所属不明の戦闘機がダイル・ザウル県ブーカマール市内のイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点を爆撃(2022年4月21日)

ダイル・ザウル県では、ジスル・プレス(4月20日付)が伝えたところによると、所属不明の戦闘機複数機が明け方に、シリア政府の支配下にあるブーカマール市内に設置されているイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点複数カ所に対して爆撃を行った。

ナフル・メディア(4月20日付)によると、爆撃を行ったのは無人航空機(ドローン)。

イナブ・バラディー(4月21日付)などによると、狙われたのは、ジャムイーヤート地区内のハジャーナ交差点に設置されている拠点で、「ハーッジ・アスカル」の名で呼ばれる司令官が駐留する拠点にも及んだという。

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Jisr, April 21, 2022、Nahr Media, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣:「継続的にシリア政府と諜報レベルでの連携を行っている」(2022年4月21日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣はCNN Turk(4月21日付)に出演し、継続的にシリア政府と諜報レベルでの連携を行っていると改めて述べるとともに、シリア難民の期間に向けた新たなプロジェクトを開始したことを明らかにした。

チャヴシュオール外務大臣は、トルコ政府とシリア政府との間で、テロ組織(民主統一党(PYD)への対応、難民帰還など、シリア北部にかかわるさまざまな問題に対処するために諜報レベルでのコミュニケーションを行っていると述べた。

また、トルコが関係する四カ国とともに、テロから解放され、安全になったシリア領内の地域に、難民を帰還させるための新たなプロジェクトを開始したことを明らかにしたうえで、プロジェクトを進めるにあたっての問題について、すべての難民がこれらの地域の出身者でない点をあげた。

また、シリア政府には、自らの支配地で暮らす人にサービスを提供することも、身の安全を保護することもできないため、難民はレバノンからですら帰国しようとはしていないと指摘した・

そのうえで、難民問題を政治の道具として使用してはならないと強調、彼らに帰国を強要すべきでないと述べた。

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、CNN Turk, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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首都ダマスカスで軍用車に仕掛けられていた爆弾が爆発(2022年4月21日)

ダマスカス県では、SANA(4月21日付)によると、ウルード地区の共和国護衛隊員官舎で軍用車に仕掛けられいた爆弾が爆発した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山地方のカッバーナ、一帯で、シリア軍士官(中尉)が「決戦」作戦司令室の狙撃を受けて死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市近くで前日に誘拐され行方不明となっていた若い男性の遺体が発見された。

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュが潜伏する中部砂漠地帯をロシア軍が爆撃する一方、タドムル航空基地に駐留するロシア軍部隊が撤退(2022年4月21日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機6機が、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーが潜伏するヒムス県スフナ市一帯の砂漠地帯からラッカ県ラサーファ砂漠、ダイル・ザウル県の砂漠一帯にかけて爆撃を実施した。

 

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がタドムル航空基地に駐留させていた全部隊をT4航空基地(タイフール航空基地)に撤退させた。

撤退が一時的なものか、完全撤退かは不明だが、これを受けて、タドムル航空基地は、残留したレバノンのヒズブッラー、アフガニスタン人からなるファーティミーユーン旅団、シリア軍によって掌握されることになった。

 

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスィジャル村近くに設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点1カ所が、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県のアッシリア教徒の村をドローンで爆撃(2022年4月21日)

ハサカ県では、ANHA(4月21日付)によると、トルコ軍が午後4時頃、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアッシリア教徒の村の一つタッル・ダムスィージュ村を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

シリア人権監視団によると、この爆撃により、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会の拠点が狙われ、兵士3人が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、同じくアッシリア教徒が住むタッル・タウィール村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町と周辺のダーダー・アブダール村、アサディーヤ村、ウンム・ハルマラ村、ブービー村(ハーッジ・ブービー村)、ヒルバト・シャイール村、タッル・ワルド村を砲撃した。

 

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市でオートバイに乗った武装した男性がシリア民主軍に所属するシャーム戦線の戦闘員1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領は負傷者、戦死者・行方不明者の家族、軍・民政機関の校務員、定年退職者に一次助成金一時助成金の支給を決定(2022年4月21日)

シリア軍武装部隊総司令官(大将)を兼務するアサド大統領は、戦争で負傷し、40%以上の障害が残った軍、内務治安部隊、予備部隊の将兵全員と、戦死者と行方不明者の家族に対して、戦死者・負傷者・行方不明者基金から一時助成金を支給することを決定した。

助成金の額は、障害が40~69%残っている将兵が10万シリア・ポンド、70~79%が15万シリア・ポンド、80%以上が20万シリア・ポンド、既婚の戦死者と行方不明者の家族が15万シリア・ポンド、未婚の戦死者と行方不明者の家族が10万シリア・ポンド。

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アサド大統領はまた法令第4号を施行し、軍および民政機関に勤務する国家公務員および定年退職者に対して7万5000シリア・ポンドの一時助成金を支給することを決定した。

SANA(4月21日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/357715233061463

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省はロシア軍がドンバス地方で化学兵器を使用しているとのウクライナの過激な民族主義者・ネオナチの主張に強い懸念と非難を表明(2022年4月21日)

外務在外居住者省の公式筋は、ロシア軍がドンバス地方の住民に対して化学兵器を使用しようとしているとウクライナの一部民族主義・ネオナチ勢力が主張しているとの情報に関して、強い懸念を表明した。

公式筋はまた、こうした情報は、ウクライナの民族主義過激派がドンバス地方のビロホリヴカ村に塩素を装填した爆発物を敷設し、ルガンスク人民共和国の人民解放軍が近づくのに合わせてこれを爆破しようとしていることを示していると付言した。

そのうえで、シリアはウクライナの過激派が4月9日にルガンスク市にある化学工場で有害物質が入ったシリンダーを破壊し、同地の広範な地域に有毒化学物質を飛散させ、住民や環境に脅威を与えたことをもっとも厳しい表現で避難すると表明した。

さらに、ホワイト・ヘルメットを筆頭とする幾多のテロ組織が行った同様の事件にシリアが苦しんできたことを踏まえつつ、シリアは、ロシアがこうした挑発に充分に対処できると確信していると強調した。

公式筋は最後に、化学兵器禁止機関(OPCW)などの国際機関や諸外国の関係者らに対して、過激派やテロ組織による化学兵器使用という挑発行為の脅威に警戒し、真摯に対応するよう呼び掛けた。

SANA(4月21日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3248145282139243

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市の教会前で住民数十人がアサーイシュの検問所撤去、シリア民主軍の抑圧拒否を求めて抗議デモ(2022年4月21日)

ハサカ県では、SANA(4月21日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のマール・ヤアクーブ教会(シリア正教の教会)前で、住民数十人が、シリア政府の支配下にある市中心部の治安厳戒地区を封鎖する北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所撤去、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による住民の強制退去などの抑圧行為の拒否を求めて抗議デモを行った。

「教会から検問所を撤去せよ。アッラーの家、礼拝の場であって、戦場ではない」などと書かれたプラカードを掲げて抗議の意思を示した。

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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ダルアー市に再設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが続く(2022年4月21日)

ダルアー県では、SANA(4月21日付)によると、ダルアー市のフーリーヤート・センターに再設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが続けられた。

フーリーヤート・センターの和解センターは20~21日の2日間の予定で再設置されている。

AFP, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で5人(2022年4月21日)

保健省は政府支配地域で新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者14人が完治したと発表した。

これにより、4月21日現在のシリア国内での感染者数は計55,790人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,065人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/4560921990679284/

AFP, April 21, 2022、ACU, April 21, 2022、ANHA, April 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2022、Reuters, April 21, 2022、SANA, April 21, 2022、SOHR, April 21, 2022などをもとに作成。

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