ミクダード外務在外居住者大臣はグテーレス事務総長、アルジェリア、UAE、チュニジア、ニカラグア、アルメニア、パレスチナの外務大臣と会談(2021年9月25日)

第76回国連総会(9月14日開幕)に出席するために米国のニューヨークを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は国連本部でアントニー・グテーレス事務総長と会談した。

SANA(9月25日付)によると、会談では、シリアと国連の協力関係、とりわけ人道状況改善にかかる協力関係などについて意見が交わされ、ミクダード外務在外居住者大臣は、欧米諸国による一方的な制裁に対処するための経済復興プロジェクトが必要だと強調しあ。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、米国やトルコによる主権侵害によって国連憲章が侵害されている状況に責任をもって対応するよう求めた。

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ミクダード外務在外居住者大臣は、アルジェリアのラムターン・ラアマームラ外務大臣、UAEのハリーファ・シャーヒーン・マラル外務大臣、チュニジアのウスマーン・ジャランディー外務大臣、ニカラグアのモリス・モンカダ外務大臣、アルメニアのゾーラブ・ムナツァカニャン外務大臣、パレスチナのリヤード・マーリキー外務大臣と個別に会談した。
SANA(9月25日付)が伝えた。

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AFP, September 25, 2021、ANHA, September 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2021、Reuters, September 25, 2021、SANA, September 25, 2021、SOHR, September 25, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍はラタキア県、イドリブ県、ハマー県を14回にわたって爆撃、シャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党の司令官2人(うち1人はアルバニア人)を殺害(2021年9月25日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村に対して2回の爆撃を実施し、中国新疆ウイグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党の司令官1人とシャーム解放機構司令官1人を殺害した。

2人のうち1人はアルバニア人だという。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ市郊外のアイン・シーブ村に対して4回、ルワイハ村に対して1回、フーア市のシャーム解放機構の拠点に対して5回の爆撃を実施した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のドゥワイル・アクラード村とサルマーニーヤ村に対して2回の爆撃を実施した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を16件(イドリブ県8件、ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は11件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を19件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3050834405159295

AFP, September 25, 2021、ANHA, September 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 25, 2021、Reuters, September 25, 2021、SANA, September 25, 2021、SOHR, September 25, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民345人と国内避難民(IDPs)34人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は706,082人、2019年以降帰還したIDPsは100,998人に(2021年9月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月24日に難民345人(うち女性103人、子供176人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民345人(うち女性103人、子供176人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は706,082人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者310,834人(うち女性93,416人、子ども158,243人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,798,053人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は935,362人(うち女性280,692人、子供476,734人)となった。

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一方、国内避難民34人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは34人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は34人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は100,998人(うち女性38,931人、子供33,462人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,369,594人(うち女性421,490人、子供677,228人)となった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3050839015158834

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 25, 2021をもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がシリア問題担当国連特別代表、エジプト、セルビア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ベネズエラの外相らと相次いで会談(2021年9月24日)

第76回国連総会(9月14日開幕)に出席するために米国のニューヨークを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は国連本部でゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

SANA(9月24日付)によると、会談で、ミクダード外務在外居住者大臣は、制憲委員会(憲法制定委員会)の第6ラウンド開催に向けて続けられている努力について説明するとともに、委員会の議事が外国の介入を排除し、期限を設定せずに、シリア人によって主導される必要があることを改めて強調した。

また、国連がシリアの主権、統合、領土保全を尊重するために責任を負い、米国とトルコによる領土占領とテロ支援を停止させるべきだと述べた。

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ミクダード外務在外居住者大臣はまた、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣、セルビアのブーク・イェレミッチ外務大臣、アゼルバイジャンのェイフン・バイラモフ外務大臣、国連総会議長を務めるモルディブのアブドッラ・シャーヒド外務大臣、モザンビークのレオナルド・サントス・スィアモ外務大臣、マーティン・グリフィス国連事務次長(人道問題担当)兼緊急援助調整官、ベラルーシのウラジミル・マケイ外務大臣、ベネズエラのフェリクス・プラセンシア外務大臣と個別に会談した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091505164469923
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091507004469739
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091508374469602
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091880004432439
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091518304468609
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091883191098787
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091887431098363
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091891237764649
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091895477764225
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091946374425802

AFP, September 24, 2021、ANHA, September 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2021、Reuters, September 24, 2021、SANA, September 24, 2021、SOHR, September 24, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の使節団がデンマーク政府の正式な正体を受けて首都コペンハーゲンを訪問(2021年9月24日)

北・東シリア自治局の使節団がデンマーク政府の正式な正体を受けて首都コペンハーゲンを訪問した。

バドラーン・ジヤー・クルド執行評議会共同副議長、アブドッサラーム・ムスタファー欧州代表部代表、シヤール・アリー・スカンジナビア代表部代表からなる使節団は、政府顧問、外務省シリア問題担当らと会談した。

ANHA(9月24日付)が伝えた。

AFP, September 24, 2021、ANHA, September 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2021、Reuters, September 24, 2021、SANA, September 24, 2021、SOHR, September 24, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県タッル・タムル町近郊のシリア軍拠点を砲撃(2021年9月24日)

ハサカ県では、ANHA(9月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるダルダーラ村を砲撃した。

また、SANA(9月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はタッル・タムル町近郊のタウィーラ村を砲撃した。

ANHAによると、タウィーラ村に対する砲撃では、シリア軍の拠点が狙われた。

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アレッポ県では、ANHA(9月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のクナイティル村、アイン・ダクナ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(9月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、M4高速道路沿線、シュールバ・ナイサク村を砲撃した。

AFP, September 24, 2021、ANHA, September 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2021、Reuters, September 24, 2021、SANA, September 24, 2021、SOHR, September 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県各所を爆撃(2021年9月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市近郊のガッサーニーヤ村とアーリヤ村を4回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、「決戦」作戦司令室側の攻撃で、シリア軍第25師団の士官(少尉)1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市近郊のシャイフ・スライマーン村に近い第111中隊基地一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(イドリブ県8件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は11件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を17件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3050038935238842

AFP, September 24, 2021、ANHA, September 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 24, 2021、Reuters, September 24, 2021、SANA, September 24, 2021、SOHR, September 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民319人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は705,737人に(2021年9月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月23日に難民319人(うち女性95人、子供162人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民319人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は705,737人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者310,489人(うち女性93,313人、子ども158,067人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,798,053人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は935,017人(うち女性280,589人、子供476,558人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は100,964人(うち女性38,925人、子供33,435人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,369,560人(うち女性421,484人、子供677,201人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3050050071904395

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 24, 2021をもとに作成。

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イスラエル軍はシリア領内で同軍所属のドローンが墜落したと発表(2021年9月23日)

イスラエル軍はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/idfonline/)などを通じて、同軍所属の無人航空機(ドローン)がシリア領空での通常の偵察任務中に技術的原因で故障し、墜落したと発表した。

原因については調査中だという。

AFP, September 23, 2021、ANHA, September 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2021、Reuters, September 23, 2021、SANA, September 23, 2021、SOHR, September 23, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県でトルコの支援を受けるシリア国民軍の内通者らを拘束(2021年9月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特殊部隊と内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(HAT)が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハシャブ村および周辺の村々で、トルコの支援を受けるシリア国民軍の内通者と見られる8人を拘束した。

シリア民主軍の特殊部隊とHATはまた、ジャースィミー村でもダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる4人を拘束した。

一方、ブサイラ市では、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装集団が、元シリア民主軍兵士を銃で撃ち殺害した。

AFP, September 23, 2021、ANHA, September 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2021、Reuters, September 23, 2021、SANA, September 23, 2021、SOHR, September 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県、ラッカ県を砲撃(2021年9月23日)

アレッポ県では、ANHA(9月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市のアシュラフィーヤ地区で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

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ラッカ県では、ANHA(9月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村を砲撃した。

AFP, September 23, 2021、ANHA, September 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2021、Reuters, September 23, 2021、SANA, September 23, 2021、SOHR, September 23, 2021などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がニューヨークで国連憲章を守る友グループの第1回閣僚会合に出席、ロシアのラヴロフ外務大臣らと会談(2021年9月23日)

第76回国連総会(9月14日開幕)に出席するために米国のニューヨークを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣が国連憲章を守る友グループの第1回閣僚会合に出席した。

会合には、ロシア、中国、パレスチナ、イラン、アルジェリア、アンゴラ、ベラルーシ、ボリビア、カンボジア、キューバ、赤道ギニア、エリトリア、ラオス、ニカラグア、北朝鮮、ベネズエラ、セントビンセント・グレナディーンの閣僚が出席した。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣、キプロスのニコス・フリストドゥリディス外務大臣、ベトナムのブイ・タイン・ソン外務大臣と会談した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3091175341169572
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SANA(9月23日付)が伝えた。

AFP, September 23, 2021、ANHA, September 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2021、Reuters, September 23, 2021、SANA, September 23, 2021、SOHR, September 23, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県各所を6回にわたって爆撃(2021年9月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村の森林地帯を4回にわたり爆撃、マアッラトミスリーン市一帯を2回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団やドゥラル・シャーミーヤ(9月23日付)によると、タルトゥース市の裁判所入口で、男性が裁判所の入口で弁護士とその兄弟と口論の末、持っていた手りゅう弾を爆発させた。

これにより、口論相手の弁護士とその兄弟が死亡した。

https://www.youtube.com/watch?v=a-WZPJJuICI&t=34s

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(イドリブ県11件、ラタキア県11件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は23件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3049220085320727

AFP, September 23, 2021、ANHA, September 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2021、Reuters, September 23, 2021、SANA, September 23, 2021、SOHR, September 23, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民308人と国内避難民(IDPs)205人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は705,418人、2019年以降帰還したIDPsは100,964人に(2021年9月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月22日に難民308人(うち女性93人、子供157人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民308人(うち女性93人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は705,418人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者310,170人(うち女性93,218人、子ども157,905人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,798,053人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は934,698人(うち女性280,494人、子供476,396人)となった。

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一方、国内避難民199人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは192人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは7人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は7人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は100,964人(うち女性38,925人、子供33,435人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,369,560人(うち女性421,484人、子供677,201人)となった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3048471888728880

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2021をもとに作成。

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UAEのマズルーイー・エネルギー・インフラ大臣がドバイでシリアのラアド水資源大臣と会談し、シリア復興に貢献する用意があると表明(2021年9月22日)

UAEのスハイル・マズルーイー・エネルギー・インフラ大臣は、ドバイ通商センターで開催されている第5回アラブ水利フォーラムに出席するためにUAEを訪問中のシリアのタンマーム・ラアド水資源大臣と会談し、水利、エネルギー分野などでの両国関係の強化の方途をめぐって意見を交わした。

https://www.facebook.com/mowr.gov.sy/posts/2050938588405020

ハリージュ・オンライン(9月23日付)によると、両大臣は会談で、連絡を継続し、両国の協力関係を強化することで合意した。

マズライー・エネルギー・インフラ大臣は会談で「UAEはとりわけ水利分野でのアラブ共同事業に信頼を寄せている」としたうえで、基幹セクターの民営化におけるUAEの経験の移転、経験の交換、ダマスカスの投資プロジェクトへの支援を行うことを歓迎していると述べた。

SANA(9月23日付)によると、マズライー・エネルギー・インフラ大臣はまた「シリアの復興に貢献し、開発を強化し、シリアを10年におよぶ戦争以前の状態に戻す用意がある」と述べた。

これに対して、ラアド水利大臣は、シリア政府が、インフラなどが甚大な被害を受けつつも、灌漑プロジェクトや農産物への灌漑用水の提供を無償で支援し続けていると述べるとともに、「ダム建設、灌漑網の整備を続けており、水道部門の監督と支援を完全なかたちで行っている」と強調した。

AFP, September 23, 2021、AlKhaleejonlin, September 23, 2021、ANHA, September 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2021、Reuters, September 23, 2021、SANA, September 23, 2021、SOHR, September 23, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍が米主導の有志連合の航空を支援を受けてハサカ市でダーイシュ・メンバーと思われる2人を拘束(2021年9月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特殊部隊が米主導の有志連合の航空支援を受けて、シリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するハサカ市内のブーマイーシュ地区でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと見られる指名手配者2人を拘束した。

AFP, September 22, 2021、ANHA, September 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2021、Reuters, September 22, 2021、SANA, September 22, 2021、SOHR, September 22, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

第76回国連総会に出席するために訪米中のミクダード外務在外居住者大臣がイラン、オマーン、イラク、カザフスタン、キューバの外務大臣・副大臣と会談(2021年9月22日)

第76回国連総会(9月14日開幕)に出席するために米国のニューヨークを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣が、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣、オマーンのバドル・ブーサイーディー外務大臣、イラクのフアード・フサイン外務大臣、カザフスタンのムフタル・ティリュベルディ外務副大臣、キューバのブルーノ・エドゥアルド・ロドリゲス・パリージャ外務大臣と個別に会談した。

会談には、バッシャール・ジャアファリー外務在外居住者省副大臣、バッサーム・サッバーグ国連代表大使らが同席した。

SANA(9月22日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3089889127964860

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3089889861298120

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3090279454592494

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3090280671259039

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3090282627925510

AFP, September 22, 2021、ANHA, September 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2021、Reuters, September 22, 2021、SANA, September 22, 2021、SOHR, September 22, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃し、住民1人死亡、7人負傷(2021年9月22日)

ラッカ県では、ANHA(9月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村を砲撃し、住民1人が死亡、5人が負傷した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マアラク村、アイン・イーサー市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプとM4高速道路沿線、ムシャイリファ村を砲撃し、住民2人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(9月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・マディーク村、ナーイフ山、シャフバー・ダムを砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のブルブル町近郊のアブーダーン村で、シリア国民軍の特殊部隊と北部の鷹旅団の戦闘員どうしが交戦した。

戦闘は、北部の鷹旅団が特殊部隊の検問所での静止を拒否したことが発端で、双方に多数の負傷者が出た。

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ハサカ県では、SANA(9月22日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市のバス発着所で爆弾が爆発した。

AFP, September 22, 2021、ANHA, September 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2021、Reuters, September 22, 2021、SANA, September 22, 2021、SOHR, September 22, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方を11回にわたって爆撃、シャーム解放機構のメンバー1人死亡(2021年9月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村を9回にわたって爆撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡した。

ロシア軍は9月22日の夜にも、バイニーン村の森林地帯を4回にわたって爆撃した。

シリア軍も、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃し、子供2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(イドリブ県5件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は10件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を17件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3048474925395243

AFP, September 22, 2021、ANHA, September 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 22, 2021、Reuters, September 22, 2021、SANA, September 22, 2021、SOHR, September 22, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で278人、北・東シリア自治局支配地域で291人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1,106人(2021年9月22日)

保健省は政府支配地域で新たに278人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者68人が完治し、12人が死亡したと発表した。

これにより、9月22日現在の支配地内での感染者数は計31,426人、うち死亡したのは2,158人、回復したのは23,223人となった。

SANA(9月22日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに291人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、11人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、9月22日現在の支配地内での感染者数は計25,579人、うち死亡したのは863人、回復したのは2,090人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性173人、女性118人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市42人、カーミシュリー市62人、マーリキーヤ(ダイリーク)市60人、アームーダー市17人、ルマイラーン町11人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、ロジュ・キャンプ6人、ナウルーズ・キャンプ3人、ラッカ県のラッカ市41人、タブカ市13人、アレッポ県マンビジュ市6人、シャフバー地区0人、ダイル・ザウル県17人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1689941381195792

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月22日に新たに1,106人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、518人が完治し、8人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡75人、イドリブ郡197人、ハーリム郡306人、アリーハー郡45人、アレッポ県スィムアーン山郡53人、ジャラーブルス郡7人、バーブ郡53人、アフリーン郡285人、アアザーズ郡85人。

これにより、同地での感染者数は計65,422人、うち死亡したのは1,058人、回復したのは33,724人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1671301016408116

AFP, September 22, 2021、ACU, September 22, 2021、ANHA, September 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2021、Reuters, September 22, 2021、SANA, September 22, 2021、SOHR, September 22, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民314人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は705,110人に(2021年9月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月21日に難民314人(うち女性94人、子供160人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民314人(うち女性94人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は705,110人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者309,862人(うち女性93,125人、子ども157,748人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,798,053人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は934,390人(うち女性280,401人、子供476,239人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は100,765人(うち女性38,811人、子供33,411人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,369,361人(うち女性421,370人、子供677,177人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3048471888728880

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 22, 2021をもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を攻撃、住民1人負傷(2021年9月21日)

ラッカ県では、ANHA(9月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村を砲撃した。

トルコ軍はまた、ファーティサ村で住民を狙撃、1人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(9月21日付)によると、トルコ軍がシリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北西のウンム・アダサ村を砲撃した。

AFP, September 21, 2021、ANHA, September 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2021、Reuters, September 21, 2021、SANA, September 21, 2021、SOHR, September 21, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が爆撃を再開、「決戦」作戦司令室の支配下のイドリブ県シャイフ・バフル村を狙う(2021年9月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下のシャイフ・バフル村を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

ロシア軍戦闘機が爆撃を実施したのは2日ぶり。

シリア軍もザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、ヒルバト・ナークース村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(イドリブ県7件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は12件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3047623792147023

AFP, September 21, 2021、ANHA, September 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 21, 2021、Reuters, September 21, 2021、SANA, September 21, 2021、SOHR, September 21, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民259人と国内避難民(IDPs)205人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は704,796人、2019年以降帰還したIDPsは100,765人に(2021年9月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月20日に難民259人(うち女性78人、子供132人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民259人(うち女性78人、子供132人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は704,796人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者309,548人(うち女性93,031人、子ども157,588人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,798,053人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は934,076人(うち女性280,307人、子供476,079人)となった。

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一方、国内避難民205人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは205人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は100,765人(うち女性38,811人、子供33,411人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,369,361人(うち女性421,370人、子供677,177人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3047618682147534

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 21, 2021をもとに作成。

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UAEがシリア人への観光ビザ発給を解禁(2021年9月20日)

UAEのカーイド旅行観光代理店はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/alqaedtourism)などを通じて、シリア人への観光ビザ発給が解禁されたと発表した。

発表の内容は以下の通り:

シリアの同胞に特報
シリア国籍
UAE入国ビサ
すべての年齢を対象に
最安値で
48時間以内に
カーイド代理店
最善の選択を
我々との連絡は以下の番号に
00971582275000
0097167473555

https://www.facebook.com/alqaedtourism/posts/979416999287029

 

イクティサーディー(9月20日付)が伝えたところによると、1カ月の滞在ビサは男性が1,800ディルハム、女性が550ディルハム、3カ月の滞在ビザは男性が2,200ディルハム、女性が1,100ディルハム。

AFP, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、al-Iqtisadi, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021などをもとに作成。

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外務在外居住者省は声明でハサカ県やアレッポ県に対するトルコ軍による連日の砲撃を非難、報復権を留保すると発表(2021年9月20日)

外務在外居住者省の公式筋は声明を出し、ハサカ県ダルダーラ村やアレッポ県マンビジュ市一帯、タッル・リフアト市一帯へのトルコ軍による連日の砲撃に関して、公正発展党(AKP)政権が国際テロ組織への支援、主権侵害を続け、国連憲章や安保理諸決議に違反していると非難し、こうした敵対行為に対してシリアが報復権を留保しているとしたうえで、国連事務総長と安保理に厳正に対応するよう求めた。

SANA(9月20日付)が伝えた。
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3088509171436189

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アレッポ県では、ANHA(9月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北西のアラブ・ハサン村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のタッル・マディーク村、ズワイヤーン村、シャフバー・ダムを砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(9月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村を砲撃した。

AFP, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合のドローンがイドリブ県でアル=カーイダ組織フッラース・ディーン機構の司令官2人を攻撃し殺害(2021年9月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)が、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市とビンニシュ市を結ぶ街道を移動中の乗用車(KIA Rio)を攻撃し、「アル=カーイダに近い組織」の司令官ら2人を殺害した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月20日付)、トルコのイスタンブールを拠点とする反体制系サイトのシリア・テレビ(9月20日付)によると、ドローンの攻撃を受けたのは、フッラース・ディーン機構の車で、ビンニシュ市の入口で狙われた。

アブー・バラー・トゥーニスィーを名乗るチュニジア人司令官とイエメン人と思われるアブー・ハムザ・ヤマニーの2人。

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アブー・バラー・トゥーニスィーは、チュニジアのアンサール・シャリーアの元メンバーで、トルコを経由してシリアに不法入国、当初はシャームの民のヌスラ戦線(現在のシャーム解放機構)に加入した。

だが、シャーム解放機構への改称時に離反し、フッラース・ディーン機構に合流していた。

当初は一般のメンバーだったが、3年間の活動を経て昇進して司令官になるとともに、組織内きってのイスラーム法学者・イデオローグとなったという。



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米中央軍は声明を出し、シリアのイドリブ県で機動的な対テロ攻撃を実施したと発表した。

声明の内容は以下の通り。

米空軍は今日、シリアのイドリブ市近くで、アル=カーイダの幹部リーダーに対する機動的な対テロ攻撃を実施した。初期情報は、標的としていた個人を攻撃したことを示している。また、攻撃の結果市民に犠牲者が出たとの兆候はない。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県13件、ラタキア県11件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3046818498894219

AFP, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021、Syria TV, September 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民264人と国内避難民(IDPs)2人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は704,537人、2019年以降帰還したIDPsは100,560人に(2021年9月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月19日に難民264人(うち女性79人、子供135人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民264人(うち女性79人、子供135人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は704,537人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者309,289人(うち女性92,953人、子ども157,456人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,798,053人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は933,817人(うち女性280,229人、子供475,947人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は2人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は100,560人(うち女性38,710人、子供33,400人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,369,156人(うち女性421,269人、子供677,166人)となった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3046816728894396

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 20, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がヒムス県アムール山一帯、スフナ市一帯の砂漠地地帯でダーイシュに対して爆撃を継続(2021年9月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアムール山一帯、スフナ市一帯の砂漠地地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を続けた。

ロシア軍の同地への爆撃は9月18日、19日の2日で50回以上にのぼっている。

AFP, September 19, 2021、ANHA, September 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2021、Reuters, September 19, 2021、SANA, September 19, 2021、SOHR, September 19, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アブドゥッラー国防大臣がヨルダンを公式訪問し、フナイティー合同参謀総長と「テロとの戦い」や国境警備について意見を交わす(2021年9月19日)

アリー・アブドゥッラー国防大臣(兼副首相、シリア軍武装部隊副司令官、准将)は、ヨルダン軍のユースフ・フナイティー合同参謀総長の招待を受け、シリア軍総司令部の士官多数とともに、ヨルダンを公式訪問した。

SANA(9月19日付)によると、アブドゥッラー国防大臣とフナイティー合同参謀総長は会談で、両国軍の協力関係およびその発展の方途について意見を交わし、「テロとの戦い」、国境警備など両国共通の問題で連携することの重要性を確認した。

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シリアの国防大臣がヨルダンを訪問するのは、「アラブの春」がシリアで波及して以降初めて。

AFP, September 19, 2021、ANHA, September 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2021、Reuters, September 19, 2021、SANA, September 19, 2021、SOHR, September 19, 2021などをもとに作成。

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