英『タイム』紙:プーチン大統領はリビアやシリアでの戦闘に参加していたロシアの民間軍事会社ワグネル・グループの傭兵約1,000人から2,000人をウクライナに投入している(2022年4月18日)

英『タイム』紙(4月18日付)は、米国の複数の高官の話として、ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領が、リビアやシリアでの戦闘に参加していたロシアの民間軍事会社ワグネル・グループの傭兵約1,000人から2,000人をウクライナに投入しているとする論説(米国の中東専門家で元軍人のフレデリック・ウェーリー氏寄稿)を掲載した。

AFP, April 19, 2022、ANHA, April 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2022、Reuters, April 19, 2022、SANA, April 19, 2022、SOHR, April 19, 2022、The Time, April 18, 2022などをもとに作成。

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ウクライナ東部の港湾都市マリウポリ市での戦闘で、ロシア軍が英国人戦闘員を新たに捕捉(2022年4月18日)

タス通信(4月17日付)は、ウクライナ東部の港湾都市マリウポリ市での戦闘で、ロシア軍が英国人戦闘員を新たに捕捉したと伝えた。

英国人傭兵が捕捉されるのは、2月24日にロシア軍がウクライナへの攻撃を開始して以降、シリアでの戦闘経験があるアイデン・アスリン氏に続いて2人目。

今回拘束されたのは、ショーン・ピーター氏。

狙撃手としてウクライナ軍の第36海兵旅団に従軍していた。

AFP, April 19, 2022、ANHA, April 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2022、Reuters, April 19, 2022、SANA, April 19, 2022、SOHR, April 19, 2022、TASS, April 17, 2022などをもとに作成。

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AP:ロシア軍によるウクライナ東部に対する本格攻撃において、シリアからの戦闘員がロシア軍とともに戦闘に参加する見込み(2022年4月18日)

AP(4月18日付)は、近く行われるとされるロシア軍によるウクライナ東部に対する本格攻撃において、シリアからの戦闘員がロシア軍とともに戦闘に参加する公算が高いと伝えた。

アレクサンドル・ドヴォルニコフ上級大将がウクライナでの作戦の総司令官に就任したのを受けた動きで、今後数週間以内に戦地に派遣される見込み。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、現時点でシリア人40,000人がウクライナでの戦闘に参加するための登録を済ませているという。

また、「トラ」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将が指揮するシリア軍第25師団の将兵約700人がすでにシリアを達ち、戦闘に備えているという。

AFP, April 19, 2022、ANHA, April 19, 2022、AP, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2022、Reuters, April 19, 2022、SANA, April 19, 2022、SOHR, April 19, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがカーミシュリー市内の複数カ所でコンクリート製ブロックと検問所を撤去し、支配地域を拡大(2022年4月18日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で、内務治安部隊(アサーイシュ)が2012年以降に市内の複数の道路(ストロー・アカデミー通り、ジャクジャク川の軍・治安関係の分所、ウスター地区など)に設置してきたコンクリート製のブロックや軍事・治安検問所を撤去し、支配地域を拡大、シリア政府の支配下にある治安厳戒地区への包囲を強化した。

AFP, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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ラッカ市でシリア民主軍(ラッカ軍事評議会)の車輌がパトロール中に狙われ、兵士が死傷(2022年4月18日)

ラッカ県では、ANHA(4月18日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するラッカ軍事評議会の車輌がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のラッカ市東のルーマーニーヤ街道近くをパトロール中に、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発、兵士2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、この爆発で2人が死亡、3人が負傷した。

AFP, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプでイラク難民の女性1人がダーイシュと思われる男性によって銃で撃たれて死亡(2022年4月18日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1ブロックでイラク難民の女性1人がダーイシュ(イスラーム国)と思われる男性によって銃で撃たれて死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハワーイジュ・ブーマスア村で、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装集団が住民1人を襲撃し、殺害した。

AFP, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア軍第9師団の軍曹が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡(2022年4月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アクラバー村近郊で、シリア軍第9師団の軍曹が、正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

またサナマイン市では、正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃ち殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジャージーヤ村でオートバイに乗った2人組が住民に発砲、1人が死亡した。

AFP, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省は米主導の有志連合によるラッカ県ラッカ市での破壊行為、数千人におよぶ市民殺害の責任を追及するよう国連に要請(2022年4月18日)

外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、米国が主導する有志連合によるラッカ県ラッカ市での破壊行為、数千人におよぶ無垢の市民の殺害に着目し、責任者を追及するよう要請した。

書簡ではまた、有志連合、とりわけ米国におけるシリアでの違法な駐留、犯罪行為を指弾、石油の盗奪が将来的には、シリア北東部における深刻な環境破壊をもたらすとしたうえで、こうした一連の行為が、国際的な環境犯罪、戦争犯罪に値すると非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3246039015683203

SANA(4月18日付)が伝えた。

AFP, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領は情報関連犯罪に対する刑事罰を定めた新法(2022年法律第20号)を施行(2022年4月18日)

アサド大統領は、情報関連犯罪に対する刑事罰を定めた2021年法律第17号(情報法)を改正した2022年法律第20号を施行した。

新法は、インターネット関連技術の発展や社会への普及を反映したもので、法的な利益を保護し、サイバー空間における自由を保証するとともに、インターネット関連技術の誤用や犯罪を規制することを目的としたもの。

情報犯罪の概念を明確化するとともに、違反者に対して1カ月から15年の禁固刑、20万シリア・ポンドから1500万シリア・ポンドの罰金刑を科すことなどを定めている。

本文はhttp://www.sana.sy/?p=1630676に掲載されている。

SANA(4月18日付)が伝えた。

AFP, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県北部などを激しく砲撃する一方、トルコ占領下のアレッポ県ジャラーブルス市が砲撃を受ける、シリア民主軍は関与を否定(2022年4月18日)

ハサカ県では、ANHA(4月18日付)、SANA(4月18日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町と近郊のアサディーヤ村、ハドラーウィー村、ダーダー・アブダール村、ルバイアート村、ヒルバト・シャイール村、タッル・タムル町近郊のタッル・シャンナーン村、ダルダーラ村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

砲撃は、ロシア軍がタッル・タムル町近郊に設置している基地周辺にも及んだ。



シリア人権監視団によると、砲撃を受け、多数の住民が避難を余儀なくされた。

一方、アナトリア通信(4月18日付)は、国家諜報機構(MİT)が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるダルバースィーヤ市近郊で、治安作戦を実施し、人民防衛隊(YPG)の幹部1人を暗殺したと伝えた。

暗殺されたのは、ムハンマド・アイディーン(コードネーム「ロジュファーン・ファーン」)。

2013年にトルコのハタイ県デルチオール郡で発生した住民拉致事件などへの関与が疑われていたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市のユーフラテス川河畔が砲撃を受け、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡、ホワイト・ヘルメットのメンバー1人が負傷した。

砲撃は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地から発射された。

これに関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、砲撃への関与を否定した。

一方、ANHA(4月18日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、シャワーリガ砦、バイナ村を砲撃した。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市近郊のカッバースィーン村で、トルコの資金援助を受けるトルコマン系住民の「カッラ・カージー末裔」機構の代表の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、代表が死亡した。

また、トルコの占領下にあるアフリーン市でシリア国民軍に所属するムウタスィム旅団と第9師団のメンバーが撃ち合いとなり、1人が死亡、1人が負傷した。

バーブ市でも、シリア国民軍の憲兵隊と、同軍に所属するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動のメンバーらが撃ち合いとなり、戦闘員や住民複数が負傷した。

撃ち合いは、シャーム自由人イスラーム運動のメンバーの1人が市場で女性に言葉での嫌がらせをしたことがきっかけだったという。

AFP, April 18, 2022、Anadolu Ajansı, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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ダルアー県はダルアー市で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きを行うと発表(2022年4月18日)

ダルアー県では、SANA(4月18日付)によると、県庁がダルアー市のフーリーヤート・センターに4月20日と21日に和解センターを設置し、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きを行うと発表した。

また、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市、ラッカ県サブハ町、ディブスィー・アフナーン村、アレッポ県タッル・アラン村、ハイヤーン町では、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

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ハサカ市近郊のダアドゥーシーヤ村の住民が、シリア軍検問所とシャラクー村の住民の支援を受けて、米軍の装甲車4輌とシリア民主軍の車輌1台からなる車列の進行を阻止(2022年4月18日)

ハサカ県では、SANA(4月18日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ市近郊のダアドゥーシーヤ村の住民が、シリア軍検問所とシャラクー村の住民の支援を受けて、ダアドゥーシーヤ村を通過しM4高速道路に向かおうとした米軍の装甲車4輌と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌1台からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

AFP, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で5人(2022年4月18日)

保健省は政府支配地域で新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治したと発表した。

これにより、4月18日現在のシリア国内での感染者数は計55,778人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,020人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/290120676629249

AFP, April 18, 2022、ACU, April 18, 2022、ANHA, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2022、Reuters, April 18, 2022、SANA, April 18, 2022、SOHR, April 18, 2022などをもとに作成。

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