SANAによると、ムハンマド・アバーザイド暫定財務大臣はビヨン・ゲルマン氏を臨時代表が率いるドイツ外務省の使節団と会談し、財務協力開始の方途について議論した。
アバーザイド臨時財務大臣はまた、ミヒャエル・オンマハト臨時代表とフランス外交官エレーヌ・ルカルが率いるEU代表部使節団と会談し、シリアとEUの関係促進の方途について議論、シリアに対するすべての制裁を解除する必要性が確認された。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
シリア軍事作戦総司令部によると、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当)がシリアを訪れ、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)と会談した。
会談では、シリアの主権や領土の一体性の尊重など主要な問題について集中的に議論がなされた。
ロシア側は会談で、シリアで現在進行中の前向きな変化を支援することを確認した。会談ではまた、補償、復興、早期回復などの具体的な措置を通じて、シリア国民への信頼を再構築するためのロシアの役割についても焦点があてられた。
会談において、両者は、アサド体制が行ってきた野蛮な戦争の犠牲者への説明責任の保証と正義の実現に向けた移行期正義の仕組みについても議論がなされた。
シリアの新政権側は、正義、尊厳、そして主権に根ざしたシリアの未来を築くため、すべての利害関係者と原則的に対応することを確認した。
新政権はまた、関係修復には、過去の過ちに対処し、シリア国民の意思を尊重し、その利益に資する必要があると強調した。
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ロイター通信が会合に詳しいシリア筋の話として伝えたところによると、シャルア総司令官はボグダノフ副大臣に対してアサド前大統領の身柄引き渡しを求めた。
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タス通信によると、ボグダノフ外務副大臣は会談後に記者らに対して、シリア領内のロシア軍基地の処遇について、議論を続けることで合意したと語った。
また、タス通信によると、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は記者らに対して、ボグダノフ外務副大臣のシリア訪問について、「重要な訪問だった、また(新政権との)接触も重要なものだった。なぜなら、シリアとの継続的な対話を確立維持する必要があるからだ」と述べた。
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1月27日のシリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)と会談した在米シリア人女性の使節団に参加していたリーム・バズム氏は1月27日、Xで、シャルア総司令官とアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣と会談できたことに謝意を示すとともに、シャルア総司令官の妻のラティーファ・シャルア氏と会えたことが光栄だったと表明した。
باسمي وباسم وفد السيديات السوريات الأمريكيات نشكر القائد أحمد الشرع ووزير الخارجية أسعد الشيباني على لقائهم معنا مساء البارحة كما سعدنا كثيرا بلقاء زوجته السيدة لطيفة الشرع @Asaad_Shaibani @realDonaldTrump https://t.co/QGC66jglPl
— Rim Albezem (@Reem_mbc) January 27, 2025
バズム氏はまた28日にサウジアラビアのシャルク・ニュースのインタビューに対して次のように述べた。
彼女(ラティーファ氏)は議論にはくわわりませんでした。でも、彼女は美しく、エレガントな女性でした。私たちが選挙に基づく民主的な政府を持つに至れば、彼女は第1夫人に相応しいと思いました。
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一方、同じく使節団に参加していたアブドゥルハーフィズ・シャラフ氏はフェイスブックで、使節団がシャルア総司令官の妻ラティーファ氏と会談したことを明らかにするとともに、その時の詳細を明らかにした。
それによると、会談に臨んでいた使節団に対して、シャルア総司令官は突如、妻のラティーファ氏を同席させた。
ファーティマ氏はニカーブではなく、ヒジャーブを着用した普通のシリア人の服装をしていた。
シャルア総司令官は冗談交じり、妻を紹介し、「彼女をとても愛している」と語り、自身に複数の妻がいるとの噂に関して、「本当に彼女だけで、ほかには誰もいない。SNSで聞くことは単なる噂にすぎない」と述べた。
そのうえで、次のように述べた。
私が、彼女はヒジャーブを着用しており、ニカーブはしていないと書いたのは、単なる説明のためであり、それ以上の意図はない…。
しかし、私は確信を持って、ヒジャーブやニカーブの着用、あるいはヒジャーブを着けないこと、さらには衣服の選択全般に関して、それが男性であれ女性であれ、個人の自由だと考えている。この自由は、すべての人において尊重されるべきで、国家という枠組みや法律は、このような細かな事柄に介入するべきではなく、むしろすべての人の 自由を守り、その権利を保障する ことに専念すべきだ。
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サウーディー・ニュースによると、ラティーファ氏のフルネームはファティーファ・ダルービー。
ヒムス県ヒムス市の出身で、ダルービー家はウラマーのアブドゥルガッファール・ダルービー師、元閣僚のガーズィー・ダルービー氏、作家のサーミー・ダルービー氏、元首相のアラーッディーン・ダルービー氏らを輩出した名家。
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ダマスカス県では、「シリア革命の咆哮者たち」、タフタ・マフジャルによると、ルクン・ディーン区で、6日前(1月23日)に新政権当局との会合に招聘され、その後逮捕されたシリア国民軍所属のイスラーム軍のサアドゥー・ガザーウィー氏(アブー・サフヤーン)の釈放を求める抗議デモが行われた。
ガザーウィー氏の逮捕は、指導する部隊(旅団)の解体と武器引き渡しを求める新政権の要請を拒否したのが理由だという。
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ヒムス県では、SANAによると、上ムハッラム町で即席爆弾が仕掛けられていた車2台が爆発した。
シリア人民抵抗によると、壁の後ろに隠れていた男性1人が、爆発直後にバスが炎上する現場に近づき、撮影を初め、これに気づいた住民がこの男性を取り押さえ、駆け付けたシャーム解放機構のメンバーらに身柄を引き渡した。
この男性は、所持していた身分証明書から、シャーム解放機構のメンバーであることが判明したという。
一方、シリア人権監視団によると、ヒルバト・ハマーム村で内務省総合治安局によって逮捕された若い男性2人が拷問を受けて死亡、遺体で発見された。
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ダルアー県では、SANA、シリア人権監視団によると、ダルアー市のサジュナ地区で、住宅が爆発し女性1人と女児1人が死亡、10人が負傷した。
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ダマスカス郊外県では、SANAによると、バイト・ジン村一帯でシリア軍第4師団の武器庫を発見した。
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ダイル・ザウル県では、SANAによると、内務省総合治安局が、自動車強盗グループを逮捕した。
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イドリブ県では、『ワタン』によると、内務省総合治安局がアティマ村一帯で、アレッポ県方面からカプタゴンを持ち込もうとした男性1人を逮捕した。
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シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)はアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住大臣とともに、ムハンマド・ムスタファー・パレスチナ自治政府首相兼外務大臣を代表とするパレスチナの使節団と会談した。
パレスチナのWAFA通信https://www.wafa.ps/Pages/Details/112791によると、ムスタファー首相は、会談のなかで、シリアに対する制裁解除に向けて全力で支援を行うと述べた。
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ダマスカス県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、ウマウィーイーン広場で、前政権時代の内務省に勤務していた警察職員らが、解雇と宿舎からの立ち退きに抗議してデモを行った。
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アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、Xで以下の通り発表し、シリアへの制裁解除に向けた欧州連合(EU)の決定に歓迎の意を示し、この決定がシリア国民の生活のすべての側面に良い効果をもたらし、持続的開発を保障するものことを期待すると表明した。
我々は、EUがシリアへの制裁の最終的な解除するに向けて、制裁を1年間停止するとしたEUの前向きな措置を歓迎し、この決定がシリア国民の生活のあらゆる側面に良いの影響を与え、持続的発展を確保することを期待する。
نرحب بالخطوة الإيجابية التي بادر بها الاتحاد الأوروبي بتعليق العقوبات المفروضة على سوريا لمدة عام واحد تمهيدا لرفعها بشكل نهائي، ونتطلع أن ينعكس هذا القرار إيجابيا على جميع مناحي الحياة للشعب السوري ويؤمن التنمية المستدامة.
— أسعد حسن الشيباني (@Asaad_Shaibani) January 27, 2025
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外務在外居住者省は声明を出し、欧州連合(EU)が主要セクターへの制裁を停止する決定をしたことを歓迎したうえで、すべての制裁を解除するために、あらゆるパートナーと建設的に協力する用意があると表明した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部を名乗る武装集団が、アラウィー派が暮らす県北部のアンズ村を襲撃し、老人2人と子ども1人を含む住民5人を処刑、複数を負傷させた。
一方、『ワタン』によると、ハマー県警察が、安全と公共の秩序を維持するため、公の場での武器携帯を禁止する通達を発出した。
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ダイル・ザウル県では、SANAによると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市でカプタゴンなどの麻薬を密売していた犯罪集団を摘発した。
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スワイダー県では、SANAによると、前政権時代の内務省の関係者、士官、下士官ら2200人の社会復帰手続きが終了した。
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ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局がジャブラ市内で盗品倉庫を発見した。
ラタキア市では、和解プロセス受付が最終日を迎えた。
「シリア革命の咆哮者たち」によると、シリア軍事作戦総司令部が沿岸地方で、「シャッビーハ」のイード・イブラーヒーム・ダルウィーシュを逮捕した。
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ダマスカス郊外県では、SANAによると、内務省総合治安局がカタナー市および周辺農村地帯で前政権の「残党」に対する治安作戦を実施、多数を逮捕した。
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ヒムス県では、SANAによると、内務省総合治安局が、拘束していた逮捕者らに関して、武器を所持していないことが確認され、新政権に敵対しないことを誓約した者を新たに釈放した。
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ダルアー県では、『ワタン』によると、ナスィーブ国境通行所管理局が国外に密輸されようとしていた700万錠以上の麻薬を積んだ大型車輛を発見、麻薬を押収した。
この大型車輌は、前政権下で、麻薬が積み込まれ、密輸の準備がされていたという。
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シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、在米シリア人女性の使節団と会談した。
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タルトゥース県では、『ワタン』によると、内務省総合治安局が農村地帯で掃討作戦を継続した。
シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部の戦闘員1400~1500人あまりを乗せた大規模な車列がタルトゥース市に到着し、住民の間で恐怖と緊張が拡がっているという。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のサイフ・ダウラ地区でピックアップ・トラックに乗った正体不明の武装集団が無差別に発砲、28歳の男性が死亡した。
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ハマー県では、「シリア革命の咆哮者たち」によると、シリア軍事作戦総司令部がカムハーナ町の町長として知られるアフマド・ウマル・ナブハーン(アブー・リダー)を逮捕した。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部がハマー刑務所に拘束していたシリア軍の元兵士ら160人を釈放した。
釈放された元兵士は、タルトゥース県タルトゥース市などで逮捕されていた。
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シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)はアナス・ハッターブ総合諜報機関長官とともに、シリアを訪れたイブラヒン・カルン国家情報機構(MiT)長官を代表とするトルコの使節団と会談した。
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イドリブ県では、「シリア革命の咆哮者たち」によると、ビンニシュ市の農地で2人が殺害され、3人が負傷した。
また、SANAによると、イドリブ県警察は、ビンニシュ市で市民2人が殺害された事件に関して、調査を継続していると発表した。
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ヒムス県では、SANAによると、内務省総合治安局が深夜に治安強化のためにヒムス市に展開した。
県の治安当局によると、5日前に誘拐されていた大学教授を務めるラシャー・ナースィル・アリー氏を捜索・解放するための作戦を内務省総合治安局が開始した。
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ラタキア県では、SANAなどによると、シリア軍事作戦総司令部が県農村部で内務省総合治安局が実施している掃討作戦に参加した。
また、内務省総合治安局も「アサドの民兵の残党」を追跡するための掃討作戦の一環として、同県に部隊を重点的に展開させた。
内務省総合治安局は、カルダーハ市の森林地帯で「旧体制の残党」から大量の武器・弾薬を押収した。
内務省総合治安局はさらに、和解プロセスに応じていない「旧体制」の関係者らに社会復帰に向けた手続きを行うよう改めて呼びかけた。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部と内務省総合治安局は沿岸地域の複数の都市や村で、24日深夜から25日未明にかけて多数を逮捕した。
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クナイトラ県では、SANAによると、内務省総合治安局が民間人が所持する武器を回収するため、同県各所に展開した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のカラム・ナズハ地区で拷問を受けて殺害されたと見られる男性の遺体が発見された。
シリア人権監視団によると、何者かによって射殺されたと見られるハイマル・ジャイス村の男性の遺体が発見された。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カムハーナ村の墓地で何ものかによって殺害されたと見られる若い男性の遺体が発見された。
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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局とシリア軍事作戦総司令部がバーニヤース市のクスール地区を強襲し、1人を銃で撃ち殺害、1人を負傷させた。
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