アレッポ県北部でトルコ軍、シリア国民軍とシリア軍、シリア民主軍が砲撃戦:ハサカ県ではシリア民主軍の攻撃でシリア国民軍スルターン・ムラード師団のメンバー3人死亡(2024年7月17日)

アレッポ県では、ANHA(7月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市郊外にある農業用空港、ハラービシー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍と、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、シリア軍が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内の拠点都市の一つアアザーズ市に近いマルアナーズ村、カフルハーシル村一帯で砲撃戦を行った。

シリア軍はまた、カッバーシーン村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の支配下にあるムシュイーファ村(アブー・ラースィーン(ザルカーン)町西)で、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の部隊が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会の攻撃を受け、3人が死亡、5人が負傷した。

攻撃は、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地域を砲撃したことへの報復。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局の諸人民民主評議会は法律第10号「恩赦法」を施行(2024年7月17日)

北・東シリア地域民主自治局の「国会」に相当する意思決定機関の諸人民民主評議会は、法律第10号「恩赦法」を施行した。

恩赦法は、2012年の「7月19日革命」(人民防衛隊(PYD)による決起と、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市などの掌握)から12年が経つのに併せて発出されたもので、全6条からなり、2024年7月17日以前のテロ犯罪を対象とし、禁固刑の刑期の半減、無期刑の禁固15年への減刑、治癒の見込みのない受刑者および75歳以上の受刑者への刑罰の免除を定めている。

ただし、テロ組織の司令官、教官、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対する戦闘に参加したメンバー、殺人を犯したメンバー、裁判が終了していない被告、60日以内に出頭しない逃亡犯などは恩赦の対象外。

ANHA(7月17日付)が伝えた。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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ハマー県でのシリア軍の砲撃でナスル軍の戦闘員2人が負傷(2024年7月16日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原の軍事拠点複数ヵ所を砲撃し、同機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のナスル軍の戦闘員2人が負傷した。

これに対して、シャーム解放機構もガーブ平原のシリア軍の陣地複数ヵ所を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がカフルルーマー村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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ダルアー県インヒル市の名士らがジャースィム市で続く民兵どうしの戦闘停止に向けて仲介(2024年7月16日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市の名士らが、ジャースィム市で交戦を続ける「フサーム・ハルキー」(ブージー、グバイニー)を名乗る人物の地元武装集団と、「ワーイル・ジャラム」を名乗る人物の軍事情報局傘下の民兵の仲介を行い、前者が指名手配中のメンバー2人の身柄をインヒル市の名士らに引き渡すとともに、後者も指名手配中のメンバー3人の身柄を中央委員会(反体制武装集団のメンバーを代表する仲介組織)とシリア軍第5軍団第8旅団に引き渡すことに同意した。

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スワイダー県では、スワイダー24(7月16日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024、Suwayda 24, July 16, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県ビンニシュ市で女性らが逮捕投獄されている家族の釈放を訴えて抗議デモ:シャーム解放機構のメンバーがデモに参加していた女性を車ではね、住民らのデモは拡大(2024年7月16日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市で女性らが逮捕投獄されている家族の釈放、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者と治安機関の打倒を訴えて抗議デモを行った。

これに対して、シャーム解放機構メンバーが、デモに参加していた女性1人を車ではねて威嚇した。

住民がこれに抗議して夜間に街頭でデモを行い、一部の若者らが市内にある地区の行政局を襲撃するなどすると、シャーム解放機構の治安要員は、デモ参加者に発砲するなどして、強制排除を試みた。


ビンニシュ市には、メディア活動家のハーディー・アブドゥッラー、アイハム・バイユーシュが取材のために訪れたが、住民らは2人がシャーム解放機構寄りだとして追放した。

なお、ビンニシュ市での抗議デモに呼応するかたちで、イドリブ市、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、クールカーニヤー村、カフルルーマー村の国内避難民(IDPs)キャンプ、ハーッス村のIDPsキャンプ、アビーン・サムアーン村、アティマ村のIDPsキャンプ群、ダイル・ハッサーン村、フーア市で抗議デモが行われた。

アレッポ県でも、サッハーラ村、アターリブ市で同様のデモが行われた。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のマドユーナ村、アイン・イナーブ村を110発あまりの砲弾で攻撃(2024年7月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマドユーナ村、アイン・イナーブ村を110発あまりの砲弾で攻撃した。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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シリア軍部隊がイドリブ県南部方面でテロリストの車輛と自爆型無人航空機多数を破壊したと発表(2024年7月16日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、シリア軍部隊がイドリブ県南部方面でテロリストの車輛多数を攻撃し、これらを完全に破壊し、乗っていた全員を殲滅するとともに、自爆型無人航空機多数を迎撃し、これらを撃墜したと発表した。

SANA(7月15日付)が伝えた。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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ダルアー県ジャースィム市でフサーム・ハルキーを名乗る人物の地元武装集団と、ワーイル・ジャラムを名乗る人物の軍事情報局傘下の民兵の衝突が続く(2024年7月15日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で「フサーム・ハルキー」(ブージー、グバイニー)を名乗る人物の地元武装集団と、「ワーイル・ジャラム」を名乗る人物の軍事情報局傘下の民兵の衝突が続いた。

また、ナフジュ村で治安当局に協力する女性の呪術師が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アルバイーン山東のルワイジュ村、ルワイハ村、マンタフ村、マアッルザーフ町などを多数の自爆型無人航空機で攻撃(2024年7月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアルバイーン山東のルワイジュ村、ルワイハ村、マンタフ村、マアッルザーフ町などを自爆型無人航空機7機で攻撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室が迎撃、機関銃で1機を撃墜した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

イナブ・バラディー(7月15日付)によると、攻撃に使用された無人航空機は12機。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所で、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年7月15日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市、アルマナーズ市、イドリブ市、タフタナーズ市、カラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ群、アビーン・サムアーン村、カフルタハーリーム町、ハーリム市、サルキーン市で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。









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一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、同機構の総合治安機関が抗議デモを主導したとして3人を逮捕、連行した。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊を複数回にわたって砲撃(2024年7月15日)

アレッポ県では、ANHA(7月15日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のトゥーハール村、ダラジュ村、アラブ・ハサン村、ジャッラード村、アブー・ジュルード村、アウン・ダーダート村を複数回にわたって砲撃した。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024などをもとに作成。

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スワイダー県で人民議会選挙拒否を訴える活動家らに警察が発砲し1人が負傷する一方、ラッカ県では投票所近くに爆発物が仕掛けられる(2024年7月15日)

スワイダー県では、スワイダー24(7月15日付)、ANHA(7月15日付)、イナブ・バラディー(7月15日付)、シリア人権監視団などによると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)や県庁周辺などで、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、そして人民議会拒否を訴えた。

参加者らは「腐敗した者は腐敗した者しか選ばない」、「あなたの票はあなたの尊厳だ、だから安売りするな」、「血の議会の選挙反対」などと連呼して、抗議の意思を示した。


これに対して、スワイダー県警察の建物内からデモ参加者に向けて発砲があり、1人が負傷し、病院に搬送された。









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シリア人権監視団は、複数筋から得た情報だとして、ダイル・ザウル県で多くの市民が投票を拒否する一方、一部立候補者は有権者に5万シリア・ポンドを賄賂として払い、票を買収していると発表した。

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シリア人権監視団はまた、ヒムス県で投票開始後数時間、有権者が投票にほとんど訪れなかったと発表した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、マアダーン町の学校に設置されている投票所近くに武装集団によって仕掛けられたと見られる爆弾が発見され、シリア軍がこれを撤去した。

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イナブ・バラディー(7月15日付)によると、ハサカ県での投票は、ハサカ市とカーミシュリー市の治安厳戒地区に限定された。

AFP, July 15, 2024、ANHA, July 15, 2024、‘Inab Baladi, July 15, 2024、Reuters, July 15, 2024、SANA, July 15, 2024、SOHR, July 15, 2024、、Suwayda 24, July 15, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県アイン・イーサー市近郊を攻撃、シリア民主軍と契約していた民間人労働者1人が死亡(2024年7月14日)

ラッカ県では、ANHA(7月14日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍事用のトンネルを攻撃、シリア民主軍と契約していた民間人労働者1人が死亡した。

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ハサカ県では、ANHA(7月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(7月14日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・ジージャーン村、タッル・アナブ村を砲撃した。

AFP, July 14, 2024、ANHA, July 14, 2024、‘Inab Baladi, July 14, 2024、Reuters, July 14, 2024、SANA, July 14, 2024、SOHR, July 14, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ビンニシュ市で総合治安機関が抗議デモを指導する活動家4人を逮捕・連行(2024年7月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市で、同機構の総合治安機関が抗議デモを指導する活動家4人を逮捕し、連行した。

ビンニシュ市では13日、住民らによって交渉委員会が設置され、シャーム解放機構に対する抗議デモを停止することの見返りとして、逮捕の阻止、抗議デモに参加したとして逮捕されている住民らの釈放を求めることを決定していた。

AFP, July 14, 2024、ANHA, July 14, 2024、‘Inab Baladi, July 14, 2024、Reuters, July 14, 2024、SANA, July 14, 2024、SOHR, July 14, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市(アレッポ県)で爆発が発生し、住民1人が死亡(2024年7月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市の野菜市場で、爆発が発生し、住民1人が死亡、子供1人を含む6人が負傷した。

一方、アアザーズ市では、トルコに対する抗議デモが続いた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるヒルバト・ジャウズ村に近い国境地帯で、トルコ軍憲兵隊がトルコ領内に不法入国しようとした若い男性1人を射殺した。

AFP, July 14, 2024、ANHA, July 14, 2024、‘Inab Baladi, July 14, 2024、Reuters, July 14, 2024、SANA, July 14, 2024、SOHR, July 14, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがラッカ県でカーティルジー・インターナショナル・グループ社の石油トレーラー複数輌からなる車列を襲撃、ドライバーら5人を殺傷(2024年7月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがザムラ村とハマー県のイスリヤー村を結ぶ街道で、カーティルジー・インターナショナル・グループ社の石油トレーラー複数輌からなる車列を襲撃、これによりドライバー2人が死亡、3人が負傷した。

AFP, July 14, 2024、ANHA, July 14, 2024、‘Inab Baladi, July 14, 2024、Reuters, July 14, 2024、SANA, July 14, 2024、SOHR, July 14, 2024などをもとに作成。

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スワイダー県で第4期人民議会選挙の投票に先立って、武装集団が警察署を襲撃、抗議デモ参加者が投票箱を奪い、燃やす(2024年7月14日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24(7月15日付)、ANHA(7月15日付)などによると、武装集団がスワイダー市の警察署をRPG弾で攻撃、警察官と撃ち合いとなった。

また、マズラア町、ムルダク村、クライヤー町で、15日に投票が予定されている第4期人民議会選挙の投票箱設置に抗議するデモが行われた。

マズラア町では、デモ参加者らは、投票所から投票箱を持ち去り、ムルダク村では、タイヤを燃やすなどして道路を封鎖、投票箱の搬入を阻止した。

クライヤー町でも、デモ参加者が投票箱を奪い、路上で燃やし、抗議の意志を示した。

このほか、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)では、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

また、ウルマーン村、カナワート市、クライヤー町、サリーム村で活動家らが第4期人民議会選挙の投票所を襲撃し、投票箱を燃やし、クライヤー町では、活動家らが投票所を閉鎖した。

ジュナイナ村では、活動家らが投票箱の設置を拒否した。

AFP, July 14, 2024、ANHA, July 14, 2024、‘Inab Baladi, July 14, 2024、Reuters, July 14, 2024、SANA, July 14, 2024、SOHR, July 14, 2024、Suwayda 24, July 14, 2024、July 15, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ジャルズィー村で、シリア民主軍所属のハジーン軍事評議会の兵士2人がダーイシュのスリーパーセルの攻撃を受けて死亡(2024年7月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるジャルズィー村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のハジーン軍事評議会の兵士2人がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの攻撃を受けて死亡した。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに対する治安作戦の一環として、12日にハサカ県のカーミシュリー市でムハンマド・ウスマーン・アリーを名乗る容疑者を逮捕したと発表した。

AFP, July 13, 2024、ANHA, July 13, 2024、‘Inab Baladi, July 13, 2024、Reuters, July 13, 2024、SANA, July 13, 2024、SOHR, July 13, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年7月13日)

スワイダー県では、スワイダー24(7月12日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイル市とイブタア町を結ぶ街道で、何者かによって銃で撃たれて殺害された住民1人が遺体で発見された。

また、軍事情報局の士官がダルアー市で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 13, 2024、ANHA, July 13, 2024、‘Inab Baladi, July 13, 2024、Reuters, July 13, 2024、SANA, July 13, 2024、SOHR, July 13, 2024、Suwayda 24, July 13, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊を砲撃(2024年7月13日)

アレッポ県では、ANHA(7月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のカーウカリー村、クールフユーク村を砲撃した。

AFP, July 13, 2024、ANHA, July 13, 2024、‘Inab Baladi, July 13, 2024、Reuters, July 13, 2024、SANA, July 13, 2024、SOHR, July 13, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は7月15日に投票が予定されている第4期人民議会選挙をボイコットすると発表:アサーイシュはカーミシュリー市の治安厳戒地区を包囲し、投票妨害(2024年7月13日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は声明を出し、7月15日に投票が予定されている第4期人民議会選挙をボイコットすると発表、国連安保理決議第2254号に基づく包括的な政治解決が、シリア危機を克服し、シリア国民の希望を実現する方途だ、と強調した。

ANHA(7月13日付)が伝えた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、第4期人民議会選挙の投票(7月15日)を阻止するため、シリア政府の支配下にあるカーミシュリー市の治安厳戒地区を包囲した。

投票箱の搬入、治安厳戒地区外に居住する有権者の投票を阻止するのが目的。

AFP, July 13, 2024、ANHA, July 13, 2024、‘Inab Baladi, July 13, 2024、Reuters, July 13, 2024、SANA, July 13, 2024、SOHR, July 13, 2024などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣はアレッポ県アアザーズ市での抗議デモを「忌まわしい分離主義的計略」と非難(2024年7月12日)

シリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣は声明を出し、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市(アレッポ県)での抗議デモで、参加者らがシリア革命反体制勢力国民連立と暫定内閣の本部を襲撃、封鎖したことに関して、「忌まわしい分離主義的計略」と非難した。

AFP, July 13, 2024、ANHA, July 13, 2024、‘Inab Baladi, July 13, 2024、Reuters, July 13, 2024、SANA, July 13, 2024、SOHR, July 13, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるイドリブ県カルサア村一帯でシリア軍部隊を狙撃(2024年7月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカルサア村一帯でシリア軍部隊を狙撃、2人を負傷させた。

AFP, July 12, 2024、ANHA, July 12, 2024、‘Inab Baladi, July 12, 2024、Reuters, July 12, 2024、SANA, July 12, 2024、SOHR, July 12, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアアザーズ市(アレッポ県)で、トルコとシリア政府の関係正常化に抗議するデモが行われ、デモ参加者らがシリア暫定内閣の本部を襲撃(2024年7月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市で、トルコとシリア政府の関係正常化に抗議するデモが行われ、デモ参加者らが、シリア革命反体制勢力国民連立および同組織傘下のシリア暫定内閣の本部を襲撃した。

デモは、「トルコの体制は正常化を指導者、隷属する司令官らはその道具」と銘打って呼びかけられ、参加者らはシリア革命反体制勢力国民連立の旗を引きずり下ろし、「アッラーのほかに神なし、トルコ人はアッラーの敵」などと連呼したほか、「和解とは国連安保理決議第2254号の実効」「(和解を)受け入れることは反逆、その宣伝は不当行為」などと書かれたプラカードを掲げて、抗議の意志を示した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市で、シリア国民軍の憲兵隊が11日深夜から12日未明にかけて、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーなどからなる同軍所属組織の東部自由人連合のメンバー3人を逮捕した。

3人はトルコに対する抗議デモに参加したとの容疑で自宅で逮捕され、トルコに連行された。

AFP, July 12, 2024、ANHA, July 12, 2024、‘Inab Baladi, July 12, 2024、July 13, 2024、Reuters, July 12, 2024、SANA, July 12, 2024、SOHR, July 12, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ビンニシュ市で、治安要員1500人以上が展開するなかでジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われる(2024年7月12日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月12日付)などによると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、カッリー町、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、クマイナース村、サルマダー市の国内避難民(IDPs)キャンプ、アリーハー市、カフルルースィーン村のIDPsキャンプ、サルキーン市、アビーン・サムアーン村、クールカーニヤー村、ダイル・ハッサーン村のIDPsキャンプ、アティマ村のIDPsキャンプ、ルージュ平原のIDPsキャンプで、住民らが金曜日の午後の集団礼拝後、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。













同様のデモは、アレッポ県のダーラト・イッザ市、アターリブ市、ジーナ村でも発生した。


このうち、ビンニシュ市では、シャーム解放機構の治安要員1,500人以上が展開し、デモを阻止しようとした。



だが、デモ発生を阻止できず、治安要員は参加者らに暴行を加えた。

AFP, July 12, 2024、ANHA, July 12, 2024、‘Inab Baladi, July 12, 2024、Reuters, July 12, 2024、SANA, July 12, 2024、SOHR, July 12, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年7月12日)

スワイダー県では、スワイダー24(7月12日付)、イナブ・バラディー(7月12日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

AFP, July 12, 2024、ANHA, July 12, 2024、‘Inab Baladi, July 12, 2024、Reuters, July 12, 2024、SANA, July 12, 2024、SOHR, July 12, 2024、Suwayda 24, July 12, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のワフシーヤ村を砲撃(2024年7月12日)

アレッポ県では、ANHA(7月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のワフシーヤ村を砲撃した。

AFP, July 12, 2024、ANHA, July 12, 2024、‘Inab Baladi, July 12, 2024、Reuters, July 12, 2024、SANA, July 12, 2024、SOHR, July 12, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはロシア空軍がイドリブ県で武装グループの施設に対して精密攻撃を行い、15人の戦闘員を殺害、20人以上を負傷させたと発表(2024年7月11日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、ロシア空軍がイドリブ県に対して前日に行った爆撃に関して、教練キャンプ、防御施設、無人航空機製造工場、倉庫など違法の武装グループの施設に対して精密攻撃を行い、15人の戦闘員を殺害、20人以上を負傷させたと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月11日付)、タス通信(7月11日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 11, 2024、TASS, July 11, 2024をもとに作成。

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ルーカー総合情報部長がヒムス県タルビーサ市の名士らと会談:レバノンから帰還するシリア難民を収容する「安全地帯」と指名手配者の社会復帰に向けた若いセンターの設置を伝え、一部住民が反対(2024年7月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市の住民がシリア政府との和解を拒否して抗議デモを行った。

デモは、フサーム・ルーカー総合情報部長(少将)が同市の名士や住民らとの拡大会合を受けたもの。

ルーカー総合情報部長は、ムハンマド・スライマーン・カンナー軍事情報局ヒムス支部長、ラドワーン・サッカール空軍情報部ヒムス支部長、マディーン・ナッダ総合情報部ヒムス支部長、アフマド・マアッラー第3軍団司令官らとともに、名士らと会談、そのなかで、レバノンから帰還するシリア難民を収容するためにヒムス県北部に「安全地帯」を設置することについて説明した。

「安全地帯」の設置準備は、トルコと米国がロシアに働きかけたことによるもので、ルーカー総合情報部長は、これと併せて、指名手配者らの社会復帰を促すための和解センターを新たに設置することについても説明した。

AFP, July 11, 2024、ANHA, July 11, 2024、‘Inab Baladi, July 11, 2024、Reuters, July 11, 2024、SANA, July 11, 2024、SOHR, July 11, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、ハマー県の各所を自爆型無人航空機で攻撃(2024年7月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村一帯、ファルカヤー村、シャンナーン村を自爆型無人航空機3機で攻撃した。

一方、シャーム解放機構はカウカバー村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるヒルバト・ナークース村を自爆型無人航空機1機で攻撃した。

AFP, July 11, 2024、ANHA, July 11, 2024、‘Inab Baladi, July 11, 2024、Reuters, July 11, 2024、SANA, July 11, 2024、SOHR, July 11, 2024などをもとに作成。

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