イラク・イスラーム抵抗とアンサール・アッラー(フーシー派)はイスラエル軍、米軍への攻撃再開の意思を表明(2023年11月30日)

イラク・イスラーム抵抗は午後11時10分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/134)を出し、米国がイスラエルによる殺戮継続に固執するのであれば、イラク内外での軍事作戦を強化する用意があると表明した。

声明の内容は以下の通り:

慈悲深く慈悲あまねきアッラーの御名において
「もし敵意や悪意でこれをする者あれば,我らは彼らを火獄に投げ込むであろう」。
パレスチナ人民が受けたシオニストの虐殺と残忍な大量虐殺は、米国がガザとレバノン南部の人々に行っている一連の戦争から外れるものではない。
イラク・イスラーム抵抗は、その民だけをこの戦争のなかで世界の暴君たちと対決させることはないと断言する。また、敵である米国が、抵抗を続けるガザに対してであれ、誇り高きレバノン南部に対してであれ、シオニストの殺戮マシーンの継続に固執するなら、イラク内外での軍事作戦の強化する用意と準備ができていることを宣言する。
「我々は懲罰が近いとお前らに警告した」。
イラク・イスラーム抵抗
ヒジュラ歴1445年ジュマーダー・アウワル月16日木曜日

**

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後11時40分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルがガザ地区への攻撃再開を決定した場合、イスラエルに対する軍事作戦を再開する万全の用意が整っており、作戦拡大を躊躇せず、イスラエルの船舶の紅海での航行を阻止すると発表した。

声明の内容は以下の通り:

慈悲深く慈悲あまねきアッラーの御名において
アブドゥルマリク・バドルッディーン・フーシー司令官の指示に沿い、偉大なる我らイエメン人民の要請に応え、パレスチナ人民の選択とその誇り高き抵抗に全面的に寄り添おうとする我らアラブ・イスラームのウンマの自由人たちの呼びかけに対して、イエメン武装部隊は以下の通り断言する:
敵であるイスラエルがガザへの侵略を再開した場合、軍事作戦を再開する万全の用意がある。
イエメン武装部隊はイスラエル政体への軍事作戦拡大し、陸海において予想外の標的を含めることを躊躇しない。
イエメン武装部隊は紅海でイスラエル船舶を阻止し続け、この決定を完全実施するためのさらなる措置を講じる。
イエメン武装部隊は、アラブ・イスラーム・ウンマのすべての自由人、そして世界の自由人に対して、パレスチナ問題に対して高潔なる姿勢をとり、その自由な抵抗を支持・支援するよう呼びかける。
アッラーが我々の言うことの証人であられる。
サヌア
ジュマーダー・ウーラー月17日、ヒジュラ暦1445年、2023年11月30日

AFP, November 30, 2023、ANHA, November 30, 2023、‘Inab Baladi, November 30, 2023、Reuters, November 30, 2023、SANA, November 30, 2023、SOHR, November 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.