中国外交部の林報道官は、トランプ米大統領によるシリアへの制裁解除宣言について、中国は一貫して違法な一方的制裁に反対してきたと述べる(2025年5月15日)

中国のグローバル・タイムズによると、中国外交部の林剣報道官は、ドナルド・トランプ米大統領によるシリアへの制裁解除宣言について問われ、中国は一貫して違法な一方的制裁に反対していると述べた。

林報道官はまた、「中国はシリア国民の苦難に同情し、安定と発展を回復するために、シリアが平和的かつ包摂的な内政および外交政策を追求することを支持している。これは国際社会の共通の期待とも一致している」と述べた。

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アガハーン財団シリア事務所は在シリア日本大使館の協力のもと、イスマーイーリー派が多く住むハマー県サラミーヤ市にあるサアナ・クブリー学校の再整備の最終段階を完了したと発表(2025年5月15日)

アガハーン財団シリア事務所はフェイスブックに、在シリア日本大使館の協力のもと、イスマーイーリー派が多く住むハマー県サラミーヤ市にあるサアナ・クブリー学校の再整備の最終段階を完了したと発表、大使館に謝意を示した。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県、ハサカ県でダーイシュのメンバーら10人を逮捕(2025年5月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)とともにシュハイル村で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと見られる5人を逮捕した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、県農村地帯でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー5人を逮捕した。

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トランプ米大統領:「シリアへの制裁解除宣言はシリアに大きな機会を与えることになる」(2025年5月14日)

SANAによると、ドナルド・トランプ米大統領はサウジアラビアの首都リヤドで開催された湾岸諸国会議(GCC)首脳会談で、シリアに対する経済制裁解除宣言を受けて、アフマド・シャルア暫定大統領と会談したと述べたうえで、制裁解除宣言がシリアに大きな機会を与えることになると述べた。

また、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子も、トランプ大統領による制裁解除宣言に歓迎の意を示したうえで、シリアの統合と安定を支援すると改めて表明した。

バーレーンのハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王、クウェートのミシュアル・アフマド・ジャービル・スバーフ首長、ジャースィム・ビン・ムハンマド・バディーウィーGCC事務総長、、


ファイサル外務大臣も、シリア制裁解除に向けて米政府と連携すると述べた。

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シャルア暫定大統領はサウジアラビアの首都リヤドを訪問しトランプ米大統領と会談:トランプ大統領はイスラエルとの「アブラハム合意」の締結、外国人テロリストとパレスチナのテロリストの追放を求める(2025年5月14日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領はサウジアラビアの首都リヤドを訪問し、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が同席するなか、ドナルド・トランプ米大統領と会談した。

会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、マルコ・ルビオ国務長官、ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣らも同席した。

これに関して、外務在外居住者省は声明を出し、会談には、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領も電話で参加し、制裁解除がシリアの復興を支えることを確認、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子はそれが地域の安定を実現するために必要であると述べたことを明らかにした。

また、これに対して、トランプ大統領は、制裁解除という分岐点においてシリアを支えることに専念すると述べる一方、シャルア暫定大統領は、地域、そして国際社会の支援を呼びかけ、シリアが未来に向かって自信をもって前身すると述べた。

会談では、テロとの戦いにおけるシリアと米国の協力の方途、非国家主体や外国人武装勢力の影響の排除、ダーイシュ(イスラーム国)などの不安定要因や脅威に対処するための協力のありようについても議論された。

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ロイター通信によると、トランプ大統領は会談のなかで、シャルア暫定大統領に対して、イスラエルとの関係改善を求めた。

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アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、Xで、シャルア暫定大統領とトランプ大統領の会談について、「この成果を、シリアを本来あるべき地位に取り戻すために犠牲を払った我が国民と分かち合いたい。今、偉大なシリアに向けた歩みが始まった。万物の主であるアッラーに感謝する」と綴った。

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米ホワイトハウスのカロリーネ・レビット報道官はXを通じてトランプ大統領とシャルア暫定大統領の会談の内容を明らかにした。

それによると、トランプ大統領はシャルア暫定大統領に以下5点を求めた。

  1. イスラエルと「アブラハム合意」に調印すること。
  2. すべての外国人テロリストをシリアから退去させると宣言すること。
  3. パレスチナのテロリストを追放すること。
  4. ダーイシュ(イスラーム国)の復活を阻止する米国を支援すること。
  5. ダーイシュのメンバーを収容している北東シリア内の収容所に責任を持つこと。

これに対して、シャルア暫定大統領は、トランプ大統領、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子、エルドアン大統領に謝意を示し、イランのシリアからの撤退によって生じた大きな機会を認識するとともに、テロ対策や化学兵器廃絶において、米国とシリアが共通の利益を有していることを確認した。 また、1974年のイスラエルとの兵力引き離し協定を堅持する姿勢を改めて表明、米国企業に対して、シリアの石油・ガス分野への投資を呼びかけた。

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スコット・ベセント米財務省長官は、Xで、「財務省はシリア情勢の安定化と平和への道筋の確立を目指し、制裁解除に取り組んでいる」と綴った。

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SANAによると、ドナルド・トランプ米大統領はサウジアラビアからカタールに向かう大統領専用機内で記者団の取材に応じ、シリアへの経済制裁解除は中東の安定において重要だとしたうえで、シャルア暫定大統領について、素晴らしい人物で、多くの機会があると述べた。

また、シャルア暫定大統領との会談については、非常に良かったと述べるとともに、シャルア暫定大統領を強い男と讃えた。

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アブー・カスラ国防大臣は第98機構師団司令部と会談し、機甲部隊の現状、組織体系の発展にかかる計画について議論(2025年5月14日)

SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、第98機構師団司令部と会談し、機甲部隊の現状、組織体系の発展にかかる計画について議論した。

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SANAによると、ムスアブ・アリー保健大臣は、国連人道問題調整事務所(OCHA)のイディム・ワソルノ・オペレーション・アドヴォカシー部門長を代表とする使節団と会談し、シリアにおける医療部門が直面している課題や困難について協議した。

アリー保健大臣はまた、世界銀行のジャン=クリストフ・カレ中東地域担当ディレクターを代表とする使節団と会談し、関係再開の仕組みについて協議した。

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各国がトランプ米大統領のシリアへの制裁解除宣言に歓迎の意を表明(2025年5月14日)

SANAによると、クウェート、リビア国民統一政府の外務国際協力省、オマーン、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長、イラク外務省、パレスチナ自治政府大統領府、イエメン外務省、ドイツのステファン・シュネック・シリア特使、UAE外務省、ドイツ外務省、ノルウェーのエスベン・バース・アイデ外務大臣は、ドナルド・トランプ米大統領のシリアへの制裁解除宣言に歓迎の意を示した。







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トランプ米大統領は首都リヤドでのサウジ米投資フォーラムでシリアに対する経済制裁を解除すると宣言:各国が歓迎を表明、シリア各地で宣言を歓迎するデモ(2025年5月13日)

イフバーリーヤ・チャンネルSANAなどによると、サウジアラビアを13日から16日の日程で公式訪問中のドナルド・トランプ米大統領は、首都リヤドでのサウジ米投資フォーラムで、シリアに対する経済制裁を解除すると宣言した。

トランプ大統領は以下の通り述べた。

シリアに機会を与える時が来た。シリアの幸運を願っている。
シリアは長年にわたって悲惨と苦しみに見舞われてきたが、今日では新政権が誕生した。我々はそれが安定を実現し、危機を成功裏に終わらせることを望んでいる。


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SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、トランプ大統領による制裁解除決定に歓迎の意を示し、これをきわめて前向きに受け取っているとしたうえで、相互の尊重と信頼、そして共通の利益を基盤として米国との関係を築く用意があり、トランプ大統領には歴史的和平合意と、シリアにおける米国の権益の真の勝利を実現することができると讃えた。

また、Xで、トランプ大統領に制裁解除を促したサウジアラビアに謝意を示した。

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SANAによると、ムハンマド・ヤサル・バルニーヤ財務大臣は、制裁解除宣言を「きわめて重要な一歩」とし、シリアの組織構築、国民への基本サービスの充実に資する機会を提供するとしたうえで、サウジアラビア、カタール、トルコの制裁解除に向けた取り組みへの謝意を表明した。

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SANAによると、レバノンのナウワーフ・サラーム首相、ステファン・ドゥジャリック国連事務総長報道官、ヨルダンのサフヤーン・カダー内閣報道官、レバノンのジョゼフ・アウン大統領、カタール外務省、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表、湾岸諸国会議(GCC)、バーレーンのハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王およびサルマーン皇太子、イスラーム世界連盟、クウェート政府が、トランプ大統領による制裁解除宣言に歓迎の意を示した。









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SANAによると、ダマスカス県のウマウィーイーン広場、ヒムス県ヒムス市の時計広場、ラタキア県各所、タルトゥース県各所、イドリブ県イドリブ市時計広場、アレッポ県アレッポ市で13日夜からトランプ大統領による制裁解除宣言を歓迎するデモが行われた。





シリア人権監視団によると、イドリブ市でのドナルド・トランプ米大統領のシリアへの経済制裁解除宣言を祝うデモでの空砲で若い男性1人が死亡した。

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クナイトラ県アフマル丘に駐留するイスラエル軍地上部隊が基地近くの井戸の揚水用のソーラーパネルを激しく攻撃し、これを利用不能(2025年5月13日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、アフマル丘に前哨基地を設置し、駐留するイスラエル軍地上部隊が、同基地近くの井戸の揚水用のソーラーパネルを激しく攻撃し、これを利用不能とした。

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イスラエルのドゥルーズ派の宗教指導者のタリーフ師は、シリアのドゥルーズ派がシリア国内で自らのアイデンティティを維持し、正当な地位を獲得するよう呼びかける(2025年5月13日)

スワイダー24などによると、イスラエルのドゥルーズ派の宗教指導者のムワッファク・タリーフ師は声明を出し、シリアのドゥルーズ派がシリア国内で自らのアイデンティティを維持し、正当な地位を獲得するよう呼びかけた。

声明の骨子は以下の通り。

シリアにおけるドゥルーズ派に対する我々の呼びかけは一貫しており、変わることはない。それは、アイデンティティを守り、統一されたシリア国家の中で正当な地位を確保することである。
シリアで暮らす宗派の信者は、真の意味でのシリア人であり、シリア・アラブへの歴史的帰属意識に誇りを持ち、それを堅く守っている。この姿勢が今後も変わることなく続くことを願っている。彼らこそが当事者であり、この地の主であり、自らの利益について最も優先順位と判断基準を知る者たちである。
我々は、シリア国民のすべての構成員に対し、国家再建と復興のために一致団結して尽力することを呼びかける。これは、国全体の利益のためでもある。同時に、シリア社会の織りなす社会的布に亀裂をもたらそうとするテロの手に警戒を怠ってはならない。
また、正確さを欠いた情報の流布や虚偽の声明、噂を拡散するという、SNSが果たす否定的な役割に対しても注意を喚起する。それらに対しては責任と慎重さをもって対応し、宗派間の争いや分断につながるような偽情報の罠に陥ることを避けねばならない。宗教的にも社会的にも宗派を代表しない個人や非公式な情報源から発せられる立場や発言を鵜呑みにすることのないよう、慎重な対応を求める。

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アブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣は、国連開発計画(UNDP)の使節団と会談(2025年5月13日)

SANAによると、ムスタファー・アブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣は、国連開発計画(UNDP)の使節団と会談し、住宅、住居分野への支援提供について協議した。

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SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣の命令を受けて、ファヒーム・イーサー国防副大臣が北部地区を訪れ、フーフラテス川東岸一帯の国防省部隊を視察した。

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シリア人権監視団によると、シリア救国内閣の総合治安機関の報道官、ダイル・ザウル県の総合治安局長などを務めてきたディーヤー・ウマル氏がラタキア県の総合治安局の局長に任命された。

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クナイトラ県イッシャ村で住民がイスラエルが提供した支援物資の受け取りを拒否し、焼却(2025年5月12日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が11日深夜から12日未明にかけてイッシャ村で一部民家の前に支援物資を置いたが、住民は物資の受け取りを拒否し、焼却した。

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タイムズ・オブ・イスラエルによると、イスラエルのギデオン・サール外務大臣は、「我々はシリア政府と良い関係を望んでいる。また、安定も望んでいる。だが、当然のことながら、安全保障上の懸念も有しており、これは理解できることだ」と述べた。

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米軍はM1エイブラムス戦車などを搭載した貨物車輛25台をイラクからシリア北部に派遣(2025年5月12日)

シリア人権監視団によると、米軍部隊は11日、ハサカ県のヤアルビーヤ(タッル・クージャル)国境通行所を経由してイラクからシリアに新たに新入し、ルーバールヤー村、ルマイラーン市、シャッダーディー市、そしてアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市の基地に展開した。

米軍部隊は、重車輌、M1エイブラムス戦車などを搭載した貨物車輛25台から構成されていた。

また、12日はダイル・ザウル県ウマル油田の基地に駐留していた部隊の一部も多数の車輛でハサカ県方面に向かった。

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トランプ米大統領はシリアに対する制裁解除の可能性について言及(2025年5月12日)

ロイター通信によると、ドナルド・トランプ米大統領は、カタール、サウジアラビア、UAEへの訪問に先だって記者団に対して、以下の通り述べ、シリアに対する制裁解除の可能性について言及した。

我々は(シリアへの)制裁を解除するかもしれない。なぜなら、シリアに新たなスタートを与えたいと考えているからだ。
多くの人が私のこのことについて訊いてくる。なぜなら、彼らに対する我々の制裁の科し方は、彼らに真の機会を与えないからだ。だから、我々は、彼らをどう支援できるか検討している。

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SANAによると、外務在外居住者省は声明を出し、トランプ大統領の発言に歓迎の意を示した。

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シャッアール経済産業大臣は欧州の企業の代表らと、バドル農業農業改革大臣はイタリアでFAOのドゥニオ事務局長と会談(2025年5月12日)

SANAによると、ムハンマド・ニダール・シャッアール経済産業大臣は、経済産業省で欧州の企業の代表らからなる使節団と会談し、産業、投資分野での経済協力強化の方途について議論した。

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SANAによると、アムジャド・バドル農業農業改革大臣が、中東・北アフリカ地域の農業大臣と支援者の国際会議に出席するために訪問しているイタリアで国際農業開発基金(FAO)のショ・ドゥニオ事務局長と会談し、シリアの農業セクターの現状について議論した。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、トルコのフィダン外務大臣、ヨルダンのサファディー外務大臣とトルコで会談(2025年5月12日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣がトルコ・シリア・ヨルダン三ヵ国外務大臣会談に出席するため、トルコの首都アンカラを訪れた。

三ヵ国外務大臣会合に先だって、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、トルコのハカン・フィダン外務大臣と会談し、治安、経済などの問題について協議した。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、フィダン外務大臣、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣との会合ののち、共同記者会見に出席した。

共同記者会見において、フィダン外務大臣は、会合でシリアのアフマド・シャルア移行期政権による安定化強化の取り組みについて議論したことを明らかにするとともに、クルディスタン労働者党(PKK)の武装解除決定の重要性を強調、またイスラエルによるシリアへの侵攻を拒否すると表明した。

ANHAによると、この日、トルコのクルディスタン労働者党(PKK)は第12回党大会の閉幕声明で、武装闘争の終了と、党としてのすべての活動の停止を宣言、新たな政治的アプローチを採用することを確認した。

サファディー外務大臣は、シリアが直面する課題と困難に対処するため支援していると述べるとともに、イスラエルによるシリアへの侵攻を非難した。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、イスラエルによる攻撃を非難、南部からの撤退を求めるとともに、国際社会に圧力をかけるよう呼びかけた。

また、トルコの首都アンカラに大使館を、ガジアンテップに領事館を開設すると発表した。

一方、シリア民主軍との合意については、すべての問題を対話を通じて解決するという移行期政権の方針の一環であり、国益に沿ったものだとしたうえで、これを重視しており、シリア民主軍に合意を遵守するよう期待していると述べた。

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シャルア暫定大統領は、中国外交部(外務省)の陳偉清西アジア・北アフリカ局長を代表とする使節団と会談(2025年5月12日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、中国外交部(外務省)の陳偉清西アジア・北アフリカ局長を代表とする使節団と会談した。

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カタールの使節団がシリア国内で過去10年間に殺害された米国人の遺体を捜索・回収するための調査を開始、3人の遺体を発見(2025年5月11日)

ロイター通信は、カタールの使節団がシリア国内で過去10年間に殺害された米国人の遺体を捜索・回収するための調査を開始したと伝えた。

これに関して、ジャズィーラ・チャンネルによると、この調査により、アレッポ県で米国人3人の遺体が発見され、そのなかにはシリアで2012年から行方不明になっている米国人ジャーナリストのオースティン・タイス氏が含まれていると見られるという。

しかし、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、タイス氏の家族は、遺体のなかにタイス氏が含まれていることを否定した。

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シャルア暫定大統領はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド大統領と電話会談(2025年5月11日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子と電話会談を行い、二国間関係、経済、投資分野などにおける協力関係強化の方途について協議した。

シャルア暫定大統領はまた、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン大統領とも電話会談を行い、地域情勢の進展について意見を交わすとともに、さまざまな分野での二国間関係強化の展望について議論した。

一方、シャルア暫定大統領はマズハル・ワイス法務大臣と会談し、法務省の今後の業務計画、法の支配の強化、司法制度の整備などについて議論、司法改革の重要性、司法の独立の保障などについて確認した。

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イスラエル軍戦車部隊がクナイトラ県サイダー・ジャウラーン村に侵攻、2人を一時拘束(2025年5月10日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の戦車6輌が9日深夜から10日未明にかけて、無人航空機複数機の護衛を受けて、サイダー・ジャウラーン村に侵攻、2人を一時拘束した。

また、イスラエル軍戦闘機3機がダルアー県とダマスカス県上空に音速で飛来した。

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シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、ダイル・ザウル県でダーイシュのスリーパーセルのメンバー3人を逮捕(2025年5月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、県農村地帯でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー3人を逮捕した。

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シュクリー宗教関係大臣を代表とする公式使節団が宗教関係と連携の強化の一環として、サウジアラビアを訪問(2025年5月10日)

SANAによると、ムハンマド・アブー・ハイル・シュクリー宗教関係大臣を代表とする公式使節団が、宗教関係と連携の強化の一環として、サウジアラビアを訪問した。

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シャルア暫定大統領はシャイバーニー外務在外居住者大臣とともバーレーンへの初の公式訪問を行い、それぞれハマド国王、ズィヤーニー外務大臣と会談(2025年5月10日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣とともに、バーレーンへの初の公式訪問を行い、首都マナーマの国際空港でナースィル・ビン・ハマド・アール・ハリーファ王子の出迎えを受けた。

シャルア暫定大統領は首都マナーマにあるサヒール宮殿でハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王と会談し、二国間関係および両国にとっての共通の関心事項への取り組みの連携などについて議論した。

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バーレーン通信(BNA)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、アブドゥッラティーフ・ビン・ラーシド・ズィヤーニー外務大臣と会談した。

会談後の記者会見で、スィヤーニー外務大臣は、通商、民間航空、エネルギー、医療、教育といった分野について意見を交わしたことを明らかにした。

一方、SANAによると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、今回の公式訪問について「両国にとっての歴史的転機」だと高く評価した。

帰国後、大統領府は声明を出し、バーレーン政府に謝意を示した。

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ラタキア県ラビーア町近郊の森林地帯の消火作業にトルコのヘリコプターも参加(2025年5月10日)

ラタキア県では、SANAにところによると、前日にラビーア町近郊の森林地帯で発生した火災の消火活動が続けられ、緊急事態災害省によると、トルコのヘリコプター複数機が参加した。


シリア民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)は10日晩までに、トルコマン山地方の森林地帯で火元多数の鎮火に成功した。

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Ynet:UAE仲介の非公式会合で、シャルア政権は国内体制を確立するまでの「時間的猶予」を求めるとともに、シリア領内への爆撃を即時に停止するよう強く要請、イスラエルはドゥルーズ派攻撃に懸念を示す(2025年5月9日)

Ynet(『イェディオト・アハロノト』)は、UAEが仲介したアフマド・シャルア移行期政権とイスラエルの非公式会合の詳細について明らかにした。

それによると、会合には、安全保障関係の経歴を持つイスラエル人の学者らと、シャルア暫定の側近3名が参加、UAE政府の某建物で、3回にわたって実施された。

シリア代表団はイスラエル側に対し、シャルア政権が新しい国内体制を確立するまでの「時間的猶予」を求めるとともに、シリア領内への爆撃を即時に停止するよう強く要請した。

また、「シリアはイスラエルを含む近隣諸国との争いを望んでいない」とするシャルア暫定大統領のメッセージが伝えられた。

これに対して、イスラエル側は、シリア領内のドゥルーズ派に対する攻撃について深い懸念を示す一方、「近隣諸国との争いを望まない」とするシャルア暫定大統領の姿勢に対して、「前向きだが、不十分」との見解を示した。

会合の時期は明言されていないが、最初の会合は、4月13日のシャルア暫定大統領のUAE訪問後に行われたと見られている。

会合では、安全保障分野が中心議題となり、シリア側は「国境地帯からイラン勢力を完全に排除した」ことを強調、今後は経済分野での協力や、医療技術支援、シリア人学生のイスラエル留学などが検討される模様。

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ブルース米国務省報道官は、シャルア移行期政権の国防省がアフマド・ハーイス氏を第86師団司令官に任命したことを支持しないと非難(2025年5月9日)

タミー・ブルース米国務省報道官は、記者会見のなかで、アフマド・シャルア移行期政権の国防省がアフマド・ハーイス(ハーティム・アブー・シャクラー)氏を第86師団司令官に任命したことに関して、次のように述べた。

こうした人権侵害の長い履歴を持ち、ダーイシュ(イスラーム国)に対する我々の作戦を妨害してきた人物を公職に任命するという暫定政権(移行期政権)の判断は、重大な誤りであり、米国として支持しない。

また、カタールが月額2,900万ドルの補助金を公務員への給与としてシリアに供与することが決定されたことについて以下の通り述べた。

我々は以前からシリアの安定化に資する支援に関しては、免除メカニズムを適用できる仕組みを整備してきた。
カタールの今回の支援は、新たな承認や新規の免除を必要とせず、すでに存在する枠組みのなかで可能な支援だ。
そのような支援はあくまでシリアの安定化を目的としたものでなければならない。 決してそれ以上の意味があってはならない。

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燃料やコンテナを積んだ貨物車輛21台からなる米軍の車列がイラクから進入し、ハサカ県ハッラーブ・ジール村にある基地に向かう(2025年5月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、燃料やコンテナを積んだ貨物車輛21台からなる米軍の車列がイラクから進入し、ハッラーブ・ジール村にある基地に向かった。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県のルワイヒーナ村、ドナーニーヤ村方面に侵攻(2025年5月9日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍のパトロール部隊が多数の車輛とともにルワイヒーナ村に侵攻した。

イスラエル軍はまた、戦車6輌からなる部隊をクナイトラ市の通行所から侵入させ、同部隊はアドナーニーヤ村方面に向かった。

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バシール・エネルギー大臣はトルコのキリス県とアレッポ県を結ぶパイプラインを通じて、シリアに1日あたり600万立方メートルの天然ガスを供給することで合意したと発表(2025年5月9日)

ムハンマド・バシール・エネルギー大臣はXで、アルプ・アルスラン・バイラクダル・エネルギー・天然資源大臣と、トルコのキリス県とアレッポ県を結ぶパイプラインを通じて、シリアに1日あたり600万立方メートルの天然ガスを供給することで合意したと発表した。

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