ロシア難民受入移送居住センター:難民295人と国内避難民(IDPs)81人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は661,924人、2019年以降帰還したIDPsは85,541人に(2021年5月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月2日付)を公開し、5月1日に難民295人(うち女性88人、子供150人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民295人(うち女性88人、子供150人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は661,924人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者266,676人(うち女性80,159人、子ども135,731人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は891,204人(うち女性267,435人、子供454,222人)となった。

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一方、国内避難民81人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは81人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,541人(うち女性31,680人、子供31,359人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,354,136人(うち女性414,239人、子供675,125人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 2, 2021をもとに作成。

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シリア海上輸送総局の船がトルコのイスタンブールに寄港(2021年5月1日)

トルコのボスポラス海峡の船舶の移動を監視するボスプラス・オブザーバーはツイッターのアカウント(https://twitter.com/YorukIsik)で、シリア船籍が海峡を通過したと発表した。

ツイッターの書き込みは以下の通り。

シリア海上輸送総局SYRIAMARのシリア船籍のラオディキアがボスポラス海峡をマルマラ海に向けて通過した。同船は、(ロシアの)ノヴォロシークスから(イスタンブール市の)ペンディク(地区)に移送している。SYRIAMAR、そしてラオディキアを含むすべての船は、2015年8月3日以降、米財務省のOFAC(外国資産管理局)のSDN(Specially Designated National)リストに記載されている。

https://twitter.com/YorukIsik/status/1388004965210370054

AFP, May 1, 2021、ANHA, May 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2021、Reuters, May 1, 2021、SANA, May 1, 2021、SOHR, May 1, 2021などをもとに作成。

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「イランの民兵」がダイル・ザウル県マヤーディーン市一帯にミサイル発射台13基を設置(2021年5月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市一帯のユーフラテス川西岸に、「イランの民兵」がミサイル発射台13基を設置した。

発射台は、米主導の有志連合が各地に違法に駐留するダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸に向けて設置されたという。

AFP, May 1, 2021、ANHA, May 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2021、Reuters, May 1, 2021、SANA, May 1, 2021、SOHR, May 1, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2021年5月1日)

アレッポ県では、ANHA(5月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のブルジュ・カースィー村、マイヤーサ村を砲撃し、民家1棟を破壊した。

AFP, May 1, 2021、ANHA, May 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2021、Reuters, May 1, 2021、SANA, May 1, 2021、SOHR, May 1, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民302人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は661,629人に(2021年5月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月1日付)を公開し、4月30日に難民302人(うち女性90人、子供152人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民302人(うち女性90人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は661,629人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者266,381人(うち女性80,071人、子ども135,581人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は890,909人(うち女性267,347人、子供454,072人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,460人(うち女性31,647人、子供31,348人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,354,056人(うち女性414,206人、子供675,114人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 1, 2021をもとに作成。

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米軍はシリア軍兵士1人が死亡した2020年8月のハサカ県タッル・ザハブ村近くでの戦闘に関連して米軍兵士1人を命令違反などで起訴(2021年4月30日)

アーミー・タイムズ(4月30日付)は、2020年8月にハサカ県タッル・ザハブ村近くで発生した米空挺部隊とシリア軍と戦闘に参加した第82空挺師団(ノースカロライナ州フォートブラッグ)に所属する兵士1人が起訴されていたと伝えた。

起訴されたのは、第73騎兵連隊第1中隊ブラックホース部隊所属のロバート・ニコソン一等軍曹。

ニコソン一等軍曹は、2020年8月17日にシリア軍の検問所で発生した約10分間の銃撃戦時に行われた2件の命令違反、2件の危険な行為2件、1件の通信による脅迫、3件の司法妨害で、4月に起訴されていた。

この銃撃戦では、シリア軍兵士1人が死亡、2人が負傷したが、米軍側に犠牲者はなかった。

銃撃戦の一部はビデオで撮影されていたが、それがどのように始まったかは記録されていなかった。

有志連合の当局者によると、シリア軍が米軍車輌の通過を認めた後、検問所近くで複数の個人から軽火器による発砲を受け、自衛のために応戦したという。

AFP, April 30, 2021、ANHA, April 30, 2021、Army Times, April 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2021、Reuters, April 30, 2021、SANA, April 30, 2021、SOHR, April 30, 2021などをもとに作成。

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ロシア外務省はシリアの統領選挙に正統性はないとする一部諸外国の声明・発言を新たな内政干渉への試みであると非難(2021年4月30日)

ロシア外務省は声明を出し、シリアの大統領選挙に正統性はないとする一部諸外国の声明・発言は、シリアへの新たな内政干渉への試みであると非難した。

声明は、4月28日の国連安保理でのシリア問題に関する月例会合で、米国、フランスなどが、大統領選挙の正統性を認めないと発言したのを受けたもの。

AFP, April 30, 2021、ANHA, April 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2021、Reuters, April 30, 2021、SANA, April 30, 2021、SOHR, April 30, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はフール・キャンプで収容していたダーイシュのウズベキスタン人メンバーの妻24人と子供68人の身柄を、ウズベキスタン政府に引き渡す(2021年4月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局は、フール・キャンプで収容していたダーイシュ(イスラーム国)のウズベキスタン人メンバーの妻24人と子供68人の身柄を、ウズベキスタン政府使節団に引き渡した。

AFP, April 30, 2021、ANHA, April 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2021、Reuters, April 30, 2021、SANA, April 30, 2021、SOHR, April 30, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアフリーン市のスィナーア地区とジンディールス街道に砲弾複数発着弾(2021年4月30日)

アレッポ県では、ANHA(4月30日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市のスィナーア地区とジンディールス街道に何者かが発射した砲弾複数発が着弾した。

一方、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、ダイル・ジャマール村、タナブ村、カシュタアール村、アイン・ダクナ村、マンナグ村を砲撃した。

AFP, April 30, 2021、ANHA, April 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2021、Reuters, April 30, 2021、SANA, April 30, 2021、SOHR, April 30, 2021などをもとに作成。

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カーミシュリー市タイ地区に設置されていたシリア軍とアサーイシュの合同検問所からシリア軍部隊撤退(2021年4月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のタイ地区に設置されていたシリア軍と内務治安部隊(アサーイシュ)の合同検問所からシリア軍部隊が撤退した。

シリア軍が撤退したのは環状道路南部の交差点に設置されている合同検問所。

一方、SANA(4月30日付)によると、シリア領内に違法に基地を設置し駐留を続ける米軍が前日に続いて、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町近郊のタッル・アルウ村の穀物サイロに備蓄されていた小麦をトレーラーに積んで、イラク領内に持ち出した。

AFP, April 30, 2021、ANHA, April 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2021、Reuters, April 30, 2021、SANA, April 30, 2021、SOHR, April 30, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民284人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は661,327人に(2021年4月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月30日付)を公開し、4月29日に難民284人(うち女性85人、子供145人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民284人(うち女性85人、子供145人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は661,327人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者266,079人(うち女性79,981人、子ども135,427人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は890,607人(うち女性267,257人、子供453,918人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,460人(うち女性31,647人、子供31,348人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,354,056人(うち女性414,206人、子供675,114人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 30, 2021をもとに作成。

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ダイル・ザウル県では「イランの民兵」の一つファーティミーユーン旅団を所属不明のドローンが攻撃(2021年4月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市北西のスィヤール村で、4月28日深夜から29日未明にかけての民家と車輌が、正体不明の無人航空機(ドローン)の攻撃を受けた。

民家と車輌はいずれも「イランの民兵」のもので、外国人司令官1人が死亡、民兵5人が負傷した。

ハダス(4月29日付)によると、車には、ファーティミーユーン旅団の司令官らが乗っており、イラクからシリア領内に入ったところを狙われ、2人が死亡したという。

AFP, April 29, 2021、ANHA, April 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 29, 2021、al-Hadath, April 29, 2021、Reuters, April 29, 2021、SANA, April 29, 2021、SOHR, April 29, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ではシリア軍とシリア民主軍がユーフラテス川を挟んで砲撃戦(2021年4月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川西岸のブガイリーヤ村に展開するシリア軍と東岸のジュナイナ村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が砲撃戦となり、シリア軍兵士複数人が負傷した。

また、ブーライル村に展開するシリア軍とスブハ村に展開するシリア民主軍も交戦した。

砲撃戦が行われている間、米主導の有志連合の航空機が上空を旋回していたという。

一方、シリア政府支配下のクーリーヤ市でシリア軍がユーフラテス川で泳いでいた子供1人を射殺した。

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ハサカ県では、SANA(4月29日付)によると、シリア領内に違法に基地を設置し駐留を続ける米軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町近郊のタッル・アルウ村の穀物サイロに備蓄されていた小麦を、32輌のトレーラーに積んで、イラク領内に持ち出した。

AFP, April 29, 2021、ANHA, April 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 29, 2021、Reuters, April 29, 2021、SANA, April 29, 2021、SOHR, April 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍所属と思われる戦闘機複数機がハマー県に飛来、「決戦」作戦司令室拠点を爆撃か?:イドリブではカザフスタン人戦闘員が殺害される(2021年4月29日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍所属と思われる戦闘機複数機が飛来、その直後に「決戦」作戦司令室の支配下にあるザイズーン村の発電所近くで爆発が複数回発生した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

複数の地元筋によるとヒルバト・ナークース村にある「決戦」作戦司令室の軍事拠点が狙われたと思われるという。

爆撃は4月7日以来。

このほか、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジャドラーヤー村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配地域と「決戦」作戦司令室の支配地が接するザーウィヤ山地方で、シリア軍と「決戦」作戦司令室が撃ち合いとなり、シリア軍の大尉1人が死亡した。

また、「決戦」作戦司令室の支配下にあるアブリーター村でカザフスタン人戦闘員が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

このほか、トルコ軍憲兵隊が「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市北の国境地帯で、農作業をしていたファウズ・ズーフ村出身の老人を射殺した。

これを受け、ファウズ・ズーフ村の住民が抗議デモを行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市内で、軍事情報局の士官1人が、正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

また、ナワー市でもシリア軍兵士2人が正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

一方、ヤードゥーダ村では、元反体制武装集団戦闘員1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

さらに、タッル・シハーブ町でシリア政府との和解に応じた男性5人が乗る車が、正体不明の武装集団の襲撃を受け、2人が死亡、3人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県22件、ラタキア県10件、アレッポ県0件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は35件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を20件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 29, 2021、ANHA, April 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 29, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 29, 2021、Reuters, April 29, 2021、SANA, April 29, 2021、SOHR, April 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民273人と国内避難民(IDPs)117人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は661,043人、2019年以降帰還したIDPsは85,460人に(2021年4月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月29日付)を公開し、4月28日に難民273人(うち女性82人、子供140人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民273人(うち女性82人、子供140人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は661,043人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者265,795人(うち女性79,896人、子ども135,282人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は890,323人(うち女性267,172人、子供453,773人)となった。

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一方、国内避難民117人が新たに帰宅した。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,460人(うち女性31,647人、子供31,348人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,354,056人(うち女性414,206人、子供675,114人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 29, 2021をもとに作成。

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米仏国連大使は安保理での会合でシリア大統領選挙の正統性を否定(2021年4月28日)

リンダ・トーマス・グリーンフィールド米国連大使は、国連安保理のシリア問題にかかる月例会合(オンライン会合)で、「アサド政権が5月に実施しようとしている選挙はシリア国民を代表していない…。この選挙は公正でも自由でもなく、新憲法に従って実施されない限り、偽造されたものとなる」と述べた。

グリーンフィールド米国連大使はそのうえで、国連安保理決議第2254号に基づき、国連監視下で、難民と国内避難民(IDPs)を含むすべてのシリア人が参加するかたちで実施されねばならないと強調した。

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フランスのニコラス・デ・リヴィエール国連大使も「フランスは体制が5月に実施を決定している選挙の正統性を承認しない」としたうえで、国連安保理決議第2254号に従い、国連監視下で、在外シリア人が参加するかたちで選挙が実施されるべきだと主張した。

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AFP(4月28日付)などが伝えた。

AFP, April 30, 2021、ANHA, April 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 30, 2021、Reuters, April 30, 2021、SANA, April 30, 2021、SOHR, April 30, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2021年4月28日)

アレッポ県では、ANHA(4月28日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市で、正体不明の武装集団がシリア国民軍の戦闘員を銃で撃ち、殺害した。

AFP, April 28, 2021、ANHA, April 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 28, 2021、Reuters, April 28, 2021、SANA, April 28, 2021、SOHR, April 28, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民269人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は660,770人に(2021年4月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月28日付)を公開し、4月27日に難民269人(うち女性80人、子供137人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民269人(うち女性80人、子供137人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は660,770人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者265,522人(うち女性79,814人、子ども135,142人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は890,050人(うち女性267,090人、子供453,633人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,343人(うち女性31,590人、子供31,332人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,353,939人(うち女性414,149人、子供675,098人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 28, 2021をもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山一帯の砂漠地帯でダーイシュを狙って15回あまりの爆撃を実施(2021年4月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシリア政府の支配下にあるビシュリー山一帯の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って15回あまりの爆撃を実施した。

一方、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯(タイヤーラート地区)では、ダーイシュがシリア軍の拠点複数カ所を週芸し、兵士3人を殺害した。

AFP, April 27, 2021、ANHA, April 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2021、Reuters, April 27, 2021、SANA, April 27, 2021、SOHR, April 27, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市で爆弾が相次いで爆発し子供1人死亡、15人負傷(2021年4月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市でオートバイと車に仕掛けられていた爆弾が相次いで爆発し、子供1人が死亡、住民14人と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員1人が負傷した。

AFP, April 27, 2021、ANHA, April 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2021、Reuters, April 27, 2021、SANA, April 27, 2021、SOHR, April 27, 2021などをもとに作成。

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政府側の修復チームがトルコ占領下のアルーク村揚水所(ハサカ県)に入り電気系統を修理、設備を再稼働させる(2021年4月27日)

ハサカ県では、SANA(4月27日付)によると、県の水道公社が、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍による電気系統への攻撃で稼働を停止していたアルーク村の揚水所に入り、修復作業を行った。

ハサカ県水道公社のマフムード・ウクラ局長によると、これにより、揚水設備が再び稼働し、ハサカ市への水道水の供給が20日ぶりに再開された。

一方、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市に駐留するロシア軍部隊が、シリア赤新月社の電気修復チームとともに、トルコ占領下のアルーク村に向かい、揚水設備の修繕作業を行った。

AFP, April 27, 2021、ANHA, April 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2021、Reuters, April 27, 2021、SANA, April 27, 2021、SOHR, April 27, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民294人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は660,501人に(2021年4月27日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月27日付)を公開し、4月26日に難民294人(うち女性88人、子供150人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民294人(うち女性88人、子供150人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は660,501人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者265,253人(うち女性79,734人、子ども135,005人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は889,496人(うち女性267,010人、子供453,496人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,343人(うち女性31,590人、子供31,332人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,353,939人(うち女性414,149人、子供675,098人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 27, 2021をもとに作成。

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カーミシュリー市タイ地区での国防隊と内務治安部隊の戦闘は後者が同地区を完全制圧して収束(2021年4月26日)

ハサカ県では、ANHA(4月26日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のタイ地区で、内務治安部隊がアッバース・アッラーウィー学校と給水塔周辺の街路を除く同地区全域から国防隊を排除した。

シリア人権監視団によると、国防隊と内務治安部隊の戦闘は未明までに決着していた。

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ANHA(4月26日付)によると、戦闘収束を受けて、ロシア軍憲兵隊と内務治安部隊が合同パトロールを実施、一時避難していた住民が帰宅を開始した。

シリア人権監視団によると、これに合わせて、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と内務治安部隊の代表がカーミシュリー国際空港を訪問し、空港に駐留するロシア軍と会談し、停戦を合意した。

合意は、国防隊と内務治安部隊の戦闘停止のほか、タイ地区内の内務治安部隊の分隊の本部に隣接するかたちでシリア軍憲兵隊分隊本部を併設することが定められているという。

また、ノース・プレス(4月26日付)によると、合意は、タイ地区への内務治安部隊の駐留、国防隊の完全退去、避難住民の帰宅、ロシア軍憲兵隊と内務治安部隊による地区内での合同パトロールの実施も定めているという。

なお、ANHA(4月26日付)は、内務治安部隊は、国防隊が退去したファーディル・アブドゥルアズィーズ・ハサン学校で世界食糧計画(WFP)のロゴがついた段ボール約1,000箱を発見したと伝えた。

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これにより、内部治安部隊の展開地域は、環状道路南部に到達し、シリア政府の支配地域は、市の中心街のいわゆる治安限界地区、タイ地区交差点南のズヌード地区一帯、ハルクー地区とカーミシュリー国際空港に三分割された。

なお、シリア人権監視団によると、国防隊はまた、カーミシュリー市のズヌード地区、タルタブ村にある第154中隊基地の拠点を閉鎖し、シリア政府の支配下にある市南側の農村地帯に撤退した。

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、North Press Agency, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領とプーチン大統領が電話会談、経済通商関係、新型コロナウイルス感染症対策、ウクライナ情勢への対応などを協議(2021年4月26日)

アサド大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、二国間関係、とりわけ経済通商関係、新型コロナウイルス感染症対策、政治情勢について意見を交わした。

SANA(4月26日付)によると、会談で、プーチン大統領は、新型コロナウイルス感染症ワクチンのシリアへのさらなる輸出を約束、アサド大統領が謝意を示した。

一方、政治情勢については、制憲委員会(憲法制定委員会)の活動の進捗、欧米諸国による議事妨害について意見が交わされた。

また、アサド大統領はプーチン大統領に対して、ウクライナ情勢への欧米諸国の介入に立ち向かうためにロシアを支援すると表明した。

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民303人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は660,207人に(2021年4月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月26日付)を公開し、4月25日に難民303人(うち女性91人、子供155人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民303人(うち女性91人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は660,207人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者264,959人(うち女性79,646人、子ども134,855人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は889,487人(うち女性266,922人、子供453,346人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,247人(うち女性31,564人、子供31,319人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,353,843人(うち女性414,123人、子供675,085人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 26, 2021をもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2021年4月25日)

アレッポ県では、ANHA(4月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村、シャフバー・ダム、スムーカ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市に隣接するターディフ市に駐留するシリア軍が子供1人を狙撃、撃たれた子供は死亡した。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市で停戦が失効し、国防隊とアサーイシュが戦闘を再開(2021年4月25日)

ハサカ県では、ANHA(4月25日付)によると、ロシア軍憲兵隊が4月25日午前、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のタイ地区でパトロールを実施した。

パトロールは、4月23日にロシア軍憲兵隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が合意した停戦を監視するため。

停戦期間は、4月25日10時までと定められていた。

パトロールは、内務治安部隊が展開する街区、アッバース・アッラーウィー学校や給水塔近くの両勢力境界線一帯で行われ、内務治安部隊が随行した。

内務治安部隊(アサーイシュ)が合同パトロールを実施した。

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しかし、ANHA(4月25日付)によると、午後になると、国防隊がタイ地区西のハルクー交差点にある内務治安部隊の検問所、ハルクー地区およびタイ地区内にある複数の検問所に対する攻撃を再開した。

攻撃は、ロシア軍ヘリコプターが上空を旋回するなかで行われたという。

この攻撃に対して、内務治安部隊も応戦し、戦闘が再開された。

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その後、内務治安部隊が午後8時頃に声明を出し、ロシア軍とシリア民主軍の仲介により、国防隊の違反がない限り、持続的停戦に従うことに同意したと発表した。

しかし、国防隊はその数時間後、タイ地区(アッバース・アッラーウィー学校一帯、給水塔一帯)とハルクー地区にある内務治安部隊の拠点に対する攻撃を再開し、内務治安部隊と交戦となった。

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北・東シリア自治局ジャズィーラ地方内務委員会(内務省に相当)の共同議長を務めるカナアーン・バラカート氏はANHA(4月25日付)の取材に対して、シリア民主軍を仲介者として内務治安部隊とシリア政府当局・ロシア軍憲兵隊による戦闘停止に向けた交渉が続いているものの、今のところ何の結論も出ていないと述べ、ロシア軍憲兵隊がシリア政府当局側に立って事態を収拾しようとしていることを暗に批判した。

一方、SY24(4月25日付)によると、この交渉において、シリア民主軍は、4月20日以降の戦闘で内務治安部隊が新たに掌握したタイ地区内の地域からの撤退を拒否しているという。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021、SY24, April 25, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2021年4月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村一帯、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約30輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るサッハーラ村で、シャーム解放機構によって逮捕された住民の家族らが抗議デモを行い、釈放を求めた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市マンシヤ地区で爆弾が爆発し、子供2人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県17件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は27件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民290人と国内避難民(IDPs)55人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は659,904人、2019年以降帰還したIDPsは85,247人に(2021年4月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月25日付)を公開し、4月24日に難民290人(うち女性87人、子供148人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民290人(うち女性87人、子供148人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は659,904人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者264,656人(うち女性79,555人、子ども134,700人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,756,619人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は889,184人(うち女性266,831人、子供453,191人)となった。

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一方、国内避難民55人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは55人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,247人(うち女性31,564人、子供31,319人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,353,843人(うち女性414,123人、子供675,085人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 25, 2021をもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊でシリア軍・「イランの民兵」とシリア民主軍が交戦、米主導の有志連合が介入し爆撃(2021年4月24日)

ダイル・ザウル県では、アイン・フラート(4月24日付)によると、シリア軍共和国護衛隊と「イランの民兵」が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊のユーフラテス川を挟んで砲撃戦となった。

戦闘は、スィヤール村の水上通行所近くで、石油などの物資の密輸をめぐる対立が発端となり発生した。

これに対して、米主導の有志連合の戦闘機複数機が介入し、ユーフラテス川西岸のシリア軍と「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を行った。

この爆撃で、車輌1台が被弾し、乗っていたシリア軍士官(中尉)1人と「イランの民兵」3人(イラン人)が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が、ウマル油田一帯でシリア民主軍とともに軍事演習を行った。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、‘Ayn al-Furat, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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