有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は9月2日付で声明を出し、ダイル・ザウル県でのダイル・ザウル軍事評議会、アラブ系部族と、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘に関して、直ちに衝突を停止するよう呼びかけた。
声明において有志連合は、最近の暴力によって引き起こされた地域の不安定化は、悲劇的かつ不必要な人命の損失をもたらしたと指摘、すべての地元指導者が、見返りを見込んで地域の人々に苦しみをもたらそうとする悪意のある者たちの影響に抵抗することが不可欠だと主張するとともに、衝突がダーイシュ(イスラーム国)の復活を許すと警鐘を鳴らした。
そのうえで、シリア民主軍を支援する立場を維持しつつ、すべての部隊に直ちに戦闘を停止し、ダーイシュを永続的に敗北させるという共通の目標に集中するための平和的解決に至るよう求めた。
— Operation Inherent Resolve (@CJTFOIR) September 2, 2023
AFP, September 3, 2023、ANHA, September 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2023、‘Inab Baladi, September 3, 2023、Reuters, September 3, 2023、SANA, September 3, 2023、SOHR, September 3, 2023などをもとに作成。
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