ミクダード外務在外居住者大臣がエジプトを公式訪問し、エジプトのシュクリー外務大臣と会談(2023年4月1日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がエジプトを公式訪問し、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣と会談、続いて両国使節団を交えた拡大会合を開催し、両国関係の強化、アラブ世界と国際社会におけるさまざまな共通の関心事をめぐる連携の方途について意見を交わした。

ミクダード外務在外居住者大臣は、シュクリー外務大臣に対して、今回の公式訪問への招待と歓迎に謝意を伝え、シリアとエジプトの国民、国家間との関係の深さを強調、称賛した。

シュクリー外務大臣との会談では、シリア国民が「テロとの戦い」で達成した成果、欧米諸国による経済制裁がもたらしている困難について披露、トルコ・シリア大地震に際してのエジプトからの人道支援や取り組みを高く評価した。

これに対して、シュクリー外務大臣は、エジプトが過去数年にわたり、シリアの主権、領土統合、安定の維持を切望し、トルコ・シリア大地震への被害対応、内政干渉を排除したシリア人によるシリア危機の包括的解決など、シリアが直面するさまざまな課題に対処するための支援を行うとともに、シリアが危機を乗り越え、アラブ世界や国際社会において再び重要な役割を果たすことを期待すると述べた。

https://twitter.com/MfaEgypt/status/1642122783864889345

また、ミクダード外務在外居住者大臣は、イスラエルの抑圧的な行為や粛正の試み、それに対する国際社会の沈黙、パレスチナ人民の苦難について言及、パレスチナ問題などアラブ世界におけるさまざまな問題に対処するため、さまざまなレベルで連携と対話を継続することを確認することで会談は終了した。

なお、会談では、サウジアラビアとイランの外交関係修復にも歓迎の意が示された。



https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0uCkyqgjHuwvBRE7JhtXEEXHZQUk6nA1zz5bE1MXEak1Ne1gfokeotsBKBMh9n4fQl

SANA(4月1日付)が伝えた。

AFP, April 1, 2023、ANHA, April 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2023、Reuters, April 1, 2023、SANA, April 1, 2023、SOHR, April 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は新閣僚と会談:「人事改編はそれ自体が目的ではなく、省庁や関連機関における仕事の水準を高めるための手段」(2023年4月1日)

アサド大統領は、2023年政令第91号(3月29日施行)によって新たに任命されたフィラース・カッドゥール石油鉱物資源大臣、ムフスィン・アブドゥルカリーム・アリー国内通商消費者保護大臣、アブドゥルカーディル・ジューフダール工業大臣、ルワイフ・イマードッディーン・ムナッジド社会問題労働大臣、アフマド・ブースタジー国務大臣の就任式に臨み、その後5閣僚およびフサイン・アルヌース内閣と会談した。






アサド大統領は会談で、人事改編はそれ自体が目的ではなく、省庁や関連機関における仕事の水準を高めるための手段だとする一方、人事改編は閣僚の氏名とは関係なく、客観的現実を踏まえて着任した省庁や関連機関に新たな何を提供することができるか、省庁や関連機関の役割を強化する作業システム、ダイナミズムを付与することができるかが重要だと強調した。

アサド大統領はまた、会談で以下のように述べた。

閣僚の仕事は、一方で能力と現実、他方でアイデアと政策を調和させる能力に現れる。これには、公平かつ論理的な方法で資源を管理し、それらを最大限に活用すること、さらには利用可能な機会を効果的な方法で活かすことが求められる。それは、仕事の優先事項を特定する問題、それらが依拠すべき基礎とかかわっている。各省が政策を策定する際、政府の政策に沿ったものでなければならない。

国民とのコミュニケーションと説明は重要である。なぜなら、国民の知識が増えば、政府の施策や政策を深く理解できるようになるからだ。同時に、汚職の問題は容認されるべきではない。責任者たるもの清廉であるだけでは不十分で、省庁、そして関連機関内の汚職と戦う能力がなければならない。政府の成功は、政府が正義を実現し、すべての人に法律を適用することにかかっている。

SANA(4月1日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid037krv6R1U5hkbtsDqQqQMe5zx6JNat3jS7PUTGPKATdpGfANMnLUcqpk88oEVcwKAl

AFP, April 1, 2023、ANHA, April 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2023、Reuters, April 1, 2023、SANA, April 1, 2023、SOHR, April 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは3月31日から4月1日にかけてラタキア県、アレッポ県、アレキサンドレッタ地方を震源とするマグニチュード4.4以下の地震が6回発生したと発表(2023年4月1日)

国立地震センターは声明を出し、3月31日から4月1日の午前8時までの間に、ラタキア県、アレッポ県、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)を震源とするマグニチュード4.4以下の地震が6回発生したと発表した。

AFP, April 1, 2023、ANHA, April 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2023、Reuters, April 1, 2023、SANA, April 1, 2023、SOHR, April 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍はダーイシュ・メンバーだとして4年あまりにわたって刑務所で拘留していた住民20人を釈放(2023年4月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーだとして、逮捕され、4年あまりにわたって刑務所で拘留されていた住民20人が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって釈放された。

活動家らによると、釈放が予定されている住民は56人に及ぶとされる。

**

また、シリア人権監視団によると、シャアファ村でシリア民主軍の兵士1人が何者かによって銃で撃たれて殺害され、遺体で発見された。

AFP, April 1, 2023、ANHA, April 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2023、Reuters, April 1, 2023、SANA, April 1, 2023、SOHR, April 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の貨物車輌など25輌からなる車列が兵站物資などを積んでイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2023年4月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など25輌からなる車列が兵站物資などを積んでイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が違法に駐留するシャッダーディー市の基地に向かった。

AFP, April 1, 2023、ANHA, April 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2023、Reuters, April 1, 2023、SANA, April 1, 2023、SOHR, April 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県タドムル市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュのスリーパーセルとシリア軍部隊が交戦し、シリア軍兵士2人死亡(2023年4月1日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルとシリア軍部隊が交戦し、シリア軍兵士2人が死亡した。

AFP, April 1, 2023、ANHA, April 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2023、Reuters, April 1, 2023、SANA, April 1, 2023、SOHR, April 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県とイドリブ県でシリア軍とシャーム解放機構、「決戦」作戦司令室が激しく交戦し、双方合わせて14人死傷(2023年4月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属するウマル・ブン・ハッターブ旅団が県西部の第46中隊基地とカフル・アンマ村一帯で、同地に潜入しようとしたシリア軍と激しく交戦、シリア軍兵士5人が死亡、2人が負傷、シャーム解放機構の戦闘員も2人が負傷した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山地方のルワイハ村一帯で「決戦」作戦司令室とシリア軍が砲撃戦となり、共和国護衛隊に所属する第30師団の士官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍はバイニーン村一帯に対しても砲撃を行い、「決戦」作戦司令室に所属するシャーム軍団の兵士1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, April 1, 2023、ANHA, April 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2023、Reuters, April 1, 2023、SANA, April 1, 2023、SOHR, April 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはトルキスタン・イスラーム党がイドリブ県内のシリア政府支配地に2度にわたって潜入を試みたと発表(2023年4月1日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、シリア政府の支配下にあるイドリブ県のダーナー村およびジャウバース村一帯地域にトルキスタン・イスラーム党が2度にわたって潜入を試みたと発表した。

グリノフ副センター長はまた、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党による4回(イドリブ県)の砲撃を確認、アレッポ県西部のアジール村でシリア軍兵士1人が狙撃されて死亡した、と発表した。

RIAノーヴォスチ通信(4月1日付)が伝えた。

RIA Novosti, April 1, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.