アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内に位置するアフリーン市近郊のウマル・ウーシャーギー/マアマルー村でシリア国民軍に所属するムンタスィル・ビッラー師団の司令官どうしが住民から徴収した「税」や財産の分配をめぐって打ち合いとなり、司令官1人が死亡した。
また、ANHA(7月31日付)やシリア人権監視団によると、「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアフタリーン市では、シリア国民軍憲兵隊の検問所で、同軍に所属するシャーム戦線、北部の嵐旅団のメンバーと、憲兵隊、ムウタスィム旅団のメンバーが撃ち合いとなtり、シャーム戦線のメンバー4人、ムウタスィム旅団1人が負傷した。
シリア人権監視団によると、撃ち合いは、憲兵隊の検問所で、シャーム戦線、北部の嵐旅団のメンバーらが身分証の提示を求められたことがきっかけで、口論から戦闘に発展した。
一方、ANHAによると、撃ち合いは略奪品の分配をめぐる対立がきっかけだったという。
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ハサカ県では、SANA(7月31日付)によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域内に位置するラアス・アイン市近郊のムフタッラ村で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の武装グループどうしが、密輸品の収益の分配をめぐって激しく交戦した。
AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。
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