米中央軍(CENTCOM)はシリアへの爆撃でダーイシュの幹部ハーリド・イヤード・アフマド・ジャブーリーを殺害したと発表(2023年4月3日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、シリアへの爆撃によって、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部ハーリド・イヤード・アフマド・ジャブーリー容疑者を殺害したと発表した。

声明によると、ジャブーリー容疑者は、欧州への攻撃の契約やダーイシュの指導体制の構築を担っていたという。

なお、攻撃による民間人の死傷者はなかったという。

AFP, April 4, 2023、ANHA, April 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2023、Reuters, April 4, 2023、SANA, April 4, 2023、SOHR, April 4, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はアルジェリアのタブーン大統領と電話会談(2023年4月3日)

アサド大統領はアルジェリアのアブドゥルマジード・タブーン大統領と電話会談を行い、アラブ世界の政治情勢の進展、とりわけアラブ諸国の交換のシリア訪問や、アサド大統領のオマーン、アラブ首長国連邦(UAE)訪問を通じて提起された諸問題とアラブ諸国の二国間関係への影響について意見を交わした。

電話会談で、アサド大統領は、トルコ・シリア大地震の被害に対処するためにアルジェリアの国家と国民が提供した支援に謝意を示したうえで、この支援がアルジェリアとシリア国民との間の団結や共鳴をもたらし、両国、両国民の絆を強めたと述べた。

そのうえで、現在アラブ連盟首脳会議の議長国を務めているアルジェリアが歴史を通じて、シリアに近い姿勢をとってきたことが、両国共通の長期的なヴィジョンに反映されていると強調した。

これに対して、タブーン大統領は、シリアを引き続き支援し、アルジェリアがさまざまな分野でシリアとの二国間関係を強化したいと述べるとともに、両国の国益に資するような経済協力関係の発展への意思を示した。

SANA(4月3日付)が伝えた。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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チュニジアのサイード大統領は外務・移民・在外チュニジア人省に対して、駐シリア・チュニジア大使を任命するための手続きを行うよう指示(2023年4月3日)

チュニジア大統領府は、カイス・サイード大統領が外務・移民・在外チュニジア人省に対して、駐シリア・チュニジア大使を任命するための手続きを行うよう指示したと発表した。

SANA(4月3日付)が伝えた。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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シリアのスーサーン外務在外居住者省次官がモスクワでロシアのボグダノフ外務副大臣、イランのハージー外務次官補と会談、トルコのアクチャパル外務副大臣もボグダノフ外務副大臣と会談(2023年4月3日)

シリア、トルコ、ロシア、イランの四ヵ国外務次官会合に臨むため、2日にロシア入りしたアイマン・スーサーン外務在外居住者省次官を代表とするシリア政府使節団が、ミハエル・ボグダノフ外務副大臣(兼大統領特使)を代表とするロシア政府使節団とロシア外務省で会談した。

会談では、4日に予定されている四ヵ国外務次官会合に向けた両国間の協議・調整がなされ、スーサーン次官は、シリア領内でのトルコの違法駐留を終らせる必要、シリアへの内政不干渉、あらゆるかたちでの「テロとの戦い」の遂行を強調した。

これに対して、ボグダノフ外務副大臣は、シリアの主権、領土の一体性と保全のために講堂を続けると改めて表明した。

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スーサーン次官ら一行は、続いてアリー・アスガル・ハージー外務大臣補を代表とするイラン政府代表団と会談し、四ヵ国外務次官会談での両国の連携のありようなどについて協議し、シリアの主権、領土の一体性と保全、トルコの違法駐留の停止といった点で意見が一致した。

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一方、ボグダノフ外務次官とハージー外務大事補はロシア外務省で会談、シリアと中東の情勢の進展について協議し、シリアとトルコの間の問題を、国際法や善隣外交の原則に従って、平和的且つ政治的対話を通じて解決することの必要を強調した。

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また、ボグダノフフ外務副大臣は、トルコのブラク・アクチャパル外務副大臣を代表とするトルコ政府使節団ともロシア外務省で会談した。

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SANA(4月3日付)、RIAノーヴォスチ通信(4月3日付)が伝えた。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、RIA Novosti, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ロシアのヴェルシニン外務副大臣は首都モスクワでグリフィス国連人道問題担当事務次長と会談、シリアでの人道ニーズへの対応について意見を交わす(2023年4月3日)

ロシアのセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣は首都モスクワでマーティン・グリフィス国連人道問題担当事務次長と会談し、トルコ・シリア大地震の発生に伴うシリアでの人道ニーズへの対応について意見を交わした。

SANA(4月3日付)が伝えた。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ANHA:アレッポ県のターイハト・トゥワイマート村の通行所をシリア政府支配地に搬入されたイラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市の住民からの支援物資がシリア軍第4師団に押収される(2023年4月3日)

ANHA(4月3日付)は、3月29日にアレッポ県のターイハト・トゥワイマート村に設置されている通行所を通じて、北・東シリア自治局の支配地からシリア政府支配地に貨物車輌30輌によって搬入されたイラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市の住民からの支援物資がいまだ、北・東シリア自治局の飛び地であるアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区、タッル・リフアト市一帯地域(いわゆるシャフバー地区)に届けられていないと伝えた。

シリア軍内の独自筋は、支援物資はシリア軍第4師団の検問所複数ヵ所で押収されたと述べているという。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県で3月20日に拉致した国防隊メンバー3人が遺体で発見される(2023年4月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがビシュリー山近くの砂漠地帯で3月20日に拉致した国防隊に所属するメンバー(ブーサラーヤー部族)3人が遺体で発見された。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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地雷撤去団体のMAGはシリア北東部での地雷撤去活動とリスク教育を実施するための助成金600万米ドルを米国務省の兵器除去削減局から受給(2023年4月3日)

地雷撤去団体のMAG(地雷諮問グループ)は、シリア国内での地雷撤去活動とリスク教育を実施するための助成金600万米ドルを米国務省の兵器除去削減局から受給したと発表した。

MAGは2016年からシリア北東部で活動をしており、これまでに4000平方メートルの地域から7万8000発の爆発物を除去、60万人にリスク教育を行っているという。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と見られるドローンがイドリブ県キフタイン村とカッリー町を結ぶ街道で男性1人を狙ってミサイル攻撃(2023年4月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属と見られる無人航空機(ドローン)がシャーム解放機構の支配下にあるキフタイン村とカッリー町を結ぶ街道で男性1人を狙ってミサイル攻撃を行った。

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ホワイト・ヘルメットはFacebookの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/)で、イドリブ県北部のカッリー町近郊を狙った所属不明の無人航空機(ドローン)のミサイル攻撃で2人が殺害されたと発表した。

ホワイト・ヘルメットのチームはまた、負傷者1人をバーブ・ハワー国境通行所の病院に搬送したものの、その後死亡したと付言した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/posts/pfbid02vPZWQcbM2nLiqkZZYy14khFJftBRjuNP4Et8pMeH9atLK4UNqgexFrz5sjQqpd6Hl?__cft__[0]=AZX0xdJa2sxgfXpT0AeHT9G1fKXTXrb0ntyQHRLcFuCe2elCl-dTVGgxSWnjigPOjK1Ae-WoqMraSgf1eyDoLckqeLbBgjg47jco3txivXdTNUvU_HqnpPlPJ3bRjgtw9EVdUNVtu5BF2KJ5twdhHHYkMJiA73y413vWeny0iZxeiCBGK90pQD5O5SEMznsBQdk&__tn__=%2CO%2CP-R

観測者アブー・アミーン80を名乗るテレグラムのユーザー(https://t.me/syrianevent1/)は、速報として、有志連合の航空機がカフティーン村で身元不明の人物1人を狙ったと発表、攻撃に使用されたとみられるミサイルの残骸の写真を公開した。

イナブ・バラディー(4月3日付)によると、攻撃を行ったのは、有志連合所属のMQ-9リーパー1機で、AGM-114 ヘルファイア1発が使用されたと伝えた。

また、同サイトによると、攻撃に先立って、有志連合の偵察機2機が上空に飛来、1機がカフティーン村で若い男性を狙った。

複数の情報によると、狙われたのは、ダイル・ザウル県出身のハーリド・アブドゥッラー・ハリーフを名乗る人物で、10日ほど前にこの地域に来たばかりだったという。

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ANHA(4月3日付)は、複数のメディア筋の話として、攻撃は新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構の指導者の1人を狙ったものだと伝えた。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、‘Inab Baladi, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にヒムス県北西部および西部、ラタキア県西部、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)などでマグニチュード1.6から3.8の比較的小規模の地震が22回発生したと発表(2023年4月3日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にヒムス県北西部および西部、ラタキア県西部、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)などでマグニチュード1.6から3.8の比較的小規模の地震が22回発生したと発表した。

SANA(4月3日付)が伝えた。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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シリア軍とシャーム解放機構、「決戦」作戦司令室がアレッポ県、イドリブ県で交戦(2023年4月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアウラム・スグラー村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村の森林地帯、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東カラク村で住民1人が自宅近くに仕掛けられていた爆弾の爆発により死亡した。

AFP, April 3, 2023、ANHA, April 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2023、Reuters, April 3, 2023、SANA, April 3, 2023、SOHR, April 3, 2023などをもとに作成。

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