米空軍中央司令部(US AFCENT)は声明を出し、ロシア軍の戦闘機が7月23日東部時間午後12時23分、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」にかかる任務にあたる米軍のMQ-9無人航空機(ドローン)に接近し、数メートルの至近距離からフレア(熱囮弾)を発射、うち1発がMQ-9に直撃し、プロペラに重大な損傷を与えたと発表した。
攻撃を受けたMQ-9は飛行を継続し、基地に無事帰還したという。
声明は、ロシア軍の挑発行為に対して、ダーイシュを根絶しようとする米軍の使命を損なうものだと非難、シリア駐留ロシア軍に、こうした「無謀で根拠のない、そしてプロフェッショナリズムに反する行為」を直ちに停止するよう求めた。
On July 23 Russian military aircraft deployed flares, damaging a U.S. MQ-9 while conducting a defeat-ISIS mission. For the full statement by Lt. Gen. Alex Grynkewich, Commander, 9th AF (AFCENT) visithttps://t.co/5cQm8MQ6aQ@CENTCOM @DeptofDefense @usairforce @CJTFOIR pic.twitter.com/ViVTI3P05i
— US AFCENT (@USAFCENT) July 25, 2023
AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。
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