ロシア軍機複数機が、米軍が違法に駐留を続けるタンフ国境地帯一帯地域(55キロ地帯)に近いハマード砂漠にあるダーイシュの拠点に対して6回の爆撃を実施(2022年4月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、T4航空基地に配備されているロシア軍機複数機が、県東部のスフナ市一帯の砂漠地帯、米軍が違法に駐留を続けるタンフ国境地帯一帯地域(55キロ地帯)に近いハマード砂漠にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して6回の爆撃を実施した。

一方、シリア軍所轄の軍事建設機構は県東部のサワーナ町にあるリン酸塩生産鉱山にヘリポートを建設した。

ヘリポートはシリアに駐留するロシア軍の指示を受けたものだという。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県北部のマイーズィーラ村近郊で米主導の有志連合がシリア民主軍と合同軍事演習(2022年4月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある県北部のマイーズィーラ村近郊で、米主導の有志連合が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と合同軍事演習を行った。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県南部のブライジュ村近郊でシリア軍兵士1人を射殺(2022年4月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県南部のブライジュ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村およびその一帯、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、カフル・ヌーラーン村を砲撃した。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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元ダーイシュ・メンバーを擁する東部自由人運動がトルコ占領下のアレッポ県北西部でアルコールを販売していたとされる住民を逮捕(2022年4月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの庇護を受けるシリア国民軍に所属し、ダイル・ザウル県出身の元ダーイシュ(イスラーム国)・メンバーを多数擁する東部自由人運動のパトロール部隊が、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のマアバトリー(マーバーター)町の商店でアルコールを販売していたとして、住民1人を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市近郊のガンドゥーラ町で、警察(内務治安部隊、いわゆる「自由警察」)とシリア国民軍所属のハムザ師団のメンバーどうしが撃ち合いとなり、住民1人が巻き添えとなって負傷した。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局は自衛義務法(徴兵法)の第1条を改正し、徴兵対象者を拡大(2022年4月11日)

北・東シリア自治局の総務評議会(立法府)は第4回定例会で、自衛義務法(徴兵法)の第1条を賛成多数で改正した。

第1条第J項は、国防義務を任じられる者(徴兵対象)にかかる条項。

この改正によって、以下の通り文言が変更された。

対象者:法廷年齢に達した北・東シリア自治局のすべての居住者で、そのなかには同自治局外から転居し、3年以上経ったシリア国籍を有する者、マウトゥーム(1960年代にシリア国籍を剥奪された後、住民台帳に再登録されなかったクルド人)が含まれる。

変更前は、居住期間が「5年以上」とされていた(https://syriaarabspring.info/?p=59238)。

ANHA(4月11日付)が伝えた。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年4月11日)

ラッカ県では、ANHA(4月11日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、アイン・イーサー・キャンプ、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はラマダーン月を記念してイスラーム教の高位ウラマーからなる使節団と会談(2022年4月11日)

アサド大統領は、ラマダーン月を記念して首都ダマスカスで、イスラーム教の高位のウラマー(学者・宗教指導者)からなる使節団と会談した。

会談には、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣が同席した。

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SANA(4月11日付)によると、会談では、宗教機関の役割、一部の人々がしばしば提起するイスラーム教の教義に反した理解や概念、ウラマーらが宗教の本質や目的に合致したかたちで諸概念を構築することの重要性に話が集中した。

アサド大統領は、宗教の刷新と改革という二つの概念を正しく理解することに言及し、ウラマーらがシリアの宗教機関の発展、長年にわたって一部のウラマーらが陥っていた過った理解の改善において重要な対応をとってきたことを強調した。

アサド大統領はまた、刷新という概念への深淵な理解は、どれだけ深く宗教を深く掘り下げて行くことができるかにかかっており、それは聖コーランがあらゆる時代、状況に対応しているという原則に基づいている、との見方を示した。

アサド大統領はさらに、シューラー(諮問)の原則について言及、それによって、民族、社会全体が利益を得ることができる幅広いなアイデアが提示される必要があると述べるとともに、アッラーが下したかたちで宗教の教義に回帰すること、立法の基礎をなす法源、すなわち聖コーランとハディースに回帰することが重要であると強調した。

アサド大統領は、イスラーム社会の宗教機関には、思想面での戦いへの対応など、教義において火急に対処すべき大きな課題があるとしたうえで、これらの機関には、自らの社会が晒されている有害な思想に打撃を加えられるよう、教育、道徳、習慣、伝統、公理といったツールを並行して用いる必要があると述べた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/351153320384321

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍が政府支配下のハサカ市中心街(治安厳戒地区)に対する封鎖を強化・継続(2022年4月11日)

ハサカ県では、SANA(4月11日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が4月9日に開始したシリア政府支配下のハサカ市中心街(治安厳戒地区)に対する封鎖を強化・継続し、食料品、小麦粉、燃料の搬入を阻止した。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年4月11日)

SANA(4月11日付)によると、ダイル・ザウル県マヤーディーン市、ラッカ県サブハ町、ディブスィー・アフナーン村、アレッポ県タッル・アラン村、ハイヤーン町に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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「人民諸派」がラッカ県北部のヒーシャ村近くでシリア民主軍の車輌に爆弾を仕掛けて爆破、兵士2人死亡、3人負傷(2022年4月11日)

ラッカ県では、SANA(4月11日付)が複数の地元筋の話として伝えたによると、「人民諸派」が県北部のヒーシャ村近くで人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌に爆弾を仕掛けて爆破、これにより兵士2人が死亡、3人が負傷した。

AFP, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で3人、北・東シリア自治局支配地域で7人(2022年4月11日)

保健省は政府支配地域で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者10人が完治したと発表した。

これにより、4月11日現在のシリア国内での感染者数は計55,745人、うち死亡したのは3,146人、回復したのは51,870人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/285745343733449

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、4月11日現在のシリア国内での感染者数は計38,571人、うち死亡したのは1,573人、回復したのは2,565人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性5人、女性2人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市2人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のラッカ市1人、タブカ市1人、アレッポ県のマンビジュ市1人、アイン・アラブ(コバネ)市1人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1828243860698876

AFP, April 11, 2022、ACU, April 11, 2022、ANHA, April 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2022、Reuters, April 11, 2022、SANA, April 11, 2022、SOHR, April 11, 2022などをもとに作成。

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