英『テレグラフ』はシリアでの戦闘経験がある英国人戦闘員がロシア軍の捕虜になる直前の映像を航海(2022年4月15日)

英国の『テレグラフ』(4月15日付)は、ウクライナ東部の港湾都市マリウポリ市での戦闘でロシア軍に捕捉された英国人アイデン・アスリン氏(28歳)が捕虜になる直前に撮影したと思われる映像を配信した。

映像のなかで、アスリン氏は「このビデオを見ているのであれば、それは我々が捕捉されたことを意味している…。我々は死力を尽くした。弾薬、食料も尽きた。残っているのは水だけだ。それ以外だと、我々はは常に激しい砲撃と爆撃を受けている」などと述べている。

AFP, April 19, 2022、ANHA, April 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2022、Reuters, April 19, 2022、SANA, April 19, 2022、SOHR, April 19, 2022、The Telegraph, April 15, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県の「解放区」と「オリーブの枝」地域の境界でシャーム解放機構とシャーム軍団の緊張高まる(2022年4月15日)

アレッポ県で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るいわゆる「解放区」と、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域の境界に位置するガザーウィーヤ村の通行所をめぐって、シャーム解放機構と、トルコが後援するシリア国民軍/国民解放戦線の主力組織で、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団の緊張が高まっている、とシリア人権監視団が発表した。

両者の対立を受けて、通行所は閉鎖されたという。

シャーム軍団がシャーム解放機構のメンバーを拘束したのがきっかけで、シャーム解放機構も対抗措置としてシャーム軍団のメンバー1人を拘束している。

なお、「解放区」と「オリーブの枝」地域には、ガザーウィーヤ村・登塔者聖シメオン教会(スィムアーン修道院)跡間、ダイル・バッルート村・アティマ村(イドリブ県)間の2カ所に通行所が設置されている。

AFP, April 15, 2022、ANHA, April 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2022、Reuters, April 15, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 15, 2022などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるターディフ市からの避難住民が、トルコによる堀・土塁の建設に反対して抗議デモ(2022年4月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるターディフ市から、同市北部のトルコ占領地に避難した住民が、シリア政府支配地とトルコ占領地の間に堀と土塁を建設しようとしているトルコの計画に反対して、抗議デモを行った。

AFP, April 15, 2022、ANHA, April 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2022、Reuters, April 15, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 15, 2022などをもとに作成。

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米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプから若い男性20人が、キャンプ内の劣悪な生活・医療環境を理由にシリア政府の支配地に脱出(2022年4月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた若い男性20人あまりが、キャンプ内の劣悪な生活・医療環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

AFP, April 15, 2022、ANHA, April 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2022、Reuters, April 15, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 15, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュの武装グループがダイル・ザウル県マヤーディーン市近郊の砂漠地帯で国防隊の拠点複数カ所を襲撃(2022年4月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループがマヤーディーン市近郊の砂漠地帯で国防隊の拠点複数カ所を襲撃した。

AFP, April 15, 2022、ANHA, April 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2022、Reuters, April 15, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 15, 2022などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織アンサール・イスラームの戦闘員がシリア軍拠点を襲撃、身に着けていた自爆ベルトを爆発させて死亡(2022年4月15日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームの戦闘員が、シリア政府の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村近郊のシリア軍拠点を襲撃、拠点内で身に着けていた自爆ベルトを爆発させて死亡した。

シリア人権監視団が4月17日に発表したところによると、これにより、兵士1人が死亡、4人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、スフーフン村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町で正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, April 15, 2022、ANHA, April 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2022、Reuters, April 15, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 15, 2022、April 16, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県、ラッカ県を砲撃(2022年4月15日)

ハサカ県では、ANHA(4月15日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村、タッル・タウィール村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町と近郊のヒルバト・シャイール村、ダーダー・アブダール村、アクリーヤ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍の砲撃を受けて、タッル・タムル町近郊の住民が避難した。

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ラッカ県では、ANHA(4月15日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のビール・イーサー村、ディブス村、フーシャーン村、ファーティサ村、ムシャイリファ村、ハーリディーヤ村、サイダー村、アイン・イーサー・キャンプ、サクル休憩所、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, April 15, 2022、ANHA, April 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2022、Reuters, April 15, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 15, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県東部のユーフラテス川河畔でシリア民主軍とシリア軍が撃ち合いに(2022年4月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県東部のタヤーナ村のユーフラテス川河畔で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア軍が撃ち合いとなった。

交戦は、ユーフラテス川西岸に展開するシリア軍が東岸のシリア民主軍に向けて発砲し、1人が負傷したのを受けたもの。

 

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ラッカ県では、SANA(4月15日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市で、シリア民主軍が市内の市場の商店13店舗、アリード通りの10店舗、第2地区の2店舗を強制的に閉めさせ、従業員多数を拘束、連行した。

AFP, April 15, 2022、ANHA, April 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2022、Reuters, April 15, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 15, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で4人(2022年4月15日)

保健省は政府支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者25人が完治したと発表した。

これにより、4月15日現在のシリア国内での感染者数は計55,765人、うち死亡したのは3,148人、回復したのは51,964人となった。


https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/305662301546771/

AFP, April 15, 2022、ACU, April 15, 2022、ANHA, April 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2022、Reuters, April 15, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 15, 2022などをもとに作成。

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