ロシアのベロウソフ在ジュネーブ国連代表部副代表:2018年4月の米英仏のシリアに対するミサイル攻撃は、核兵器を使用するためのアルゴリズム開発を目的としていた可能性がある(2023年6月8日)

ロシアのアンドレイ・ベロウソフ在ジュネーブ国連代表部副代表はスイスのジュネーブで開催されている国連軍縮会議において、2018年4月に米国、英国、フランスが、シリア軍に化学兵器使用の嫌疑をかけて、政府支配地に対するミサイル攻撃を行ったことについて、核兵器を使用するためのアルゴリズム開発を目的としていた可能性を排除していないと述べた。

ベロウソフ副代表はまた、1945年8月に広島と長崎に核爆弾を投下した米国が、核兵器のさらなる使用に対する米国民の道徳的・倫理的障壁を取り除くことで、世界に真の核の脅威を生み出していると非難、核兵器保有を認めていないものの、米国の核兵器を受け入れているとされる国々に対して、米国との協力における透明性を示すべきだと主張、どの軍事基地に米国の核兵器がどれだけあるのかを明らかにすべきだと訴えた。

RIAノーヴォスチ通信(6月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 8, 2023をもとに作成。

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