シャルア総司令官はペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談(2025年1月20日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、シリアを訪れたゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

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米軍が基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港に輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2025年1月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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トルコ軍はアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯への攻撃を続ける(2025年1月19日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後12時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、シリア民主軍が午後12時頃、ティシュリーン・ダム一帯、ダイル・ハーフィル市でシリア民主軍を迎撃し、戦闘員多数を殺害した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後2時頃、ティシュリーン・ダム南の村を攻撃、シリア民主軍マンビジュ軍事票位階がこれを迎撃した。

ANHAによると、マンビジュ軍事評議会とトルコ民主軍が午後6時頃、ティシュリーン・ダム一帯で激しく交戦した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア民主軍がカラ・クーザーク橋一帯を砲撃した。

ANHAによると、民主連合党(PYD)は、ティシュリーン・ダムで「人間の盾」として留まっていたハサカ県カーミシュリー地区のマニージャ・ハージュー・ハイダル共同議長が、前日のトルコ軍の攻撃によって死亡したと発表した。

ANHAによると、シリア民主軍はティシュリーン・ダム一帯での戦闘で、シリア民主軍の装甲車と戦車多数を破壊、戦闘員数十人を殺害した。

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ラッカ県では、ANHAによると、シリア民主軍が、午前0時頃、アイン・イーサー市近郊のスカイルー村に潜入しようとしたシリア国民軍を迎撃し、戦闘員2人を殺害した。

ANHAによると、午後12時頃、トルコ軍がアイン・イーサー市近郊のヒーシャ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍が午後9時頃、アイン・イーサー市近郊のサファーウィヤ村とその一帯を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後3時頃、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町郊外のタッル・ワルド村を砲撃した。

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カーディリー暫定外務在外居住者大臣はUNICEFシリア事務所長の根本巳欧副代表と会談(2025年1月19日)

SANAによると、ウサーマ・アブー・ザイド暫定水資源大臣は、国際連合児童基金(UNICEF)の使節団と会談し、各県の水利事情と発展の方途について議論した。

また、ナズィール・カーディリー暫定外務在外居住者大臣は、UNICEFシリア事務所長の根本巳欧副代表と会談し、教育の現状について議論した。

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『ワタン』によると、アナス・サリーム計画国際開発委員会委員長が国連活動常駐調整官のアーダム・アブドゥルマウラー氏と会談し、持続的開発や国際機関の活動の発展の行方などについて議論した。

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シャルア総司令官は、シリアを訪れた米国人ジャーナリストのオースティン・タイス氏(2012年8月13日にシリア国内で失踪)の母親のデブラ・タイス氏と面談(2025年1月19日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、シリアを訪れた米国人ジャーナリストのオースティン・タイス氏(2012年8月13日にシリア国内で失踪)の母親のデブラ・タイス氏と面談した。

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シャルア総司令官はシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、エイデ外務大臣を代表とするノルウェーの使節団と会談:シャルア総司令官の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣はノルウェー救済機構の使節団と会談(2025年1月19日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、シリアを訪れたエスペン・バース・エイデ外務大臣を代表とするノルウェーの使節団と会談した。

SANAによると、会談後の共同記者会見で、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、シリアへの経済生成の解除を求めるとともに、領土の一体性、独立、安定を起点とする政治プロセスの達成、正義、自由、尊厳を実現する包括的な政府を発足し、そのために包括的な拡大国民会合を開催することを改めて確認した。

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SANAによると、シャルア総司令官の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣がノルウェー救済機構の使節団と会談し、保健部門での強力の方途について議論した。

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シリア民主軍のアブディー司令官が米中央軍(CENTCOM)のクリラ司令官と会談し、フール・キャンプに収容されているダーイシュ・メンバーの家族の社会復帰と、刑務所の安全確保に向けた国際的な取り組みの重要性を強調(2025年1月18日)

シリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官はXで、米中央軍(CENTCOM)のマイケル・エリック・クリラ司令官(陸軍中将)と最近会談したことを明らかにした。

会談では、シリア情勢とダーイシュ(イスラーム国)に対する合同作戦について議論、アブディー司令官は、ハサカ県のフール・キャンプに収容されているダーイシュ・メンバーの家族の社会復帰と、刑務所の安全確保に向けた国際的な取り組みの重要性を強調した。

また、協力関係強化の重要性と、シリア北東部での恒久的な停戦の達成と国全体の安全と安定の実現における米国の役割を再確認したという。

なお、CENTCOM)は16日付で声明を出し、クリラ司令官が、シリア民主軍と会談、フール・キャンプを視察したと発表、同キャンプとハサカ県のロジュ・キャンプに収容されているダーイシュ・メンバーらの帰国支援に注力していることを強調していた。

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トルコ軍がアレッポ県ティシュリーン・ダムに「人間の盾」として留まる市民を攻撃、4人が死亡、15人が負傷(2025年1月18日)

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午前11時頃、アイン・イーサー市近郊のヒーシャ村近くにある灌漑施設を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機は午後1時頃、スィッリーン町近郊のディーカーン村、ジャアダ村を爆撃した。

ANHAによると、この爆撃でジャアダ村の学校が破壊された。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍の有人戦闘機複数機が正午前にティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機が午後2時頃、アイン・アラブ(コバネ)市昨日のティーナ村などを爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍が午後3時頃、無人航空機1機でティシュリーン・ダムに「人間の盾」として留まる民間人を狙って攻撃を行った。

ANHAによると、この攻撃で、市民4人が死亡、15人が負傷した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後5時頃、アイン・アラブ市一帯の村浦を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍が、ティシュリーン・ダムからラッカ県のタブカ市方面に向かって移動していたクルド赤新月社の救急車輛を無人航空機1機で攻撃した。

ANHAによると、シリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会は午後6時頃、ティシュリーン・ダム南のザマーラ村方面に潜入しようとしたシリア国民軍を迎撃し、戦闘員数十人を殺傷した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後1時頃、タッル・タムル町近郊のカブール・ガラージナ村、ダルダーラ村とアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のラビーア村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後7時頃、アブー・ラースィーン町近郊のタッル・ワルド村を砲撃した。

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ANHAによると、シリア民主軍広報センターは各地での戦闘でシリア国民軍の戦闘員17人を殺害、トルコ軍兵士4人を含む21人を負傷させ、車輛4台を破壊したと発表した。

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ダマスカス県のマルワーン知事は、難民帰還を支援するための「シャームよ、我々は戻った」キャンペーンを開始したと発表:キプロスから500人のシリア難民帰還 (2025年1月18日)

SANAによると、ダマスカス県のマーヒル・ムハンマド・マルワーン知事は、難民帰還を支援するための「シャームよ、我々は戻った」キャンペーンを開始したと発表した。

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AP通信は、キプロスでシリア人1000人以上がシリアへの帰国を希望し、キプロスでの難民申請や国際的な保護の要請を撤回、すでに500人が帰国を果たしていると伝えた。

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シャルア総司令官はザキー事務総長補を代表とするアラブ連盟の使節団と会談:シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はアラブ連盟へのシリアの復帰を求める(2025年1月18日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)はシリアを訪れたフサーム・ザキー事務総長補を代表とするアラブ連盟の使節団と会談した。

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SANAによると、ザキー事務総長補はまた、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣と個別に会談し、その後共同記者会見を行った。

記者会見でのシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣の発言は以下の通り。

  • 我々は、アラブ連盟加盟国との協力をあらゆる分野で強化することを期待している。
  • シリアがアラブ連盟に正式に復帰し、あらゆる活動に参加することで、自由なシリア国民の声を代表することを望んでいる。
  • アラブ諸国がシリアの領土の一体性を揺るぎなく支持し続けていることを高く評価する。
  • すべてのシリア人の帰還を促進するために適切な環境を整え、彼らが祖国で尊厳ある生活を送るために必要なすべてを提供するよう、あらゆる手段を講じている。
  • アラブの姉妹国およびアラブ連盟加盟国に対し、特にエネルギーおよびインフラ分野における復興支援への貢献を呼びかけるとともに、アラブ諸国の投資を促進し、シリア経済の発展と国民の生活水準の向上に寄与するため、あらゆる便宜を提供する用意がある。
  • 地域の安全と安定を維持する努力を継続することを表明し、新たな段階の幕開けに立ち、平和・繁栄・協力に基づく明るい未来を目指す。
  • シリアの復興を阻む要因となっている制裁措置の見直しを国際社会に改めて求めるとともに、祖国の建設と発展に尽力するすべての者に対して門戸を開いている。
  • シリアはアラブの姉妹国とともに、アラブ連盟での14年間の加盟凍結期間を経て、アラブ世界における積極的な役割と立場を再び強化することを目指している。
  • リヤド会議において、アラブ諸国からの強い支持と名誉ある立場を確認し、シリアのアラブ世界への復帰に対する大きな期待と喜びを感じている。

一方、ザキー事務総長補の発言は以下の通り:

  • シリアの新シリア政権との会談において、あらゆる問題について協議、この会談がシリアの状況に関するアラブ連盟加盟国に対する報告書作成の基礎となる。
  • シリアは重要かつ戦略的なアラブ国家であり、その安全はアラブ地域全体の安全保障に影響を及ぼすものであると強調する。
  • アラブ諸国はシリアの動向に強い関心を寄せている
  • アラブ連盟がシリアの状況について正式な審議は今のところ行われていないが、今後の会合にシリアが参加できるよう加盟国と協議を進めている。
  • 前政権崩壊直後から、シリアに対する制裁解除を求めており、経済の再建とシリア国民の願望を実現するため、制裁はもはや正当な理由を持たない。

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プーチン大統領:「シリア国民が現下の移行期にかかるすべての課題を克服できることを願っている」(2025年1月17日)

ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領と会談した。

タス通信によると、会談後の記者会見で、プーチン大統領は、「我々はシリア国民が現下の移行期にかかるすべての課題を克服できることを願っている」としたうえで、「シリア国民が必要とする支援を提供し続ける」と述べた。

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トルコ軍部隊がラタキア県北部に軍事拠点を設置との報道:実際は難民帰還を祝う住民の様子を撮影したもの(2025年1月17日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍部隊が、トルコマン人が多く住む県北部のカーミリーヤ村一帯に、測量機器などをもって侵攻し、測量後に軍事拠点を設置した。

トルコ軍は、昨年10月にもトルコマン人が多く住むイーサウィーヤ村で、学校の校長や教員を帰属する宗派を理由に追放しているという。

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これに関してタアッカドは、公開された写真がカスタル村の住民がトルコからの難民帰還を祝う住民の様子を撮影したもので、トルコ国旗を掲げているのはトルコ軍部隊ではなく、トルコマン系シリア人の武装組織だとの検証結果を発表した。

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トルコ軍はラッカ県スィッリーン町一帯、アレッポ県ティシュリーン・ダム一帯、ハサカ県カーミシュリー市を無人航空機で爆撃(2025年1月17日)

ラッカ県では、ANHAによると、午前10時頃、トルコ軍がスィッリーン町一帯を無人航空機複数機で攻撃した。

ANHAによると、トルコ軍は昼頃、アイン・イーサー市東のファーティサ村の貯水施設、ムシャイリファ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、午後6時頃、アイン・イーサー市近郊のザヌーバ村、ナヒート村、サブア・ジャッファール村、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃、これにより子ども3人が負傷した。

ANHAによると、午後6時頃、マンビジュ市で、即席爆弾が仕掛けられていた車が爆発した。

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アレッポ県では、ANHAによると、午前10時頃、トルコ軍がラッカ県スィッリーン町一帯と合わせて、ティシュリーン・ダム一帯を無人航空機複数機で攻撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、午後3時頃、アイン・アラブ(コバネ)市南のビイル・ハッスー村を砲撃した。

ANHAトルコ軍とシリア国民軍は午後4時頃にも、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃、ANHAによると、アイン・アラブ市近郊のジャラビーヤ村、コバネ・セメント社、ルーカター村、カクカタブ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHAによると、午後3時頃、カーミシュリー市西部地区の建物で2回の爆発が発生した。

ANHAによると、爆発はトルコ軍の無人航空機からのミサイル攻撃によって発生したもの。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、タッル・タムル町近郊のダルダーラ村、マスラタ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後11時頃、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のブービー村を砲撃した。

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ハサカ県シャッダーディー市にある米主導の有志連合の基地に、貨物機1機が軍装備品、兵站物資、医療品などを輸送(2025年1月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市にある米主導の有志連合の基地に、貨物機1機が軍装備品、兵站物資、医療品などを輸送した。

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シャルア総司令官は、アジャ・ラビブEU平等・準備・危機管理担当欧州委員を代表とする使節団と会談:EUはシリアと近隣諸国に対して23500万ユーロの新規の支援を約束(2025年1月17日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、シリアを訪れた欧州連合(EU)のアジャ・ラビブ平等・準備・危機管理担当欧州委員を代表とする使節団と会談した。

『ワタン』によると、ラビブ平等・準備・危機管理担当欧州委員は、シャルア総司令官との会談で、シリアの新政権が大きな歴史的な責任を負っており、シリア国民に平和をもたらさねばならないとしたうえで、以下の通り表明した。

  • シリアと近隣諸国に対して23500万ユーロの新規の支援を行う。
  • EUは2011年以降、シリア人を放置しておらず、彼らの苦難を軽減し、そのニーズに対応するための取り組みを継続する。
  • 人道法を尊重し、シリアのすべての国民が保護されねばならない。
  • シリアにおける歴史的変革が数十年にわたる苦難や絶望を克服することを期待する。
  • 法の支配と人権尊重が確立したシリアの明るい未来を目にすることを希望する。

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シリア軍事作戦総司令部によると、シャルア総司令官はまた、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣と、シリアを訪れた国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン主任検察官を代表とする同裁判所の使節団と会談した。

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シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド総司令官は、さらにUAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン大統領と電話会談を行い、二国間関係強化の方途について議論、シリア国民への支援、領土の一体性の維持のための連携の継続と集中的な努力を行い、地域の安定と開発を達成するための共同行動に専念することを確認した。

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UNHCR:2024年の1年間にシリア人が556,038人がレバノンから陸路で帰国・避難、うち195,200人がアサド政権崩壊後に帰国(2025年1月16日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、2024年の1年間に、イスラエル軍によるレバノンへの攻撃が激化(2024年9月23日~11月27日)やアサド政権の崩壊を受けて、シリア人が556,038人がレバノンから陸路で帰国・避難したと発表した。

このうち、アサド政権崩壊後に帰国したシリア人は195,200人に達したという。

556,038人のうち、県別の帰還者は、アレッポ県が127,999人、ラッカ県が111,321人、ダルアー県が63,589人、ダマスカス郊外県が48,141人、ヒムス県が41,275人、イドリブ県が34,532人、ハマー県が33,397人、ダイル・ザウル県が34,171人、ハマー県が33,397人、ダマスカス県が28,156人、ハサカ県が14,538人、ラタキア県が9,036人、タルトゥース県が4,292人、スワイダー県が1,616人、クナイトラ県が3,973人

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バーバラ・リーフ米国務次官補(中東担当):「今後数年以内にイスラエルとシリアが和平合意を結ぶことを期待している」(2025年1月16日)

バーバラ・リーフ米国務次官補(中東担当)は、フッラ・チャンネルのインタビューに応じ、そのなかで、今後数年以内にイスラエルとシリアが和平合意を結ぶことを期待していると述べた。

リーフ国務次官補は、12月20日にシリアの首都ダマスカスを訪問し、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)と会談した際、「(会談は)建設的で率直なものだった」と述べていた。

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ハサカ県シャッダーディー市にある米主導の有志連合の基地に貨物機3機が最新鋭の軍装備品などを輸送(2025年1月16日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市にある米主導の有志連合の基地に、貨物機3機が最新鋭の軍装備品などを輸送した。

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イスラエル軍はダルアー県、クナイトラ県の複数ヵ村に、軍用車輛、装甲車、重機などを新たに侵攻(2025年1月16日)

シリア人権監視団によると、イスラエル軍はダルアー県のサイダー町、アイン・ズィクル村、カイド村、スィースーン村、ヤルムーク渓谷の複数ヵ所、クナイトラ県のマアラカ村、ウンム・ラウカス村、マスリーティーヤ村に、軍用車輛、装甲車、重機などを新たに侵攻させた。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県のティシュリーン・ダムを攻撃し、「人間の盾」として留まる市民ら11人を殺傷(2025年1月16日)

アレッポ県では、ANHAによると、午前8時頃、トルコ軍戦闘機複数機がティシュリーン・ダム一帯を重点的に爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機は午後2時頃、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃、シリア国民軍も同地を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍は午後3時頃、ティシュリーン・ダムに「人間の盾」として留まっている市民を狙って攻撃を行った。

ANHAによると、これにより、市民1人が死亡、メディア関係者4人を含む10人が負傷した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、午後5時頃にも、ティシュリーン・ダムに留まる市民を狙って砲撃を行った。

ANHAによると、砲撃では、救急車輛が損害を受けた。

一方、ANHAによると、シリア民主軍に所属する航空部隊の殉教者ハールーン部隊は午後1時頃、シリア国民軍の軍用車輛3台を攻撃、これを破壊した。

また、ANHAによると、シリア民主軍広報局は夜間に、マンビジュ市南のアブー・キルキル町方面にあるシリア国民軍の弾薬庫を攻撃したと発表した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後3時半頃、タッル・タムル町北の農村地帯を砲撃した。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は日本の安藤俊英外務省中東アフリカ局長と会談(2025年1月16日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、日本の安藤俊英外務省中東アフリカ局長(SANAの報道では政務担当外務審議官とも記載)と会談した。

安藤中東アフリカ局長は、シリア国民を支援するという日本の立場を強調し、今後のシリア支援に関する国際会議への参加に意欲を示すとともに、シリアとの経験や知識の交流する用意があると表明した。

また、シリアの未来については、シリア国民自身が決定すべきであると指摘し、その自決権と領土の一体性を尊重する姿勢を強調した。

これに対して、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、日本との関係強化の重要性を訴え、両国の経験を共有するがシリア国民の利益に資するものであると述べた。

また、日本がシリアの復興や難民帰還において示してきた友好的な支援を高く評価した。


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シャルア総司令官はハッターブ総合諜報機関長官とともに、ムハンマド首相兼外務大臣を代表とするカタールの高級使節団と会談:「「イランの民兵」がいることを口実とするイスラエル軍の緩衝地帯への侵攻は有効ではない」(2025年1月16日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、アナス・ハッターブ総合諜報機関長官とともに、ムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・ビン・ジャースィム・アール・サーニー首相兼外務大臣を代表とするカタールの高級使節団と会談した。

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会談後の記者会見で、シャルア総司令官はシリア領内へのイスラエルの侵攻について次のように述べた。

イスラエル軍は、「イランの民兵」がいるという口実で、緩衝地帯に侵攻している…。ダマスカスが解放されて以降、こうした口実は有効ではない。
我々は、国際社会の関係者らに対し、シリアが1974年の協定を遵守していること、また国連軍を受け入れ、保護する準備が整っていることを通知した。
シリアへのイスラエルの侵攻が間違いであり、我々には過去の合意に立ち返る必要があるということに皆が同意している。

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シャルア総司令官はアルバレス外務EU協力大臣を代表とするスペインの使節団と首都ダマスカスで会談(2025年1月16日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、シリアを訪れたホセ・マヌエル・アルバレス外務EU協力大臣を代表とするスペインの使節団と首都ダマスカスで会談した。

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フランス24によると、アルバレス外務EU協力大臣はまた、首都ダマスカスのスペイン大使館を訪れ、スペイン国旗の掲揚に立ち会った。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣:「我々は、国際社会、国連、ならびに友好国や姉妹国に対して、イスラエルに対する圧力を強め、シリア領土からの撤退を求めるよう呼びかける」(2025年1月15日)

SANA『ワタン』によると、トルコの首脳らとの会談後の記者会見で、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は以下の通り発言した。

  • シリア国民は、不正や圧政に反対する立場を明確にし、国民の権利を保障し、地域および国際社会と調和し、建設的で積極的な国際的役割を取り戻す国家を構築することを目指している。これは、シリアを植民地的計略の人質として利用してきた前体制の政策とは程遠いものである。
  • シリアとトルコは新たな歴史を歩み始めた。両国は地域の安全と安定を支援するために協力し、共通の利益が二国間関係を継続的に発展させる原動力となる。
  • 我々は、シリアの傷を癒し、国内外の努力を統合して、個人ではなく制度に依存する国を築くために取り組んでいる。この国は、シリア国民に奉仕する高尚な目標のために専念する。
  • 東部地域の問題について、対話と交渉を通じて解決に取り組み、近い将来、目に見える形での具体的な成果を期待している。シリア国民は分裂を容認せず、中央政府の管理下にない機関も受け入れることは論理的ではない。この方針は、シリアの主権を回復するために必要であり、我々はシリアがトルコの隣国への脅威の発信地となることを拒否する。
  • 国民会議はすべての国民階層を代表し、約1200人の代表から構成される。シリアにおいて初めて、戦略的な決定が特定の派閥ではなく国民自身から発せられる。この機会を通じて、シリア国民は自らの未来と祖国の未来について主体的に語る権利を感じるだろう。
  • トルコとシリアの関係は政治的および経済的に発展し、シリアにおける繁栄、安全、安定の実現に寄与することとなる。
  • シリアは、1974年の協定を遵守することを確認している。同協定は、シリア領土とイスラエル国境との間に兵力引き離し部隊を置くことを規定している。この仕組みにより、双方が国際的な監視の下で安全を維持することが可能となる。
  • 我々は、国際社会、国連、ならびに友好国や姉妹国に対して、イスラエルに対する圧力を強め、シリア領土からの撤退を求めるよう呼びかける。
  • イスラエルはこれまで、ヒズブッラー、アサド体制、「イランの民兵」を口実としてシリアを攻撃してきた。
  • これらの脅威が排除された今、イスラエルはシリアの主権を尊重し、領土への干渉を控えるべきだ。
  • 我々は、シリアがイスラエルを含むいかなる国に対しても脅威の源とはならないというメッセージを送ってきた。彼らが自国の安全を守ろうとするのであれば、他国の安全も尊重すべきである。


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イスラエル軍がクナイトラ県で武器の在処を探索していたシリア軍事作戦総司令部を爆撃、3人を殺害、1人を負傷させる(2025年1月15日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機1機が、県南部のガディール・ブスターン村でシリア軍事作戦総司令部の車列を狙って爆撃を行い、複数回の激しい爆発と煙が立ち上がるのが確認された。

これにより、シリア軍事作戦総司令部のメンバー2人を含む3人死亡、1人が負傷した。

シリア軍事作戦総司令部の車列は、ガディール・ブスターン村の民家で武器の在処を探索していた。

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シリア新政権(シリア軍事作戦総司令部)はアサド政権に対する戦闘に参加していたエジプト人イスラーム主義者がエジプトのスィースィー大統領を脅迫したとして逮捕(2025年1月15日)

ロイター通信は、シリア内務省とアラブ治安筋の話として、シリア新政権(シリア軍事作戦総司令部)が、アサド政権に対する戦闘に参加していたエジプト人イスラーム主義者を逮捕したと伝えた。

逮捕されたのは、アフマド・マンスール容疑者を名乗る戦闘員で、X(https://x.com/sweed_08)を通じて、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領が「アサド前大統領と同じ運命を辿るだろう」、「高い門もトンネルもお前を救うことはできない。なぜなら、お前の番だからだ、独裁者よ」などと発言していた。

マンスール容疑者は、15日に逮捕され、現在は拘置所にいるという。

エジプトの複数の治安筋によると、エジプト政府はマンスール容疑者の逮捕要請は行っていないが、第三国を介して諜報機関と接触し、シリアで過激派が再び台頭していることに怒りを表明していたという。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯を攻撃し、民間人4人を殺害、11人を負傷させる(2025年1月15日)

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がスィッリーン町および同地一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍戦闘機がティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAによると、この爆撃で、ティシュリーン・ダム方面に向かう民間人を乗せていた車列が狙われ、民間人1人が死亡、4人が負傷した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、ティシュリーン・ダムに対して砲撃を加え、ダムの施設で働いていた民間人3人が死亡、7人が負傷した。

ANHAによると、シリア民主軍はマンビジュ市東方とティシュリーン・ダム北方での戦闘で、シリア国民軍の戦車3輌、装甲車7輌、機関銃を装備した車輛6台を破壊、戦闘員18人を殲滅した。

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米主導の有志連合の無人航空機がトルコとの国境に近いイドリブ県サルマダー市近郊を攻撃、ダーイシュの元協力者と見られる男性らを殺害(2025年1月15日)

イドリブ県では、『ワタン』によると、米主導の有志連合の無人航空機1機が、トルコとの国境に近いサルマダー市近郊を移動中の標的に対して3発のミサイルで攻撃した。

「シリア革命の咆哮者たち」によると、有志連合のミサイル攻撃が行われたのはバーブ・ハワー国境通行所近く、サルマダー市北のカルア国内避難民(IDPs)キャンプに至る街道を移動中のオートバイが標的となった。


オートバイには、以下2人の民間人が乗っていた。

  • ムハンマド・ファイヤード・ズィーバーン氏(サラーキブ市農村地域出身の下肢切断患者)
  • ナーイフ・ハンムード・ウライウィー氏(ハマー県アンカーウィー村出身の学生)

シリア人権監視団によると、この攻撃で、2人は死亡した。

シリア人権監視団によると、このうちのズィーバーン氏はイドリブ県サラーキブ市近郊のシャイフ・イドリース村の出身で、ダーイシュ(イスラーム国)、ジュンド・アクサーなどと活動を続けていた人物だという。

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シュルツェ経済協力開発大臣を代表とするドイツの使節団がシリアを訪れ、首都ダマスカスのムジュダヒド病院を視察、シャルア総司令官の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣と会談(2025年1月15日)

SANAによると、スベニャ・シュルツェ経済協力開発大臣を代表とするドイツの使節団がシリアを訪れ、首都ダマスカスのムジュダヒド病院を視察した。

シュルツェ経済協力開発大臣らはまた、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣と会談し、保健部門での協力の方途について議論した。

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