アクシオスは、イスラエルと米国の当局者の話として、ドナルド・トランプ米政権がシリアおよびイスラエルから了解を取り付けたことを受け、国際原子力機関(IAEA)は近く、シリア国内の秘密施設に保管されている核物質を撤去すると伝えた。
米政府当局者は、本件について、トランプ大統領の対シリア政策の有効性を示すもので、米国がシリアの移行期政権との緊密な関係を通じて、シリアの潜在的危機を無力化した事例だとしている。
イスラエル当局者らによると、アサド政権はダイル・ザウル県でのキバル原子炉計画の一環として製造していた核物質を同施設や「サイト99」と呼ばれる施設に保管していた。
米政府当局者によると、その物質には、ウラン鉱石から得られる粉末で、核燃料サイクルの一環としてさらに処理され、最終的に濃縮され得るイエローケーキが含まれていた。
これらの物質は核兵器には使用できないが、「汚い爆弾」には利用できるもので、イスラエル当局者によると、イスラエル軍はアサド政権崩壊直後、「サイト99」へのアクセスを防ぐため入口を爆撃した。
イスラエル当局者によると、イスラエルはトランプ政権に対し、シリアに核物質が施設に残り続けることは容認しないと明確に伝え、これが核物質が撤去されない場合、あるいはシリアがその物質へのアクセスを試みている兆候が見られた場合、イスラエルは施設を再び爆撃するとさえ警告したという。
米政府当局者によると、最終的に、米国とイスラエルは、核物質撤去について移行期政権の同意を取り付けることが最善の方策だとの結論に達したという。
複数の情報源によると、トランプ政権が移行期政権にこの問題を提起すると、シリア当局者は施設に核物質があることを知らなかったと答え、撤去に了解した。
しかし、イスラエルおよび米国の当局者によると、数週間前、施設を監視していたイスラエル側はその周辺で動きを察知し、移行期政権が了解事項を反故にして核物質へのアクセスを試みているのではないかと疑い、イスラエル側は、トルコが移行期政権による核物質の取得を支援しているのではないかとさえ懸念した。
そこで、トランプ政権は、イスラエルに何も行動を起こさないよう求め、IAEAをこの問題に関与させ、3週間前にIAEAとシリア政府の間で、同施設から核物質を撤去する合意が署名されたという。
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