカマール市近郊(4回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

なお、シリア人権監視団によると、5日には、ダイル・ザウル県ブーカマール市各所を戦闘機(所属不明)が空爆し、死者数が71人(うち民間人31人、身元不明者18人)が死亡した。

同監視団によると、空爆は、ブーカマール市中心街の市場内に設置されたダーイシュの本部に対して行われたため、民間人の犠牲者が多く出たという。

この空爆に関して、クッルナー・シュラカー(11月6日付)は、ロシア軍によるものだとしたうえで、ダーイシュの戦闘員は1人も死亡しなかったと伝えた。

CENTCOM, November 6, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などがダーイシュ(イスラーム国)との戦闘猶予で合意に向かいつつも、依然として対立(2015年11月5日)

シャームの民のヌスラ戦線に近いサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)はツイッターの自身のアカウントを通じて、ファトフ軍の脱退を宣言していたアル=カーイダ系組織のジュンド・アクサー機構が「ファトフ軍の傘下に復帰した」と発表した。

ムハイスィニー氏はまた、ジュンド・アクサー機構の復帰を受けるかたちで「シャームの国の完全解放とアッラーの法による支配を実現するためのファトフ軍の路線を示す(新たな)憲章が作成された」と発表した。

しかし、SNN(11月5日付)によると、ジュンド・アクサー機構はこのムハイスィニー氏の発表に対してツイッターで反論、「ファトフ軍への復帰に関する合意を受理したことを正式には伝えていない」、「ジュンド・アクサー機構は現在のところ、ファトフ軍とは別に活動している」、「ファトフ軍への復帰に関する期待や観測は時期尚早であり、正しいものではない」と主張した。

SNNによると、ジュンド・アクサー機構は、ファトフ軍を主導するシャーム自由人イスラーム運動、シャーム軍団と主に対立しており、その主因は、ファトフ軍支配地域におけるダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の是非をめぐるもので、ジュンド・アクサー機構は、ダーイシュとの戦闘に反対し、中立の姿勢をとろうとしているという。

なお、SNNによると、ジュンド・アクサー機構のファトフ軍からの脱退を受け、メンバー数十人が、ハマー県、イドリブ県からダーイシュの拠点であるラッカ市、マンビジュ市(アレッポ県)に向かったという。

一方、ジュンド・アクサー機構の脱退に呼応するかたちで、シャームの民のヌスラ戦線もファトフ軍としての活動を一時中止し、ジュンド・アクサー機構と連帯し、ダーイシュとの戦闘を主張するシャーム自由人イスラーム運動に対抗しようとしたという。

ヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構と、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム軍団との対立は、シャーム・ウラマー連盟のメンバーらの仲介によって、ダーイシュとの戦闘を猶予し、ヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構のファトフ軍を復帰させる方向で調整され、収束に向かっているという。

なお、ハマー県ムーリク市一帯でのファトフ軍の作戦とアレッポ市南部でのヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム戦線などの作戦は連動しているように見えるが、組織的な連携ではなく、戦闘員個人レベルでの連携だと考えられるという。

Kull-na Shuraka', November 5, 2015
Kull-na Shuraka’, November 5, 2015

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、SNN, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍がUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市一帯を激しく爆撃する一方、ダイル・ザウル県では所属不明の戦闘機の爆撃で住民19人が死亡(2015年11月5日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がタドムル市およびその一帯を15回以上にわたり空爆した。

ロシア軍の空爆はパルミラ遺跡群一帯に対しても行われたという。

またこの空爆と並行して、シリア軍が同地一帯を砲撃、またタドムル市西部のドゥーワ地区でダーイシュと交戦した。

このほか、ロシア軍と思われる戦闘機は、カルヤタイン市、マヒーン町一帯に対しても空爆を行い、またシリア軍が同地一帯に「樽爆弾」を投下したという。

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ハサカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ハサカ市南部のダーウーディーヤ村を制圧したと発表した。

ARA News(11月5日付)が伝えた。

一方、SANA(11月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアトシャーナ村で燃料輸送車を爆破し、女性3人を含む4人が死亡、8人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市各所を戦闘機(所属不明)が空爆し、子供2人、女性1人を含む19人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(11月6日付)は、この空爆に関してロシア軍によるものだとしたうえで、ダーイシュの戦闘員は1人も死亡しなかったと伝えた。

一方、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がラスム・アブド村、西クワイリス村、カスキース村、発電所東部、航空士官学校東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(11月5日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、サアド丘でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、November 6, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のジュンド・アクサー機構がハマー県北部のシリア政府の要衝都市ムーラク市を制圧(2015年11月5日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のジュンド・アクサー機構などからなる武装集団が、ムーリク市に対して数百発の迫撃砲を撃ち込むなどして総攻撃をかけ、同市を制圧した。

クッルナー・シュラカー(11月5日付)も、ジュンド・アクサー機構が、ムーリク市の前哨地4カ所を制圧したことを受け、シリア軍が撤退、反体制武装集団が同市を完全制圧したと伝えた。

政権寄りのSNSなどによると、ムーリク市での戦闘でアフマド・スワイカート准将らが死亡、またシリア人権監視団によると、反体制武装集団側もジハード主義武装集団の司令官1人が死亡したという。

一方、シリアの治安筋はAFP(11月5日付)に対して、ムーリク市で一帯で戦闘が行われていることを認めつつも、「事態はまだ決着していない…。ムーリク市周辺で突破されたが、それに対処していると述べた。

このほかにも、ハマー県では、シリア軍がラターミナ町、ラハーヤー村、ラトミーン村、バーナ村を空爆・砲撃し、バーナ村を制圧した。

またドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動などのジハード主義武装集団が、アトシャーン村など県北部に進攻しようとしたシリア軍を撃退した。

他方、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がムーリク市一帯、ラハーヤー村、ラターミナ町東部、ラトミーン村、ジャービリーヤ村、カフルヌブーダ町、ハウワーシュ丘でシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラスタン市を砲撃した。

一方、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がサダド市東部にいたるベルト地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

シリア軍はまた、カルヤタイン市、マヒーン町一帯のダーイシュ拠点を空爆した。

このほかシリア軍は、ウンム・サフリージュ村、ウンク・ハワー村、ラッフーム村からマクサル・ヒサーン村、ジュッブ・ジャッラーフ村方面に進攻したダーイシュを撃退した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がイスラーム軍などジハード主義武装集団との交戦の末、ハラスター市郊外のジャーク社一帯、サマーディー交差点一帯を制圧した。

シリア軍はまた、ザマルカー町で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がジャウバル区で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がタッル・ハディーヤ村、ダラーマ村、ハーン・トゥーマーン村、バルナ村一帯を空爆するとともに、反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区、シャイフ・ハドル地区、サラーフッディーン地区、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月6日付)によると、悪天候でシリア軍の空爆が中止されるなか、反体制武装集団がダルアー市マンシヤ地区のシリア軍拠点複数カ所を制圧した。

一方、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がダルアー市Syriatelビル一帯、アバーズィード学校西部、ビラール・ハバシー・モスク南部、郵便局南東部、アトマーン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、November 6, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア軍は過去2日で81回の爆撃を実施し、国際テロ組織の施設263カ所を破壊(2015年11月5日)

ロシア国防省は、ロシア軍が過去48時間で81回出撃し、アレッポ県、ダマスカス郊外県、ダイル・ザウル県、イドリブ県、ラタキア県、ラッカ県、ハマー県、ヒムス県で、ダーイシュ(イスラーム国)など国際テロ組織の施設263カ所を破壊したと発表した。

イドリブ県では、Su-25戦闘機が、イラクの首都バグダードにある合同情報センターからの情報をもとに、マアッラト・ヌウマーン市近郊でシャームの民のヌスラ戦線の対戦車ミサイル・システムなどを破壊した。

アレッポ県では、Su-24戦闘機がナイラブ航空基地近郊でダーイシュの車輌、施設を破壊した。

ダマスカス郊外県では、ロシア軍戦闘機がムガール山のダーイシュ基地を破壊した。

ダイル・ザウル県では、Su-34戦闘機がムーハサン市近郊でヌスラ戦線の教練キャンプを破壊した。

ヒムス県では、Su-24M戦闘機が、タドムル市近郊でダーイシュの拠点を破壊した。

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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米国防省:米軍はシリア民主軍の爆撃支援を17回にわたって実施(2015年11月5日)

米国防総省のスティーブ・ウォーレン報道官は、ハサカ県フール町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と戦うシリア民主軍を支援するため17回にわたる空爆を実施したと発表するとともに、シリア民主軍がダーイシュから255平方キロの地域を奪還したことを明らかにした。

ウォーレン報道官によると、航空支援には、トルコのインジルリク空軍基地に配備されているA-10、AC-130が投入されたという。

『ハヤート』(11月6日付)などが伝えた。

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合は英外相と会談し「シリアの未来においてアサドの居場所はない」ことを確認(2015年11月5日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表は英国を訪問し、フィリップ・ハモンド外務大臣と会談、シリア情勢への対応について協議した。

『ハヤート』(11月6日付)によると、会談で両者は、政治転換に向けた交渉が紛争解決の唯一の方法と位置づけたうえで、「シリアの未来においてアサドの居場所はない」ことを確認した。

また両者は、シリア政府による「樽爆弾」の無差別使用など、民間人への攻撃を停止させる必要を強調するとともに、ロシアの空爆がダーイシュ(イスラーム国)を強化するという逆効果をもたらすと批判した。

さらに、シリア革命反体制勢力国民連立が引き続き、穏健な反体制派と連携する努力を継続することが重要だとの点で合意した。
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RT(11月5日付)によると、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、「

ハウジャ議長には、「自由シリア軍」の法務顧問を名乗るウサーマ・アブー・ザイド氏、連立政治委員会メンバーらが同行した。

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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クッルナー・シュラカー:シリアの空軍情報部は民間・人道関連施設を軍事施設と偽ってロシア側に伝え爆撃させる(2015年11月5日)

クッルナー・シュラカー(11月5日付)は、シリアの治安機関内の信頼できる複数の消息筋の話として、シリアの空軍情報部が、野戦病院、パン製造所、人道支援物資貯蔵庫などの民間施設、人道関連施設を反体制武装集団の軍事施設であると偽ってロシア側に情報提供し、ロシア軍に空爆させている、と伝えた。

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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レバノンでシリア人活動家の組織「カラムーン・ウラマー委員会」のウラマー4人が爆殺(2015年11月5日)

NNA(11月5日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外でシリア人活動家によって構成されるカラムーン・ウラマー委員会を狙った爆発が発生し、ウマル・ハラビー氏(副委員長)、アラー・バックール氏、アリー・ラシャク氏、ファウワーウ・ウラービー氏の4人のウラマーが死亡した。

カラムーン・ウラマー委員会委員長のウスマーン・マンスール氏は重傷を負った。

LBCI(11月5日付)は、爆発がオートバイに仕掛けられていた爆弾によるものだと報じる一方、AFP(11月5日付)は、自爆攻撃だと伝えた。

カラムーン・ウラマー委員会は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村一帯のシリア人避難民への支援などを行う組織で、2014年8月にダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線からなる武装集団がレバノン軍・治安機関隊員を拉致した際は、解放に向けた交渉を仲介していた。

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015LBCI, November 5, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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OPCW匿名高官:米軍(有志連合)、「穏健な反体制派」、アル=カーイダ系組織、ダーイシュ(イスラーム国)が混戦するアレッポ県北部地域で8月にマスタード・ガスが使用された事実を確認(2015年11月5日)

化学兵器禁止機関(OPCW)の匿名筋はAFP(11月5日付)に対し、2015年8月21日のアレッポ県マーリア市一帯での戦闘で、マスタード・ガスが使われた事実を確認したと述べた。

この匿名筋によると、誰がマスタード・ガスを使用したのかはつきとめていない、という。

マーリア市は、米トルコ両政府が「安全地帯」に設置したアレッポ県北部の主要都市。

「安全地帯」設置を受けて、同地からはアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が、有志連合の作戦に迎合できないとの理由で同地一帯から撤退、これを受け、ダーイシュ(イスラーム国)が進攻し、「シャーム戦線」などの「穏健な反体制派」やアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は劣勢を強いられるようになった。

ダーイシュの進攻を受け、米国は同地への散発的な空爆を行う一方、トルコで教練した第30師団戦闘員を投入したが、一次隊はヌスラ戦線の襲撃を受け壊滅的打撃を受け、二次隊はヌスラ戦線に装備を譲渡した。

なお、化学兵器使用の「筆頭容疑者」のシリア軍は、同地域での戦闘には参加していない。

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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米主導の有志連合はシリア領内で3回の爆撃を実施(2015年11月4日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月4日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回、マーリア市近郊(1回)、ハサカ市近郊(1回)、フール町近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, November 5, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダーイシュとの戦闘の末、アレッポ市にいたる唯一の兵站路を奪還:ヒムス県ではロシア軍と思われる戦闘機の爆撃で住民23人とダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が死亡(2015年11月4日)

アレッポ県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ハナースィル市・イスリヤー村(ハマー県)街道(アレッポ市・サラミーヤ街道)一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュによって占拠されていた街道一帯を制圧し、アレッポ市にいたる兵站路を開放した。

ハナースィル市・イスリヤー村街道は10月23日にダーイシュによって占拠されていた。

シリア人権監視団によると、シリア軍とダーイシュは街道から約10キロ離れた地点で依然として戦闘を続けているという。

シリア軍はまた、シャイフ・アフマド村、タッル・アフマル村、クワイリス航空基地南部一帯でダーイシュ拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

Kull-na Shuraka', November 4, 2015
Kull-na Shuraka’, November 4, 2015

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市を空爆し、子供3人を含む23人が死亡した。

同監視団によると、この空爆でダーイシュ戦闘員も死亡したというが、その数については明らかにしなかった。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がマヒーン町、カルヤタイン市、シャーイル・ガス採掘所一帯、ジュッブ・ジャラーフ村東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がジャフラ村、ハウィージャト・マリーイーヤ村、タービヤ村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月4日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に近い消息筋の話として、ダイル・ザウル市内ドゥーワ地区に突入しようしたシリア軍とダーイシュが交戦、シリア軍兵士85人が死亡したと伝えた。

また、ARA News(11月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市で住民70人近くを逮捕した。

ダーイシュによる住民の逮捕は2日前から行われているという。

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ラッカ県では、ARA News(11月4日付)によると、タッル・アブヤド市一帯にトルコ軍が連日攻撃を行うなか、同市東部入り口にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の検問所に対してダーイシュ(イスラーム国)が自爆攻撃を行った。

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ハサカ県では、ARA News(11月4日付)によると、ハサカ市南部のアトシャーン村で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、多数の死傷者が出た。

またラアス・アイン市でも西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の検問所近くで爆弾が仕掛けれたバイクが爆発した。

AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、Reuters, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県、アレッポ県でのシリア軍とロシア軍の攻撃で40人以上が死亡:ハマー県では反体制武装集団がシリア軍のMiG21を撃墜か(2015年11月4日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、地対地ミサイルと思われる砲弾がドゥーマー市に着弾し、女性1人、子供1人を含む12人が死亡した。

またハーン・シャイフーン・キャンプではシリア軍の砲撃により、女性2人を含む9人が死亡した。

さらにカフルバトナー町では、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がハラスター市郊外でイスラーム軍など反体制武装集団と交戦し、サウジ人戦闘員ら18人を殲滅、高速道路に近いアマーン・ビッラー・ガソリン・スタンドおよびその周辺の建物群を制圧した。

シリア軍はまた、ヌーラ村、マルジュ・スルターン村、ダーライヤー市で、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャームの民のヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はこのほかにも、ハラスター市郊外一帯でウマル軍団戦闘員多数を拘束した。

他方、クッルナー・シュラカー(11月4日付)によると、シリア軍がダーライヤー市への突入を試みたが、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の反撃に合い、兵士17人以上が死亡したという。

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ハマー県では、ハマー革命司令評議会広報局が、地対空ミサイルでシリア軍の戦闘機を撃墜したと発表、その映像(https://youtu.be/6upNfCquhYc)を公開した。

同広報局が撃墜したと主張するのはMiG21戦闘機。

この戦闘機は、カフルヌブーダ町近郊でのシリア軍と反体制武装集団の戦闘を航空支援していたところを反体制武装集団によって撃墜されたという。

またスマート・ニュース(11月4日付)によると、「自由シリア軍」とジハード主義武装集団が県北部のウスマーン丘にあるシリア軍の基地を制圧した。

『ハヤート』(11月5日付)によると、同基地を制圧したのは、ナスル軍とカフルヌブーダ作戦司令室で、両組織はこのほかにもシャナービル検問所、ハミーディー・ガソリン・スタンド検問所も制圧したという。

ただし、ARA News(11月4日付)はと、ファトフ軍が同地一帯を制圧したと伝えた。

一方、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がラトミーン村、ラハーヤー村、ムーリク市周辺、バーナ村、ラターミナ町、サイヤード村、マアルカバ村、カフルヌブーダ町、ラスム・ヤティーマ村、タナーヒー丘でファトフ軍の拠点を空爆した。

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アレッポ県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍が国防隊とともに、アレッポ市南西部で反体制武装集団との戦闘を継続した。

一方、ARA News(11月4日付)によると、ロシア軍とシリア軍の戦闘機がアレッポ市マシュハド地区、ブスターン・カスル地区など反体制武装集団制圧地区に対して激しい空爆を行い、マシュハド地区では12人が、ブスターン・カスル地区では10人が死亡した。

このほか、ARA News(11月5日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線はアフリーン市郊外で拘束していたクルド人民間人28人を釈放した。

釈放は、シャーム自由人イスラーム運動、クルド人武装勢力が仲介したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルナブル市でのシリア軍との戦闘でジハード主義武装集団戦闘員1人が死亡した。

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ラタキア県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がファラク山、ヒルバト・ジュッブ・ザアルール村を制圧した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月5日付)によると、ロシア軍戦闘機が、フーア市・カファルヤー町、ダマスカス郊外県ザバダーニー市などでのシリア軍と反体制武装集団の停戦合意で戦闘停止地域に含まれているラーム・ハムダーン村、マアッラトミスリーン市を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がハズム・スナー丘、スナー丘一帯を制圧した。

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ダルアー県では、SANA(11月4日付)によると、シリア軍がダルアー市郵便局一帯、避難民キャンプ一帯、アシュアリー農場、アトマーン村で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

 

AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、November 5, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、November 5, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、Reuters, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、SMART News, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

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ロシアのラブロフ外務大臣「シリアをめぐる会合が開催される前に我々は誰が「穏健な反体制派」で誰がテロリストなのかを明確にしなければならない」(2015年11月4日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

RT(11月4日付)などによると、ラブロフ外務大臣は会談で、紛争解決に向けた政治対話がすべての反体制派を包摂するかたちで行われねばならないとしつつ、「穏健な反体制派」のみを危機解決に向けたパートナーとすべきだと述べ、イスラーム過激派を排除する必要を強調した。

すなわち、ラブロフ外務大臣は以下の通り述べたという。

「シリアをめぐる次の会合が開催される前に我々は誰が「穏健な反体制派」で誰がテロリストなのかを明確にしなければならない…。シリアの危機解決に向けた交渉のテーブルに着くことができる反体制派のリストをめぐる問題に…さほど時間がかからないことを望んでいる。これは、デミストゥラ氏が…準備している交渉においてパートナーとなる「穏健な反体制派」が誰なのかを明らかにするものだ…。ウィーン会議の参加者は、シリア国内でテロリストとみなされるグループを特定することで合意した」。

ラブロフ外務大臣はまた、諸外国が反体制派の統一代表団結成に向けて影響力を行使することでデミストゥラ氏と合意したという。

一方、デミストゥラ氏は、国連がジュネーブでシリア政府と反体制派の和平会合を開催する用意がてきており、「ダマスカスの代表者らは反体制派との会合に参加する用意はできている」と述べた。

デミストゥラ氏はまた「反体制派と政府の対話は前提条件なしで始められねばならない。我々はウィーンでこのことを合意した」と述べたという。

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ロシア大統領府によると、ヴラジミール・プーチン大統領はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談し、シリア情勢への対応などについて協議した。

会談では、シリアの紛争解決に向け政治的対話を継続する意思が確認されたという。


AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、Reuters, November 4, 2015、RT, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

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最新論考「シリア紛争を戦う武装勢力は誰の代理なのか、シリア紛争に関与する諸外国は誰を代弁しているのか?」(Yahoo Japan! News)

青山弘之「シリア紛争を戦う武装勢力は誰の代理なのか、シリア紛争に関与する諸外国は誰を代弁しているのか?」

Yahoo Japan! News、2015年11月4日

http://bylines.news.yahoo.co.jp/aoyamahiroyuki/20151104-00051092/

ロシア軍がシリア領内での空爆を開始してから1ヶ月が経ち、現地の軍事バランスに変化が生じ始めたことを受け、オーストリアの首都ウィーンでは、米、ロシア、サウジアラビア、トルコ、イランなど17カ国の外相が一同に会し、シリア情勢への対応をめぐる協議を本格化させた。シリアのいかなる当事者も交えずにその将来を議論するという異様な光景は、シリア紛争が諸外国の「代理戦争」と化してしまったとの印象を強めるものだが、仮にそうだとした場合、国内で対立を続ける武装勢力は、いったい誰の代理として戦い、諸外国はシリア国内の誰を代弁しているのだろうか? ・・・

米主導の有志連合はシリア領内で6回の爆撃を実施(2015年11月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月3日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回、ハサカ市近郊(2回)、フール町近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, November 4, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダのザワーヒリー氏がダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線の統合に向けて幹部を派遣(2015年11月3日)

『クドス・アラビー』(11月3日付)は、アル=カーイダに近い複数の消息筋の話として、アル=カーイダのエジプト人幹部(シューラー会議メンバー)の一人サイフ・アドル氏がイドリブ県に派遣された、と伝えた。

アドル氏は、シリア国内で対立を続けているとされるダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線の統合を最終目的としているという。

なお、ヌスラ戦線支持者らはツイッターで、「アイマン・ザワーヒリー氏の指示のもと、ヌスラ戦線の方針を正すため…、イランで解放された5人の指導者のうちの1人がシャームに到着した」などと綴っているという。

アドル氏は2015年3月にイラン当局が釈放したアル=カーイダ幹部5人のなかの1人。

Kull-na Shuraka', November 4, 2015
Kull-na Shuraka’, November 4, 2015


AFP, November 4, 2015、AP, November 4, 2015、ARA News, November 4, 2015、Champress, November 4, 2015、al-Hayat, November 5, 2015、Iraqi News, November 4, 2015、Kull-na Shuraka’, November 4, 2015、al-Mada Press, November 4, 2015、Naharnet, November 4, 2015、NNA, November 4, 2015、al-Quds al-‘Arabi, November 3, 2015、Reuters, November 4, 2015、SANA, November 4, 2015、UPI, November 4, 2015などをもとに作成。

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