ダイル・ザウル県ユーフラテス河畔で、シリア軍、国防隊、地元武装集団とシリア民主軍が交戦(2024年3月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のカムシャ村、シャアファ村、シュハイル村に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地複数ヵ所を銃撃した。

これに対して、シリア民主軍も応戦、ユーフラテス川西岸のシリア軍の陣地複数ヵ所を砲撃した。

一方、国防隊と地元武装集団がユーフラテス川を渡河し、東岸に潜入、ジャズラト・ブーシャムス村、キバル村近くに設置されている自衛部隊の陣地3ヵ所を銃撃、戦闘となった。

さらに、シリア民主軍は政府支配下のバクラス村にあるシリア軍と地元民兵の陣地や拠点を攻撃、交戦した。

AFP, March 4, 2024、ANHA, March 4, 2024、‘Inab Baladi, March 4, 2024、Reuters, March 4, 2024、SANA, March 4, 2024、SOHR, March 4, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県各所を砲撃(2024年3月4日)

アレッポ県では、ANHA(3月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のアウン・ダーダート村、トゥーハール村を砲撃した。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会はブーガーズ村に潜入しようとしたシリア国民軍を迎撃、これを撃退した。

一方、タッル・リフアト市近郊では、シリア軍がマドゥーナ村を砲撃した。

さらに、バーブ市近郊でも、トルコ軍とシリア国民軍が同市東のカーウカリー村を砲撃した。

AFP, March 4, 2024、ANHA, March 4, 2024、‘Inab Baladi, March 4, 2024、Reuters, March 4, 2024、SANA, March 4, 2024、SOHR, March 4, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市、タフターナーズ市で、住民らが抗議デモを行い、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の釈放、刑務所の開放、拷問停止、税金の軽減を要求(2024年3月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市の時計広場で、住民らが抗議デモを行い、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の釈放、刑務所の開放、拷問停止、税金の軽減などを訴えた。


また、タフタナーズ市での同様のデモが行われた。

AFP, March 3, 2024、ANHA, March 3, 2024、‘Inab Baladi, March 3, 2024、Reuters, March 3, 2024、SANA, March 3, 2024、SOHR, March 3, 2024などをもとに作成。

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国防省はシリア軍部隊がラタキア県内の陣地1ヵ所への潜入を試みたテロ集団を迎撃し、ほぼ全員を殺傷したと発表(2024年3月3日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍部隊がラタキア県農村地帯内の陣地1ヵ所への潜入を試みたテロ集団を迎撃し、ほぼ全員を殺傷、遺体3体を収容したと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯で、シリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、ミラージャ村を砲撃した。

AFP, March 3, 2024、ANHA, March 3, 2024、‘Inab Baladi, March 3, 2024、Reuters, March 3, 2024、SANA, March 3, 2024、SOHR, March 3, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがラッカ県でシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、士官1人を殺害(2024年3月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがハムダーニーヤ村とマアダーン町を結ぶ交差点近くに設置されているシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、士官(中尉)1人を殺害した。

AFP, March 3, 2024、ANHA, March 3, 2024、‘Inab Baladi, March 3, 2024、Reuters, March 3, 2024、SANA, March 3, 2024、SOHR, March 3, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)が200日目に入るなか、ロシア軍憲兵隊がスワイダー市で巡回パトロールを実施(2024年3月3日)

スワイダー県では、スワイダー24(3月3日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。

サイル広場で抗議デモが行われるのは、これで200日連続。

一方、ロシア軍憲兵隊がスワイダー市で巡回パトロールを実施した。

パトロール実施は、2月28日に和解センターが設置されている4月7日ホールに押し入ろうとした活動家の1人が守衛に殺害され、治安悪化が懸念されていることを踏まえたもの。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フィキーア村で、シリア軍第15旅団の車輛の通過に合わせて、何者かが仕掛けた爆弾が爆発し、士官(大尉)1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, March 3, 2024、ANHA, March 3, 2024、‘Inab Baladi, March 3, 2024、Reuters, March 3, 2024、SANA, March 3, 2024、SOHR, March 3, 2024、Suwayda 24, March 3, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県アルカミーヤ村をドローンで攻撃(2024年3月3日)

アレッポ県では、ANHA(3月3日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマイドゥーナー村、シャワーリガ村、ダイル・カーク村、マドゥーナ村、スーガーニカ村を砲撃した。

また、アルカミーヤ村を無人航空機(ドローン)1機で攻撃した。

一方、マンビジュ市近郊のアウン・ダーダート村に対しても、シリア国民軍とともに砲撃を行った。

AFP, March 3, 2024、ANHA, March 3, 2024、‘Inab Baladi, March 3, 2024、Reuters, March 3, 2024、SANA, March 3, 2024、SOHR, March 3, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がイドリブ県、アレッポ県を爆撃する一方、シリア軍もイドリブ県、ハマー県を自爆型ドローンで攻撃(2024年3月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村近くでオートバイ1台を自爆型無人航空機(ドローン)1機で攻撃した。

シリア軍はまた、フライフィル村、ファッティーラ村を砲撃した。

さらに、ロシア軍戦闘機複数機が、県西部のガッサーニーヤ村一帯を燃料気化爆弾で爆撃した。

一方、北部解放区ニュース・ネット(Almharar)によると、ザーウィヤ山地方で反体制武装集団がシリア軍の自爆型ドローン2機を撃墜した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原の2ヵ所を無人航空機(ドローン)3機で攻撃した。

一方、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のナスル軍は」、ガーブ平原でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のクバイナ丘を燃料気化爆弾で爆撃した。

一方、シャーム解放機構は、政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯で特攻自爆(インギマーシー)攻撃を行い、シリア軍兵士1人が死亡、多数が負傷した。

攻撃を行った戦闘員1人も死亡した。

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ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア空軍がアレッポ県のカッバースィーン村一帯を爆撃、シリア軍への砲撃に関与した武装勢力の教練キャンプを破壊、少なくともテロリスト25人を殺害したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(3月2日付)が伝えた。

AFP, March 2, 2024、ANHA, March 2, 2024、‘Inab Baladi, March 2, 2024、Reuters, March 2, 2024、RIA Novosti, March 2, 2024、SANA, March 2, 2024、SOHR, March 2, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュのスリーパーセルがアサーイシュ、シリア民主軍と交戦(2024年3月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーと見られるオートバイに乗った2人組が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるジャズラ村で、内務治安部隊(アサーイシュ)のトラフィック(交通)犯罪センターを襲撃、これに対してアサーイシュが反撃し、1人を殺害、1人を逮捕した。

また、ブサイラ市では、ダーイシュのスリーパーセルが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令部に向けてRPG弾3発を発射、シリア民主軍と交戦した。

AFP, March 2, 2024、ANHA, March 2, 2024、‘Inab Baladi, March 2, 2024、Reuters, March 2, 2024、SANA, March 2, 2024、SOHR, March 2, 2024などをもとに作成。

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国防隊メンバーらがダイル・ザウル県の砂漠地帯でキノコ(カムア)の採集中にダーイシュが仕掛けた地雷に触れ、3人死亡(2024年3月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、国防隊メンバーらがティブニー町近郊の砂漠地帯でキノコ(カムア)の採集中にダーイシュ(イスラーム国)によって仕掛けられていた地雷に触れ、爆発により3人が死亡した。

一方、ダビーヤート・ガス田近くでは、ダーイシュ掃討のために新たに派遣されたシリア軍第18師団と国防隊が、ダーイシュと交戦した。

AFP, March 2, 2024、ANHA, March 2, 2024、‘Inab Baladi, March 2, 2024、Reuters, March 2, 2024、SANA, March 2, 2024、SOHR, March 2, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家が抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求(2024年3月2日)

スワイダー県では、スワイダー24(3月2日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家ら数十人が抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、クーヤー村に至る街道で、軍用車の通過を狙って道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア軍兵士1人が死亡、4人が負傷した。

AFP, March 2, 2024、ANHA, March 2, 2024、‘Inab Baladi, March 2, 2024、Reuters, March 2, 2024、SANA, March 2, 2024、SOHR, March 2, 2024、Suwayda 24, March 2, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県ジュッブ・ジャッラーフ町近郊の砂漠地帯で国防隊の陣地1ヵ所を襲撃し、羊飼い2人が巻き添えとなって死亡(2024年3月1日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがジュッブ・ジャッラーフ町近郊の砂漠地帯で国防隊の陣地1ヵ所を襲撃し、両者の戦闘に巻き込まれて羊飼い2人が死亡した。

AFP, March 2, 2024、ANHA, March 2, 2024、‘Inab Baladi, March 2, 2024、Reuters, March 2, 2024、SANA, March 2, 2024、SOHR, March 2, 2024などをもとに作成。

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シリア暫定内閣国防省はロシア軍が2月29日にトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるアレッポ県バーブ市一帯を爆撃したことを非難(2024年3月1日)

シリア革命反体制派諸勢力国民連立(シリア国民連合)傘下のシリア暫定内閣国防省は声明を出し、ロシア軍が2月29日にトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるアレッポ県バーブ市一帯で、シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバーを狙って実施した爆撃を停戦違反だと非難した。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県各所を砲撃、イドリブ県では国民解放戦線の陣地を自爆型ドローンで攻撃(2024年3月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるタディール村、カフル・タアール村、アブザムー町一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

シリア軍はまた、バイニーン村の森林地帯で、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)の陣地を自爆型無人航空機(ドローン)1機で攻撃、これにより国民解放戦線のメンバー2人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原の灌漑計画地区一帯で、シリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

また、シリア軍がザクーム村近くでトラクターをミサイルで攻撃、1人が負傷した。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市などでジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者釈放などを求めるデモが発生、シャーム解放機構の最高ファトワー評議会は逮捕者への恩赦に言及(2024年3月1日)

シリア人権監視団、ザマーン・ワスル(3月1日付)、シャーム・ネットワーク(3月1日付)などによると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市で活動家ら数百人が抗議デモを行った。

デモは「革命復活の金曜日」と銘打って行われ、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、同機構による不義の解消、総合治安局による治安活動の停止、刑務所開放、シリア軍との戦闘の再開などを訴えた。

デモには、シャーム解放機構の法務官の1人アブドゥッラッザーク・マフディー氏も参加、他の参加者とともに、言論犯の釈放、囚人に対する公正な裁判、拷問停止、住民に対する税金の軽減などを訴えた。

デモ参加者は、ガザ地区に対するイスラエル軍の攻撃にも異議を唱え、ガザ地区住民との連帯を示すシュプレヒコールを連呼した。





デモは、イドリブ市のほかでも、イドリブ県のビンニシュ市、カッリー町、シャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県アターリブ市、バービカ村、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のマーリア市などでも発生した。

デモはいずれも金曜日の午後の集団礼拝後に行われ、住民や国内避難民(IDPs)ら数千人がデモに参加した。

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イナブ・バラディー(3月1日付)によると、こうした動きを受けるかたちで、シャーム解放機構の最高ファトワー評議会のアブドゥッラヒーム・アトゥーン議長は、外国勢力の内通者として組織のメンバーや住民ら多数が拘束・逮捕されている件について、刑務所を視察し、逮捕者に対する恩赦を実施するとの意向を表明した。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、Sham Network, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024、Zaman al-Wasl, March 1, 2024などをもとに作成。

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抗議デモが続くスワイダー市で和解センターが設置されている4月7日ホールを何者かが砲撃(2024年3月1日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、和解センターが設置されているスワイダー市の4月7日ホールを何者かが砲撃し、激しい爆発が発生、建物の西側が損害を受けた。

砲撃に先立って、スワイダー市ではカラーマ広場(サイル広場)で活動家ら数百人がデモを行い、自由、体制打倒、逮捕者の釈放、国連安保理決議第2254号の実施を要求していた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町でスワイダー県の部族出身の住民2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

2人は、2018年までダーイシュ(イスラーム国)のメンバーとして活動し、ダーイシュとつながりがあると見られていた。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024、Suwayda 24, March 1, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ジャズラト・ブーハミード村で自衛部隊の隊員1人を銃で殺害(2024年3月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるジャズラト・ブーハミード村で自衛部隊の隊員1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のマイドゥーナー村、スーガーニカ村を砲撃(2024年3月1日)

アレッポ県では、ANHA(3月1日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマイドゥーナー村、スーガーニカ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市に隣接するターディフ市一帯で、シリア軍とシリア国民軍が交戦した。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県とラッカ県でテロ組織のドローン7機を撃墜、うち2機は米国製のRQ-21Aブラックジャック(2024年3月1日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イドリブ県およびラッカ県の農村方面で任務にあたるシリア軍部隊が、同地の軍拠点、安全な町や村の民間人の居住地を攻撃しようとしたテロ組織の無人航空機(ドローン)7機を撃墜したと発表し、写真を公開した。

7機のうち2機のドローンは米国製だという。













SANA(3月1日付)が伝えた。

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これに関して、イナブ・バラディー(3月1日付)は、国防省が公開した写真をもとに、撃墜された米国製のドローンが、ボーイング・インシツ(英語版)社が開発した偵察用UAVのRQ-21Aブラックジャック(全長2.2メートル、翼幅4.8メートル、有効搭載量17キロ、巡航速度28.3m/s、実用上昇限度: 4,573m、滞空時間:24時間)と見られると伝えた。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024などをもとに作成。

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米ワシントンDCを拠点に活動するシリア正義責任センターはダーイシュが設置していた刑務所246ヵ所と集団墓地63ヵ所を記載したシリア北部の地図を公開(2024年2月29日)

米ワシントンDCを拠点に活動するシリア正義責任センター(SJAC)は、ダーイシュ(イスラーム国)が設置していた刑務所246ヵ所と集団墓地63ヵ所を記載したシリア北部の地図を公開した。

刑務所と墓地はSJACの調査チームとラッカ県で活動するシリア失踪者法医学チーム(SMFT)の情報収集を通じて特定され、66の刑務所35の墓地は今回の発表で初めて明らかにされた。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、al-Markaz al-Suri li-l-‘Adala wa al-Musa’ala, February 29, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024などをもとに作成。

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米軍占領下のヒムス県南東部で活動するシリア自由軍が司令官を交代(2024年2月29日)

米国(有志連合)の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動するシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/SyrianFree_Army)を通じて声明を出し、ムハンマド・カースィム大佐に代えてサーリム・トゥルキー・アンタリー中佐を司令官に任命したと発表した。

声明によると、司令官の交代は、55キロ地帯の安全と安全を確保し、ダーイシュ(イスラーム)を打倒するための措置だという。


司令官の交代に関して、ANHA(2月29日付)は、22日のルクバーン・キャンプでのカースィム前司令官襲撃事件と関係があり、ルクバーン・キャンプの住民との対立が交代の理由だとシリア情勢の専門家らが見ていると伝えた。

シリア人権監視団によると、アンタリー中佐は、2012年にシリア軍を離反、ダマスカス郊外県東具多地方で複数の武装集団に所属、その後ルクバーン・キャンプに逃れ、2018年に革命特殊軍に参加した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機7機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, February 29, 2024、ANHA, February 29, 2024、‘Inab Baladi, February 29, 2024、Reuters, February 29, 2024、SANA, February 29, 2024、SOHR, February 29, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域(アレッポ県)を爆撃、シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバー7人が死傷(2024年2月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内にあるバーブ市一帯、カッバースィーン村一帯、そしてその間に位置するダイル山を爆撃、これによりシリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバー1人が死亡、6人が負傷した。

AFP, February 29, 2024、ANHA, February 29, 2024、‘Inab Baladi, February 29, 2024、Reuters, February 29, 2024、SANA, February 29, 2024、SOHR, February 29, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア民主軍と国防隊が撃ち合いとなり、国防隊のメンバー1人が死亡(2024年2月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と国防隊が、ユーフラテス川にかかるマヤーディーン橋(マヤーディーン市)近くで軽火器・中火器で撃ち合いとなり、国防隊のメンバー1人が死亡した。

また、前日のシリア民主軍による砲撃で負傷していた男性1人も死亡した。

AFP, February 29, 2024、ANHA, February 29, 2024、‘Inab Baladi, February 29, 2024、Reuters, February 29, 2024、SANA, February 29, 2024、SOHR, February 29, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市で活動家が4月7日ホールに押し入ろうとして守衛に殺害された男性の葬儀後に弔問者らとともにデモ行進(2024年2月29日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月29日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市で活動家が、前日の4月7日ホールに押し入ろうとして守衛に殺害された男性の葬儀後に、弔問者らとともに、カラーマ広場(サイル広場)からサマーラ広場に向けてデモ行進を行い、自由、体制打倒、逮捕者釈放、国連安保理決議第2254号の実施を求める平和的運動の継続などを訴えた。

デモ参加者らは、「殺人者、アサド」などと連呼し、抗議の意思を示した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市近郊でシリア軍第5軍団所属部隊が正体不明の武装集団の要撃を受け、1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, February 29, 2024、ANHA, February 29, 2024、‘Inab Baladi, February 29, 2024、Reuters, February 29, 2024、SANA, February 29, 2024、SOHR, February 29, 2024、Suwayda 24, February 29, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市一帯を爆撃し、5人死傷(2024年2月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・アンマ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

また、ロシア軍戦闘機複数機がイドリブ市西部郊外一帯を爆撃し、1人が死亡、4人が負傷した。

爆撃は同地の工場などを狙って行われた。

ホワイト・ヘルメットは、標的となったのは薪工場で、民間人1人が死亡、5人が負傷したと発表した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山のカッバーナ村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, February 29, 2024、ANHA, February 29, 2024、‘Inab Baladi, February 29, 2024、Reuters, February 29, 2024、SANA, February 29, 2024、SOHR, February 29, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局はダイル・ザウル執行評議会とともに治安安定強化会合を開催し、ダイル・ザウル県の支配地を再編し、ダイル・ザウル地区(ムカータア)とすることなどを承認(2024年2月29日)

北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)は、ダイル・ザウル執行評議会(ダイル・ザウル民政評議会の執行機関)とともに治安安定強化会合を開催し、ダイル・ザウル県の支配地における自治体制を再編し、ダイル・ザウル地区(ムカータア)を創設することなどを承認した。

また、会合を受けて、ダイル・ザウル執行評議会は、6つの決定を発出し、以下の通り委員会の人事を改編した。

決定第14号:サーイル・クライド保健委員会共同議長、サアド・ハフル人道機関問題局共同議長、ムハンマド・ウマイリー社会問題労働委員会共同議長の職を解く。

決定第15号:ムハンマド・ラシード氏を人道機関問題局共同議長に暫定的に任命。

決定第16号:バクリー・アブドゥッラー・サイイド・アフバシュ氏を保健委員会共同議長に暫定的に任命。

決定第17号:マーヒル・クライブ・ムハンマド氏を燃料局共同議長に任命。

決定第18号:マーヒル・アブドゥルアズィーズ・ムハイスィン氏を社会問題労働委員会共同議長に暫定的に任命。

決定第19号:ファウワーズ・アリー・ワイス氏を通信局共同議長に暫定的に任命。

ANHA(2月29日付)が伝えた。

AFP, February 29, 2024、ANHA, February 29, 2024、‘Inab Baladi, February 29, 2024、Reuters, February 29, 2024、SANA, February 29, 2024、SOHR, February 29, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にある「解放区」の立法機関であるシューラー総評議会は、シリア救国内閣のムハンマド・バシール首班が提出した組閣案をメンバーの大多数の賛成によって承認(2024年2月28日)

シャーム解放機構の支配下にあるいわゆる「解放区」の立法機関に相当するシューラー総評議会(本部イドリブ市)は、シリア救国内閣のムハンマド・バシール首班が提出した組閣案をメンバーの大多数の賛成によって承認した。

これにより、救国内閣は28日から第7期に入った。

承認された組閣案は、11閣僚のうち9閣僚が留任、高等教育科学研究大臣がサイード・アーディル・マンドゥー氏からアブドゥルムンイム・アブドゥルハーフィズ氏に、保健大臣がフサイン・バーザール氏からマーズィン・ドゥッハーン氏に交代した。



AFP, February 28, 2024、ANHA, February 28, 2024、‘Inab Baladi, February 28, 2024、Reuters, February 28, 2024、SANA, February 28, 2024、SOHR, February 28, 2024などをもとに作成。

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シリア暫定内閣国防省は声明をシリア国民軍がヌールッディーン・ザンキー運動(第19師団)と、シャーム特殊部隊(第7師団)を統合したと発表(2024年2月28日)

シリア革命反体制派勢力国民連立(シリア国民連合)傘下のシリア暫定内閣国防省は声明を出し、シリア国民軍がヌールッディーン・ザンキー運動(第19師団)と、シャーム特殊部隊(第7師団)を統合したと発表、両組織に対して国防省が定める規則に従うよう求めた。

AFP, February 28, 2024、ANHA, February 28, 2024、‘Inab Baladi, February 28, 2024、Reuters, February 28, 2024、SANA, February 28, 2024、SOHR, February 28, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍がヒムス県タドムル市一帯の砂漠地帯でダーイシュのスリーパーセルの拠点複数ヵ所を爆撃(2024年2月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がタドムル市一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの拠点複数ヵ所を爆撃した。

AFP, February 28, 2024、ANHA, February 28, 2024、‘Inab Baladi, February 28, 2024、Reuters, February 28, 2024、SANA, February 28, 2024、SOHR, February 28, 2024などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるラタキア県、ハマー県を自爆型ドローンで攻撃(2024年2月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるダーラ・イッザ市で車1台をミサイルで攻撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるトルコマン地方のタッル・スルール村一帯で軍用車輛1輌を自爆型無人航空機(ドローン)1機で攻撃、同機構のメンバー1人を殺害、2人を負傷させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原で国民解放戦線に所属するナスル軍の戦闘員1人を狙撃し、殺害した。

シリア軍はまた、ガーブ平原のヒルバト・ナークース村一帯でも自爆型ドローンによる攻撃を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の狙撃連隊がシリア政府の支配下にあるカルサア村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

また、「決戦」作戦司令室も、政府支配下のルワイハ村、ダーディーフ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, February 28, 2024、ANHA, February 28, 2024、‘Inab Baladi, February 28, 2024、Reuters, February 28, 2024、SANA, February 28, 2024、SOHR, February 28, 2024などをもとに作成。

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