シリア革命反体制勢力国民連立のバフラ代表はシリアに帰還し、シリア国内に本部を設置すると表明(2024年12月18日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ代表は、滞在先のトルコからシリアに帰還し、シリア国内に本部を設置すると表明した。

ロイター通信(12月18日付)が伝えた。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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ハマー市にあるギリシャ正教会の司教区が何者かの襲撃を受ける(2024年12月18日)

ハマー県では、スカイ・ニュース・アラビア語版(12月18日付)などによると、ハマー市にあるギリシャ正教会の司教区が何者かの襲撃を受けた。

シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団が、司教区に向けて発砲し、礼拝堂を破壊しようとした。

AFP, December 19, 2024、ANHA, December 19, 2024、‘Inab Baladi, December 19, 2024、Reuters, December 19, 2024、SANA, December 19, 2024、Sham FM, December 19, 2024、Sky News Arabia, December 18, 2024、SOHR, December 19, 2024、al-Watan, December 19, 2024などをもとに作成。

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ロシアのゲラシモフ参謀総長:シリア軍の衰退は欧米の経済制裁による訓練の質低下、士気低下、心理状態の悪化が主因(2024年12月18日)

ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は、アサド政権の崩壊の主因であるシリア軍の衰退について、米国の経済制裁が原因で、シリア軍が定期的な教練を実施できず、その質も低い状態にあったと述べた。

ゲラシモフ参謀総長は、米国とその同盟国が科してきた前代未聞の制裁による長期的な危機によって、シリア軍兵士の士気が低下、心理状態が悪化していたとの見方を示した。

RIAノーヴォスチ通信(12月18日付)が伝えた。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、RIA Novosti, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相がシリア最高峰のシャイフ山(ヘルモン山)を訪問:「イスラエルの安全保障が確保するための措置が講じられるまで、イスラエル軍は緩衝地帯(兵力引き離し地域)にとどまる」(2024年12月18日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエル・カッツ国防大臣らとともに、アサド政権崩壊に乗じるかたちで地上侵攻したシリアの最高峰シャイフ山(ヘルモン山)を訪れ、イスラエルの安全保障が確保するための措置が講じられるまで、イスラエル軍は緩衝地帯(兵力引き離し地域)にとどまるだろうと述べた。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍地上部隊がダルアー県とクナイトラ県の2ヵ所に新たに駐留:所属不明の無人航空機1機がダイル・ザウル航空基地近くのレーダー大隊基地を爆撃(2024年12月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がヨルダンとの国境に近いクーヤー村に進駐した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がダルアー県との県境に位置するサイダー・ジャウラーン村近郊の第74大隊基地を進駐した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機1機がダイル・ザウル航空基地近くの山頂のレーダー大隊基地を爆撃した。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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フランスのバロ外務大臣:「シリアにおける制裁解除や復興支援は、明確な政治的および安全保障上のコミットメントを条件とすべき」(2024年12月18日)

フランスのジャン=ノエル・バロ外務大臣は、北・東シリア地域民主自治局がシリアにおける政治移行の一部となるべきだと述べた。

バロ外務大臣はまた、シリアにおける移行政府は、言葉ではなく、時間をかけた行動に基づいて評価されるべきだとしたうえで、シリアにおける制裁解除や復興支援は、明確な政治的および安全保障上のコミットメントを条件とすべきだと述べた。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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国連安保理はシリア人主導による包括的な政治プロセスを求める声明を発表(2024年12月18日)

国連安保理(議長国米国)は、シリア情勢の変化を受け、対応を協議するための会合を開き、シリア人主導による包括的な政治プロセスを求める声明(SC/15943)を発表した。

声明の内容は以下の通り:

国連安保理メンバーは、国連が促進する安保理決議第2254号(2015年)が規定する主たる原則に従い、包括的で、シリア人主導の、シリア人による政治プロセスの実施を求める。この点において、シリア人主導の、シリア人所有のプロセスを推進しようとするゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表の取り組みを支持する。この政治プロセスは、すべてのシリア国民の正当な願いを満たし、彼らを守り、自らの未来を平和的、独自に、そして民主的に決定できるものでなければならない。
安保理メンバーはまた、シリアの主権、独立、統一、領土保全への強いコミットメントを再確認し、すべての国家にこれらの原則を尊重することを求める。さらに、シリアとその近隣諸国が互いの安全を損なう可能性のある行動や干渉を控える必要性を強調する。
安保理メンバーは、シリアにおける「テロとの戦い」の重要性を強調し、テロ対策に関連する安保理決議第1267号(1999年)、第1989号(2011年)、および第2253号(2015年)、ならびにシリア情勢に関連する決議に基づく全当事者の義務を再確認する。とりわけ、ダーイシュ(イスラーム国)およびその他のテロ組織が能力を再構築し、安全な温床を得ることを防ぐ重要性を強調する。また、シリアが化学兵器に関する理事会のすべての関連決議を遵守する必要があることを強調し、国際的な取り組みに協力するよう求める。
さらに、人権の尊重、特に正義を求める権利、および国際人道法をあらゆる状況下で尊重する義務を再確認し、人道的アクセスを許可・促進することを求める。そして、国連および人道支援団体による、シリア全土の要支援者への人道支援を強化する取り組みに対する追加の国際支援を促す。安保理メンバーは、被害者、家族、行方不明者、そしてシリア国民との連帯を表明する。
国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)とその任務の実施への支持を再確認し、平和維持要員やそのインフラの安全を危険にさらす可能性のあるいかなる活動も控えるよう当事者に求める。1974年の兵力引き離し協定、特に分離地域に関する原則の尊重を求め、その条件を完全に遵守し、冷静さを保ち緊張を緩和する義務を強調する。
最後に、外交および領事施設とその職員の不可侵性は、すべての場合において国際法に従って尊重されなければならないと再確認する。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合の航空機多数がシャーム解放機構の支配下のイドリブ県空に飛来、旋回を繰り返す(2024年12月18日)

イドリブ県では、米主導の有志連合の航空機多数が、シャーム解放機構の支配地上空に飛来、旋回を繰り返した。

同監視団によると、戦闘機4機がイドリブ県上空を旋回、また偵察機2機がシャイフ・バフル村やカッリー町の上空に飛来した。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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シリア人権監視団:アサド政権崩壊後に回収された公文書から、各地の刑務所で拷問によって死亡した収監者446人の身元を新たに確認したと発表(2024年12月18日)

シリア人権監視団は、アサド政権崩壊後に回収された公文書から、各地の刑務所で拷問によって死亡した収監者446人の身元を新たに確認したと発表した。

これにより、2024年初め以降死亡が確認された収監者の数は2,446人となった。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サイイダ・ザイナブ町近郊の貯蔵施設で身元不明の7人の遺体が回収された。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局の執行評議会共同議長府は国土統一を守るためとして、自治局支配地とそれ以外の勢力の支配地との間で設定されていた関税を廃止すると発表(2024年12月18日)

北・東シリア地域民主自治局の執行評議会共同議長府は声明を出し、アサド政権の崩壊を受け、国土統一を守るため、自治局支配地とそれ以外の勢力の支配地との間で設定されていた関税を廃止すると発表した。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍が北・東シリア地域民主自治局支配下のハサカ県、アレッポ県を攻撃(2024年12月18日)

ハサカ県では、ANHA(12月18日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるウサイリム村、サワーン村、タッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月18日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がティシュリーン・ダムへの攻撃を続け、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と激しく交戦した。

トルコ軍はまた、アイン・アラブ(コバネ)市南のバルカル丘にあるコバネFMの放送局を2度にわたって無人航空機で爆撃した。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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アブドゥルアズィーズ暫定経済資源大臣(シリア救国内閣経済資源大臣):「我々は社会主義的経済から…みなに利益がもたらされる自由で競争的な経済への以降をめざしている」(2024年12月18日)

バースィル・アブドゥルアズィーズ暫定経済資源大臣(シリア救国内閣経済資源大臣)はカタールの『ワタン』紙((12月18日付)のインタビューに応じ、そのなかで「我々は社会主義的経済から…みなに利益がもたらされる自由で競争的な経済への以降をめざしている」と述べた。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024、al-Watan (Qatar), December 18, 2024などをもとに作成。

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ジャウラーニー(アフマド・シャルア)指導者がダマスカスのビジネスマンの代表らと会談(2024年12月18日)

『ワタン』(12月18日付)は、シャーム解放機構指導者でシリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)司令官のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーことアフマド・シャルア氏が首都ダマスカスのビジネスマンの代表らと会談したと伝えた。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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ジャウラーニー(アフマド・シャルア)指導者が幼少期を過ごした首都ダマスカスマッザ区の学校と床屋を訪問(2024年12月18日)

シリアン・レポーター(12月18日付)などは、シャーム解放機構指導者でシリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)司令官のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーことアフマド・シャルア氏が首都ダマスカスのマッザ区で住民らと交わる映像と画像を公開した。

公開されたのは、幼少期に通っていたという学校や床屋で散発する画像。


AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、Syrian Reporter, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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「自由シリア」発表:ジャウラーニー(アフマド・シャルア)指導者がドイツ外務省使節団と会談、ダマスカス・アレッポ旅客便再開(2024年12月18日)

シリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)がシリア情勢の進捗についての情報を発信するために開設した専門のプラットフォーム「自由シリア」(https://t.me/syriafree25/)は、以下の通り発表した。

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午前10時38分、シャーム解放機構指導者でシリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)司令官のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーことアフマド・シャルア氏がドイツ外務省の使節団と会談し、シリア情勢の進展について議論したと発表。

午後1時13分、シャルア氏がナスル軍司令官と会談し、シリア革命の勝利への祝意を伝えたと発表。

午後1時22分、シャルア氏がシリア国内の学者、シャイフらと会談したと発表。

午後3時1分、ムハンマド・アブドゥッラフマーン暫定内務大臣(シリア救国内閣内務大臣)がスワイダー県とスワイダー市警察署本部を視察したと発表。

午後3時3分、ダマスカス国際空港に、アサド政権崩壊後初となるシリア・アラブ航空旅客便が着陸したと発表。

SANA(12月19日付)によると、着陸したのは、ダマスカス国際空港・アレッポ国際空港往復便。午前にダマスカス国際空港を離陸し、アレッポ国際空港に向かっていた。


午後6時00分、ドゥルーズ派トップの宗教指導者ヒクマト・ヒジュリー師が暫定内閣(シリア救国内閣)使節団と会談した際の発言を撮影した映像を公開。

午後7時37分、シャルア氏が首都ダマスカスのシャイフやウラマーと会談し、シリア革命の勝利への祝意を伝えたと発表。

AFP, December 18, 2024、ANHA, December 18, 2024、‘Inab Baladi, December 18, 2024、Reuters, December 18, 2024、SANA, December 18, 2024、Sham FM, December 18, 2024、SOHR, December 18, 2024、al-Watan, December 18, 2024などをもとに作成。

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