【トルコ・シリア大地震】地震発生を受けて、トルコで同国で休暇を取得し、バーブ・サラーマ国境通行所経由でシリアを訪れたシリア人の数が2万2225人に(2023年4月20日)

イドリブ県のシャーム解放機構支配地にあるバーブ・サラーマ国境通行所は声明を出し、トルコ・シリア大地震の発生を受けて、トルコで同国で休暇を取得し、シリアを訪れたシリア人の数が2万2225人に達していると発表した。

シリアを訪れているのは、いずれもトルコ国内の被災県で一時保護身分証で取得したシリア人。

https://www.facebook.com/BabAlhawaBC/posts/pfbid0grTfuGR2iwBoGuHVXP8c11Y4g1nGiqf1P1UVqh2Jfw9ac4sszbXBRsmghiKtJVcal?locale=ar_AR

 

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ウクライナ国防省情報総局がシリア駐留ロシア軍に対してクルド人を秘密裏に支援して攻撃を行おうとしていたことがマサチューセッツ州空軍兵士によって漏洩された機密文書から明らかに(2023年4月20日)

『ワシントン・ポスト』(4月20日付)は、マサチューセッツ州空軍兵士のジャック・テイシェイラ容疑者がチャットアプリのディスコードを通じて漏洩したとされる情報資料のなかから、これまでに報告されてない最高機密の諜報文書を発見し、そのなかにウクライナの軍情報機関(国防省情報総局)がシリアに駐留するロシア軍に対してクルド民族主義者を秘密裏に支援して、攻撃を行う計画を立てていたことが示されていたと伝えた。

機密文書によると、昨年12月の計画策定に際して、情報総局の高官らは、無人航空機(ドローン)を使用してワグネル・グループ社の部隊に「小規模」あるいは限定的な攻撃を加えようとしていた。

また、攻撃を実行するにあたっては、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を教練し、シリア民主軍側は、計画策定が開始された昨年冬、ウクライナのこの作戦を支援する代わりに、作戦への関与が秘匿されることの保証を求めるとともに、北・東シリア自治局の支配地内でのロシア軍の拠点への攻撃を拒否した。

この文書について、シリア民主軍のファルハード・シャーミー報道官は事実ではないと否定している。

一方、キリーロ・ブダノフ情報総局長は記事の内容について今のところコメントしていない。

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023、The Washington Post, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュの元メンバーらからなる東部自由人連合が、イスラエル・アラブの支援を受けてトルコの占領地にプレハブ200棟からなる集合住宅を建設(2023年4月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーらからなる東部自由人連合が、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域のアフリーン市とジンディールス町を結ぶ街道沿線にプレハブ200棟からなる集合住宅を建設した。

集合住宅は、シートカー村の住民の所有地を不法に接収、占拠し、オリーブの樹木など280本を伐採して建設されたもの。

48年パレスチナ(イスラエル・アラブ)人のNGOであるアジュナーディーン協会がトルコ当局の立ち合いのもと、東部自由人連合と契約を交わし、建設を進め、直接管理を行うことになっている。

**

一方、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域のバーブ・サラーマ国境通行所に近い国内避難民(IDPs)キャンプ(バーブ・サラーマ・キャンプ)で、タッル・リフアト市出身の若者らとマーイル町出身の若者らが口論の末打ち合いとなり、シリア国民軍憲兵隊が介入したが、銃撃戦に巻き込まれた隊員1人が死亡した。

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2023年4月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、M4高速道路沿線の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点複数ヵ所を砲撃した。

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県でダーイシュのスリーパーセルと見られる武装集団がシリア民主軍ダイル・ザウル軍事評議会のメンバー2人を殺害(2023年4月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるムハイミーダ村で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会のメンバー2人を殺害した。

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構のウマル・ブン・ハッターブ旅団がアレッポ県西部のワサータ村一帯でシリア軍と交戦し、兵士3人を殺害(2023年4月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構のウマル・ブン・ハッターブ旅団が県西部のワサータ村一帯でシリア軍と交戦し、兵士3人を殺害した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の狙撃連隊がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、カウカバー村一帯でシリア軍の拠点を攻撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市バハール地区で正体不明の武装集団が軍事情報局傘下の民兵のメンバーを銃で撃ち殺害した。

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ロシア民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省は人道支援物資16トンを積んだ貨物機8機をシリアに派遣すると発表(2023年4月20日)

ロシア民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省は、トルコ・シリア大地震の被災者を支援するための人道支援物資16トンを積んだ貨物機8機をシリアに派遣すると発表した。

これに関して、在ロシア・シリア大使館も声明を出し、物資がロシア在住のシリア人やロシア国民から寄せられたもので、21日にシリアに到着すると発表した。

SANA(4月20日付)が伝えた。

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】国民地震センターは過去24時間に、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、ハマー県南東部とトルコを震源とするマグニチュード2.4~4.5の地震が12回発生したと発表(2023年4月20日)

国民地震センターは声明を出し、過去24時間に、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、ハマー県南東部、トルコを震源とするマグニチュード2.4~4.5の地震が12回発生したと発表した。

SANA(4月20日付)が伝えた。

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は、ヨルダン、ベネズエラ、マレーシア、ニカラグア、ベトナムの首脳、グテーレス国連事務総長から独立記念日(4月17日)を祝う祝電を受け取る(2023年4月20日)

アサド大統領は、ヨルダン国王のアブドゥッラー2世、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領、マレーシアのアブドゥラ・スルタン・アフマド・シャー国王、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領およびロサリオ・ムリーリョ副大統領、ベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席、アントニオ・グテーレス国連事務総長から独立記念日(4月17日)を祝う祝電を受け取った。

SANA(4月20日付)が伝えた。

AFP, April 20, 2023、ANHA, April 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2023、Reuters, April 20, 2023、SANA, April 20, 2023、SOHR, April 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは緊張緩和地帯に設置されているイドリブ県で武装グループがシリア・ロシア軍による根拠のない武器使用が行われたとする偽情報を発信しようとしていると発表(2023年4月20日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」に指定されているイドリブ県のダイル・サンバル村で、武装グループがシリア軍とロシア軍による根拠のない武器使用が行われたとする偽情報を発信し、挑発しようとしているとの情報をセンターが得たと発表した。

センター長はまた、「緊張緩和地帯設置」でトルキスタン・イスラーム党とヌスラ戦線(シャーム解放機構)による5回(イドリブ県3回、アレッポ県1回、ラタキア県1回)内で1日に3回の砲撃(停戦違反)を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(4月20日付)が伝えた。

RIA Novosti, April 20, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.