
ダマスカス大学(公式サイト)によると、同大学は2025/2026年度より文学・人文科学部にトルコ語学科を新設することを発表した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
レバノンのミシェル・マンサー国防大臣はレバノン・テレビのインタビューに応じ、シリア・レバノン国境で散発する密輸や衝突事案を受け、両国が国境での緊張発生時に即時対応できるよう共同作戦室を設置したと発表した。
しかしその一方、国境画定については、シリア側には現在そのための準備はできていないと述べた。
なお、イナブ・バラディーによると、レバノン政府は8月8日、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使が提出したシリア・レバノン国境画定計画を承認している。
同提案は、以下の点を中心に再検討を求めている:
・ベカーア県ヘルメル郡・ヒムス県クサイル郡間:1975年以前のレバノン行政支配を反映させる。特にアースィー(オロンテス)川西岸地域で、シリア側の越境的影響を排除する。
・ベカーア県アルサール町・ダマスカス郊外県カラムーン地方間:1933年のフランス委任統治期の地図と独立後の登記記録に基づき再確定。
・アッカール県ワーディー・ハーリド地域:1950年代に両国が共同実施した地形測量を基に明確な国境線を設定し、水資源流域を共同管理。
・東レバノン山脈:主要山稜線を自然境界として採用し、国連の技術チームが両国主権の帰属を確認する。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジャルマーナー市にある金細工店に武装グループが押し入り、店主の若者を射殺した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務治安部隊が軍病院で法医学医を務めていた元医師をサンジュワーン村の自宅で逮捕した。
シリア人権監視団によると、内務治安部隊はまた、耳鼻咽喉科専門医をラタキア市ザイン地区の自宅で、消化器内科専門医をカフリーヤ村の自宅で逮捕した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アラン町で、正体不明の武装グループが旧シリア軍の兵士を射殺した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市とマストゥーマ村を結ぶ道路で、激しい爆発が発生し、身元不明の人物1人が死亡した。
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ダイル・ザウル県では、内務省(フェイスブック)によると、麻薬取締局支部が特別情報筋からの正確な情報をもとに複数の家屋を急襲し、多量の麻薬を押収した。
内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊は、、県内の民間人に対する重大な犯罪および残虐行為(革命殉教者の遺体損壊を含む)を犯した疑いで指名手配されていたムンズィル・ナースィル・ムスラト容疑者という人物を逮捕した。
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内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊は、クバイスィーヤ村で発生したアブドゥッラフマーン・ラーヒブ氏殺害事件の全容を解明し、関与者全員を逮捕した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、前日に拘束したマアリーヤ村出身の若者2人を約10時間ぶりに釈放した。
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クナイトラ県では、SANA、シリア人権監視団によると、複数の戦車と5台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がフッリーヤ村、ウーファーニヤー村方面に侵入、ジュバーター・ハシャブ村、ウーファーニヤー村、ハーン・アルナバ市の間に位置する採石場地帯で検問所を設置し、採石場や砕石場へ向かう労働者の通行を禁止した。
シリア人権監視団によると、イスラエル軍は約2時間にわたり住民の通行を禁止した。
一方、国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)の部隊がジュバーター・ハシャブ村とアイン・ヌーリーヤ村間の丘(アフマル丘)で埋設されていた爆発物を爆破処理した。
シリア人権監視団によると、軍用車輛3台からなるイスラエル軍部隊がルワイヒーナ村に侵入し、臨時検問所を設置、戦車2両と軍用車輛2台からなる部隊もラスム・ハラビー村に侵入した。
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国防省は、フェイスブックを通じて、離反士官の再統合計画を実施しており、軍の近代化と組織的発展を推進する方針であることを改めて強調した。
また、国防省広報通信局のアースィム・ガルユーン局長は、フェイスブックを通じて、国防省が近く、離反した志願制下士官の軍復帰申請の受付を開始することを正式に発表する予定であると綴った。
イナブ・バラディーがこの計画に詳しい関係者の話として伝えたところによると、これまでに離反将校のうち約3,500人と面談を終え、そのうち2,000人以上が新シリア軍に正式採用された。
そのなかには、国防省がフェイスブックで公開した上記宣伝映像に写っていた以下の士官も含まれている。
・サリーム・イドリース中将:国防大臣顧問(国立軍事工学アカデミー担当)
・ハサン・ハマーダ准将(空軍):空軍司令部副参謀長
・アフマド・ビッリー准将:訓練総局副長(戦闘訓練担当)
・アブドゥルマジード・ダビース准将:訓練総局副長(教育施設担当)
・アブドゥルカリーム・ダーヒル准将:訓練総局副長(行政担当)
・ザーヒル・サーキト准将:作戦局顧問
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ムラースィルーンによると、アフマド・シャルア移行期政権は、国境警備任務の管轄を内務省から国防省へ移管することを決定、それに伴いハサン・アブドゥルガニー大佐を新たに国境警備隊司令官に任命した。
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国防省広報通信局のガルユーン局長は、フェイスブックを通じて、国防省部隊の要員が11月4日に交通警察官と口論になった事件について、「この祖国の誰一人として容認しない行為であり、完全に拒否されるべきものである」としたうえで、「軍警察は直ちに職務を遂行し、違反者を正式に逮捕して関係当局へ送致した」と発表した。
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高等法務委員会広報局は、フェイスブックを通じて決定第19号を発出し、スワイダー県の自治の財源を確保するため、支援開発基金を設置した。
同基金は、高等法務委員会が直轄し、公共サービスの改善・開発に向けた財政支援、戦死者、誘拐被害者の家族への財政支援、開発プログラムを通じた地域社会への財政支援、投資・開発プロジェクトへの支援および雇用創出、被害を受けた分野の再活性化と経済発展への寄与などを目的とする。
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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、7月に行方不明となり、その後処刑された2人の若者の遺体がウルガー村とマズラア町を結ぶ道路沿線の民家で発見された。
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シリア人権監視団によると、シャフバー町の円形劇場で、戦死者を追悼し、強制失踪被害者とその家族に連帯を示すための集会が開催された。
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ダルアー県では、SANAによると、ダルアー市で、内務治安部隊の隊員1人が襲撃を受けて死亡した。
また、シリア人権監視団によると、ハイト村で10月30日から連絡が途絶えていた内務治安部隊の隊員が遺体で発見された。
シリア人権監視団によると、ジャースィム市で、40代の女性の遺体が自宅内で発見された。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ブルジュ・カーイー村で、シーア派の若者2人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。
シリア人権監視団によると、内務治安部隊が、クラード・ダースィニーヤ村および周辺地域で治安作戦を実施し、アラウィー派住民10人を逮捕した。
一方、内務省(フェイスブック)によると、
シリア砂漠地帯における麻薬取締支局部隊が、隣国へのカプタゴン錠剤密輸を試みた男性を逮捕し、密輸を未然に阻止した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市国外で、内務治安部隊に所属すると見られる武装した要員の銃撃で、25歳の若者が死亡し、1人が重傷を負った。
2人はいずれもアラウィー派。
シリア人権監視団によると、ジャブラ市内の環状道路付近で小規模なデモが発生、参加者らはアラウィー派を侮辱するスローガンを叫んだ。
これを受けて、内務治安部隊が警戒態勢を敷き、デモを解散させた。
シリア人権監視団によると、内務治安部隊に所属する武装要員と見られるグループが、アイン・シカーク町でアラウィー派の若者を銃撃し、負傷した1人を連行した。
一方、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊は、バッシャール・タラール・アサドが率いていた犯罪組織のメンバーとされる2人を逮捕した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムルシド派の60代の男性が、県西部のカトラ村近くで正体不明の武装グループの銃撃を受けて死亡した。
シリア人権監視団によると、カムハーナ町で、旧シリア軍に所属していた男性が何者かによって射殺された。
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ダマスカス県では、内務省(フェイスブック)によると、県の刑事調査部が、息子の誘拐を自作自演した女性と協力した男性の2人を逮捕した。
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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、首都ダマスカスで米中東研究所のスチュアート・ジョーンズ所長と会談、中東地域の情勢の推移、米・シリア関係およびその強化方法、さらに分野横断的な協力、とりわけシーザー・シリア市民保護法(シーザー法)の撤廃について協議した。
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『シャルク・アウサト』によると、レバノン司法当局はアサド前政権の関係者を追跡・逮捕するよう求めるフランス当局の司法要請を受け取った。
レバノンの高官司法筋が明らかにしたところによると、以下の人物らの追跡と、レバノン領内で発見された場合の拘束・引き渡しの要請を受けたという:
・ジャミール・ハサン空軍情報部長(少将)
・アリー・マムルーク大統領事務局治安問題担当顧問(少将)
・アブドゥッサラーム・マフムード空軍情報部長調査局長(少将)
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ダイル・ザウル県では、イナブ・バラディーによると、シリア民主軍は、10月29日深夜から30日未明にかけて米主導の有志連合とともに県東部で実施した治安作戦中に拘束し、その後死亡した2人の青年の遺体を、家族に引き渡した。
シリア民主軍はこの作戦について詳細を公表していないが、ノース・プレス(10月30日付)によると、作戦はガラーニージュ市で実施され、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー5人が拘束されていた。
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シリア民主軍(フェイスブック)によると、同軍の総司令部は、ラッカ県ラッカ市の住民および殉職者の家族と共に、政治・治安・公共サービスの現状について協議する拡大会議を開催した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市郊外のジャルス村周辺で、正体不明の武装グループが女性1人とその夫を銃撃、女性が死亡した。
また、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った武装グループがダイル・カーヌーン町方面から、アラウィー派が多く住むディーマース町に進入し、商店や車輛、住宅を無差別に襲撃した
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区で行方が分からなくなっていた40代のアラウィー派の男性がジャウラト・シヤーフ地区で遺体で発見された。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊が、カルフィース村にある前政権の刑事治安局の元支部長(准将)の自宅を襲撃し、元支部長(准将)を逮捕した。
また、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊は特殊作戦を実施し、国家の安全と市民の安定を脅かすテロ活動に関与していたとして、前政権の総合情報部所属の下士官だったガーリブ・サーリフ容疑者、旧シリア軍第106旅団の下士官だったハイダル・シャッダードら3人を逮捕した。
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外務在外居住者省は、Xを通じて声明を出し、国連総会第一委員会が、151ヵ国の賛成により、シリアと化学兵器禁止機関(OPCW)との積極的かつ高度な協力について評価する決議を採択したと発表した。
声明は、同決議が、シリア政府の「完全かつ透明な協力」を歓迎し、国際的支援の強化を呼びかける内容で、透明性の促進と信頼再構築のためのシリアの建設的な取り組みを評価しており、「旧体制時代の疑念を払拭し、相互尊重に基づく専門的枠組みを確立するというシリアの明確な政治的意思」を反映していると述べ、化学兵器使用に対する責任追及と不処罰防止の重要性を強調した。
また、シリア国連常駐代表のイブラーヒーム・アラビー大使は、決議採択の場で発言し、「この支持は化学兵器攻撃の犠牲者の名誉を回復し、真実を明らかにする国際的な一歩である」、「この決議はシリアに関する虚偽の物語を正し、犠牲者の苦しみを顧みなかった過去の誤りを是正するものだ」と述べた。
الأمم المتحدة تعتمد قرارًا يرحب بجهود سوريا والتزامها بالشفافية وبناء الثقة ويدعو إلى دعمها pic.twitter.com/bvQ9QNYcLj
— وزارة الخارجية والمغتربين السورية (@syrianmofaex) November 3, 2025
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