シリア軍第5軍団を主体とする部隊が、ラッカ県砂漠地帯でダーイシュに対する掃討作戦を開始、ロシア軍戦闘機がこれを航空支援(2021年9月7日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシアの支援を受けるシリア軍第5軍団を主体とする部隊が、タブカ市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を開始、ロシア軍戦闘機がこれを航空支援、爆撃を実施した。

同地での戦闘で、兵士15人あまりが死傷したという。

AFP, September 7, 2021、ANHA, September 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2021、Reuters, September 7, 2021、SANA, September 7, 2021、SOHR, September 7, 2021などをもとに作成。

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アレッポ県北部でシリア民主軍の砲撃でトルコ軍兵士1人死亡、トルコ軍とシリア国民軍はトルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ラッカ県を激しく砲撃(2021年9月7日)

アレッポ県では、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市近郊のサイヤーダ村、フーシャリーヤ村、小トゥーハール村を砲撃した。

シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(9月7日付)などによると、砲撃は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のバーブ市近郊のヤーシリー村にあるトルコ軍の基地を砲撃し、トルコ軍兵士1人が死亡、4人が負傷したのを受けたもの。

https://twitter.com/tcsavunma/status/1435215433074884609

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のアルカミーヤ村、マルアマーズ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, September 7, 2021、ANHA, September 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2021、Reuters, September 7, 2021、SANA, September 7, 2021、SOHR, September 7, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県内のシャーム解放機構の武器弾薬庫などを爆撃する一方、シリア軍はイドリブ市を砲撃し、4人死亡(2021年9月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッラトミスリーン市西のハッバート採石場、ブルーマー地区、ミリヤム国内避難民(IDPs)キャンプ、シャーム解放機構の武器弾薬庫を6回以上にわたって爆撃し、キャンプで複数人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

サラーキブ市に駐留するシリア軍も、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市のドゥバイト地区、同市東部郊外にある水泳用プール、ファミリー・パークを砲撃し、ドゥバイト地区で女性1人が、水泳用プールとファミリー・パークで3人が死亡したほか、各地で合わせて10人以上が負傷した。

シリア軍はまた、イドリブ市のワーディー・ナスィーム地区をトルコ軍の車列が通過するのに合わせて、同地を砲撃したほか、クファイル村、ハッルーズ村に対しても砲撃を行った。

対する「決戦」作戦司令室もサラーキブ市を砲撃した。

一方、シリア政府と「決戦」作戦司令室の支配地域の境界に位置するブライジュ村近くでは「決戦」作戦司令室の戦闘員2人が地雷に触れて、爆死した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、カルクール村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県11件、ラタキア県3件、アレッポ県4件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3036322013277201

AFP, September 7, 2021、ANHA, September 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 7, 2021、Reuters, September 7, 2021、SANA, September 7, 2021、SOHR, September 7, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民325人と国内避難民(IDPs)268人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は700,681人、2019年以降帰還したIDPsは99,216人に(2021年9月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月6日に難民325人(うち女性98人、子供165人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民325人(うち女性98人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は700,681人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者305,433人(うち女性91,795人、子ども155,490人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,791,032人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は929,961人(うち女性279,071人、子供473,981人)となった。

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一方、国内避難民268人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは268人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は99,216人(うち女性37,990人、子供33,289人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,367,812人(うち女性420,549人、子供677,055人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3036318949944174

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 7, 2021をもとに作成。

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ロシア軍戦闘機5機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュの拠点複数カ所に対して18回の爆撃を実施(2021年9月6日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機5機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して18回の爆撃を実施した。

AFP, September 6, 2021、ANHA, September 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2021、Reuters, September 6, 2021、SANA, September 6, 2021、SOHR, September 6, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県、アレッポ県を砲撃(2021年9月6日)

ラッカ県では、ANHA(9月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のハーリディーヤ村を砲撃し、住民1人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(9月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

AFP, September 6, 2021、ANHA, September 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2021、Reuters, September 6, 2021、SANA, September 6, 2021、SOHR, September 6, 2021などをもとに作成。

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ダルアー市ダルアー・バラド地区で立て籠もりを続けてきた元反体制武装集団メンバーの武装解除と社会復帰にかかる手続きが再開(2021年9月6日)

ダルアー県では、SANA(9月6日付)やシリア人権監視団によると、ダルアー市アルバイーン地区に設置されている社会復帰センターで、ダルアー市ダルアー・バラド地区で立て籠もりを続けてきた元反体制武装集団メンバーの武装解除と社会復帰にかかる手続きが再開され、兵役忌避者や指名手配者ら数十人が小銃、機関銃、RPG弾などの武器を引き渡し、政府との和解に応じた。


AFP, September 6, 2021、ANHA, September 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2021、Reuters, September 6, 2021、SANA, September 6, 2021、SOHR, September 6, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のイフスィム町一帯を6回にわたって爆撃(2021年9月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイフスィム町一帯を6回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県11件、ラタキア県8件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3035571376685598

AFP, September 6, 2021、ANHA, September 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 6, 2021、Reuters, September 6, 2021、SANA, September 6, 2021、SOHR, September 6, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民308人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は700,356人に(2021年9月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月5日に難民308人(うち女性93人、子供157人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民308人(うち女性93人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は700,356人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者305,108人(うち女性91,697人、子ども155,325人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,791,032人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は929,636人(うち女性278,973人、子供473,816人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,948人(うち女性37,835人、子供33,270人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,367,544人(うち女性420,394人、子供677,036人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3035570353352367

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 6, 2021をもとに作成。

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ダルアー市ダルアー・バラド地区で立て籠もりを続ける反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会はロシア側に停戦合意を受諾したと伝える(2021年9月5日)

ダルアー県では、SANA(9月5日付)などによると、武装解除を拒否するダルアー市ダルアー・バラド地区で立て籠もりを続ける元反体制武装集団メンバーらがシリア北部への退去を拒否したことを受けて、シリア軍(第4師団)が同地の元反体制武装集団メンバーの拠点や放題に対して集中的に攻撃を加えた。

シリア人権監視団によると、シリア軍の砲撃により、3人が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府の治安委員会と武装解除を拒否してダルアー市ダルアー・バラド地区で立て籠もりを続ける反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会がロシア軍の使節団の仲介のもと、ダルアー市マハッタ地区にある県立競技場で会合を開いた。

この会合で、中央委員会側は、ロシア軍の使節団に対して、9月1日に交わされた停戦合意を6日に実施する旨を伝えた。

合意が実施されれば、元反体制武装集団メンバーの武装解除と社会復帰、武装解除拒否者のシリア北部への移送、ロシア軍憲兵隊の監督のもとシリア軍によるダルアー市ダルアー・バラド地区内など10カ所の検問所設置などが行われる。

武装解除拒否者は、シリア北部への移動に向けた準備を始めているという。

一方、HFL(9月5日付)は、ロシア軍側が9月6日の午前10時までの猶予を与え、それまでに合意が実施されない場合、シリア軍が介入すると脅迫したと伝えた。

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/posts/3085332178362432

なお、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区の包囲(立て籠もり)が始まった6月末以降の犠牲者は、民間人23人(うち子供6人、女性4人)、シリア軍兵士26人、元反体制武装集団メンバー20人。

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このほか、シリア人権監視団によると、ダルアー県ダーイル町で空軍情報部の兵士2人が何者かによって殺害された。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、占領下ゴラン高原に近いハッジャ村でシリア軍の士官1人と治安機関協力者1人が何者かによって殺害された。

殺害時、上空にはイスラエル軍航空機が旋回していたという。

AFP, September 5, 2021、ANHA, September 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2021、HFL, September 5, 2021、Reuters, September 5, 2021、SANA, September 5, 2021、SOHR, September 5, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ハサカ県、ラッカ県を砲撃(2021年9月5日)

アレッポ県では、ANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

一方、トルコ占領下のアフリーン市アシュラフィーヤ地区で、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、シリア人権監視団によると、1人が死亡、4人が負傷した。

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ハサカ県では、ANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のヌワイハート・ダーダー村、ハドラーウィー村、マンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のカズアリー村と同村の穀物サイロを砲撃した。

AFP, September 5, 2021、ANHA, September 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2021、Reuters, September 5, 2021、SANA, September 5, 2021、SOHR, September 5, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ラタキア県各所を爆撃(2021年9月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カフルヤディーン村一帯、ジスル・シュグール市近郊のシャイフ・スィンドヤーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍もカンスフラ村などを砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はカンスフラ村一帯に展開するシリア軍に応戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県15件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, September 5, 2021、ANHA, September 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 5, 2021、Reuters, September 5, 2021、SANA, September 5, 2021、SOHR, September 5, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民289人と国内避難民(IDPs)337人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は700,048人、2019年以降帰還したIDPsは98,948人に(2021年9月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月4日に難民298人(うち女性87人、子供47人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民298人(うち女性87人、子供47人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は700,048人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者304,800人(うち女性91,604人、子ども155,168人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は929,039人(うち女性278,793人、子供473,512人)となった。

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一方、国内避難民337人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは306人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは31人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は31人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,948人(うち女性37,835人、子供33,270人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,367,544人(うち女性420,394人、子供677,036人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 5, 2021をもとに作成。

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武装解除を拒否しダルアー市ダルアー・バラド地区で立て籠もりを続ける元反体制武装集団メンバーとその家族をシリア北部に移送するため大型バスの手配が完了(2021年9月4日)

ダルアー県では、SANA(9月4日付)によると、シリア政府側の関係当局が、武装解除を拒否しダルアー市ダルアー・バラド地区で立て籠もりを続ける元反体制武装集団メンバーとその家族をシリア北部に移送するための大型バスを手配し、する一方、ダルアー市旧税関地区に設置していた検問所を撤去し、移送の準備を完了した。



シリア人権監視団によると、手配された大型バスは22台。

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これと並行して、シリア人権監視団によると、シリア政府の治安委員会と武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会と地元の名士らがロシアの仲介のもとに会合を開いた。

会合後、ロシアの使節団は、武装解除拒否者の停戦合意受諾の回答を引き出すため、中央委員会側に新たな時間的猶予を与えた。

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一方、シリア軍第4師団は、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーのリーダーの1人ムアイイド・ハラフーシュ氏(アブー・タアジャ)の妻と5人の子供、弟夫婦を拘束したほか、会合に向かっていた中央委員会と地元名士をダルアー市バハール地区で銃撃したという。

AFP, September 4, 2021、ANHA, September 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2021、Reuters, September 4, 2021、SANA, September 4, 2021、SOHR, September 4, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ラッカ県を砲撃(2021年9月4日)

アレッポ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のカンタラ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市近郊で、シリア国民軍に狙撃され死亡した。

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ラッカ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のハーリディーヤ村とM4高速道路沿線を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市で、ダイル・ザウル県出身の男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, September 4, 2021、ANHA, September 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2021、Reuters, September 4, 2021、SANA, September 4, 2021、SOHR, September 4, 2021などをもとに作成。

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シリアとレバノンの主要閣僚会合がマスカスで開催され、レバノンへのエジプト産天然ガスとヨルダン産電力の中継輸送で合意(2021年9月4日)

シリアとレバノンの主要閣僚会合が首都ダマスカスで開催された。

会合は、シリア側からファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣(代表)、キナーン・ヤーギー財務大臣、バッサーム・トゥウマ石油鉱物資源大臣、国家計画協力委員会のファーディー・ハリール委員長、アリー・アブドゥルカリーム在レバノン・シリア大使、レバノン側からザイナ・アカル副首相兼国防大臣兼外務大臣代行、ガーズィー・ワズニー財務大臣、ライムーン・ガジャル・エネルギー資源大臣、アッバース・イブラーヒーム総合情報総局(少将)、サアド・ザヒヤー駐シリア・レバノン大使、そしてレバノン・シリア最高評議会のナスリー・フーリー議長が出席した。

レバノン側の出席者は9月4日早朝に、ダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所(レバノン側はマスナア国境通行所)を経由し、陸路でシリアに入国していた。

会合後、フーリー議長は報道声明を出し、レバノン側からの要請を受けて、エジプト産の天然ガスとヨルダンで生産される電力をシリア領経由でレバノンに移送することが合意されたと発表した。

SANA(9月4日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3076442309309542

AFP, September 4, 2021、ANHA, September 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2021、Reuters, September 4, 2021、SANA, September 4, 2021、SOHR, September 4, 2021などをもとに作成。

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シャーム・ウィング社のアルメニアの首都エレバン発の定期旅客便が乗客76人を乗せてアレッポ国際空港に10年ぶりに到着(2021年9月4日)

シャーム・ウィング社のアルメニアの首都エレバン発の定期旅客便が、乗客76人を乗せてアレッポ国際空港に到着した。

アルメニアとシリアを結ぶ定期旅客便は2011年以降運休状態が続いていた。

SANA(9月4日付)が伝えた。

AFP, September 4, 2021、ANHA, September 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2021、Reuters, September 4, 2021、SANA, September 4, 2021、SOHR, September 4, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領はPFLP-GCの書記長を代表とする使節団と会談(2021年9月4日)

アサド大統領は、パレスチナ人民解放戦線総司令部派(PFLP-GC)のタラール・ナージー書記長を代表とする使節団と首都ダマスカスで会談した。

パレスチナ使節団は、ナージー書記長、ハーリド・ジブリールPFLP-GC副書記長、アンワル・ラジャー政治局員、ラーミズ・ムスタファー政治局員の4人。

SANA(9月4日付)によると、会談では、シリア、パレスチナ情勢、アラブ中東情勢の進展について意見が交わされた。

アサド大統領は、欧米諸国のシリアに対する経済戦争、経済制裁が、敵が軍事、安全保障面での失敗に伴うもので、シリアの大衆基盤を狙ったものだが、シリア国民はこれを克服する能力があると強調した。

これに対して、ナージー書記長は、パレスチナ問題に対するアサド大統領指導下のシリアの確固たる姿勢に謝意を示したうえで、並外れた歴史的アラブ指導者であるアサド大統領の知恵、勇気を称賛した。

AFP, September 4, 2021、ANHA, September 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2021、Reuters, September 4, 2021、SANA, September 4, 2021、SOHR, September 4, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県アウラム・ジャウズ村、ザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村一帯を6回にわたって爆撃(2021年9月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアウラム・ジャウズ村、ザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村一帯を6回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるバスラトゥーン村を砲撃した。

これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるタディール村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県19件、ラタキア県11件、アレッポ県1件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は28件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, September 4, 2021、ANHA, September 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 4, 2021、Reuters, September 4, 2021、SANA, September 4, 2021、SOHR, September 4, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民317人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は699,759人に(2021年9月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月5日に難民317人(うち女性95人、子供162人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民317人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は699,759人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者304,511人(うち女性91,517人、子ども155,021人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は929,039人(うち女性278,793人、子供473,512人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,611人(うち女性37,659人、子供33,293人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,367,207人(うち女性420,218人、子供677,005人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 4, 2021をもとに作成。

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米軍はシリア民主軍に対してイラクのカンディール山地地方からの撤退を要請、PKKとの関係を解消しなければトルコの攻撃は続くと警告(2021年9月3日)

トルコのイスタンブールを拠点とする反体制系サイトのシリア・テレビ(9月4日付)は複数の消息筋の話として、ラッカ県ラッカ市北の第17師団基地に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の本部で、同軍と有志連合を主導する米軍の代表が会合を開き、米国川がイラクのカンディール山地地方から部隊を撤退させるよう要請したと伝えた。

同消息筋によると、会合は4時間におよび、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県北部やアレッポ県北部に対するトルコ軍の攻撃、とりわけ無人航空機(ドローン)による爆撃への対応について協議がなされた。

米軍側はその際、イラクのカンディール山地地方に展開しているシリア民主軍の兵士、すなわちクルディスタン労働者党(PKK)の民兵を北・東シリア自治局支配地に撤退させるよう要請、同地への駐留がトルコ軍の攻撃の口実になっていると伝えた。

また、トルコ軍による大規模侵攻の可能性については排除しつつ、シリア民主軍が北・東シリア自治局の支配地からPKKの幹部を完全に排除し、PKKとの連携やつながりを解消することを世界の世論に示さない限り、トルコ軍の攻撃は続くと警告したという。

これに対して、シリア民主軍側は、カンディール山地地方における部隊駐留の事実はないと反論したという。

AFP, September 4, 2021、ANHA, September 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2021、Reuters, September 4, 2021、SANA, September 4, 2021、SOHR, September 4, 2021、Syria TV, September 3, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がヒムス県東部の砂漠地帯、ハマー県・アレッポ県・ラッカ県の県境の砂漠地帯、ダイル・ザウル県からラッカ県にいたる砂漠地帯で、ダーイシュに対して90回以上の爆撃を実施(2021年9月3日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がヒムス県東部の砂漠地帯、ハマー県・アレッポ県・ラッカ県の県境の砂漠地帯、ダイル・ザウル県からラッカ県にいたる砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して90回以上の爆撃を実施した。

AFP, September 3, 2021、ANHA, September 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2021、Reuters, September 3, 2021、SANA, September 3, 2021、SOHR, September 3, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ラッカ県を砲撃(2021年9月3日)

アレッポ県では、ANHA(9月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・マクド村、スムーカ村、シャフバー・ダム、タッル・マディーク村、ズィヤーナ村、シャッアーラ村、ナイラビーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(9月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, September 3, 2021、ANHA, September 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2021、Reuters, September 3, 2021、SANA, September 3, 2021、SOHR, September 3, 2021などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がレバノンの首都ベイルート南東上空を侵犯し、首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けてミサイルを発射(2021年9月3日)

シリア軍筋は、イスラエル軍戦闘機が9月3日午前1時26分、レバノンの首都ベイルート南東上空を侵犯し、首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けてミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、ほとんどを撃破、被害は物的被害に限定されたと発表した。

https://youtu.be/DvokeesL3ck

https://youtu.be/6dVMfeEPaUc

これを受け、外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、国連憲章に基づき責任ある対応を行い、再発防止に向けた断固たる措置を講じるよう求めた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3075715399382233

SANA(9月3日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が攻撃したのは、ダマスカス県バルザ区、ダマスカス郊外県ジュムラーヤー村で、人的被害はなかった。

サウト・アースィマ(9月3日付)によると、ジュムラーヤー村では、科学研究センターが標的となったほか、ドゥライジュ町にある「イランの民兵」の拠点1カ所が狙わ、甚大な人的被害が出た模様だという。

AFP, September 3, 2021、ANHA, September 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2021、Reuters, September 3, 2021、SANA, September 3, 2021、SOHR, September 3, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯を爆撃し、子供1人死亡(2021年9月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯を爆撃し、子供1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍と「決戦」作戦司令室が同地一帯で交戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県19件、ラタキア県11件、アレッポ県1件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は28件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を27件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, September 3, 2021、ANHA, September 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 3, 2021、Reuters, September 3, 2021、SANA, September 3, 2021、SOHR, September 3, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民327人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は699,440人に(2021年9月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月2日に難民327人(うち女性98人、子供167人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民327人(うち女性98人、子供167人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は699,440人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者304,192人(うち女性91,422人、子ども154,859人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は928,720人(うち女性278,698人、子供473,350人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,611人(うち女性37,659人、子供33,293人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,367,207人(うち女性420,218人、子供677,005人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 3, 2021をもとに作成。

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ダルアー市ダルアー・バラド地区からトルコ占領地に移送された武装解除拒否者とその家族がバーブ市のモスクで軟禁状態に:モスク前では移動と外出の自由を求めるデモ(2021年9月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、HFL(9月2日付)、ザマーン・ワスル(9月2日付)などによると、武装解除と社会復帰を拒否し、ダルアー市ダルアー・バラド地区からシリア北部に退去した元反体制武装集団メンバーとその家族らが、滞在先であるトルコの占領下にあるバーブ市内のモスクの前で移動と外出の自由を求めて抗議デモを行った。

参加者は、「屈辱ではなく死を、我々は尊厳を棄てない」、「我々は拘束ではなく、安全に向けて死から抜け出した」、「女性と子供の患者を救出せよ」などと書かれたプラカードを掲げて、抗議の意思を示した。

元反体制武装集団メンバーとその家族は、8月24日に武装解除拒否者8人が、26日に武装解除拒否者45人と家族34人がダルアー市ダルアー・バラド地区を発ち、それぞれ25日と27日にトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾地域」に入った。

だが、このうち27日に同地に入った79人は、シリア国民軍憲兵隊がトルコの命令を受けて拘束、バーブ市内にあるバラー・ブン・マーリク・モスクに軟禁状態に置いていた。

モスク内では、2階に女性と子供、1階に男性がそれぞれ分けられて、移動や外出が禁止されている。

 

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/posts/3083474058548244

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/posts/3083477005214616

AFP, September 2, 2021、ANHA, September 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2021、HFL, September 2, 2021、Reuters, September 2, 2021、SANA, September 2, 2021、SOHR, September 2, 2021、Zaman al-Wasl, September 2, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合の車輌約30輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2021年9月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約30輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、カーミシュリー市方面に向かった。

AFP, September 2, 2021、ANHA, September 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2021、Reuters, September 2, 2021、SANA, September 2, 2021、SOHR, September 2, 2021などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置するCONOCOガス田(ダイル・ザウル県)近くの街道でシリア民主軍のHATの車列を狙って爆弾が爆発(2021年9月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置するCONOCOガス田近くの街道で、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)の車列の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, September 2, 2021、ANHA, September 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2021、Reuters, September 2, 2021、SANA, September 2, 2021、SOHR, September 2, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県各所を砲撃(2021年9月2日)

アレッポ県では、ANHA(9月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のアラブ・ハサン村、サイヤーダ村、ダンダニーヤ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のクワンディー・マーズィン村、カンタラ村、ブルジュ・カース村、アルカミーヤ村、マルアナーズ村を砲撃した。

AFP, September 2, 2021、ANHA, September 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2021、Reuters, September 2, 2021、SANA, September 2, 2021、SOHR, September 2, 2021などをもとに作成。

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