ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(および占領下レバノン南部)を4回攻撃(2024年4月28日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、4月28日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前11時45分、バグダーディー陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後3時10分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時00分、カフルシューバー丘陵地域のルワイサート・イルム陣地をロケット弾で攻撃。

西部地区

午後7時00分、レバノン南部に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するシュトゥラ入植地内の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時51分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が夜間、マールーン・ラース村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ、軍事複合施設1ヵ所などを含む複数のテロ標的を攻撃。また、ティールハルファー村地域にあるテロ・インフラ、ヤーリーン村地域にある軍事施設1ヵ所を攻撃。

午後7時16分、レバノンから先ほど、ドブ山に向けて2回の砲撃が行われたのを確認。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が早朝、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設1ヵ所を攻撃し、破壊。

AFP, April 28, 2024、ANHA, April 28, 2024、‘Inab Baladi, April 28, 2024、Qanat al-Manar, April 28, 2024、Reuters, April 28, 2024、SANA, April 28, 2024、SOHR, April 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県で地元武装集団がシリア民主軍の陣地を攻撃(2024年4月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団が27日深夜から28日未明にかけて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるズィーバーン町とタヤーナ村の間に位置するルマイラ地区にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地1ヵ所をRPG弾と機関銃で攻撃した。

地元武装集団はまた、ブサイラ市内の自衛部隊の拠点複数ヵ所に潜入、隊員4人を拉致した。

AFP, April 28, 2024、ANHA, April 28, 2024、‘Inab Baladi, April 28, 2024、Reuters, April 28, 2024、SANA, April 28, 2024、SOHR, April 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フール・キャンプに収容されていたイスラーム国のイラク人メンバーの家族191世帯714人がイラクに向けて出国(2024年4月28日)

ハサカ県では、ANHA(4月28日付)によると、北・東シリア地域民主自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたダーイシュ(イスラーム国)のイラク人メンバーの家族191世帯714人が、内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合の警護を受けてイラクに向けて出国した。

イラク人メンバーの家族の移送は、イラク国民議会の出入国避難民委員会との連携のもとに行われた。

AFP, April 28, 2024、ANHA, April 28, 2024、‘Inab Baladi, April 28, 2024、Reuters, April 28, 2024、SANA, April 28, 2024、SOHR, April 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のアウラム・ジャウズ村、ダイル・ハッサーン村で、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年4月28日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるアウラム・ジャウズ村、ダイル・ハッサーン村で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。


一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、同機構の総合治安機関が「バラー」の名で知られる治安部門の司令官を逮捕、拘留した。

逮捕の理由は不明。

AFP, April 28, 2024、ANHA, April 28, 2024、‘Inab Baladi, April 28, 2024、Reuters, April 28, 2024、SANA, April 28, 2024、SOHR, April 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

治安当局はスワイダー県住民によるシリア軍士官らの拉致を受けて、ラタキア県で拘束されていた大学生を釈放(2024年4月28日)

スワイダー県では、スワイダー24(4月28日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。

一方、2月11日に同県出身の大学生がラタキア県で拘束、拘留を続けていることに対して、複数の住民グループが25日に首都ダマスカスとスワイダー市を結ぶ街道の各所でシリア軍の士官ら多数を拉致、シリア軍将兵のスワイダー県への進入を阻止した件に関して、治安当局は件の大学生(ダーニー・ウバイド氏)を釈放した。

AFP, April 28, 2024、ANHA, April 28, 2024、‘Inab Baladi, April 28, 2024、Reuters, April 28, 2024、SANA, April 28, 2024、SOHR, April 28, 2024、Suwayda 24, April 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がトルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のアレッポ県ファーフィルティーン村近郊での対戦車ミサイルによる攻撃で、シリア国民軍に所属するシャーム軍団の戦闘員1人を殺害(2024年4月28日)

アレッポ県では、ANHA(4月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃、これにより住民が2人が負傷した。

トルコ軍はまたシャイフ・イーサー村、ウンム・フーシュ村を砲撃した。

マンビジュ市一帯でも、トルコ軍とシリア国民軍がサイヤーダ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のファーフィルティーン村近郊で車を対戦車ミサイルで攻撃、これにより、シリア国民軍に所属するシャーム軍団の戦闘員1人が死亡した。

AFP, April 28, 2024、ANHA, April 28, 2024、‘Inab Baladi, April 28, 2024、Reuters, April 28, 2024、SANA, April 28, 2024、SOHR, April 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国防省はシリア軍がロシア軍の支援を受け、アレッポ県とイドリブ県でテロ組織の車輛や装甲車多数をドローンで攻撃する一方、ラタキア県でテロリストのドローン複数機を撃破(2024年4月28日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、アレッポ県およびイドリブ県の農村地帯方面で任務に就くシリア軍部隊が、ロシア軍の協力を受け、無人航空機(ドローン)を使用し、テロ組織の車輛や装甲車多数を攻撃、これらを完全に破壊し、テロリストらを殺傷したと発表した。

また、ラタキア県農村方面の部隊も同地の安全な町や村を攻撃しようとしたテロリストのドローン複数機を撃破したと付言した。


https://youtu.be/_kAdFJj_O-w

SANA(4月28日付)が伝えた。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県西部の第46中隊基地一帯に展開するシリア軍部隊が特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行おうとしたシャーム解放機構のメンバー1人を殺害した。

AFP, April 28, 2024、ANHA, April 28, 2024、‘Inab Baladi, April 28, 2024、Reuters, April 28, 2024、SANA, April 28, 2024、SOHR, April 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はバーレーンのズィヤーニー外務大臣と会談(2024年4月28日)

アサド大統領はシリアを訪れたバーレーンのアブドゥッラティーフ・ビン・ラーシド・ズィヤーニー外務大臣と会談した。

会談では、二国間関係、両国国民の利益となる他分野での関係発展の方途、来月バーレーンで開催予定のアラブ連盟首脳会議の準備状況などについて意見を交わした。

アサド大統領は、地域の安定を実現するうえでのアラブの連帯強化と共同行動の必要を強調した。



ズィヤーニー外務大臣はまた、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣とも個別に会談した。

SANA(4月28日付)が伝えた。

AFP, April 28, 2024、ANHA, April 28, 2024、‘Inab Baladi, April 28, 2024、Reuters, April 28, 2024、SANA, April 28, 2024、SOHR, April 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.