ANHA(11月29日付)は、トルコ当局が、「一時保護身分証」(TPID、 Kimlik)を取得しているシリア難民250人を、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を通じて、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に強制送還したと伝えた。
トルコ当局は11月1日も、バーブ・サラーマ国境通行所を通じて200人、アレッポ県のジャラーブルス国境通行所を通じて13人(シリア人権監視団を強制送還しており、2023年に入って強制送還されたシリア難民の数は数万人に上っているという。
強制送還は、トルコ占領地への定住を狙ったものだという。
AFP, November 29, 2023、ANHA, November 29, 2023、‘Inab Baladi, November 29, 2023、Reuters, November 29, 2023、SANA, November 29, 2023、SOHR, November 29, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.