アスマー大統領夫人は、10月5日のヒムス軍事学校に対するテロ攻撃の犠牲者80人の遺族や士官学校卒業生らと面談(2023年12月2日)

アスマー・アフラス大統領夫人は、10月5日のヒムス軍事学校に対するテロ攻撃の犠牲者80人の遺族や士官学校卒業生らと面談した。

アスマー夫人が面談した遺族のうち、母親を失ったのは13家族、父親を失ったのは11家族、兄弟姉妹を失ったのは19家族、おじ・おば・妻を失ったのは14家族、子供を失ったのは12家族。

アスマー夫人は遺族らに対して以下のような言葉をかけた。

シリアに対する戦争を通じて、多くの人が家、仕事、糧を失いました。それは困難で過酷なことですが、殉教者の遺族が失ったものは、より過酷で尊いものでした。自分たちの魂を失い、時には魂そのものを失うようなものです。

この虐殺は私たちみなにとって大きな喪失です。それによって、母、きょうだい、子供、学生を失ってしまいました。彼らの1人1人に、物語があり、夢や大志がありました。でも、どれほど痛み、そしてどれほどのプレッシャーがあろうと、私たちは自分たちの信条を譲歩することはありません。この信条こそがあなたたちが持つ真の力なのです。

大統領から戦争当初、殉教者の遺族と面談するよう頼まれた時、遺族の痛みをどうしたら和らげることができるのか、大きな喪失のなかでどのように寄り添えるのかと考えていました。私が面談してきたすべての遺族のみなさんのなかに、私は力と強さを見てきました。なぜなら、みなさんによって育まれてきた信条、そしてみなさんのお子さんが入学前に育んできた信条があったからです。それは祖国という信条、帰属と愛と強さという信条です。

世界のすべての国が、政治家たちの賢明さのおかげで成功し、軍の力のおかげで戦い、国民、そして遺族の強さのおかげで抵抗するのです。世界のすべての戦争は、いかに近代兵器、メディアという兵器、軍事兵器、経済的な武器があろうとも、負けまいと決意した国民を任すことはできません。みなさんはそうした国民の中心にあるのです。











SANA(12月2日付)が伝えた。

AFP, December 2, 2023、ANHA, December 2, 2023、‘Inab Baladi, December 2, 2023、Reuters, December 2, 2023、SANA, December 2, 2023、SOHR, December 2, 2023などをもとに作成。

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