米軍の軍事教練を受けた「穏健な反体制派」の第30師団が、シリア軍の爆撃を受けたと主張(2015年8月25日)

トルコ領内で米軍の軍事教練を受けシリア北部に派遣された第30(歩兵)師団は声明を出し、シリア軍戦闘機がアレッポ県北部にある師団の拠点複数カ所を空爆し、1人が負傷したと主張した。

シリア軍の空爆を受けたとされる拠点の所在地など詳細については明らかにしなかった。

第30師団はまた、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府に対する反体制派の圧力を軽減するために攻撃を行っているとしたうえで、両者の間で「協力」がなされていると主張した。

AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。

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シリア与党使節団がロシアを訪問し、「ジュネーブ3」に向けて協議(2015年8月25日)

シリア民族社会党インティファーダ派(与党)の使節団がロシアを訪問し、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣らロシア外務省高官らと会談し、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」に向けて意見を交わした。

使節団を率いたターリク・アフマド政治局員は会談後、「非常に満足している…。会談は非常に実り多いもので、すばらしかった」と述べた。

アフマド政治局員によると、会談では、シリアの紛争当事者の対話開始の「最善の方法」をどのように作り出すかについて集中的に意見が交わされ、国内外の反体制派の参加、さらには市民社会の代表や無所属の活動家も「ジュネーブ3」に招聘する必要がある点で意見が一致したという。

AFP(8月25日付)が伝えた。

AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市南部で村人多数を拉致(2015年8月24日)

ハサカ県では、ARA News(8月24日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市南部のクーラーン村に潜入し、女性、子供を含む住民多数を拉致、連行した。

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ハマー県では、SANA(8月24日付)によると、カスル・ブン・ワルダーン村をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月24日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、ワディーヒー村、カルヤタイン市、ラッフーム村、アブー・ハワーディード村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(8月24日付)によると、ブサイナ丘一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月24日付)によると、サフィーラ市東部、ターディフ市、航空士官学校一帯、キシーシュ航空基地一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月24日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対し36回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は5回におよび、ハサカ市近郊(2回)、フール町(ハサカ県)近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、ワフシーヤ村(アレッポ県、CENTCOM声明によると「ワシーヤ」)近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

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シャームの民のヌスラ戦線のシャリーア学者の一人で「アブー・アドハム」を名乗る活動家は、ARA News(8月24日付)に対して、ファトフ軍を構成するジュンド・アクサー機構メンバー多数が武器弾薬、車輌ごとファトフ軍を離反し、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったとする一部報道を「噂以外の何ものでもない」と否定した。

AFP, August 24, 2015、AP, August 24, 2015、ARA News, August 24, 2015、August 25, 2015、Champress, August 24, 2015、al-Hayat, August 25, 2015、Iraqi News, August 24, 2015、Kull-na Shuraka’, August 24, 2015、al-Mada Press, August 24, 2015、Naharnet, August 24, 2015、NNA, August 24, 2015、Reuters, August 24, 2015、SANA, August 24, 2015、UPI, August 24, 2015などをもとに作成。

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トルコ外相:ダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けて「近くシリア北部での包括的な航空作戦が開始されるだろう」(2015年8月24日)

『ハヤート』(8月25日付)によると、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けた米トルコ両政府の折衝が23日に終わり、近くシリア北部での包括的な航空作戦が開始されるだろう、と述べた。

チャヴシュオール外務大臣によると、この航空作戦には、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、さらには英国、フランスも参加を検討しているという。

これに関して、ロイター通信(8月24日付)は、この作戦に通じた高官筋の話として、シリア北部の幅約80キロに及ぶ地帯からダーイシュを掃討するため、「穏健な反体制派」への航空支援を拡充することを決定したと伝えた。

この作戦が実行に移されれば、ダーイシュはトルコからの兵員・兵站補給路を失うことになり、戦況にも大きな変化が生じるのだという。

しかし、トルコの野党は、国内でのダーイシュ・メンバーらの逮捕者数が120人程度に過ぎないと指摘し、トルコ政府の対ダーイシュ政策が真剣さを欠いていると批判しているという。

AFP, August 24, 2015、AP, August 24, 2015、ARA News, August 24, 2015、Champress, August 24, 2015、al-Hayat, August 25, 2015、Iraqi News, August 24, 2015、Kull-na Shuraka’, August 24, 2015、al-Mada Press, August 24, 2015、Naharnet, August 24, 2015、NNA, August 24, 2015、Reuters, August 24, 2015、SANA, August 24, 2015、UPI, August 24, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県クワイリス航空基地一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)の激戦続く(2015年8月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)による包囲が続くクワイリス航空基地一帯での戦闘で、ダーイシュが爆弾を積んだ車を爆発させ、シリア軍の大佐が死亡した。

また同監視団は、22日のクワイリス航空基地一帯での戦闘で殺害された後に、シリア軍兵士によって切り落されたとされるダーイシュ戦闘員8人の頭部の画像を入手したと発表した。

なお、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地一帯および航空士官学校一帯での最近の攻防戦により、シリア軍は士官40人を含む51人を失ったという。

またこれを受け、ラタキア県、タルトゥース県、ヒムス県などでは、遺族らが抗議デモを行い、ダーイシュに包囲されているクワイリス航空基地への包囲解除に向けた行動をシリア政府に要求したという。

一方、ARA News(8月23日付)によると、アレッポ・ファトフ作戦司令室が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるウンム・フーシュ村、ワフシーヤ村を砲撃した。

また、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のアフリーン地区総司令部は声明を出し、8月14日に人民防衛隊の渉外委員会メンバーの「ジャマール」氏が消息を絶ち、その後の調査でシャームの民のヌスラ戦線に拉致されたことが明らかになったと発表した。

他方、SANA(8月23日付)によると、クワイリス航空基地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

一方、SANA(8月23日付)によると、カルヤタイン市、マヒーン町をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

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スワイダー県では、SANA(8月23日付)によると、ラシーダ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(8月23日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊はフール町郊外で捕虜交換を行い、ダーイシュは人民防衛隊隊員3人を、人民防衛隊はダーイシュの外国人戦闘員3人を解放した。

また、ARA News(8月24日付)によると、有志連合がカーミシュリー市南部郊外のダーイシュ拠点を空爆した。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月23日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は8回におよび、ハサカ市近郊(3回)、フール町(ハサカ県)近郊(2回)、アイン・イーサー市(ラッカ県)近郊(1回)、アイン・アラブ市近郊(1回)、ワフシーヤ村(アレッポ県、CENTCOM声明によると「ワシーヤ村」)近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, August 23, 2015、AP, August 23, 2015、ARA News, August 23, 2015、August 24, 2015、Champress, August 23, 2015、al-Hayat, August 24, 2015、Iraqi News, August 23, 2015、Kull-na Shuraka’, August 23, 2015、al-Mada Press, August 23, 2015、Naharnet, August 23, 2015、NNA, August 23, 2015、Reuters, August 23, 2015、SANA, August 23, 2015、UPI, August 23, 2015などをもとに作成。

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トルコのアナトリア通信:PYDとダーイシュ(イスラーム国)はコバネでの戦闘をめぐって秘密合意を結んでいた(2015年8月23日)

トルコのアナトリア通信(8月23日付)は、シャーム戦線のトルクメン人司令官だというザカリヤー・カーリスリーを名乗る人物が、「民主統一党とダーイシュ(イスラーム国)の間に秘密合意があり、これに従って、民主統一党はコバネ(アイン・アラブ)市とユーフラテス川東岸をダーイシュと交戦することなく手に入れた」と主張していると伝えた。

Kull-na Shuraka', August 23, 2015
Kull-na Shuraka’, August 23, 2015

 

Anadolu Ajansı, August 23, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:有志連合によるシリア爆撃での死者3,414人のうち206人が民間人(2015年8月23日)

シリア人権監視団は声明を出し、2014年9月以降の有志連合によるシリア領内の空爆による死者数が、空爆開始から11ヶ月経った2015年8月23日の段階で3,414人を記録していると発表した。

3,414人のうち3,061人はダーイシュ(イスラーム国)メンバー(シリア人、外国人)、136人はシャームの民のヌスラ戦線メンバー、10人はスンナ軍メンバーだが、民間人206人も犠牲になっており、そのなかには18歳未満の子供104人も含まれているという。

AFP, August 23, 2015、AP, August 23, 2015、ARA News, August 23, 2015、Champress, August 23, 2015、al-Hayat, August 24, 2015、Iraqi News, August 23, 2015、Kull-na Shuraka’, August 23, 2015、al-Mada Press, August 23, 2015、Naharnet, August 23, 2015、NNA, August 23, 2015、Reuters, August 23, 2015、SANA, August 23, 2015、UPI, August 23, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県のクワイリス航空基地一帯でシリア軍に対して、また「安全保障地帯」で反体制武装集団に対して攻勢(2015年8月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、シリア軍が同地一帯を空爆した。

また、ARA News(8月23日付)によると、シャーム戦線は、マーリア市でダーイシュ(イスラーム国)内通者を処刑した。

一方、SANA(8月22日付)は、複数の地元消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)がマーリア市に対する攻撃で、住宅地区に化学物質を装填した迫撃砲を使用したと伝えた。

複数の活動家はSNSなどで、この攻撃により、複数の住民が呼吸困難などの症状を訴えているとしたうえで、毒ガスが使用された可能性が高いと主張しているという。

なお、マーリア市は、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」内に位置する反体制武装集団の主要拠点。

また、SANA(8月22日付)によると、マスィービーン、バーブ市一帯、クワイリス航空基地一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はさらに、クワイリス航空基地一帯、ジャービリーヤ村、ダイル・ハーフィル市を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マクサル・ヒサーン村一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、同監視団は、ダーイシュがタドムル市とカルヤタイン市を制圧して以降、ダーイシュに忠誠を誓った若者の数が数百人に達していると発表した。

他方、SANA(8月22日付)によると、タドムル市、ジャズル・ガス採掘所一帯、ウンム・サフリージュ村、ラッフーム村をシリア軍が攻撃し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 22, 2015、AP, August 22, 2015、ARA News, August 22, 2015、August 23, 2015、Champress, August 22, 2015、al-Hayat, August 23, 2015、Iraqi News, August 22, 2015、Kull-na Shuraka’, August 22, 2015、al-Mada Press, August 22, 2015、Naharnet, August 22, 2015、NNA, August 22, 2015、Reuters, August 22, 2015、SANA, August 22, 2015、UPI, August 22, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)が5世紀に建てられたキリスト教のデイル・マール・エルヤーン修道院を破壊(2015年8月21日)

シリア文化省文化財博物館総局のマアムーン・アブドゥルカリーム総裁が、SANA(8月21日付)に対して明らかにしたところによると、ダーイシュ(イスラーム国)は21日、ヒムス県カルヤタイン市にあるシリア・カトリック教会の修道院、デイル・マール・エルヤーン修道院を破壊した。

アブドゥルカリーム総裁によると、ダーイシュはブルドーザーによって修道院を破壊したという。

シリア人権監視団も同修道院が破壊されたことを確認したと発表した。

Kull-na Shuraka', August 21, 2015
Kull-na Shuraka’, August 21, 2015
Kull-na Shuraka', August 21, 2015
Kull-na Shuraka’, August 21, 2015
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Kull-na Shuraka’, August 21, 2015
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・リーマーン村、サーリヒーヤ村一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(8月21日付)によると、航空士官学校一帯、サフィール市一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
ヒムス県では、SANA(8月21日付)によると、カルヤタイン市、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ロイター通信(8月21日付)は、複数の外交筋の話として、米軍がトルコ領内で軍事教練している「穏健な反体制派」の第2陣が近くシリア領内に投入される見込みだと伝えた。

AFP, August 21, 2015、AP, August 21, 2015、ARA News, August 21, 2015、Champress, August 21, 2015、al-Hayat, August 22, 2015、Iraqi News, August 21, 2015、Kull-na Shuraka’, August 21, 2015、al-Mada Press, August 21, 2015、Naharnet, August 21, 2015、NNA, August 21, 2015、Reuters, August 21, 2015、SANA, August 21, 2015、UPI, August 21, 2015などをもとに作成。

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旬刊シリア情勢(試作版2015年8月11~20日)

2015年8月11日(火)から20日(木)までのシリアをめぐる主な動きは以下の通り。

1. 「安全地帯」をめぐりヌスラ戦線と米国が対立

米トルコ両政府が設置合意したとされるアレッポ県北部の「安全地帯」では、有志連合への参加を拒否し、同地から撤退したアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線に代わって、在地の反体制武装集団(スルターン・ムラード旅団)が展開した。

一方、トルコで米軍が軍事教練した第30(歩兵)師団の戦闘員を拉致したヌスラ戦線に対して、米軍(有志連合)はトルコ国境に位置するイドリブ県アティマ村にあるファトフ軍所属のスンナ軍の拠点を空爆し、子供を含む「民間人」25人を殺害するなどして対抗した。

こうした米国の行動に対し、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構といったアル=カーイダ系組織によって主導されるファトフ軍を支援しているとされるトルコ政府は、空爆への関与を否定、またトルコのイスタンブールに拠点を置くシリア革命反体制勢力国民連立(いわゆるシリア国民連合)も非難した。

第30師団の戦闘員拉致をめぐる混乱は、ヌスラ戦線が拉致した戦闘員の一部を解放することで収束に向かった。

しかし、こうした混乱に乗じるかたちで、ダーイシュ(イスラーム国)は「安全地帯」での攻勢を強め、反体制武装集団の拠点都市であるマーリア市周辺の村々を制圧し、勢力を拡大していった。

(主な関連記事)

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また有志連合と思われる戦闘機がバーブ市近郊のターディフ市一帯を空爆した。 … 続きを読む
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7人は、米軍による軍事教練を受け、シリア領内に送り込ま … 続きを読む
■ダーイシュ(イスラーム国)はビデオ声明で「トルコのエルドアン大統領は裏切り者…、攻撃目標となるだろう」と発言(2015年8月17日) ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州広報局は、トルコ人と思われるメンバーの声明を映像で公開し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を「裏切り者」と非難し、シリア領内のダーイシュ拠点などを空爆し続ける米軍にインジル … 続きを読む
■ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団が米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内で交戦(2015年8月18日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内に位置するウンム・フーシュ村を制圧したダーイシュ(イスラーム国)に対して、反体制武装集団が砲撃を行い、ダーイシュのメンバー1
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■ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団がアレッポ県北部で戦闘を続ける(2015年8月20日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・カッラーフ村とウンム・フーシュ村を結ぶ街道で爆弾が爆発し、ジハード主義武装集団の車輌が破壊され、戦闘員3人が死亡した。 また、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装 … 続きを読む→

2. 政府軍と反体制派双方による「無差別攻撃」のさなか、ザバダーニー市などで一時停戦

イドリブ県西部とハマー県北部のガーブ平原地帯では、シリア軍、国防隊とファトフ軍などからなるジハード主義武装集団の一進一退の攻防が続いた。

また、ダマスカス郊外県および首都ダマスカスでは、シリア軍がドゥーマー市をはじめとする東グータ地方の諸都市に対して激しい空爆を行う一方、ジハード主義武装集団もシリア軍による「無差別空爆」に対抗するため、首都ダマスカスや北部のラタキア市などシリア政府支配地域に対する「無差別砲撃」行った。

こうしたなか、ダマスカス郊外県ザバダーニー市とイドリブ県フーア市、カファルヤー町での戦闘において、反体制武装集団を主導しているアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動と、イラン政府高官が、トルコの仲介のもと、ザバダーニー市、フーア市、カファルヤー町での一時停戦に合意した。

停戦期間中、両者は、シリア軍第4師団、ヒズブッラーが攻勢をかけているザバダーニー市からの反体制武装集団(とりわけシャーム自由人イスラーム運動)の撤退、ファトフ軍の包囲を受けるフーア市、カファルヤー町からの民間人の避難、シリア治安当局が拘束中の収監者の釈放などについて協議がなされたが、合意にはいたらず、戦闘が再開した。

(主な関連記事)

■イドリブ県フーア市一帯でファトフ軍の攻勢続く(2015年8月11日) イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下にあるフーア市およびカファルヤー町(いずれもシーア派宗徒が多く居住)周辺で、国防隊、人民諸委員会、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサ
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■反体制武装集団が首都ダマスカスを無差別砲撃し13人死亡、シリア軍もダマスカス郊外県一帯を報復空爆し37人死亡(2015年8月12日) ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が早朝、迫撃砲50発以上で無差別砲撃を行い、ロシア大使館周辺(アダウィー地区)、ウマウィーイーン広場、ザバダーニー地区、バグダード糸折り、マッザ区、カッザーズ地区
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■トルコ、イラン、そしてシリアの野党の仲介により、ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)で一時停戦(2015年8月12日) ダマスカス郊外県では、AFP(8月12日付)によると、ザバダーニー市一帯で戦闘を続けるシリア軍(第4師団)、ヒズブッラー戦闘員と、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団および地元の武装集団の間で、7 … 続きを読む
■マーヒル・アサド准将がファトフ軍との激戦が続くハマー県北部のジューリーン村を電撃訪問(2015年8月13日) 第4師団の実質的司令官で大統領実弟のマーヒル・アサド准将が軍高官2人を伴い、イドリブ県ガーブ平原のジューリーン村を軍のヘリコプターで訪れる映像が公開された。
映像が撮影された日時は不明だが、ヘリコプターでジューリーン村郊 … 続きを読む
■反体制派がラタキア市を迫撃砲で無差別攻撃、シリア軍はダマスカス郊外県などを激しく空爆、女性・子供が死亡(2015年8月13日) ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市中心街の3月8日通り沿いのファトワー局近くに反体制派が乱射したと思われる迫撃砲弾複数発が着弾し、2人が死亡、14人が負傷した。
またラタキア市郊外のシャーティウ・アズラ … 続きを読む
■ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)からのシャーム自由人イスラーム運動撤退をめぐって停戦交渉続く(2015年8月14日) 『ハヤート』(8月15日付)は、ダマスカス郊外県ザバダーニー市およびイドリブ県フーア市、カファルヤー町での一時停戦(15日午前6時までの予定)が16日まで再延長され、シャーム自由人イスラーム運動とイラン高官の間でザバダー … 続きを読む
■シリア軍がハマー県北部、イドリブ県を激しく空爆(2015年8月14日) ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマンスーラ村、ジスル・バイト・ラース村、ヒルバト・ナークース村、ラターミナ町、フワイジャ村を空爆した。
これに対して、ジハード主義武装集団はアズィーズィーヤ村、ジューリー … 続きを読む
■ダマスカス郊外県ザバダーニー市、イドリブ県フーア市、カファルヤー町の停戦破棄、シリア軍、反体制武装集団が無差別攻撃を再開(2015年8月15日) ダマスカス郊外県ザバダーニー市およびイドリブ県フーア市、カファルヤー町での一時停戦が、反体制武装集団(シャーム自由人イスラーム運動)とイラン高官の交渉が難航するなか、期限の16日6時を待たずして破棄され、シリア軍がザバダ … 続きを読む
■シリア軍がダマスカス郊外県ドゥーマー市、アイン・フィージャ町などを無差別空爆し、90人以上が死亡(2015年8月16日) ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市の市場を「樽爆弾」などで空爆し、子供複数を含む82人が死亡(シリア人権監視団によると、その後死者は96人に)、250人以上が負傷した。
同監視団のラー … 続きを読む
■反体制派がアレッポ市、ラタキア市に対して無差別砲撃を行い、子供2人を含む10人以上が死亡(2015年8月17日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市ハーリディーヤ地区、カルム・タッラーブ地区、ハムダーニーヤ地区砲撃し、子供2人を含む10人が死亡、シリア軍兵士、国防隊隊員ら複
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■オブライアン国連人道問題担当事務次長はドゥーマー市へのシリア軍の空爆を非難(2015年8月17日) シリアを訪問中のスティーブン・オブライアン国連人道問題担当事務次長は、16日のドゥーマー市に対するシリア軍の空爆に関して、記者会見で、民間人への攻撃は「違法で、受け入れられず、停止されねばならない」と述べた。 そのうえで … 続きを読む
■シリア軍がハマー県北部でファトフ軍に対する攻撃を激化させ、ガーブ平原の複数の村を奪還(2015年8月18日) ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがガーブ平原北部に「樽爆弾」など100発以上を投下した。 シリア軍の空爆は、マシーク村、アンカーウィー村、カストゥーン村、ハミーディーヤ村、カーヒラ村、カルクー
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■シリア軍がハマー県北部ガーブ平原で攻勢を続け、マンスーラ村、ヒルバト・ナークース村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町などを奪還(2015年8月19日)
ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のマンスーラ村周辺、ズィヤーラ町周辺、マシーク村で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、ジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線、スンナ軍、アンサール・ディー
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■シリア軍、ヒズブッラー戦闘員がザバダーニー市でシャーム自由人イスラーム運動と交戦するとともに、東グータ地方への空爆を続ける(2015年8月20日) ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市で、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦した。シリア軍はまた、ドゥーマー市に「樽爆弾」9 … 続きを読む→

3. 「ジュネーブ3」開催に向けたロシアによる仲介本格化

ロシア政府が、シリア政府と反体制派による和平交渉「ジュネーブ3」の開催に向け、反体制組織の代表らと折衝を本格化させる一方、国連では、スタファン・デミストラシリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が提案したシリアの紛争解決に向けた作業グループの設置を支持する議長声明が採択された。

(主な関連記事)

■シリア政府と反体制派の和平協議「モスクワ3」開催に向け、ロシア外務省がシリアの反体制各派との折衝を本格化(2015年8月13日) ロシア外務省は、シリア政府と反体制派の和平協議「モスクワ3」開催に向け、反体制各派との折衝を本格化させ、セルゲイ・ラブロフ外務大臣がロシアを訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表と会談した。
トルコ … 続きを読む
■ロシアのラブロフ外務大臣が「第2回カイロ大会」の指導者と会談(2015年8月15日) ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、「第2回カイロ大会」の開催を主導したハイサム・マンナーア氏(「カフム」代表)、ハーリド・マハーミード氏、ジャマール・スライマーン氏、ジハード・マクディスィー氏と会談した。 シリア政府 … 続きを読む
■ズウビー情報大臣「シリア国民、シリア政府、アサド大統領の存在に抵触するような政治プロセスは誤った選択肢だ」(2015年8月16日) マフムード・ズウビー情報大臣は、イランの首都テヘランで開幕した第8回イスラームラジオ・テレビ連合総会に出席し、基調演説を行った。 演説のなかで、ズウビー情報大臣は「シリアは今日、モスクや教会が標的となり、イスラーム教徒、キリ
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■国連安保理は「シリア主導の政治的プロセスを通じた紛争解決」を支持する安保理議長声明を採択(2015年8月17日) 国連安保理は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が7月末に提案した紛争解決に向けた作業部会設置(https://syriaarabspring.info/?p=21151)を支持する安保理議
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■ロシア・イラン外相会談「アサド政権退陣を条件として受け入れることはできない」(2015年8月17日) イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、ロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、イラン核開発をめぐる協力、シリア情勢などを含む中東情勢、ウクライナ情勢について協議した。 会談後の共同記 … 続きを読む
■シリア外務省高官がデミストゥラ共同特別代表の声明を批判(2015年8月18日) シリアの外務在外居住者省高官は、SANA(8月18日付)に対し、シリア軍によるドゥーマー市空爆を批判したスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の声明が「中立から乖離」していると批判、「テロ組織
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■ロシアのボグダノフ副外相「ジュネーブ3開催準備に向けた実質的ステップを始動」(2015年8月19日) RIAノーヴォスチ通信(8月19日付)は、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣が、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」開催準備に向けた実質的ステップを始動したと報じた。
ボグダノフ副大臣は「ジュネーブ3は個別会 … 続きを読む

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シリア情勢についてもっと詳しく知りたい方は「シリア・アラブの春顛末期:最新シリア情勢」(https://syriaarabspring.info/)をご覧ください。またFacebook(https://twitter.com/SyriaArabSpring)、ツイッター(https://twitter.com/SyriaArabSpring)、Livdoor Blog(http://blog.livedoor.jp/syriaarabspring/)でも記事を配信しています。

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西クルディスタン移行期民政局が掌握したタッル・アブヤド市にトルコ軍の攻撃を避けるため「シリア革命旗」が掲揚(2015年8月20日)

クッルナー・シュラカー(8月21日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧したラッカ県タッル・アブヤド市の国境通行所に、「シリア革命旗」(委任統治領シリアの国旗)が掲揚された。

西クルディスタン移行期民政局は、支配地域でクルド民族旗以外の旗の掲揚を禁止しているというが、複数の消息筋によると、「シリア革命旗」の掲揚は、ダーイシュ空爆を口実にイラク領内でのPKK(クルディスタン労働者党)拠点への空爆を続けるトルコ軍の攻撃を避けるための措置だという。

AFP, August 21, 2015、AP, August 21, 2015、ARA News, August 21, 2015、Champress, August 21, 2015、al-Hayat, August 22, 2015、Iraqi News, August 21, 2015、Kull-na Shuraka’, August 21, 2015、al-Mada Press, August 21, 2015、Naharnet, August 21, 2015、NNA, August 21, 2015、Reuters, August 21, 2015、SANA, August 21, 2015、UPI, August 21, 2015などをもとに作成。

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イスラエル軍がシリア領内のシリア軍の拠点複数カ所を越境爆撃(2015年8月20日)

『ハヤート』(8月22日付)などは、イスラエル軍が20日深夜から21日未明にかけて、クナイトラ県ゴラン高原およびダマスカス郊外県南部のシリア軍・国防隊の拠点複数カ所を空爆した。

イスラエル軍による空爆は、シリア領内から発射された迫撃砲弾複数発がイスラエル北部に着弾したのを受けた報復措置だという。

これに関して、SANA(8月21日付)は、「イスラエル軍戦闘機が20日夜11時半にクナイトラ方面の軍拠点1カ所を攻撃し、1人が死亡、6人が負傷した」と伝えた。

また、シリア人権監視団は、イスラエル軍の空爆によってシリア軍兵士2人(うち1人が士官)と国防隊隊員5人が死亡した、と発表した。

一方、イスラエル軍消息筋によると、空爆はゴラン高原の兵力引き離しラインから15キロシリア領内に入った拠点14カ所に対して行われたという。

またイスラエル外務省報道官は、この空爆のきっかけとなったシリア領内からの攻撃に関して、「パレスチナのイスラーム・ジハード運動が行ったとの信頼できる情報があり…、この攻撃は(イラン・イスラーム革命防衛隊の)クドス軍団のパレスチナ人部隊のイラン人司令官サフィード・エザーディーによって指揮されたものだ」と述べた。

しかし、パレスチナ・ジハード運動広報局は声明を出し、イスラエル外務省報道官の発言内容を否定した。

AFP, August 21, 2015、AP, August 21, 2015、ARA News, August 21, 2015、Champress, August 21, 2015、al-Hayat, August 22, 2015、Iraqi News, August 21, 2015、Kull-na Shuraka’, August 21, 2015、al-Mada Press, August 21, 2015、Naharnet, August 21, 2015、NNA, August 21, 2015、Reuters, August 21, 2015、SANA, August 21, 2015、UPI, August 21, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団がアレッポ県北部で戦闘を続ける(2015年8月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・カッラーフ村とウンム・フーシュ村を結ぶ街道で爆弾が爆発し、ジハード主義武装集団の車輌が破壊され、戦闘員3人が死亡した。

また、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団がワフシーヤ村一帯で交戦した。

爆発が起きた地域は、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内で、ダーイシュの攻勢が強まっている。

一方、SANA(8月20日付)によると、航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、スカイラビーヤ市に近いナフル検問所近くで、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるウカイリバート町郊外やカンバル村一帯を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市を空爆した。

またレバノン国境のジュースィーヤ村の国境通行所近くでは、ヒズブッラー戦闘員とダーイシュが交戦した。

一方、SANA(8月20日付)によると、カルヤタイン市、サワーナ町、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(8月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がフール町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、有志連合が航空支援を行った。

また、バフラト・ハートゥーニーヤ村の活動家によると、ダーイシュは、ラクダ1,500頭からなる部隊をイラク領内からハサカ県の同村一帯に派遣したという。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月20日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は8回におよび、アレッポ市近郊(4回)、ハサカ市近郊(2回)、アイン・アラブ市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

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ムアッリム外相「我々の問題はシリア領内に外国人テロリストがいることで生じている」(2015年8月20日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣はエジプトのナハール・チャンネル(8月20日付)のインタビューに応じ、シリア情勢に関して「我々の問題は、シリア領内に、チェチェン人、英国人などさまざまな国籍の外国人テロリストがいることで生じている」と述べた。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、トルコとの関係悪化の理由について、「2011年にアフメト・ダウトオール外務大臣(当時)が、シリア・ムスリム同胞団との権力分有を明確に要求したことをシリア指導部が拒否したことが対立の原因だ」と述べた。

そのうえで、「なぜトルコは、テロリストがシリア領内に入ることを許す一方で、米国は彼らのためにトルコ領内に軍事教練キャンプを設営するのか? イスラエルはこうしたなかでシリアで流される血に対して喝采を浴びせている」と、トルコや米国の姿勢を非難した。

一方、イラン、ヒズブッラーとの関係については「我々とイラン、ヒズブッラーの関係は、イスラエルに対する一致団結した姿勢ゆえに、一部の者に懸念を抱かせている」と述べた。

また「アラブの春」については、「春ではない。なぜなら春とはその後に実りがもたらされるからだ。いわゆる「アラブの春」によって何が生じたか見てみよう。我々は互いを破壊し合い、イスラエルが我々に喝采を浴びせている…。外国や一部のアラブ諸国が武器を供与することで生じているテロに基づいた変革など生じ得ない。変革とは改革に向けた国民どうしの国内での対話によってのみ生じる」と強調した。


AFP, August 20, 2015、Alnahar Channe, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチが国連安保理にシリア政府への武器禁輸措置発動を提言(2015年8月20日)

米国のNGO団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは声明(https://www.hrw.org/news/2015/08/20/syria-impose-arms-embargo-following-deadly-airstrikes)を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市で80人以上が犠牲となったシリア軍の空爆を批判し、「国連安保理はシリア政府に対する武器禁輸措置を科すべきだ」と提言した。

しかし、この声明では、ダーイシュ(イスラーム国)によるタドムル市遺跡博物館元局長ハーリド・アスアド氏の処刑(18日)、子供2人を含む10人が犠牲となったラタキア市やアレッポ市ハーリディーヤ地区への反体制派の砲撃については言及されていない。

AFP, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

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カーミシュリー市(ハサカ県)のアサーイシュ施設に対してダーイシュ(イスラーム国)が自爆テロ(2015年8月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が、カーミシュリー市内のスィナーア交差点近くにある西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの施設に対して自爆攻撃を行い、16人が死亡(ほとんどがアサーイシュ隊員)、住民14人が負傷した。

SANA(8月19日付)は15人が死亡したと伝え、またARA News(8月19日付)は住民10人とアサーイシュ隊員の合わせて13人が死亡したと報じた。

この自爆テロに関して、ワーイル・ハルキー内閣は声明を出し、カーミシュリー市での自爆攻撃を「卑劣なテロ攻撃」と非難した。

Kull-na Shuraka', August 19, 2015
Kull-na Shuraka’, August 19, 2015

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ヒムス県では、SANA(8月19日付)によると、シリア軍がヒムス市・タドムル市街道上のカルヤタイン市・クムクム・ガソリン・スタンド分岐点、ハイル城農園一帯、タドムル市西部郊外三角地帯、採石場一帯、タドムル市南部、ジャズル・ガス採掘所一帯、ジュッブ・ジャッラーフ村一帯、ラスム・ラック村、ナースィーフ農場、フーシュ・ザバーディー村、ドゥワイバ村、ウンム・リーシュ村を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月19日付)によると、航空士官学校一帯、タアーマ丘、ラドワーニーヤ村西部、サフィーラ市東部で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(8月19日付)によると、ブサイナ丘に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員をシリア軍、国防隊が撃退した。

AFP, August 19, 2015、AP, August 19, 2015、ARA News, August 19, 2015、Champress, August 19, 2015、al-Hayat, August 20, 2015、Iraqi News, August 19, 2015、Kull-na Shuraka’, August 19, 2015、al-Mada Press, August 19, 2015、Naharnet, August 19, 2015、NNA, August 19, 2015、Reuters, August 19, 2015、SANA, August 19, 2015、UPI, August 19, 2015などをもとに作成。

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ムアッリム外相、サウジアラビアのムハンマド国防大臣とアリー・マムルーク国民安全保障会議議長が会談したとの報道を否定(2015年8月19日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)はレバノン日刊紙『ジュムフーリーヤ』(8月19日付)のインタビューに応じ、そのなかで7月にアリー・マムルーク国民安全保障会議議長とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン国防大臣(皇太子)が会談したとする一部報道を否定した。

ムアッリム外務在外居住者大臣はまた、この会談で、ヒズブッラーやイランのシリアからの撤退が、サウジアラビアによる反体制派支援停止の条件として提示されたとの報道内容についても否定した。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、イランの核開発をめぐるイラン・「P5+1」の合意が、イランと米国、湾岸諸国の歩み寄りを促したとしつつ、「今のところ、シリア危機の解決に向けた完全なイニシアチブは示されてない」との見方を示した。

また「シリアの敵が危機に瀕しているため、解決策を模索し始めている」としつつ、「彼らはまだ敗北しておらず、絶望してもいないため、シリアをめぐる戦争は、米国とその同盟国が満足するような解決策がしめされるまで続くだろう」と述べた。

AFP, August 19, 2015、AP, August 19, 2015、ARA News, August 19, 2015、Champress, August 19, 2015、al-Hayat, August 20, 2015、Iraqi News, August 19, 2015、al-Jumhuriya, August 19, 2015、Kull-na Shuraka’, August 19, 2015、al-Mada Press, August 19, 2015、Naharnet, August 19, 2015、NNA, August 19, 2015、Reuters, August 19, 2015、SANA, August 19, 2015、UPI, August 19, 2015などをもとに作成。

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ロシアのボグダノフ副外相「ジュネーブ3開催準備に向けた実質的ステップを始動」(2015年8月19日)

RIAノーヴォスチ通信(8月19日付)は、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣が、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」開催準備に向けた実質的ステップを始動したと報じた。

ボグダノフ副大臣は「ジュネーブ3は個別会談でなく、政治的意思、忍耐、そして時間を要する交渉プロセスであるとみなが理解しなければならない。我々は、こうした会合を支持するに値すると考えている。それゆえ、我々はジュネーブ3開催準備に向けて実質的ステップを始動した」と述べた。

また、モスクワやカイロで行われてきた反体制派との折衝について「ジュネーブ3プロセスの枠内でダマスカスと交渉を行うための共通の基盤を作り出すものでなければならない」と付言した。

AFP, August 19, 2015、AP, August 19, 2015、ARA News, August 19, 2015、Champress, August 19, 2015、al-Hayat, August 20, 2015、Iraqi News, August 19, 2015、Kull-na Shuraka’, August 19, 2015、al-Mada Press, August 19, 2015、Naharnet, August 19, 2015、NNA, August 19, 2015、Reuters, August 19, 2015、RIA Novosti, August 19, 2015、SANA, August 19, 2015、UPI, August 19, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団が米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全保障地帯」内で交戦(2015年8月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内に位置するウンム・フーシュ村を制圧したダーイシュ(イスラーム国)に対して、反体制武装集団が砲撃を行い、ダーイシュのメンバー1人が死亡した。

また反体制武装集団は、17日にマーリア市近郊で拘束したとされるダーイシュ・メンバーで爆弾敷設責任者を処刑した。

一方、SANA(8月18日付)によると、シリア軍が航空士官学校一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府支配下のダイル・ザウル市ジャウラ地区を砲撃し、子供2人が死亡した。

一方、SANA(8月18日付)によると、ダイル・ザウル市ジュナイナ地区をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、ARA News(8月19日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、1963年から2003年までタドムル市遺跡博物館局長を務めていたハーリド・アスアド氏を処刑した。

一方、SANA(8月18日付)によると、タドムル市北西部採石場一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯、ジュッブ・ジャッラーフ村、ウンム・リーシュ村、ラスム・ラック村、ナースィーフ農場、フーシュ・ザバーディー村をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(8月18日付)によると、サフン丘、カスル村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 18, 2015、AP, August 18, 2015、ARA News, August 18, 2015、Champress, August 18, 2015、al-Hayat, August 19, 2015、August 20, 2015、Iraqi News, August 18, 2015、Kull-na Shuraka’, August 18, 2015、al-Mada Press, August 18, 2015、Naharnet, August 18, 2015、NNA, August 18, 2015、Reuters, August 18, 2015、SANA, August 18, 2015、UPI, August 18, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省高官がデミストゥラ共同特別代表の声明を批判(2015年8月18日)

シリアの外務在外居住者省高官は、SANA(8月18日付)に対し、シリア軍によるドゥーマー市空爆を批判したスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の声明が「中立から乖離」していると批判、「テロ組織がアレッポ市、ラタキア市、ダルアー市に対して行う砲撃、アレッポ市に対する水道、電気封鎖、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線などといったテロ組織による虐殺についても批判すべきだった」と遺憾の意を示した。

デミストゥラ共同特別代表は17日、声明でシリア軍によるドゥーマー市への空爆に関して、「住宅地、市場への攻撃は…国際的に禁止されており、いかなる状況においても受け入れられない」と非難していた。

AFP, August 18, 2015、AP, August 18, 2015、ARA News, August 18, 2015、Champress, August 18, 2015、al-Hayat, August 19, 2015、Iraqi News, August 18, 2015、Kull-na Shuraka’, August 18, 2015、al-Mada Press, August 18, 2015、Naharnet, August 18, 2015、NNA, August 18, 2015、Reuters, August 18, 2015、SANA, August 18, 2015、UPI, August 18, 2015などをもとに作成。

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国連安保理は「シリア主導の政治的プロセスを通じた紛争解決」を支持する安保理議長声明を採択(2015年8月17日)

国連安保理は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が7月末に提案した紛争解決に向けた作業部会設置(https://syriaarabspring.info/?p=21151)を支持する安保理議長声明(S/PRST/2015/15)を全会一致で採択した。

S/PRST/2015/15は、「シリアの現下の危機への唯一の持続的解決策は、2012年6月のジュネーブ合意の完全履行を目的とした…包括的且つシリア主導の政治的プロセスを通じてなされる」と強調し、国連安保理決議2139号が定める通り、すべての当事者に民間人への攻撃を停止するよう改めて要求、また「シリア領の一部が、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などのテロ組織の支配下にあることにもっとも深刻な懸念」を表明した。

そのうえで、デミストゥラ共同特別代表の提案に従い、①「すべての人々の安全と保護」、②「政治および法に関する諸問題」、③「安全保障および対テロ問題」、③「復興および開発」に関する4つの作業グループの設置を支持すると表明した。

S/PRST/2015/15は、7月末のデミストゥラ共同特別代表による作業部会設置案の提示を受けて、フランスが決議案を作成し、安保理で議論が重ねられてきた。

審議において、ベネズエラが、紛争解決に向けた政治プロセスについて直接言及することで、シリアの主権が侵害されるとして、最後まで疑義を呈していた。

安保理議長声明(S/PRST/2015/15)の全文は以下の通り:

“The Security Council recalls its resolutions 2042 (2012), 2043 (2012), 2118 (2013), 2139 (2014), 2165 (2014), 2170 (2014), 2175 (2014), 2178 (2014), 2191 (2014), 2199 (2015), and 2235 (2015) and presidential statements of 3 August 2011, 2 October 2013 and 24 April 2015.

“The Security Council reaffirms its strong commitment to the sovereignty, independence, unity and territorial integrity of Syria and all other States affected by the Syrian conflict, and to the purposes and principles of the Charter of the United Nations.

“The Security Council stresses that the only sustainable solution to the current crisis in Syria is through an inclusive and Syrian-led political process that meets the legitimate aspirations of the Syrian people, with a view to full implementation of the Geneva Communiqué of 30 June 2012 and, in this regard, emphasizes the urgency for all parties to work diligently and constructively towards this goal.

“The Security Council reiterates its demands as set forth in resolution 2139 that all parties cease any attacks against civilians as such, as well as any indiscriminate use of weapons in populated areas, including such use involving shelling and barrel bombs; as well as its demand for the immediate end to arbitrary detention, torture, kidnappings, abductions and forced disappearances of civilians and the immediate release of those arbitrarily detained, including journalists and humanitarian personnel; stresses the importance of implementation of such demands, in accordance with relevant provisions of international law, in creating an environment conducive to the commencement of substantive political negotiations and in building confidence among the parties; and reiterates, in this regard, that the primary responsibility to protect its population lies with the Syrian authorities.

“The Security Council expresses its gravest concern that parts of Syria are under control of terrorist groups such as Islamic State in Iraq and the Levant (ISIL) and Al Nusrah Front (ANF), condemns the ongoing and multiple terrorist acts by ISIL, ANF and all other individuals, groups, undertakings and entities associated with Al-Qaida, condemns further the targeting of civilians based on their ethnicity, religion and/or confessional affiliations, expresses concern about the negative impact of terrorism, violent extremist ideology in support of terrorism, and action that destabilizes Syria and the region, with a devastating humanitarian impact on the civilian population, reaffirms its resolve to address all aspects of the threat, and calls on all parties to commit to putting an end to terrorist acts perpetrated by ISIL, ANF and all other individuals, groups, undertakings and entities associated with Al-Qaida.

“The Security Council commends the Special Envoy for his efforts in convening the Geneva consultations, from April to June 2015, with a broad range of stakeholders with respect to the crisis in Syria as part of the effort to operationalize the 2012 Geneva Communiqué.

“The Security Council supports the approach set out by the Special Envoy that in order to work towards political negotiations and a political transition based on the Geneva Communiqué, four thematic areas need to be addressed through more focused consultations and discussions with the Syrian parties in four thematic working groups: safety and protection for all; political and legal issues; military, security and counterterrorism issues; and continuity of public services and reconstruction and development.

“The Security Council urges all parties to engage in good faith in the efforts of the Special Envoy, through his good offices, and to continue consultations and thematic discussions, and notes that these efforts can build on recent initiatives, including the meetings in Moscow, Cairo, Paris and Astana.

“The Security Council demands that all parties work urgently towards the comprehensive implementation of the Geneva Communiqué, aimed at bringing an end to all violence, violations and abuses of human rights and violations of international humanitarian law and the launching of a Syrian-led political process leading to a political transition that meets the legitimate aspirations of the Syrian people and enables them independently and democratically to determine their future, including through the establishment of an inclusive transitional governing body with full executive powers, which shall be formed on the basis of mutual consent while ensuring continuity of governmental institutions.

“The Security Council welcomes the Secretary-General’s statement of 29 July 2015 that there can be no military solution to the Syrian conflict, and reiterates its endorsement of a political solution through implementation of the Geneva Communiqué.

“The Security Council stresses that rapid progress on a political solution should include full participation by all segments of Syrian society, including women, and represents the only sustainable way to resolve the situation in Syria peacefully.

“The Security Council emphasizes the need for robust international and regional assistance in support of the Special Envoy’s efforts.

“The Security Council expresses grave alarm that the Syrian crisis has become the largest humanitarian emergency crisis in the world today, threatening peace and security in the region, and that at least 250,000 have been killed, including well over 10,000 children, and 12 million people have been forced to flee their homes, including over 4 million who have sought refuge in neighbouring countries, and more than 12.2 million people in Syria require urgent humanitarian assistance. In this regard, the Security Council recalls its decision as set forth in resolution 2165 (2014) that all Syrian parties to the conflict shall enable the immediate and unhindered delivery of humanitarian assistance directly to people throughout Syria.

“The Security Council recalls the need for all parties to respect the relevant provisions of international humanitarian law and the United Nations guiding principles of humanitarian emergency assistance.

“The Security Council requests that the Secretary-General report back to the Security Council on the results of the next phase of consultations within 90 days.”


AFP, August 18, 2015、AP, August 18, 2015、ARA News, August 18, 2015、Champress, August 18, 2015、al-Hayat, August 19, 2015、Iraqi News, August 18, 2015、Kull-na Shuraka’, August 18, 2015、al-Mada Press, August 18, 2015、Naharnet, August 18, 2015、NNA, August 18, 2015、Reuters, August 18, 2015、SANA, August 18, 2015、UPI, August 18, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)はビデオ声明で「トルコのエルドアン大統領は裏切り者…、攻撃目標となるだろう」と発言(2015年8月17日)

ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州広報局は、トルコ人と思われるメンバーの声明を映像で公開し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を「裏切り者」と非難し、シリア領内のダーイシュ拠点などを空爆し続ける米軍にインジルリク空軍基地などの使用を認めたエルドアン大統領を「標的とする」と脅迫した。

映像に登場する男性は、トルコ語で「十字軍との同盟を解消しなければ…、エルドアン大統領はイスラーム国の攻撃目標となるだろう」などと述べている。

またこの男性は、トルコ国内のダーイシュ・メンバーに対して、「どのような方法でも、そしてどこにいても、できることをすることで…同胞を救済」するよう呼びかけた。

ARA News(8月18日付)が伝えた。

ARA News, August 18, 2015
ARA News, August 18, 2015

 

AFP, August 18, 2015、AP, August 18, 2015、ARA News, August 18, 2015、Champress, August 18, 2015、al-Hayat, August 19, 2015、Iraqi News, August 18, 2015、Kull-na Shuraka’, August 18, 2015、al-Mada Press, August 18, 2015、Naharnet, August 18, 2015、NNA, August 18, 2015、Reuters, August 18, 2015、SANA, August 18, 2015、UPI, August 18, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル市でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年8月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)はシリア政府支配下のダイル・ザウル市ジャウラ地区各所を砲撃する一方、ラシュディーヤ地区では、シリア軍、国防隊がダーイシュと交戦した。

またジュナイナ村、ヒサーン村、フサイニーヤ町がシリア軍の砲撃を受けた。

一方、複数の活動家によると、ダーイシュはハトラ村、フサイニーヤ町で住民30人を、「髭を剃った」、「礼拝時間に街を歩いていた」といった罪状で逮捕し、ダイル・ザウル航空基地一帯での堀建設のために連行した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内に位置するマーリア市南部のハルバル村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団が交戦した。

またダーイシュは、アアザーズ市近郊のドゥーディヤーン村近郊のガス工場一帯でジハード主義武装集団と交戦し、ジハード主義武装集団戦闘員7人が死亡した。

これを受け、有志連合は、ダーイシュによって制圧されたウンム・フーシュ村(マーリア市郊外)を空爆した。

一方、SANA(8月17日付)によると、航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月17日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外の採石所一帯、ワーディー・ザカーラ、西部三角地帯、ワーディー・アブヤド・ダム、アブー・タッラーハ村、柑橘農園、ジャズル・ガス採掘所一帯、カルヤタイン市、マヌーフ村を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ARA News(8月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団が、シリア・レバノン国境のジュースィーヤ村(クサイル市近郊)近郊のヒズブッラーの哨所複数カ所を襲撃し、ヒズブッラー戦闘員と交戦した。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月17日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回におよび、ハサカ市近郊(2回)、アイン・アラブ市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。  

AFP, August 17, 2015、AP, August 17, 2015、ARA News, August 17, 2015、August 18, 2015、Champress, August 17, 2015、al-Hayat, August 18, 2015、Iraqi News, August 17, 2015、Kull-na Shuraka’, August 17, 2015、al-Mada Press, August 17, 2015、Naharnet, August 17, 2015、NNA, August 17, 2015、Reuters, August 17, 2015、SANA, August 17, 2015、UPI, August 17, 2015などをもとに作成。

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オブライアン国連人道問題担当事務次長はドゥーマー市へのシリア軍の爆撃を非難(2015年8月17日)

シリアを訪問中のスティーブン・オブライアン国連人道問題担当事務次長は、16日のドゥーマー市に対するシリア軍の空爆に関して、記者会見で、民間人への攻撃は「違法で、受け入れられず、停止されねばならない」と述べた。

そのうえで、「この長い紛争のすべての当事者は、民間人を保護し、国際人道法を尊重すべきだ」と訴えた。

AFP, August 17, 2015、AP, August 17, 2015、ARA News, August 17, 2015、Champress, August 17, 2015、al-Hayat, August 18, 2015、Iraqi News, August 17, 2015、Kull-na Shuraka’, August 17, 2015、al-Mada Press, August 17, 2015、Naharnet, August 17, 2015、NNA, August 17, 2015、Reuters, August 17, 2015、SANA, August 17, 2015、UPI, August 17, 2015などをもとに作成。

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シリア・イスラーム評議会は、イランの「民族浄化」計画を非難(2015年8月17日)

シリア・イスラーム評議会は声明を出し、ダマスカス郊外県ザバダーニー市、イドリブ県フーア市、カファルヤー町をめぐるイランとシャーム自由人イスラーム運動の停戦交渉(の失敗)に関して、イランがザバダーニー市に対して「民族浄化」を行おうとしていると断じ、この「計略」を阻止するようイスラーム教徒、とりわけイスラーム教徒の為政者に求めた。

AFP, August 17, 2015、AP, August 17, 2015、ARA News, August 17, 2015、Champress, August 17, 2015、al-Hayat, August 18, 2015、Iraqi News, August 17, 2015、Kull-na Shuraka’, August 17, 2015、al-Mada Press, August 17, 2015、Naharnet, August 17, 2015、NNA, August 17, 2015、Reuters, August 17, 2015、SANA, August 17, 2015、UPI, August 17, 2015などをもとに作成。

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ロシア・イラン外相会談「アサド政権退陣を条件として受け入れることはできない」(2015年8月17日)

イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、ロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、イラン核開発をめぐる協力、シリア情勢などを含む中東情勢、ウクライナ情勢について協議した。

会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、シリア情勢に関して「シリアの危機を解決するための努力と協力を強化することを集中的に協議した」としたうえで、「シリアの危機は、平和的、外交的、政治的なかたちでのみ解決し、外国が介入せずに、すべてのシリアの当事者による話合いのなかでのみ到達し得る。シリアの未来はシリア人自身が決する」と強調した。

また「我々の立場は当初から変化していない…。我々は常に、シリアの未来と運命が…外国の介入や前提条件のないかたちで、シリア人自身の手のなかにあることを支持してきたし、常に支持している」と述べた。

また米国、湾岸諸国の対シリア政策をめぐっては、「解決策は政治的であるべき」との点で意見が一致しているが、シリア指導部の将来をめぐっていくつかの対立点があることを明らかにした。

そのうえで「シリア国民が国とその指導部の運命を決定する。ロシアは、シリアの合法的な指導部が移行期終了とともに退陣するようあらかじめ合意することを、条件として受け入れることはできない」と強調した。

一方、ザリーフ外務大臣も「イランとロシアは、外国の干渉を排除したかたちでシリアの危機解決を解決するという点で共通の姿勢をとっている…。我々は、シリア国民が自らの運命を決し、諸外国はこれを促さねばならないという点で一致している。我々はシリア国民が自らの運命を決し、危機を解決するにあたって、前提条件を課してはならない」と述べた。

SANA, August 17, 2015
SANA, August 17, 2015

 

AFP, August 17, 2015、AP, August 17, 2015、ARA News, August 17, 2015、Champress, August 17, 2015、al-Hayat, August 18, 2015、Iraqi News, August 17, 2015、Kull-na Shuraka’, August 17, 2015、al-Mada Press, August 17, 2015、Naharnet, August 17, 2015、NNA, August 17, 2015、Reuters, August 17, 2015、SANA, August 17, 2015、UPI, August 17, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合は「安全保障地帯」設置に執着(2015年8月17日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表は声明を出し、17日のシリア軍によるドゥーマー市空爆を非難、「シリア人のための安全保障地域の設置に反対する者は…、シリア政府に自らが望む蛮行を行ってもよいという明確なメッセージを送るものである」と述べ、米トルコ両国政府が設置合意したとされるアレッポ県北部での「安全地帯」への支持を表明した。

AFP, August 17, 2015、AP, August 17, 2015、ARA News, August 17, 2015、Champress, August 17, 2015、al-Hayat, August 18, 2015、Iraqi News, August 17, 2015、Kull-na Shuraka’, August 17, 2015、al-Mada Press, August 17, 2015、Naharnet, August 17, 2015、NNA, August 17, 2015、Reuters, August 17, 2015、SANA, August 17, 2015、UPI, August 17, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)が米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全保障地帯」で攻勢を続ける(2015年8月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマーリア市とサンダフ村を結ぶ街道で爆弾を爆発させ、反体制武装集団と交戦した。

また有志連合と思われる戦闘機がバーブ市近郊のターディフ市一帯を空爆した。

一方、スィッリーン町南部で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュが交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市を空爆・砲撃し、女性1人が死亡した。

一方、SANA(8月16日付)によると、タドムル市西部郊外、カルヤタイン市で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合がハサカ市郊外のファスタート地区を空爆する一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がタッル・ブラーク町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、シリア軍の少尉が死亡した。

シリア軍はまた、ジャフラ村、ハトラ村、ハゥイージャト・サクル村などを砲撃した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市内で男性1人を処刑した。

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スワイダー県では、SANA(8月16日付)によると、ヒルバト・アウワード村、サアド丘で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(8月16日付)によると、シリア軍がカスル・ブン・ワルダーン村、フワイズ村、フワイジャ村、マシーク村、ハウワーシュ村、アンカーウィー村を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月16日付)によると、アルバイド村、東クワイリス町、航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月16日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は5回におよび、ハサカ市近郊(2回)、アレッポ市近郊(2回)、アイン・アラブ市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。</p>

AFP, August 16, 2015、AP, August 16, 2015、ARA News, August 16, 2015、Champress, August 16, 2015、al-Hayat, August 17, 2015、Iraqi News, August 16, 2015、Kull-na Shuraka’, August 16, 2015、al-Mada Press, August 16, 2015、Naharnet, August 16, 2015、NNA, August 16, 2015、Reuters, August 16, 2015、SANA, August 16, 2015、UPI, August 16, 2015などをもとに作成。

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ズウビー情報大臣「シリア国民、シリア政府、アサド大統領の存在に抵触するような政治プロセスは誤った選択肢だ」(2015年8月16日)

マフムード・ズウビー情報大臣は、イランの首都テヘランで開幕した第8回イスラームラジオ・テレビ連合総会に出席し、基調演説を行った。

演説のなかで、ズウビー情報大臣は「シリアは今日、モスクや教会が標的となり、イスラーム教徒、キリスト教徒、子供、女性が、思想的・宗教的・政治的な帰属に関係なく、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線、そして穏健な反体制派に反対したという理由だけで殺されている」と述べたうえで、「シリア、イラク、エジプト…の立憲制に対するテロ攻撃はイスラエルの占領政体に資するだけだ」と警鐘を鳴らした。

ズウビー情報大臣はまた「シリアは鼓動するアラブの心臓であるだけでなく、鼓動するイスラーム教・キリスト教の心臓でもあり、イスラーム共同体、そして全世界に代わってテロと戦っている」と主張し、「シリア国民…、シリア政府、その長であるバッシャール・アサド大統領の存在に抵触するような政治プロセスは誤った選択肢だ」と強調した。

SANA, August 16, 2015
SANA, August 16, 2015

AFP, August 16, 2015、AP, August 16, 2015、ARA News, August 16, 2015、Champress, August 16, 2015、al-Hayat, August 17, 2015、Iraqi News, August 16, 2015、Kull-na Shuraka’, August 16, 2015、al-Mada Press, August 16, 2015、Naharnet, August 16, 2015、NNA, August 16, 2015、Reuters, August 16, 2015、SANA, August 16, 2015、UPI, August 16, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ムアッリム外相がオブライアン国連人道問題担当事務次長と会談「人道分野に携わる活動家のなかに、一部諸外国・諸勢力の思惑のもとに支援を行う者がいた」(2015年8月16日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は、シリアを訪問中のスティーブン・オブライアン国連人道問題担当事務次長と会談した。

SANA(8月16日付)によると、シリア政府が、一部諸外国の支援を受けたタクフィール主義テロへの抵抗を続けるシリア国民の人道的ニーズに応えようとしていると述べる一方、人道分野に携わる一部活動家のなかに、シリア国民ではなく、一部諸外国・諸勢力の思惑のもとに支援を行う者がいたことで、シリア政府と国連の間の協力関係に悪影響が生じていたと苦言を呈した。

これに対して、オブライアン次官は、今回の訪問がシリア政府の要求および現地の実態を把握し、シリア国民のニーズに応えることが目的だとしたうえで、人道支援の政治化を回避したいとの応えたという。

SANA, August 16, 2015
SANA, August 16, 2015

AFP, August 16, 2015、AP, August 16, 2015、ARA News, August 16, 2015、Champress, August 16, 2015、al-Hayat, August 17, 2015、Iraqi News, August 16, 2015、Kull-na Shuraka’, August 16, 2015、al-Mada Press, August 16, 2015、Naharnet, August 16, 2015、NNA, August 16, 2015、Reuters, August 16, 2015、SANA, August 16, 2015、UPI, August 16, 2015などをもとに作成。

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