北・東シリア自治局がイラク・クルディスタン地域が欧州使節団の越境を認めなかったことを受け、スィーマルカー国境通行所を閉鎖(2021年6月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局がイラクとの国境を流れるティグリス川西岸にスィーマルカー国境通行所を閉鎖した。

閉鎖は、イラク・クルディスタン自治政府が、ティグリス川東岸のフィーシュハーブール国境通行所を経由してシリア領内の北・東シリア自治局支配地域に入ろうとした欧州使節団の越境を認めなかったことを受けたもの。

イラク・クルディスタン自治政府は6月21日に、フィーシュハーブール国境通行所を経由した往来を規制することを決定していた。

スィーマルカー国境通行所管理局は、その後声明を出し、6月28日に通行所を再開すると発表した。

AFP, June 26, 2021、ANHA, June 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2021、Reuters, June 26, 2021、SANA, June 26, 2021、SOHR, June 26, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県、ラッカ県各所を砲撃、アルーク村揚水所を閉鎖(2021年6月26日)

ハサカ県では、ANHA(6月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府の北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町西のM4高速道路沿線に位置するクーザリーヤ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、占領下にある県北部のアルーク村揚水所を閉鎖し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市および同市一帯地域への水道水供給を停止した。

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ラッカ県では、ANHA(6月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市近郊にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域内のカズアリー村の穀物サイロ、クーバルラク村、アフィーダクウィー村、バルキータク村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市で、ダイル・ハーフィル市からの国内避難民(IDPs)とシリア国民軍所属のスルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団の武装グループが交戦し、後者の戦闘員2人が死亡、複数が負傷した。

一方、トルコ占領下にあるジンディールス町のアザー国内避難民(IDPs)キャンプでは、住民どうしが撃ち合いとなり、3人が死亡した。

AFP, June 26, 2021、ANHA, June 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2021、Reuters, June 26, 2021、SANA, June 26, 2021、SOHR, June 26, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民363人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は678,469人に(2021年6月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月26日付)を公開し、6月25日に難民363人(うち女性109人、子供185人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民363人(うち女性109人、子供185人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は678,469人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者283,221人(うち女性85,124人、子ども144,168人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,762,712人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は907,749人(うち女性272,400人、子供462,659人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は90,463人(うち女性33,724人、子供32,304人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,359,059人(うち女性416,283人、子供676,070人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 26, 2021をもとに作成。

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米国務省近東問題担当次官補代理「外国政府や企業は、シリアとの取引が、シーザー法に基づく米国からの制裁に晒されないよう注意する必要がある」(2021年6月25日)

米国務省のジョーイ・フッド近東問題担当次官補代理は、記者会見でシリア政府との関係正常化をめざす一部諸国の動きに関して、「行動を起こそうと考える人たちに関しては、我々は、過去10年間にシリア国民に対して体制が犯した残虐行為、そしてこの体制が人道支援と安全保障へのアクセスを拒否する努力を続けていることを慎重に検討するように求めている」と述べた。

そのうえで、「また、シーザー法(シーザー・シリア市民保護法)があるということも付言しておきたい…。外国政府や企業は、自分たちが提案、想定している取引が、この法律に基づく米国からの制裁に晒されないよう注意する必要がある」と強調した。

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一方、国務省近東局は6月26日、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/StateDept_NEA/)を通じて、「ゴラン高原にかかる米国の政策に変化はない。レポートは矛盾している」と発表した。

https://twitter.com/StateDept_NEA/status/1408421393671372801

発表は、ジョー・バイデン政権が、ゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認したドナルド・トランプ米政権の決定を撤回するとの情報が流れたのを受けたもの。

AFP, June 26, 2021、ANHA, June 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2021、Reuters, June 26, 2021、SANA, June 26, 2021、SOHR, June 26, 2021などをもとに作成。

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スーサーン外務在外居住者省次官:「越境(クロスボーダー)での人道支援は5%のニーズも満たしていない、その狙いはシリアの主権を侵害し、テロ組織を支援する手段を確保すること」(2021年6月25日)

フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官、シリア軍政治局長のハサン・スライマーン少将、ロシア当事者和解調整センターのコレッテ・ヴァディム・フランツェヴィッチ少将は、首都ダマスカスで合同記者会見を開き、難民・国内避難民(IDPs)の帰還や人道支援の状況についての報告を行った。


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記者会見のなかで、マフルーフ地方行政環境大臣は、2021年政令第13号(恩赦法)の施行、政府の支配下に復帰した地域におけるインフラ整備やサービスの拡充、さらには工業・農業振興プロジェクトを通じて、これまで以上に難民やIPDsが帰還する環境が整っていると述べた。

そのうえで、シリア政府が現在、欧米諸国による一方的な制裁の悪影響を軽減することに注力し、新たな工業施設の建設を通じた生産拡大、雇用創出を行っていると強調した。

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続いて、スーサーン外務在外居住者省次官は、シリア国境経由(クロスボーダー)で反体制派支配地域への国連関連機関による人道支援を定めた安保理決議第2165号の有効期間の終了が7月10日に迫っていることに言及、この問題がシリアの主権を侵害し、テロ組織を支援する手段を確保することにあると非難した。

スーサーン外務在外居住者省次官は、同決議によって越境(クロスボーダー)人道支援が認められているイドリブ県バーブ・ハワー国境通行所からの支援が、必要とされている支援の5%にも満たず、しかもそれらは、住民の苦難の軽減ではなく、テロ組織の支援に向けられていると指摘した。

そのうえで、シリア政府が現在友好国とともに、この通行所を閉鎖する取り組みを続けているとしたうえで、シリアが全土において、国際機関との協力のもとに、相応の支援を提供することに専念すると強調した。

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次に、フランツェヴィッチ少将が、緊張緩和地帯第1ゾーン(イドリブ県)でのシャーム解放機構に対する「テロとの戦い」や食糧・医療支援の成果について報告した。

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最後に、スライマーン少将が、米軍による違法駐留の実態について報告、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍などと連携して、原油、小麦などを国外に違法に持ち出していると非難した。

SANA(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 25, 2021、ANHA, June 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2021、Reuters, June 25, 2021、SANA, June 25, 2021、SOHR, June 25, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍が元反体制武装集団メンバーに個人で所有する軽火器の引き渡しを求め、ダルアー市を包囲したことに対し、数十人が抗議デモ(2021年6月25日)

ダルアー県では、シリア人権監視団やドゥラル・シャーミーヤ(6月25日付)によると、ロシア軍が6月23日にシリア政府との和解に応じたダルアー市在住の反体制武装集団の元メンバーらに対して、個人で所有する軽火器(約200丁)の引き渡しを求めていることをに対して、シリア政府の支配下にあるムザイリーブ町の住民数十人が抗議デモを行い、街道を封鎖し、元司令官らとの連帯を訴えた。

ロシア軍は、ダルアー市ダルアー・バラド地区とマハッタ地区にいたる街道を封鎖し、元メンバーらに圧力をかけている。

一方、ナワー市の治安厳戒地区内、ナワー市とタスィール町を結ぶ街道上に設置されている空軍情報部の検問所一帯で、シリア軍と正体不明の武装集団が激しい戦闘が発生した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるクルキス村で、国家治安裁判所の元判事で、現在は刑事裁判所の判事を務めている男性の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた2人(判事の子供)が負傷した。

AFP, June 25, 2021、ANHA, June 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2021、Reuters, June 25, 2021、SANA, June 25, 2021、SOHR, June 25, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市近郊にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地各所を砲撃(2021年6月25日)

ラッカ県では、ANHA(6月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市近郊にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域内の穀物サイロ一帯、カウクーバルラク村、アフダクー村を砲撃した。

AFP, June 25, 2021、ANHA, June 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2021、Reuters, June 25, 2021、SANA, June 25, 2021、SOHR, June 25, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民357人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は678,106人に(2021年6月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月25日付)を公開し、6月24日に難民357人(うち女性107人、子供182人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民357人(うち女性107人、子供182人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は678,106人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者282,858人(うち女性85,015人、子ども143,983人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,762,712人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は907,386人(うち女性272,291人、子供462,474人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は90,463人(うち女性33,724人、子供32,304人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,359,059人(うち女性416,283人、子供676,070人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 25, 2021をもとに作成。

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スペインのカタルーニャ州の使節団がシリアに不法入国し、ラッカ市にある北・東シリア自治局の執行評議会の分所を訪問(2021年6月24日)

スペインのカタルーニャ州の使節団がシリアに不法入国し、ラッカ県ラッカ市にある北・東シリア自治局の執行評議会の分所を訪問した。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1628387427351188

ラッカ市の執行評議会分所を訪問したのは、カタルーニャ自治州議会のエルリヤ・レゴヴァト議員、ロビン・ワゲンスビグ議員ら。

北・東シリア自治局側は、アブドゥルハーミド・マフバーシュ執行評議会共同議長、ハムダーン・アブド同共同副議長、アミーナ・ウースィー顧問が対応した。

両者の会合は非公式で行われた。

使節団は、ハサカ市を訪問後、ラッカ市に入り、6月24日にはアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市を訪問する予定。

ワゲンスビグ議員は「我々は自治局がこれらの地域を解放した後、短期間でさまざまな成果を達成したことを確認した」と述べた。

これに対して、アブド共同副議長は、「我々は最近になって、さまざまな欧州諸国との外交活動が緊密化していることを注視している…。カタロニア議員の使節団は多大な努力を要した行動の現状…、その特性を知る機会を得た」としたうえで、会談で難民・国内避難民(IDPs)やフール・キャンプなどの現状などについて意見を交わしたことを明らかにした。

ANHA(6月24日付)が伝えた。

AFP, June 24, 2021、ANHA, June 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2021、Reuters, June 24, 2021、SANA, June 24, 2021、SOHR, June 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県とヒムス県東部の砂漠地帯でダーイシュを狙って20回以上の爆撃を実施(2021年6月24日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県のビシュリー山からヒムス県東部に至る砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って20回以上の爆撃を実施した。

同地ではまた、シリア軍第5軍団がダーイシュに対する掃討作戦を実施した。

AFP, June 24, 2021、ANHA, June 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2021、Reuters, June 24, 2021、SANA, June 24, 2021、SOHR, June 24, 2021などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談でイドリブ県情勢について協議、ロシア軍参謀本部作戦局長はアスタナ16会議を7月6日から8日の予定で開催することを明らかに(2021年6月24日)

ロシア大統領府は声明を出し、ヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が電話会談を行い、シリア情勢などについて協議、イドリブ県での事態悪化を阻止し、同地におけるテロ組織を撲滅するため、両国による共同行動がきわめて重要であることを確認したと発表した。

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一方、ロシア軍参謀本部のヤロスァヴ・モスカィク(Yaroslav Moskalik)作戦局長は、第9回国際安全保障モスクワ会議で、7月6日から8日までの2日間の予定で、カザフスタンの首都ヌルスルターン(旧アスタナ)で、アスタナ16会議を開催することを明らかにした。

AFP, June 24, 2021、ANHA, June 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2021、Reuters, June 24, 2021、SANA, June 24, 2021、SOHR, June 24, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県内のトルコ軍拠点3カ所を砲撃、ロシア軍も爆撃を実施(2021年6月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市、ダーナー村、ダール・カビーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線のアリーハー市を砲撃、住民1人が負傷した。

https://twitter.com/mohmad_rasheed/status/1408103245218779140

 

https://twitter.com/abmualsu/status/1408147521768202248

シリア軍はまた、「決戦」作戦司令室の支配下にある県中部のナフラヤー村、マジャーズィル村、政府支配下のサラーキブ市近郊に設置されているトルコ軍の拠点3カ所に対して砲撃を加えたほか、ザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、マンタフ村を砲撃した。

ロシア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ市近郊のアイン・シーブ村を3度にわたって爆撃した。

https://twitter.com/HoseinMortada/status/1408154668774068224

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、カーヒラ村、ズィヤーラ町、ザイズーン村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタカード村、バルナター村、ハバータ村、バフフィース村、カフル・アンマ村などを砲撃した。

これに対して、トルコ軍と「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にある第46連隊基地、ミーズナーズ村、カフル・ハラブ村を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍事情報局がマムティナ村の住居を急襲し、同局に協力していた男性1人を殺害、1人を負傷させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県17件、ラタキア県11件、アレッポ県5件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 24, 2021、ANHA, June 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 24, 2021、Reuters, June 24, 2021、SANA, June 24, 2021、SOHR, June 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民289人と国内避難民(IDPs)306人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は677,749人、2019年以降帰還したIDPsは90,463人に(2021年6月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月24日付)を公開し、6月23日に難民289人(うち女性87人、子供147人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民289人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は677,749人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者282,501人(うち女性84,908人、子ども143,801人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,762,712人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は906,029人(うち女性272,184人、子供462,292人)となった。

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一方、国内避難民306人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは306人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は90,463人(うち女性33,724人、子供32,304人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,359,059人(うち女性416,283人、子供676,070人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 24, 2021をもとに作成。

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シリア民主軍がハサカ県で、トルコとシリア国民軍がアレッポ県で密売目的で遺跡盗掘を続ける(2021年6月23日)

ハサカ県のハーリド・アフムー遺跡博物館局長は、ハサカ市近郊の北・東シリア自治局支配地域内にあるタッル・アブー・バクル遺跡とラジュマーン遺跡の2カ所で、武装グループ(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍)が6月21日から違法な発掘作業を行っていると発表した。

アフムー局長によると、両遺跡はこれまでにも盗掘被害に遭っており、シリア民主軍をはじめとする武装グループが、米軍やトルコの傭兵(シリア国民軍)が管理する国境通行所を経由して盗掘した遺跡を密輸しようとしていると非難した。

両遺跡に近いファラーフ村の複数の情報筋によると、武装グループは住民が遺跡に接近できないようにして、盗掘作業を進めているという。
SANA(6月23日付)が伝えた。

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ANHA(6月23日付)は、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍所属の東部自由人連合の「傭兵」が、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡ジンディールス町近郊のクルバ村にある遺丘を重機などを用いて掘削し、ブラックマーケットや欧州での密売目的とした遺跡の盗掘を続けている伝えた。

盗掘作業では、オリーブの樹木数十本が伐採され、村の墓地も破壊されたという。

またジンディールス町の消息筋によると、同地の「入植者と傭兵」が町内の遺丘で盗掘目的の発掘作業を始めたという。

AFP, June 23, 2021、ANHA, June 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2021、Reuters, June 23, 2021、SANA, June 23, 2021、SOHR, June 23, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がヒムス県東部の砂漠地帯でダーイシュを狙って40回以上の爆撃を実施(2021年6月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が県東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って40回以上の爆撃を実施した。

一方、ダーイシュはタドムル市近郊の砂漠地帯(ワーディー・アブヤド地区)でシリア軍部隊を要撃し、兵士2人を殺害、7人を負傷させた。

AFP, June 23, 2021、ANHA, June 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2021、Reuters, June 23, 2021、SANA, June 23, 2021、SOHR, June 23, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市郊外、マンビジュ市北東を砲撃(2021年6月23日)

アレッポ県では、ANHA(6月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市郊外、同市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフタリーン市近郊のバールーザ村で住民どうしが撃ち合いとなり、1人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、シリア国民軍所属のハムザ師団を離反した武装グループが、シリア国民軍憲兵隊や同軍所属の武装集団と交戦し、複数が負傷した。

AFP, June 23, 2021、ANHA, June 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2021、Reuters, June 23, 2021、SANA, June 23, 2021、SOHR, June 23, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県とアレッポ県のトルコ軍拠点を狙って砲撃、女性1人死亡、トルコ軍兵士2人負傷(2021年6月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のカンスフラ村近郊のバドラーン丘にあるトルコ軍の拠点を砲撃し、トルコ軍兵士3人が負傷した。


ザマーン・ワスル(6月23日付)によると、シリア軍はレーザー誘導ミサイルでトルコ軍拠点を狙った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

https://twitter.com/mzmgr941/status/1407266109926039552

シリア軍はまた「決戦」作戦司令室支配下のアーフィス村を砲撃し、子供1人を含む4人が死亡、6人が負傷した。

砲撃は、アーフィス村の墓地で葬儀が行っていた住民を狙って行われたという。

これに対して、トルコ軍と「決戦」作戦司令室は、政府の支配下にあるサラーキブ市一帯のシリア軍拠点、カフルナブル市を砲撃した。

また、サラーキブ市北のM5高速道路沿線一帯では、トルコ軍、「決戦」作戦司令室とシリア軍の間で重火器による砲撃戦が行われ、約1時間にわたって道路が不通となった。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のアターリブ市に設置されているトルコ軍の拠点一帯を砲撃し、女性1人が死亡、子供1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサフム・ジャウラーン村とジッリーン村を結ぶ街道で、シリア政府との和解に応じたムウタッズ・ビッラー旅団の元戦闘員2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件(イドリブ県19件、ラタキア県19件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を28件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 23, 2021、ANHA, June 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 23, 2021、Reuters, June 23, 2021、SANA, June 23, 2021、SOHR, June 23, 2021、Zaman al-Wasl, June 23, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民315人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は677,460人に(2021年6月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月23日付)を公開し、6月22日に難民315人(うち女性95人、子供160人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民315人(うち女性95人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は677,460人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者282,212人(うち女性84,821人、子ども143,654人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,762,712人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は906,740人(うち女性272,097人、子供462,145人)となった。

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一方、国内避難民313人が新たに帰宅した。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は90,157人(うち女性33,586人、子供32,255人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,358,753人(うち女性416,145人、子供676,021人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 23, 2021をもとに作成。

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中国はトルキスタン・イスラーム党に対する軍事作戦を支援するためシリア軍に最新鋭軍事機器を供与、イドリブ市にある新疆ウイグル自治区出身者の住居の近くで爆発が発生(2021年6月22日)

反体制派系サイトでシリア、イラク、レバノン情勢をフォローするフッル・ネット(6月22日付)は、シリア軍筋の話として、中国がイドリブ県やハマー県で活動を続ける新疆ウイグル自治区出身者(トルキスタン・イスラーム党)の戦闘員に対する軍事作戦を支援するため、シリア政府に軍事機器を供与したと伝えた。

ラウワード・アリーを名乗るシリア軍大尉は、フッル・ネットに対して「イドリブ県南部郊外とハマー県郊外のガーブ平原地方を包囲する第22師団と第3師団は、中国政府から高度な軍事機器を受け取った」と述べた。

アリー大尉によると、供与の目的は、ガーブ平原とイドリブ県山岳地帯を拠点とするウイグル人を標的とすることで、「高性能レーダーJY-27、電子戦用の機器や妨害装置が供与された」という。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市では、新県知事公邸近くにある新疆ウイグル自治区出身者の住居の地下で爆発物が爆発し火災が発生、住民が避難を余儀なくされた。

AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県で米軍ドローンが墜落、パトロール部隊が機体回収のため捜索活動を実施(2021年6月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の無人偵察機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市東のシャイバーニーヤ村一帯で故障し墜落した。

これを受けて、米軍パトロール部隊が墜落したドローンを回収するため、同地一帯で捜索活動を実施した。

AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県マンビジュ市一帯、タッル・リフアト市一帯、イドリブ県タッル・アブヤド市西を砲撃(2021年6月22日)

アレッポ県では、ANHA(6月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のサイヤーダ村、ダンダニーヤ村、ファーラート村、アサリーヤ村、ジャームースィーヤ村、アラブ・ハサン村、ムフスィンリー村、アウン・ダーダート村、大トゥーハール村、小トゥーハール村、ジャート村、フーシャリーヤ村などトルコ占領地との境界に位置するサールージュ村一帯を砲撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が応戦し、ヤーシリー村にあるトルコ軍の基地を砲撃するとともに、ハルーンジー村でシリア国民軍の車輌を攻撃、2輌を破壊した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、マンナグ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(6月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市西に位置するヒルバト・バカル村、アリーダ村、クール・ハサン村、スーファーン村、スライブ村、ラクラクーク村、ファルフーナ村を砲撃し、ファルフーナ村では17歳の青年が負傷した。

AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領はロシアのボリソフ副首相を団長とする使節団と会談(2021年6月22日)

アサド大統領はロシアのユーリ・ボリソフ副首相を団長とする使節団と首都ダマスカスで会談した。

SANA(6月22日付)によると、会談では、経済、投資部門などにおける二国間関係の現状、エネルギー、テクノロジー、工業、農業分野における関係拡大などについて意見を交わした。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4321598947883904

AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民304人と国内避難民(IDPs)313人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は677,145人、2019年以降帰還したIDPsは90,157人に(2021年6月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月22日付)を公開し、6月21日に難民304人(うち女性92人、子供155人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民304人(うち女性92人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は677,145人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者281,897人(うち女性84,726人、子ども143,494人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,762,712人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は906,425人(うち女性272,002人、子供461,985人)となった。

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一方、国内避難民313人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは313人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は90,157人(うち女性33,586人、子供32,255人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,358,753人(うち女性416,145人、子供676,021人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 22, 2021をもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が、ヒムス県、ハマー県、ダイル・ザウル県の砂漠一帯でダーイシュを狙って60回以上の爆撃を実施(2021年6月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ヒムス県、ハマー県の砂漠地帯、ダイル・ザウル県ビシュリー山の砂漠一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って60回以上の爆撃を実施した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がフール・キャンプでのイラク人難民やシリア人国内避難民(IDPs)の殺害に関与していた容疑で、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーのイラク人4人を逮捕した。

AFP, June 21, 2021、ANHA, June 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2021、Reuters, June 21, 2021、SANA, June 21, 2021、SOHR, June 21, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃し、シリア軍兵士1人負傷(2021年6月21日)

ラッカ県では、SANA(6月21日付)、ANHA(6月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のクール・ハサン村、マブルージャ村、カズアリー村および同村の穀物サイロ、ヒルバト・バカル村、アリーダ村、ズィヌービヤー村、サワーン村、ラクラクー村、ビール・ザンナール村、スライブ村を砲撃した。

ANHAによると、この砲撃により、サウワーン村でシリア軍兵士1人が負傷した。

AFP, June 21, 2021、ANHA, June 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2021、Reuters, June 21, 2021、SANA, June 21, 2021、SOHR, June 21, 2021などをもとに作成。

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シリア軍のイドリブ県とアレッポ県に対する砲撃でシャーム解放機構と国民解放戦線の戦闘員を含む9人死亡、トルコ軍がシリア政府支配地を砲撃(2021年6月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイフスィム町、バーラ村、マシューン村、バイニーン村、フライフィル村、ファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、マウザラ村、カフル・ウワイド村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

この砲撃で、イフスィム町にある「決戦」作戦司令室の分隊拠点が被弾し、シャーム解放機構のメンバー1人、シリア国民戦線の戦闘員3人(うち司令官1人)、警察官(いわゆる自由警察、1人)、民間人2人が死亡した。

また、バーラ村では、女性2人が死亡した。

シリア軍は撃った砲弾は200発以上に達した。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府支配地域に対して砲撃、トルコ軍もカフルナブル市一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村一帯を砲撃し、ウマル・ブン・ハッターブ旅団の戦闘員1人が死亡した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はミーズナーズ村、カフル・ハラブ村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県16件、ラタキア県11件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を20件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 21, 2021、ANHA, June 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 21, 2021、Reuters, June 21, 2021、SANA, June 21, 2021、SOHR, June 21, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民311人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は676,841人に(2021年6月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月21日付)を公開し、6月20日に難民311人(うち女性93人、子供158人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民311人(うち女性93人、子供158人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は676,841人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者281,593人(うち女性84,634人、子ども143,339人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,755,749人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は906,121人(うち女性271,910人、子供461,830人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は89,844人(うち女性33,441人、子供32,210人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,358,440人(うち女性416,000人、子供675,976人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 21, 2021をもとに作成。

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ロシア軍がハサカ県タッル・タムル町への米軍パトロール部隊の進入を阻止(2021年6月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊のパトロール部隊が、M4高速道路沿線にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のタッル・タムル町の入り口で、米軍のパトロール部隊を制止し、同地への進入を阻止した。

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を護衛に伴っていた米軍部隊は、タッル・タムル町への進入を断念し、撤退した。

一方、米主導の有志連合の車輌約25輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ルマイラーン町、タッル・バイダル村に設置されている基地に向かった。

AFP, June 20, 2021、ANHA, June 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2021、Reuters, June 20, 2021、SANA, June 20, 2021、SOHR, June 20, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を砲撃(2021年6月20日)

アレッポ県では、ANHA(6月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるシャッラーン町近郊でシリア国民軍に所属する精鋭軍が北の鷹旅団の検問所を重火器で襲撃、戦闘になった。

AFP, June 20, 2021、ANHA, June 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2021、Reuters, June 20, 2021、SANA, June 20, 2021、SOHR, June 20, 2021などをもとに作成。

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ハマー県に対する「決戦」作戦司令室の砲撃で子供1人死亡、イドリブ県に対するシリア軍の砲撃で「決戦」作戦司令室の戦闘員1人死亡(2021年6月20日)

ハマー県では、SANA(6月20日付)によると、イドリブ県に展開する「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃し、女児1人が死亡、父親が負傷した。

ジューリーン村に着弾した砲弾は25発に及んだ。

シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのはシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体の「決戦」作戦司令室。

また、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームもジューリーン村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、アンカーウィー村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室によるジューリーン村(ハマー県)への砲撃に合わせて、県南部一帯を砲撃した。

また、SANA(6月20日付)によると、「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるタッルマンス村を砲撃、砲弾5発が着弾した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山のバーラ村、フライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村一帯、M4高速道路沿線のアリーハー村一帯を砲撃、フライフィル村で戦闘員1人が死亡、2人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県18件、ラタキア県10件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は32件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を13件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 20, 2021、ANHA, June 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 20, 2021、Reuters, June 20, 2021、SANA, June 20, 2021、SOHR, June 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.