イラクのフサイン外務大臣「米軍は2月初旬のイラク領内に対する攻撃についてイラク側に謝罪した」(2024年3月2日)

イラクのフアード・フサイン外務大臣は、RIAノーヴォスチ通信(3月2日付)とのインタビューで、米軍が2月初旬のイラク領内に対する攻撃について、イラク側に謝罪したと述べた。

アンタルヤ外交フォーラム(ADF)に出席するためにトルコを訪れいているフサイン外務大臣は、「イラク治安部隊への攻撃に際して、米政府はイラクに警告しなかったが、米国はこの事態に関連して謝罪した」と述べた。

AFP, March 2, 2024、ANHA, March 2, 2024、‘Inab Baladi, March 2, 2024、Reuters, March 2, 2024、RIA Novosti, March 2, 2024、SANA, March 2, 2024、SOHR, March 2, 2024などをもとに作成。

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イラクの人民動員隊に所属するヌジャバー運動のカアビー書記長は米軍への攻撃再開を示唆(2024年2月25日)

イラクの人民動員隊に所属するヌジャバー運動のアクラム・カアビー書記長はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/Akram_Alkabee/)などを通じて声明を出し、イラク・イスラーム抵抗がシリアとイラク領内での米軍基地への攻撃を再開すると警告した。

声明のなかで、カアビー書記長は、「イラク・イスラーム抵抗の決定はイスラーム、イラク、ジハードによるもので、我々だけがその決定に責任を負っている」としてイランの傘下組織であることを否定、イスラエルによるガザ攻撃への抵抗において主導的な役割を果たしてきたと主張する一方、米軍撤退をめぐる交渉を拒否しないとしつつ、「現下の静寂は再配置、再展開のための一時的戦術であり、嵐の前の静けさであり…。サプライズは近い」と表明した。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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イラクの首都バグダードで20日に開幕していたシリア・イラク合同委員会第12回会合が2日間の日程を終えて閉幕(2024年2月21日)

イラクの首都バグダードで20日に開幕していたシリア・イラク合同委員会第12回会合が2日間の日程を終えて閉幕した。

閉幕に際して、シリアのムハンマド・サーミル・ハリール経済対外通商大臣とイラクのアスィール・ダーウド・グライリー通商大臣は、両国の通信省、社会問題労働省、公共事業住宅省の強力にかかる覚書、科学技術分野における協力合意に調印した。

SANA(2月21日付)が伝えた。

AFP, February 21, 2024、ANHA, February 21, 2024、‘Inab Baladi, February 21, 2024、Reuters, February 21, 2024、SANA, February 21, 2024、SOHR, February 21, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は12日午後に占領下ゴラン高原にある軍事標的1ヵ所をドローンで攻撃したと発表(2024年2月15日)

イラク・イスラーム抵抗は午後10時20分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、12日午後に占領下ゴラン高原にある軍事標的1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, February 15, 2024、ANHA, February 15, 2024、‘Inab Baladi, February 15, 2024、Reuters, February 15, 2024、SANA, February 15, 2024、SOHR, February 15, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は米軍のイラクへの爆撃を非難、米軍撤退に向けたジハードを呼びかける(2024年2月9日)

イラク・イスラーム抵抗は午後11時28分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、米軍によるイラクへの度重なる爆撃を非難、米国が「武器という言葉以外を理解しない」と断じたうえで、「ジハードを行う我らが兄弟」に対して、抵抗運動の隊列に加わり、米占領軍の放逐に参加するようと呼びかけた。

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イラク・イスラーム抵抗は午後11時52分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルの死海岸の重要標的を攻撃したと発表した。

AFP, February 9, 2024、ANHA, February 9, 2024、‘Inab Baladi, February 9, 2024、Reuters, February 9, 2024、SANA, February 9, 2024、SOHR, February 9, 2024などをもとに作成。

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米軍がイラクの首都バグダードをドローンで爆撃し、米軍基地への攻撃に関与していたとされるヒズブッラー大隊の司令官を殺害(2024年2月7日)

イラクの首都バグダード東部のマシュタル地区で、3人が乗った車が無人航空機(ドローン)によると見られる攻撃を受け、車は大破、炎上した。

イラクの複数の治安当局筋によると、バグダード東部の県庁(バラディーヤ)地区でもイラク人民動員隊の倉庫が爆撃を受けた。

ロジュ・ニュース(2月7日付)などが伝えた。

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これに関して、米中央軍(CENTCOM)は午前0時15分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間の午後9時30分、CENTCOMが米軍兵士に対する攻撃への報復として、片道攻撃を行い、ヒズブッラー大隊の司令官を殺害したと発表した。

この司令官は、地域(中東)における米軍への攻撃を直接計画し、参加していた人物。

攻撃による民間人への被害はなかったという。

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イラクの人民動員隊に所属し、イラク・イスラーム抵抗を主導するヒズブッラー大隊は7日11時21分にテレグラム(https://t.me/KHezbollah/)を通じて、ウィサーム・ムハンマド・サービル司令官(アブー・バクル・サーイディー)の遺影を掲載した。

また、8日午前1時には同司令官の訃報を発表した。

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AP(2月7日付)がイランの支援を受けるイラク人民兵の2人の匿名筋の話として伝えたところによると、攻撃を行ったのは米軍の無人航空機(ドローン)で、イラク人民動員隊に所属し、イラク・イスラーム抵抗を主導するヒズブッラー大隊の幹部司令官のウィサーム・ムハンマド・サアディー氏(アブー・バクル)らが死亡した。

サアディー氏は、シリアにおけるカターイブ大隊の作戦を指揮していたとされる人物。

AFP, February 7, 2024、AP, February 7, 2024、ANHA, February 7, 2024、‘Inab Baladi, February 7, 2024、Reuters, February 7, 2024、Roj News, February 7, 2024、SANA, February 7, 2024、SOHR, February 7, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、イスラエル南部のエイラートをドローンで攻撃したと発表(2024年2月5日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル南部のエイラートを無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

ニダール・ワタン(https://www.nidaalwatan.com/)が声明文の画像を掲載した。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024などをもとに作成。

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イラク人民動員隊に所属するアサーイブ・アフル・ハックの幹部司令官のナージーカアビー氏が暗殺される(2024年2月4日)

イラクのマイサーン県マイサーン市で、イラク人民動員隊に所属するアサーイブ・アフル・ハックの幹部司令官のナージーカアビー氏がオートバイに乗った武装集団の襲撃を受け、死亡した。

AFP, February 4, 2024、ANHA, February 4, 2024、‘Inab Baladi, February 4, 2024、Reuters, February 4, 2024、SANA, February 4, 2024、SOHR, February 4, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのハリール米軍基地とシリアのハサカ県ハッラーブ・ジール村の米軍基地をドローンで攻撃したと発表(2024年2月3日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、米占領国への抵抗を続け、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃に報復するとして、イラクのアルビール県にあるハリール米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


イラク・イスラーム抵抗は別の声明も発表、ハサカ県のハッラーブ・ジール村の米軍基地をドローンで攻撃した。と発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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イラク軍総司令官、政府報道官は、アンバール県のカーイム市および同市一帯地域への米軍戦闘機による爆撃を非難(2024年2月3日)

イラク軍武装部隊のヤフヤー・ラスール総司令官は声明を出し、アンバール県のカーイム市および同市一帯地域が米軍戦闘機複数機による爆撃を受けたと発表、イラクが地域の安定化に向けて取り組もうしているなかでの攻撃は、主権を侵害し、イラクの努力を無に帰し、イラクと地いいを脅威に晒すと非難した。

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イラクのバースィム・アワディー内閣報道官は、米ホワイト・ハウスのジョン・カービー報道官が爆撃に関してイラク当局に事前に警告したと発言したことに対して、「米国側は、この侵略を実行するため事前調整を行ったと主張し、事実を改ざんした。これらは国際世論を誤解させることを目的とした虚偽の発言だ」と非難した。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、Shafaq News, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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米軍が28日のイラク・イスラーム抵抗による米軍基地攻撃への報復として、シリアのダイル・ザウル県とイラクのアンバール県を爆撃、45人が死亡(2024年2月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、ANHA(2月2日付)などによると、米軍の戦闘機複数機が2日深夜から3日未明にかけてシリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸の広範な地域に対して爆撃を実施した。

 

シリア人権監視団によると、標的となったのは28ヵ所。

主な標的は以下の通り。

マヤーディーン市タンムー地区
マヤーディーン市近郊のアイン・アリー基地(ラフバ城近く)、シブリー村、ハイダリーヤ村、穀物サイロ、バルウーム広場。
ブーカマール市工業地区
ブーカマール市近郊のハジャーナ村、ハリー村、鉄道通行所、環状地区。
ダイル・ザウル市旧教育学部( 「イランの民兵」が2015年以降本部として転用) 近く、レーダー・サイト近くのマトバフ・イラーニー(イラン調理施設)、ハラービシュ地区、フワイジャト・サクル地区、アイヤーシュ貯蔵施設、労働者住宅地区、ハラービーシュ地区につながる丘陵地帯、工業地区、ブール・サイード通り。
ダイル・ザウル市近郊のブガイリーヤ村、シュマイティーヤ町、ダイル・ザウル航空基地近くの第137旅団基地。
アシャーラ市。
クーリーヤ市。
ティブニー町一帯。

シリア人権監視団によると、死者は29人、うちマヤーディーン市での死者は19人、ダイル・ザイル市での死者は10人、またシリア人は9人、イラク人6人、レバノン人(ヒズブッラーのメンバー)6人、身元不明8人。

SANA(2月3日付)によると、ダイル・ザウル市および同市近郊の農村地帯で多数の爆発音が確認され、米軍の爆撃により、同地区に加えて、ブーカマール市、マヤーディーン市、および両市近郊の農村地帯で停電が発生した。

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爆撃はまた、イラクのアンバール県のカーイム郡の複数の都市、アカーシャート町などにも及んだ。

イラク人民動員隊アンバール作戦司令室は声明を出し、アンバール県に対する米軍の爆撃でメンバー16人が死亡、25人が負傷したと伝えた。

シャファク通信(2月3日付)が伝えた。

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爆撃はユーフラテス川西岸河畔の全長130キロの地域に及んだ。

AFP, February 2, 2024、February 3, 2024、ANHA, February 2, 2024、February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 2, 2024、February 3, 2024、Reuters, February 2, 2024、February 3, 2024、SANA, February 2, 2024、February 3, 2024、Shafaq News, February 3, 2024、SOHR, February 2, 2024February 3, 2024、などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は1日にイスラエルのハイファー港をドローンで攻撃したと発表(2024年2月2日)

イラク・イスラーム抵抗は2月2日午前4時39分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、1日にイスラエルのハイファー港を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, February 2, 2024、ANHA, February 2, 2024、‘Inab Baladi, February 2, 2024、Reuters, February 2, 2024、SANA, February 2, 2024、SOHR, February 2, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗に参加するイラク人民動員隊所属のヌジャバー運動は、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃を停止させ、イラクから「占領国米国」を撤退させるまで、作戦を継続すると表明(2024年2月2日)

イラク人民動員隊に所属し、ヒズブッラー大隊とともにイラク・イスラーム抵抗に参加しているヌジャバー運動のアクラム・カアビー司令官は午前11時39分、Xのアカウントを通じて声明(https://twitter.com/Akram_Alkabee/)を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃を停止させ、イラクから「占領国米国」を撤退させるまで、作戦を継続すると表明した。

 

AFP, February 2, 2024、ANHA, February 2, 2024、‘Inab Baladi, February 2, 2024、Reuters, February 2, 2024、SANA, February 2, 2024、SOHR, February 2, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のウマル油田に違法に設置されている米軍基地が「イランの民兵」のドローンの攻撃を受ける(2024年2月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団などによると、北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)の支配下にあるウマル油田に違法に設置されている米軍基地で激しい爆発が複数回発生した。

RIAノーヴォスチ通信(12月1日付)が地元情報筋の話として伝えたところによると、攻撃は無人航空機(ドローン)1機によるもので、関係者によると、基地の敷地内で3回の爆発音が聞こえたという。

シリア人権監視団も、爆発が「イラク人の民兵」(「イランの民兵」)が発進させたドローン1機によるもので、基地に駐留する米軍が地対地ミサイルで迎撃したと発表した。

なお、これに関して、イラク・イスラーム抵抗も、同組織を主導するイラク人民動員隊のヒズブッラー大隊も、関与を認める声明を出していない。

一方、貨物車輛6輌からなる「イランの民兵」の車列が、ユーフラテス川西岸のブーカマール国境通行所(カーイム国境通行所)南東のハリー村に非公式に開設されている国境通行所(鉄道通行所)を通ってイラクからシリア領内に入った。

これと関連して、米軍のヘリコプター複数機がユーフラテス川河畔一帯を低空で飛行、ブーカマール市で爆発音が複数回確認された。

車列はダイル・ザウル市方面に向かった。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, February 1, 2024、ANHA, February 1, 2024、‘Inab Baladi, February 1, 2024、Reuters, February 1, 2024、RIA Novosti, February 1, 2024、SANA, February 1, 2024、SOHR, February 1, 2024などをもとに作成。

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ABC:28日のイラク・イスラーム抵抗による米軍基地攻撃で死亡したのは46歳、23歳、24歳の兵士(2024年1月31日)

ABC(1月31日付)は、28日にシリアのヒムス県南東部(米国の発表によるとレバノン北東部)の米軍の前哨基地に対するイラク・イスラーム抵抗の無人航空機(ドローン)での攻撃で兵士3人が死亡した事件に関して、米当局者3人の話として、攻撃型(自爆型)のドローンが米軍の偵察用ドローンとともに基地に接近したために、米軍が迎撃できなかったとしたうえで、兵士らが就寝中だった居住区が狙われたことで、死傷者が増えたと伝えた。

死亡した3人は、46歳、23歳、24歳の兵士だという。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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イラクの人民動員隊に所属し、イラク・イスラーム抵抗を主導するヒズブッラー大隊は米国への軍事・治安作戦を中止すると発表(2024年1月30日)

イラクの人民動員隊に所属し、イラク・イスラーム抵抗を主導するヒズブッラー大隊は午後9時45分、テレグラム(https://t.me/KHezbollah/)を通じて、 アブー・フサイン・フマイダーニー書記長名義で声明を出し、イラク政府に窮地に追い込まないため、占領軍(米軍)に対する軍事・治安作戦を中止すると表明、所属するムジャーヒディーンに対して、米軍からの攻撃があった場合のみ「消極防衛(暫定的)」を行うよう勧告した。

その一方で、 「彼ら(ムジャーヒディーン)に対して何らかの米国の敵対行為があった場合、「それはアッラーがなさるべきことを完遂されたためのこと。まことにすべてのことは、アッラーに帰するのである」(コーラン戦利品章44節)」と付言、報復再開を示唆した。

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ジョー・バイデン米大統領は記者会見で、1月28日にシリアのヒムス県南東部(米国の発表によるとレバノン北東部)の米軍の前哨基地に対するイラク・イスラーム抵抗の無人航空機(ドローン)での攻撃で兵士3人が死亡したことに関して、報復措置を決断したとしたうえで、攻撃の背後にはイランがいると断じ、イランにも「責任をとらせる」と述べた。

バイデン大統領はその一方で、「中東での戦争拡大は必要と思わないし、望んでいない」とも述べ、緊張拡大を回避したいとの考えも示した。

AFP, January 30, 2024、ANHA, January 30, 2024、‘Inab Baladi, January 30, 2024、Reuters, January 30, 2024、SANA, January 30, 2024、SOHR, January 30, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの軍事的標的1ヵ所をドローンで攻撃したと発表(2024年1月29日)

イラク・イスラーム抵抗は午前12時52分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、占領下パレスチナ領内(イスラエル)の軍事的標的1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は、ハサカ県のヒブバト・アンダーン村、ヒムス県のルクバーン・キャンプ、タンフ国境通行所イラクのアルビール空港の米軍基地、イスラエル北部の海上施設をドローンで攻撃したと発表(2024年1月28日)

イラク・イスラーム抵抗は午後1時30分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、27日晩にハサカ県のヒルバト・アンダーン村にある米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後2時24分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ハサカ県のシャッダーディー市の米軍基地、ヒムス県のルクバーン(・キャンプ)、タンフ(国境通行所)の米軍基地、イスラエルの「ズフールーン」(クレイヨット)海上施設を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後3時3分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアルビール空港近くの米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, January 28, 2024、ANHA, January 28, 2024、‘Inab Baladi, January 28, 2024、Reuters, January 28, 2024、SANA, January 28, 2024、SOHR, January 28, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」(イラク・イスラーム抵抗)はダイル・ザウル県のウマル油田とCONOCOガスでの米軍基地を複数回にわたって攻撃(2024年1月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が26日深夜から27日御影にかけて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田の米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃した。

「イランの民兵」はまた、前日に続いてCONOCOガス田の米軍基地を狙ってロケット弾4発を発射した。

「イランの民兵」はさらに、ウマル油田をドローン3機で再び攻撃した。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午前0時54分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、26日晩にダイル・ザウル県のグリーン・ヴィレッジ基地、CONOCOガスの米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗はまた、午後4時19分にもテレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のCONOCOガスの米軍基地を多数のロケット弾で攻撃したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など35輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地に向かった。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をドローンで攻撃したと発表(2024年1月27日)

イラク・イスラーム抵抗は午後7時38分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアイン・アサド米軍基地をドローンで攻撃したと発表(2024年1月26日)

イラク・イスラーム抵抗は午前0時38分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、25日晩にイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後2時19分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、アンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

AFP, January 26, 2024、ANHA, January 26, 2024、‘Inab Baladi, January 26, 2024、Reuters, January 26, 2024、SANA, January 26, 2024、SOHR, January 26, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル県でイラク人民動員隊に所属するヌジャバー大隊の陣地複数ヵ所を襲撃、4人を殺傷(2024年1月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のシューラー村近郊の砂漠地帯で、オートバイ複数台に乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが、イラク人民動員隊に所属するヌジャバー大隊の陣地複数ヵ所を襲撃、2人を殺害、2人を負傷させた(27日に死者は3人となった)。

ダーイシュのスリーパーセルはまた、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるハワーイジュ村で教員1人を殺害した。

AFP, January 26, 2024、ANHA, January 26, 2024、‘Inab Baladi, January 26, 2024、Reuters, January 26, 2024、SANA, January 26, 2024、SOHR, January 26, 2024、January 27, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのアシュトッド港とイラクのアイン・アサド米軍基地をドローンで攻撃したと発表(2024年1月25日)

イラク・イスラーム抵抗は午前11時41分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのアシュトッド港を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後10時6分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

 

AFP, January 25, 2024、ANHA, January 25, 2024、‘Inab Baladi, January 25, 2024、Reuters, January 25, 2024、SANA, January 25, 2024、SOHR, January 25, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はダイル・ザウル県のCONOCOガス田の米軍基地、イラクのアルビール空港の米軍基地、アイン・アサド米軍基地をロケット弾とドローンで攻撃したと発表(2024年1月24日)

イラク・イスラーム抵抗は午後8時25分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のCONOCOガス田の米軍基地、イラクのアルビール空港の米軍基地、アイン・アサド米軍基地をロケット弾と無人航空機(ドローン)複数機で攻撃したと発表した。

AFP, January 24, 2024、ANHA, January 24, 2024、‘Inab Baladi, January 24, 2024、Reuters, January 24, 2024、SANA, January 24, 2024、SOHR, January 24, 2024などをもとに作成。

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米軍所属と見られる戦闘機がイラク国境に面するシリア政府支配下のダイル・ザウル県ブーカマール市一帯を爆撃する一方、イラク・イスラーム抵抗は22日CONOCOガス田に2度目の攻撃を行ったと発表(2024年1月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米軍所属と見られる戦闘機1機が、イラク国境に面するシリア政府支配下のブーカマール市一帯を爆撃し、貯蔵施設などで複数回の爆発が確認された。

同監視団によると、爆撃は武器を輸送していた車輛などを狙ったもので、「イランの民兵」の外国人メンバー2人が死亡、3人が負傷した。

一方、イラク・イスラーム抵抗は午前0時47分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、22日にダイル・ザウル県のCONOCOガス田の米軍基地に対するロケット弾での2度目の攻撃を実施したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機2機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, January 23, 2024、ANHA, January 23, 2024、‘Inab Baladi, January 23, 2024、Reuters, January 23, 2024、SANA, January 23, 2024、SOHR, January 23, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのアシュドッド港をドローンで攻撃したと発表(2024年1月23日)

イラク・イスラーム抵抗は午前1時39分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのアシュドッド港を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

AFP, January 23, 2024、ANHA, January 23, 2024、‘Inab Baladi, January 23, 2024、Reuters, January 23, 2024、SANA, January 23, 2024、SOHR, January 23, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をドローンで2回にわたって攻撃したと発表(2024年1月23日)

イラク・イスラーム抵抗は午前1時39分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)で2回にわたって攻撃したと発表した。


これに関連して、ANHA(1月23日付)は、メディア筋の情報として、アイン・アサド米軍基地の防空システムが基地近くで無人航空機(ドローン)2機を撃墜したと伝えた。

AFP, January 23, 2024、ANHA, January 23, 2024、‘Inab Baladi, January 23, 2024、Reuters, January 23, 2024、SANA, January 23, 2024、SOHR, January 23, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のCONOCO油田の米軍基地と「イランの民兵」が砲撃戦(2024年1月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸CONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地を狙ってロケット弾2発を発射した。

これに対して、米軍(有志連合)は、ロケット弾が発射された地域を砲撃、シリア政府の支配下にある西岸のダイル・ザウル市のバアス前衛キャンプの青年寮近くに砲弾3発が着弾した。

「イランの民兵」も応戦し、CONOCOガス田の米軍基地一帯を再び、ロケット弾で攻撃、米軍が迎撃を試みるなか、砲弾15発以上が同地に着弾した。

米軍は「イランの民兵」による2度目の砲撃を受けて、東岸のフシャーム町一帯の「イランの民兵」の陣地複数ヵ所、ロケット弾発射拠点複数ヵ所を砲撃した。

一連の戦闘に関して、イラク・イスラーム抵抗は午後5時35分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のCONOCOガス田の米軍基地をロケット弾2発で攻撃したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など34輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、カスラク村の米軍基地に向かった。

一方、「イランの民兵」は、ハッラーブ・ジール村の米軍基地(農業用空港)を狙ってロケット弾1発を発射した。

AFP, January 22, 2024、ANHA, January 22, 2024、‘Inab Baladi, January 22, 2024、Reuters, January 22, 2024、SANA, January 22, 2024、SOHR, January 22, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をドローンで攻撃したと発表(2024年1月22日)

イラク・イスラーム抵抗は午後6時3分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, January 22, 2024、ANHA, January 22, 2024、‘Inab Baladi, January 22, 2024、Reuters, January 22, 2024、SANA, January 22, 2024、SOHR, January 22, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をロケット弾で攻撃、イラク軍兵士1人負傷(2024年1月20日)

イラク・イスラーム抵抗は午後8時00分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を多数のロケット弾で攻撃したと発表した。

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米中央軍(CENTCOM)は21日午前1時16分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて、アイン・アサド米軍基地が攻撃を受けたことを認めた。

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INA(1月20日付)がイラク軍報道官の話として伝えたところによると、この攻撃によって、イラク軍兵士1人が負傷した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、INA, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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