【トルコ・シリア大地震】ラタキア県対策室はトルコ・シリア大地震の被災者数が17万5512世帯、80万7355人に達していると発表(2023年5月22日)

ラタキア県対策室はトルコ・シリア大地震の被害状況にかかる報告書を発表、同県の被災者数が17万5512世帯、80万7355人に達していると発表した。

報告書によると、これまでに耐震検査を行った9万7777棟の建物のうち5万4004棟の安全が確認される一方、耐震補強が必要な建物が1万7396棟、取り壊しが必要な建物が1554棟、倒壊した建物が105棟、すでに取り壊しが行われた建物が15棟に達している。

また、学校に関しては、850校の検査を終え、213校の校舎およびその周辺の安全を確認、14校が校舎のみ安全、388校が安全であるものの補強が必要、149校が安全が確保されておらず、補強が必要であることを確認、61校の復旧が完了した。

政府関連施設の被害は161件を確認した。

被災者を中長期的に収容する避難施設に関しては、スポーツ・シティー、バースィル競技場、ファイイド・キャンプ、カルダーハ・ホテルなどに12のセンターを設置、616世帯を収容する一方、684世帯が借家などを確保した。

SANA(5月22日付)が伝えた。

AFP, May 22, 2023、ANHA, May 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2023、Reuters, May 22, 2023、SANA, May 22, 2023、SOHR, May 22, 2023などをもとに作成。

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