月別アーカイブ: 2012年7月

軍・治安部隊がハマー県トゥライムサ村で「多数の市民を虐殺」、アナン特使やシリア国民評議会を含む各当事者はアサド政権を非難(2012年7月13日)

トゥライムサ村虐殺疑惑 国連安保理でのシリア情勢をめぐる審議と時を一にするかたちで、反体制勢力がプロパガンダを活発化させ、ハマー県トゥライムサ村で12日に軍・治安部隊(そしてシャッビーハ)が多数の市民を虐殺した主張、西側 … Read More

シリア国家建設潮流のフサイン代表が「シリア祖国救済」と銘打った大会を7月28日に開催すると宣言するなか、シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会の統合が決定したと報じられる(2012年7月12日)

ファーリス駐イラク大使離反 離反したナウワーフ・シャイフ・ファーリス駐イラク・シリア大使がアラビーヤ(7月12日付)に出演し、自身が「当初からシリア革命を支持していた」と述べた。 ファーリス大使の発言の概要は以下の通り: … Read More

シリア国民評議会使節団がロシアで同国外相と会談するも両者の見解の相違は解消されず、国連安保理ではロシアがUNSMISの人気延長を求める安保理決議案を提出(2012年7月11日)

国内の主な動き アサド大統領は、第1次リヤード・ファリード・ヒジャーブ内閣発足(2012年6月23日)を受けるかたちで政令を出し、以下の人事改編を行った。 スライマーン・ムハンマド・ナースィル:ラタキア県知事 アーティフ … Read More

コフィ・アナン特使はイランを訪問し「漸進的な事態収拾をめざす」とするアサド政権の方針を事実上支持、シリア国民評議会は変わらず国際社会の介入を要求し続ける姿勢を明確に(2012年7月10日)

アナン特使の動き コフィ・アナン特使はイランを訪問し、シリア情勢などに関してアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣と会談し、漸進的な事態収拾をめざすとするアサド政権の提案に事実上沿ったかたちでの政治的解決に理解を示した。 … Read More

アナン特使がアサド大統領と会談し反体制武装集団との協議に向けた提案をめぐって合意に達する、シリア民主フォーラムの使節団が露外相と会談し「アサド大統領の進退についてのみ議論すべきでない」との見解を伝える(2012年7月9日)

国内の主な動き コフィ・アナン特使はダマスカスでアサド大統領と会談した。 会談後、アナン特使は、宿泊先のホテルで記者団に対して、反体制武装集団と協議する提案をめぐってアサド大統領と議論、合意に達したと述べた。 この提案の … Read More

アサド大統領がドイツのチャンネルによるインタビューに応え「テロリスト」を支援する各当事者を改めて非難、ヒムス県クサイル市、ラスタン市および両市周辺で軍・治安部隊が奪還作戦を本格化(2012年7月8日)

国内での主な動き ドイツのARDテレビ(7月8日付)はアサド大統領との単独インタビューを行った。 インタビューでのアサド大統領の発言の概要は以下の通り。 「彼ら(米国人)はこの紛争においてバイアスのかかった当事者であり、 … Read More

シリアの陸海空軍が合同演習を開始する一方、アレッポ県では軍・治安部隊と反体制武装集団が激しく交戦(2012年7月7日)

国内の主な動き SANA(7月7日付)は、シリアの陸海空軍は合同演習を開始したと発表した。 合同演習は数日間の予定で、奇襲攻撃への対応が訓練されるという。 ** フランスのテレビ局France 2の番組にパリ滞在中のムス … Read More

パリで開かれたシリアの友連絡グループ会合で仏大統領および米国務長官がロシアによるアサド政権支援を非難する一方、軍・治安部隊がイドリブ県ラターミナ町を制圧(2012年7月6日)

シリアの友連絡グループ会合 パリでシリアの友連絡グループの会合が開かれ、西側諸国、湾岸諸国、国際機関の代表など107国・団体の代表が参加し、フランソワ・オランド仏大統領やヒラリー・クリントン米国務長官が、ロシアと中国によ … Read More

共和国護衛隊のマナーフ・トゥラース准将が離反、アラブ連盟事務局長はシリア危機がアナン特使のイニシアチブに則って平和的に解決されるべきとの見解を示す(2012年7月5日)

国内の主な動き 親政府系のSyria Steps(7月5日付)は、治安当局高官の話として、共和国護衛隊のマナーフ・トゥラース准将(第105旅団長)が離反し、トルコに逃走した、と報じた。 トゥラース准将はアサド大統領の親し … Read More

ダマスカス県、アレッポ県、ハサカ県などで激しい戦闘が続くなか、アサド大統領が各県のワクフ管理者らからなる使節団と会談(2012年7月4日)

国内の主な動き アサド大統領は各県のワクフ管理者らからなる使節団と会談した。 SANA(7月4日付)によると、会談で、アサド大統領は「宗教関係者が果たす建設的愛国的な役割は、とりわけ現下のシリアの例外的状況のもと」で重要 … Read More

アサド大統領がトルコ日刊紙のインタビューに応えエルドアン氏を激しく非難、シリア反体制勢力大会が「国民誓約文書」と「移行期間概要に関する共同政治ビジョン」に原則合意するも数々の争点をめぐる不一致が解決しないまま閉幕(2012年7月3日)

国内の主な動き トルコ日刊紙『ジュムヒュリエト』(7月3日付)はアサド大統領に対して行ったインタビューの内容の一部を伝えた。 SANA(7月3日付)によると、インタビューは『ジュムヒュリエト』紙、CNN Turk、『ポス … Read More

アサド大統領が人民議会で承認済みだった「テロ撲滅3法」を施行、カイロで「シリア反体制勢力大会」が開かれ国外に居住する反体制活動家約250人が参加(2012年7月2日)

国内の主な動き アサド大統領は、テロ撲滅に関する3法(2012年法律第19、20、21号)を施行した。いずれも人民議会で6月28日に承認された法案。 法律第19号(テロ撲滅法)は、「テロ行為」を「人々の間で混乱をもたらし … Read More

シリア作業グループ会合が閉幕声明(ジュネーブ合意)の発表に至るもアサド政権の退陣については明言せず、シリア国民評議会は「政府による弾圧の責任を追及していない」としてこれを批判(2012年7月1日)

諸外国の動き ジュネーブで6月30日から開かれていたシリア作業グループ会合は閉幕声明(ジュネーブ合意)を発表して閉幕した。 閉幕声明は、一方でアサド大統領を含む現政権の退陣に関して明記せず、また他方で紛争の軍事化拒否を明 … Read More