シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣、アブー・カスラ暫定国防大臣、ハッターブ総合諜報機関長官がトルコを訪れ、エルドアン大統領、フィダン外務大臣、ギュレル国防大臣、カルン国家情報機構(MiT)長官と会談(2025年1月15日)

シリア軍事作戦局総司令部がシリア情勢の進捗についての情報を発信するために開設した専門のプラットフォーム「自由シリア」によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣、アナス・ハッターブ総合諜報機関長官がトルコを訪れ、首都アンカラの大統領府でレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、ハカン・フィダン外務大臣と会談した。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣、アブー・カスラ暫定国防大臣、ハッターブ総合諜報機関長官はまた、フィダン外務大臣、ヤシャル・ギュレル国防大臣、イブラヒム・カルン国家情報機構(MiT)長官と個別に会談した。

SANAによると、会談後の記者会見で、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は以下の通り発言した。

  • シリア国民は、不正や圧政に反対する立場を明確にし、国民の権利を保障し、地域および国際社会と調和し、建設的で積極的な国際的役割を取り戻す国家を構築することを目指している。これは、シリアを植民地的計略の人質として利用してきた前体制の政策とは程遠いものである。
  • シリアとトルコは新たな歴史を歩み始めた。両国は地域の安全と安定を支援するために協力し、共通の利益が二国間関係を継続的に発展させる原動力となる。
  • 我々は、シリアの傷を癒し、国内外の努力を統合して、個人ではなく制度に依存する国を築くために取り組んでいる。この国は、シリア国民に奉仕する高尚な目標のために専念する。
  • 東部地域の問題について、対話と交渉を通じて解決に取り組み、近い将来、目に見える形での具体的な成果を期待している。シリア国民は分裂を容認せず、中央政府の管理下にない機関も受け入れることは論理的ではない。この方針は、シリアの主権を回復するために必要であり、我々はシリアがトルコの隣国への脅威の発信地となることを拒否する。
  • 国民会議はすべての国民階層を代表し、約1200人の代表から構成される。シリアにおいて初めて、戦略的な決定が特定の派閥ではなく国民自身から発せられる。この機会を通じて、シリア国民は自らの未来と祖国の未来について主体的に語る権利を感じるだろう。
  • トルコとシリアの関係は政治的および経済的に発展し、シリアにおける繁栄、安全、安定の実現に寄与することとなる。

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シャルア総司令官はヴォルカー・ターク国連事務次長(政策担当)を代表とする使節団、アレッポ市のシャイフとウラマー、シリアの作家・詩人と会談(2025年1月15日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、ヴォルカー・ターク国連事務次長(政策担当)を代表とする使節団と会談した。

『ワタン』によると、会談後の記者会見で、ターク国連事務次長は、教育、保健、住居のシステムを再構築する必要があるとしたうえで、シリア国民に対する制裁を解除するために取り組まねばならないと述べた。

また、人権に対する罪を犯した者を裁くこと、正義を実現するための権力移譲を推し進めることの必要性などについても強調した。

https://fb.watch/x7VBRjfQdR/



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アレッポ市のシャイフやウラマーらがシャルア総司令官を訪れ、「シリア革命」の勝利への祝意を伝えた。

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シリアの作家や詩人らが首都ダマスカスの人民宮殿でシャルア総司令官と会談した。

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ロシアのラヴロフ外務大臣:「アサド政権の崩壊は同政権指導部の近年の無策が主因」(2025年1月14日)

ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣は、記者会見で2024年のロシアの外交を振り返り、シリアのアサド政権の崩壊は、同政権指導部の近年の無策が主因だと述べた。

ラブロフ外務大臣は以下の通り述べた。

シリアでは幾つかの出来事があり、ロシアの大統領らがこれにコメントしてきた。これらの出来事は、主に過去10年間にわたる政治プロセスの停滞が原因で発生したものだ。これは、シリアの大統領の要請により、ロシアが部隊を派遣し、ロシア、イラン、トルコがアスタナ・プロセスを立ち上げ、一部アラブ諸国がこれに参加して以降のことだ。おそらく、変化を実行しようとすることへの消極性が一因だったのだろう…。
我々は、あらゆる手段を尽くして、ロシアの提案によって設立された制憲委員会の活動を再開するようシリアの指導部に働きかけた。だが、ダマスカスの指導部は再開に積極的ではなかった。

タス通信が伝えた。

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ヨルダン軍所属と見られる戦闘機が武器麻薬密売の有力人物とされる部族長の家などを狙い、スワイダー県シュアーブ村を爆撃(2025年1月14日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ヨルダン軍所属と見られる戦闘機が、国境に近いシュアーブ村の民家2棟を狙って2回の爆撃を実施し、複数人が負傷した。

標的となった民家のうち1棟は、地元の部族長のジハード・サイード氏の住居で、同氏は武器や麻薬の密輸に関与している有力人物とされ、アサド政権下で逮捕されていたが、政権崩壊後に釈放されていた。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯などへの攻撃を続ける(2025年1月14日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、シリア民主軍は13日のマンビジュ市農村地帯とカラ・クーザーク橋一帯での戦闘でシリア国民軍の戦闘員28人を殺害、36人を負傷させ、装甲車5台と軍用車輛2台を破壊、自爆型無人航空機1機を撃墜したと発表した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町北のアサディーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍が戦闘機複数機でスィッリーン町一帯を爆撃した。

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アフマド・シャルア総司令官の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣が英国のシリア慈善協会財団社(SCAN UK)の使節団と会談(2025年1月14日)

SANAによると、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は、英国のシリア慈善協会財団社(SCAN UK)の使節団と会談し、保健部門での協力の方途について意見を交わした。

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ムハンマド・バシール暫定首相は、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市の名士からなる使節団と会談し、国家機関へのマンパワーの動員の方途について意見を交わした。

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米軍が基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港にヘリコプター1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2025年1月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、ヘリココプター1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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イスラエル軍戦闘機がマトリバー国境通行所(レバノン側はハムラー国境通行所)とレバノンのカスル村の間に設置されていた非公式の通行所を狙って爆撃(2025年1月13日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が12日深夜から13日未明にかけて、マトリバー国境通行所(レバノン側はハムラー国境通行所)とレバノンのカスル村の間に設置されていた非公式の通行所を狙って爆撃を行った。

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トルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍がアレッポ県、ハサカ県、ラッカ県で交戦(2025年1月13日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がアイン・アラブ(コバネ)市近郊のカラク村、ウーマルキー村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍は、ティシュリーン・ダム一帯に対して戦闘機で2度にわたり爆撃を行う一方、シリア国民軍とともに同地を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍は、その後もティシュリーン・ダム一帯への砲撃を続けた。

ANHAによると、シリア民主軍は過去24時間のマンビジュ市一帯での戦闘で、シリア国民軍の戦闘員23人を殺害、7人を負傷させ、軍用車輛5台を破壊したと発表した。

一方、ANHAによると、女性防衛隊(YPJ)はカラ・クーザーク橋一帯での戦闘で、隊員3人が戦死したと発表した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のウンム・ハイル村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍がスィッリーン町一帯を戦闘機で爆撃した。

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EU加盟6ヵ国が、運輸、エネルギー、銀行業務などでのシリアに対する経済制裁を一時的に解除することを求める(2025年1月13日)

ロイター通信は、欧州連合(EU)加盟6ヵ国が、運輸、エネルギー、銀行業務などでのシリアに対する経済制裁を一時的に解除することを求めていることが、入手した文書で明らかになったと伝えた。

制裁解除を求めているのは、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、フィンランド、デンマーク。

しかし、文書では同時に、人権やマイノリティの権利尊重へのEUの期待が満たされない場合、さらなる制裁解除は行なわず、部分的な制裁解除も失効させるとしている。

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カタール、サウジアラビア、クウェートからの人道支援物資が到着(2025年1月13日)

SANAによると、食料物資360パック(10トン)を積んだカタールの貨物機がダマスカス国際空港に着陸した。

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また、『ワタン』によると、食料物資や救援物資28トンを積んだサウジアラビアの貨物機がダマスカス国際空港に、支援物資を積んだ貨物車輛60輌がサウジアラビアからヨルダン経由でシリア(ダルアー県ナスィーブ通行所)に到着した。

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さらに、『ワタン』によると、クウェートの支援物資を積んだ貨物機1機がダマスカス国際空港に到着した。

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バシール暫定首相は、カタールの実業家と投資家からなる使節団、英国のシリア慈善協会財団社の使節団と会談(2025年1月13日)

シリア軍事作戦局総司令部がシリア情勢の進捗についての情報を発信するために開設した専門のプラットフォーム「自由シリア」によると、ムハンマド・バシール暫定首相は、カタールの実業家と投資家からなる使節団と会談し、シリアへの投資の現状や増進の方途について議論した。

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SANAによると、バシール暫定首相はまた、英国のシリア慈善協会財団社の使節団と会談した。

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シリア民主軍の特殊部隊が米主導の有志連合の航空支援を受けてハサカ県バクー村でダーイシュのスリーパーセルに対して特殊作戦を実施、4人全員を殺害(2025年1月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の特殊部隊が米主導の有志連合の航空支援を受けて、バクー村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに対して特殊作戦を実施、4人全員を殺害した。

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シリア民主軍は、ティシュリーン・ダム一帯やカラ・クーザーク橋一帯でトルコ軍とシリア国民軍を迎撃していた部隊がダーイシュの攻撃を受けて、戦闘員7人が死亡したと発表(2025年1月12日)

ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がタッル・タムル町北のフドル・ハサン村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍は、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のヒルバト・シャイール村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のハドラワーヤ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍がアブー・ラースィーン町近郊のガソリン・スタンドを砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の無人航空機1機がカズワーン山を攻撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍はアイン・アラブ(コバネ)市南のカラク村、ウーマラク村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機がアイン・アラブ市近郊のサブト村を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機複数機がアイン・アラブ市南のバルカル村を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍はシリア国民軍とともに、ティシュリーン・ダム一帯に対して砲撃と爆撃を行った。

ANHAは、ティシュリーン・ダム一帯への攻撃には、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーもシリア国民軍の戦闘員として参加していると伝え、その写真を公開した。

また、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターが、ティシュリーン・ダム一帯やカラ・クーザーク橋一帯でトルコ軍とシリア国民軍を迎撃していた部隊がダーイシュの攻撃を受けて、戦闘員7人が死亡したと発表した。

一方、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、10 日と11日の戦闘で、シリア国民軍の戦闘員23人を殺害、36人を負傷させたと発表した。

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シャルア総司令官の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣はイタリア大使と会談し、協力関係強化の方途について議論(2025年1月12日)

SANAによると、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は、イタリア大使と会談し、協力関係強化の方途について議論した。

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シャイバーニー暫定外務大臣がサウジアラビアの首都リヤドで開催された「シリアに関するリヤド会合」に出席(2025年1月12日)

『ワタン』によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣が11日深夜にサウジアラビアに到着、首都リヤドのハーリド国王国際空港でワリード・ハリージー外務副大臣の出迎えを受けた。

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アナトリア通信SANAなどによると、サウジアラビアの首都リヤドで国際会議「シリアに関するリヤド会合」が開催され、サウジアラビア、UAE、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート、イラク、レバノン、ヨルダン、エジプト、英国、ドイツ、トルコ、シリアの外務大臣、米国、イタリアの外務副大臣、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長、湾岸協力会議のジャースィム・マフムード・ブダイウィー事務局長、ペデルセン特別代表が出席した。



会合後にサウジアラビア外務省が発表したされた声明では、シリア国民への支援の方途などが議論され、シリアの再建と、すべての市民にとって、安全で独立した統一国家を目指すこと、テロが存在せず、主権や領土の一体性がいかなる勢力からも脅かされない国を建設を目指すことが強調され、政治的移行プロセスを支援することが確認された。

また、シリア南西部に対するイスラエルの侵攻に懸念を表明した。

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シャイバーニー暫定外務大臣はまた、会議の合間にサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣、バーレーンのアブドドゥッラテティーフ・ビン・ラーシド・ザヤーニー外務大臣、英国のデヴィッド・ラミー外務副大臣、トルコのハカン・フィダン外務大臣、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と個別に会談した。




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イスラエル軍地上部隊がクナイトラ県マアラカ村一帯に新たに侵攻(2025年1月12日)

クナイトラ県では、『ワタン』によると、イスラエル軍地上部隊がマアラカ村西方面からドゥライヤート連帯基地方面に侵攻、道路を封鎖した。

また、複数の地元筋によると、マアラカ村西の農地をブルドーザーで破壊した。

また、クードナ村、マアラク村、ハイラーン村、そしてダルアー県、ヨルダン国境地帯を結ぶ道路に土塁を設置した。

封鎖された道路は、イスラエル占領軍が射撃訓練および演習場として利用している東アフマル丘を通過している。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯などへの攻撃を続ける(2025年1月11日)

ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のヒルバト・シャイール村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍に所属する航空部隊である殉教者ハールーン部隊は10日にマンビジュ市東方でシリア国民軍の車輛2台を撃破したと発表、その画像や映像を公開した。

ANHAによると、トルコ軍はシリア国民軍とともに、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃、また同地を戦闘機で爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍は、無人航空機複数機でティシュリーン・ダム一帯を攻撃した。

ANHAによると、トルコ軍は戦闘機複数機で、カラ・クーザーク橋近くのサイファ丘、ビール・ハッスー村を爆撃した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍がスィッリーン町一帯を砲撃した。

一方、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ダイル・ハーフィル市一帯で隊員1人が死亡したと発表した。

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シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)はヒナーイー特使を代表とするオマーンの使節団、ミーカーティー首相を代表とするレバノン使節団、ワリード・ズウビー氏らシリアの実業家らと会談(2025年1月11日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣とともに、シリアを訪れたアブドゥルアズィーズ・ヒナーイー特使を代表とするオマーンの使節団と首都ダマスカスで会談した。

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シャルア総司令官はまた、シャイバーニー暫定外務大臣とともにナジーブ・ミーカーティー首相を代表とするレバノンの高級使節団と会談した。

会談後に発表された声明では、レバノン国内の刑務所に収監されているすべてのシリア人逮捕者の身柄引き渡し、国境警備、麻薬撲滅における協力について合意が交わされたと発表された。

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シャルア総司令官はさらに、ワリード・ズウビー氏らシリアの実業家らと会談した。

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イタリアのタイヤーニ外務大臣がシリア軍事作戦局総司令部のシャルア総司令官、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣と会談:シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は西欧諸国など歴訪の使節団を率いると宣言(2025年1月10日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣は、シリアを訪れたイタリアのアントニオ・タイヤーニ外務大臣と首都ダマスカスの人民宮殿で会談した。

SANAによると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、会談後の記者会見で、「すべてのシリア人がその宗派、民族、宗教に関係なく自由を享受できるよう、法の支配と市民権の下でそれを支える原則と価値を遵守する」と改めて表明、「包括的かつ円滑な政治権力の移行を実現するための国民対話会議を開催する取り組み」を行っていると強調した。

さらに、以下の通り述べ、西欧諸国などへの歴訪への意向を表明した。

欧州諸国を含む海外を歴訪するシリア上級代表団を率いることを発表できてうれしく思っている。

外相会談に続いて、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)が、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、タイヤーニ外務大臣と会談した。

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米主導の有志連合の無人航空機がラッカ県の砂漠地帯で、ムハンマド・ジャドゥーアを名乗るダーイシュの幹部メンバーの1人を殺害(2025年1月10日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の無人航空機1機がラサーファ市近郊の砂漠地帯で、ムハンマド・ジャドゥーアを名乗るダーイシュ(イスラーム国)の幹部メンバーの1人が乗った四輪駆動車を狙って攻撃を行い、これを殺害した。

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ANHA:米英仏の高官はシリア軍事作戦総司令部が外国人戦闘員を幹部士官に任命したことに警鐘を鳴らす(2025年1月10日)

ANHAは、シリア軍事作戦総司令部が外国人戦闘員を幹部士官に任命したことに関して、欧米諸国が否定的な示していると伝えた。

同報道によると、米国のダニエル・ルービンシュタイン大使は、12月20日に首都ダマスカスの人民宮殿でシリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)と会談した際、「こうした任命は、米国におけるあなた方の評判を維持することには資さない」と伝え、警鐘を鳴らしたという。

また、フランスのジャン=ノエル・バロー外務大臣、ドイツのアナリーナ・ベアボック外務大臣、も、1月3日のシャルア総司令官との会談で、この問題について取り上げたという。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯、ハサカ県北部への攻撃を続ける(2025年1月10日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午前、スィッリーン町の穀物サイロを砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機が同町を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍は、ティシュリーン・ダム一帯の村々を砲撃した。

一方、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍の攻撃を阻止するためにティシュリーン・ダムに「人間の盾」として滞在を続ける住民らは、3日目の夜を迎えた。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のマスラタ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の無人航空機1機がマーリキーヤ(ダイリーク)市に近いカラ・ジューフ山を攻撃した。

ANHAによると、トルコ軍はタッル・タムル町近郊のウンム・ハイル村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の無人航空機1機がマーリキーヤ市近郊のハーナー・スィリー村で車1台を狙って攻撃した。

ANHAによると、トルコ軍の無人航空機1機はマーリキーヤ市近郊のシャラクー村を爆撃した。

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、シャラクー村への爆撃で、民間人2人が死亡したと発表した。

ANHAによると、トルコ軍はアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアサディーヤ村を砲撃した。

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トルコのイェルリカヤ内務大臣はアサド政権崩壊後に52000人以上のシリア人がトルコからシリアに帰国したと発表(2025年1月9日)

トルコのアリ・イェルリカヤ内務大臣は、ハタイ県のジルヴェギョズ国境通行所を視察、その後の記者会見で、アサド政権崩壊後に52000人以上のシリア人がトルコからシリアに帰国したと発表した。


イェルリカヤ内務大臣によると、2024年1月から11月にかけての帰還者数は11063人、アサド政権が崩壊した12月8日以降は52622人に達しているという。

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トルコ軍がアレッポ県、ラッカ県を無人航空機などで攻撃(2025年1月9日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍の無人航空機1機が早朝にティシュリーン・ダム一帯を攻撃した。

ANHAによると、トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに同地を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍はアイン・アラブ(コバネ)氏西のハッラーブ・アトウ村、イールジャーグ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍はさらに、アイン・アラブ市西のアフマド・ムニール農場、カリー・アブリー村、シュユーフ村、ズール・マガール村、同市南のカルマザ村、タッル・ガザール村を砲撃した。

なお、ANHAによると、シリア国民軍広報センターは、ティシュリーン・ダム一帯およびマンビジュ市南方および当方でのトルコ軍、シリア国民軍との戦闘で、9日に63人を殺害、37人を負傷させたと発表した。


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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍に無人航空機複数機がジャルニーヤ町にあるハートゥーニーヤ・サイロと発電所を狙って攻撃を行った。

ANHAによると、この攻撃により、ジャルニーヤ町の発電所が利用不能となった。

ANHAによると、トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、タッル・アブヤド市近郊のイブラーヒーム・カルドゥー村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍はアイン・イーサー市近郊のムシャイリファ村のある穀物サイロなどに対して砲撃を行った。

ANHAによると、トルコ軍はスルーク町近郊のガーズィリー村を砲撃した。

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イスラエル軍地上部隊がクナイトラ県のイッシャ村、アブー・ガーラ村、ハイラーン村、ハムル丘に新たに侵攻する一方、スワイダー県のハルハラ航空基地を爆撃(2025年1月8日)

クナイトラ県では、シリア人民抵抗シリア人権監視団によると、イスラエル軍の戦車部隊がイッシャ村、アブー・ガーラ村、ハイラーン村、ハムル丘に侵攻し、ハイラーン村および周辺に設置されていた旧シリア軍の兵舎を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍はラフィード町に展開させていた地上部隊を撤退させた。

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スワイダー県では、シリア人民抵抗シリア人権監視団によると、イスラエル軍がハルハラ航空基地を爆撃した。

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国連安保理でシリア代表は制裁解除を求める一方、米国連大使は制裁が人道支援を妨げるものではないと反論、ロシアは国連経由での支援継続を表明(2025年1月8日)

国連安保理では、アサド政権崩壊後のシリアへの対応について議論するための会合が開催された。

UN Newsによると、会合では、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がオンラインで出席し、シリアの移行期について「大いなる機会と真の危機が交錯する瞬間」と表現、安定につながるような慎重な対応を求めた。

また、沿岸地方、ヒムス県、ハマー県で不穏な事態が報告されており、暴力が懸念事項として残されていることを指摘した。

トム・フレッチャー国連緊急援助調整官は、「この瞬間に存在する機会を逃してはならない」として、国のサービスの復旧、難民・避難民の保護、女性のレジリエンスというシリア再建における優先事項についての説明を行った。

一方、クサイ・ダッハーク在国連シリア代表は、旧政権に対する制裁を早急に解除することを求めた。

しかし、ドロシー・シェイ米国連大使は、米国の制裁について、人道支援を妨げるものではないと反論、シリア人主導のシリア人による政治プロセスを支援するとの姿勢を改めて示した。

一方、TASSによると、ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連は、シリア国民に対して、人道支援、紛争で破壊された社会インフラの再建、難民・避難民の帰還に向けた基盤整備などの多面的な支援を国連経由で継続する意向を示した。

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米中央軍(CENTCOM)はイエメン領内のフーシー派支配下地域にある地下先進通常兵器(ACW)貯蔵施設2ヵ所に対して複数の精密爆撃を実施したと発表(2025年1月8日)

米中央軍(CENTCOM)は午後2時37分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて、イエメン領内のフーシー派支配下地域にある地下先進通常兵器(ACW)貯蔵施設2ヵ所に対して複数の精密爆撃を実施したと発表した。

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シリア航空公社はダマスカス国際空港とUAEを結ぶすべての旅客便の就航を一時停止すると発表、理由は不明(2025年1月8日)

ムドンによると、シリア航空公社のアフマド・アッバース・アーガー通商業務マーケティング局長は、ダマスカス国際空港とUAEを結ぶすべての旅客便の就航を一時停止すると発表した。

ダマスカス国際空港・UAE間の旅客便は、8日にシャルジャ往復便が再開されたばかりで、一時停止の理由についての説明はなかった。

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