マルティーニー観光大臣がロシアのUNWTO加盟資格停止にかかわる欧州諸国の提案に反対(2022年4月27日)

ムハンマド・ラーミー・マルティーニー観光大臣は27日、国連世界観光機関(UNWTO)が本部を置くマドリード市で開催された同機関の臨時総会に出席した。

シリア観光省がFacebookページを通じて明らかにしたところによると、マルティーニー氏はUNWTO臨時総会の開催自体に加え、欧州諸国が提案した「同機関へのロシアの加盟資格の停止」に反対する意思を示した。

シリアのほか、中国、サウジアラビア、アルジェリア、ベラルーシといった国々が「臨時総会の合法性」について疑義を示し、「UNWTOの設立憲章への違反」であるとして欧米諸国による提案に反対したという。

Snack Syrian.com, April 28, 2022、Facebook, April 27, 2022

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『カーディアン』は2013年にダマスカス県タダームン区で少なくとも41人が虐殺されていたとする独自レポートを掲載、虐殺の様子を撮影したとされる映像や写真を公開(2022年4月27日)

英『カーディアン』(4月27日付)は、2013年4月にダマスカス県タダームン区で少なくとも41人がシリアの軍事情報局によって虐殺されていたとする独自レポートを掲載、虐殺の様子を撮影したとされる映像や写真を公開した。

The Guardian, April 27, 2022をもとに作成。

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米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた3家族がシリア政府支配地に脱出(2022年4月27日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた3家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

AFP, April 27, 2022、ANHA, April 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2022、Reuters, April 27, 2022、SANA, April 27, 2022、SOHR, April 27, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県で砲撃戦(2022年4月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県東部のダーディーフ村一帯、ザーウィヤ山地方のハザーリーン村一帯にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山のフライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が26日深夜から27日未明にかけて、「決戦」作戦司令室の支配下にあるタディール村を砲撃した。

AFP, April 27, 2022、ANHA, April 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2022、Reuters, April 27, 2022、SANA, April 27, 2022、SOHR, April 27, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会がアレッポ県マンビジュ市西の前線に位置するブーガーズ村上空に飛来したトルコ軍の自爆型ドローンを撃破(2022年4月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市西の前線に位置するブーガーズ村上空に飛来したトルコ軍の自爆型無人航空機(ドローン)を撃破した。

一方、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のタルナダ村に向かう街道で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の司令官(アブー・フザイファ)がオートバイに乗った正体不明の武装集団の襲撃を受け、死亡した。

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ラッカ県では、ANHA(4月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、ジャディーダ村、アイン・イーサー・キャンプを砲撃した。

AFP, April 27, 2022、ANHA, April 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2022、Reuters, April 27, 2022、SANA, April 27, 2022、SOHR, April 27, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機が首都ダマスカス一帯をミサイル攻撃、兵士多数が死傷(2022年4月27日)

SANA(4月27日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍戦闘機が27日午前0時41分に、パレスチナのガリラヤ地方(イスラエルが言うところのティベリアス湖西岸、ティベリア市一帯)方面から首都ダマスカス一帯に向けてミサイル多数を発射、シリア軍防空部隊が迎撃し、ミサイルの一部を撃破したが、兵士4人が死亡、3人が負傷、物的被害が出たと伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/747531609963252

https://www.facebook.com/watch/?v=664794367945373

この攻撃を受けて、外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、攻撃の詳細を報告、イスラエルの犯罪を非難し、これを停止させ、関連する安保理決議を遵守させるよう要請した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3252300331723738

 

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シリア人権監視団によると、ミサイル攻撃はダマスカス郊外県のサフナーヤー市、シリア軍第4師団第100連隊基地に近いスーマリーヤ山、ダマスカス国際空港に近い丘陵地帯、ダマスカス県ドゥンマル区とクドスィーヤー市を結ぶ区間、キスワ市一帯、ダマスカス国際空港近く、ジャルマーナー市近郊、クドスィーヤー市近郊、ジュダイダト・アルトゥーズ町近郊のシリア軍の拠点複数カ所を狙ったもので、スーマリーヤ山やダマスカス国際空港近くの丘陵地帯にある武器弾薬庫、サフナーヤー市近郊とキスワ市近郊の兵舎が破壊され、士官(大佐)1人を含むシリア軍将兵6人、「イランの民兵」に所属する身元不明者4人の合わせて10人が死亡、8人が負傷した。

同監視団によると、ミサイル攻撃を受けた地域の拠点におけるシリア軍の駐留は形式的なもので、実際は「イランの民兵」によって運用されていたという。

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サウト・アースィマ(4月27日付)によると、26日の正午ごろ、イランの首都テヘランの国際空港を陸した輸送機1機がダマスカス国際空港に着陸しており、イスラエル軍はこの輸送機が運搬していた武器弾薬を狙ってミサイル攻撃を行ったと見られる。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、ミサイル攻撃の約5時間前にツイッターのアカウント(https://twitter.com/AvichayAdraee/)で以下の通り発表した。

今朝早く、通常任務にあたっていた国防軍(イスラエル軍)所属の無人航空機がシリア領内に墜落した。情報が漏洩する心配はない。事故は調査中である。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1518993035299893248

AFP, April 27, 2022、ANHA, April 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2022、Reuters, April 27, 2022、SANA, April 27, 2022、Sawt al-‘Asima, April 27, 2022、SOHR, April 27, 2022などをもとに作成。

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ハサカ市中心街でシリア民主軍の封鎖、穀物、燃料、医薬品の搬入妨害、国際支援機関の沈黙に抗議するデモが行われ、住民らが参加(2022年4月27日)

ハサカ県では、SANA(4月27日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治(分割統治)下にあるハサカ市の中心街(治安厳戒地区)で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の同地に対する封鎖、穀物、燃料、医薬品の搬入妨害、国際支援機関の沈黙に抗議するデモが行われ、住民らが参加した。






AFP, April 27, 2022、ANHA, April 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2022、Reuters, April 27, 2022、SANA, April 27, 2022、SOHR, April 27, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、数十人が手続きを済ます(2022年4月27日)

SANA(4月27日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市、ラッカ県サブハ町、アレッポ県ハイヤーン町で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、数十人が手続きを済ませた。

AFP, April 27, 2022、ANHA, April 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2022、Reuters, April 27, 2022、SANA, April 27, 2022、SOHR, April 27, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で4人(2022年4月27日)

保健省は政府支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者13人が完治したと発表した。

これにより、4月27日現在のシリア国内での感染者数は計55,807人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,136人となった。


https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/550243913202253/

AFP, April 27, 2022、ACU, April 27, 2022、ANHA, April 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2022、Reuters, April 27, 2022、SANA, April 27, 2022、SOHR, April 27, 2022などをもとに作成。

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